ネイルのフローターとは?初心者向け徹底ガイド&長持ちするジェルネイルの秘訣 | ネイル女子

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ネイルサロンで耳にすることもある「フローター」という言葉。
あまり馴染みがなく「ジェルネイルとどう違うの?」と思う方もいるかもしれません。

実はフローターとは、自爪の長さを変えずにジェルやアクリルで表面を補強する施術のこと。
爪をナチュラルに保ちながら強度をプラスできるため、初心者でも安心して取り入れられる方法です。

この記事では、フローターの基本的な意味や施術の効果、そしてジェルネイルで実際に行う手順をわかりやすく解説していきます。
自爪を守りながらジェルネイルを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ネイルのフローターとはどんなもの?

ブラウンとグレーのジェルネイル

フローターとは、自爪の長さを変えずに表面を補強するための施術を指します。

ジェルネイルが浸透する前のアクリルスカルプチュアが主流だった時代に使われていた用語で、「長さを出す施術」と「長さを出さずに自爪を覆う施術」を区別するために使われていました。

「長さを出すのは嫌だけどネイルは楽しみたい」という方が選んでいたのがフローターです。
派手なロングネイルよりも自然に仕上げたい人にとって、身近で安心できる選択肢だったといえます。

現在ではジェルネイルが主流になり、一般的なジェルネイルの塗布工程自体が「フローター」と同じ意味合いを持つようになりました。
つまり、自爪をそのまま活かしてベース・カラー・トップを重ねて補強する方法は、広い意味でフローターと考えて問題ありません。

ネイルサロンによってはメニュー名から「フローター」という言葉が消えつつありますが、自爪の強度を上げる目的で行う施術として今も変わらず受け継がれています。

フローターの効果

ヌーディーカラーのニュアンスネイル

フローターの大きな魅力は、自爪の長さを変えずに強度をプラスできるところです。

日常生活ではパソコンのタイピングや家事など、想像以上に爪に負担がかかるもの。
薄い爪や欠けやすい爪も、フローターで表面を覆えば割れや欠けを防ぎやすくなります。

さらに、表面に厚みが出ることでフォルムが整い、つややかな仕上がりを長く楽しめるのもメリットです。
派手なアートを施さなくてもシンプルなネイルが映え、清潔感のある指先を演出できます。
ナチュラルに見せたい方や、職場で華やかなデザインが難しい方にもおすすめです。

自爪を守りながらジェルネイルの持ちが良くなる点も見逃せません。
結果として、フローターは「補強」「美しさ」「持ちの良さ」を同時に叶えるバランスの取れた施術といえるでしょう。

ジェルネイルで作るフローターの手順

ネイルサロンでジェルネイル施術中のイメージ

フローターは特別な道具や複雑な技術が必要なわけではなく、基本のジェルネイルとほぼ同じ流れで行えます。

ただし自爪を補強する目的があるため、1つひとつの工程を丁寧に仕上げることが大切です。
下準備からベース、カラー、トップまで順を追って行えば、初心者でも美しく長持ちするフローターができますよ。

ここでは、実際の手順と注意点を詳しく解説していきます。

1.下準備(プレパレーション)を行う

フローターに限らず、ジェルネイルの仕上がりと持ちを左右するのがプレパレーションです。

まずは爪の長さと形を整え、全体を自分に合った形にファイリングしましょう。
その後、甘皮をしっかりと処理し、不要な角質を取り除くことでジェルが密着しやすくなります。

さらに表面を軽くサンディングしてツヤを消し、油分や水分を拭き取って清潔な状態に整えることも重要です。
ここでの下準備が不十分だと浮きや剥がれの原因になり、フローターの補強効果も半減してしまいます。
優しく丁寧に行うことを意識するのが長持ちの秘訣ですよ。

2.ベースジェルを塗布する

下準備が整ったら、爪全体にベースジェルを塗っていきます。
ベースジェルは自爪とカラージェルをしっかり密着させる役割を持ち、フローターにおいても欠かせない工程です。

塗布する際は厚みを均一に保ち、甘皮やサイドにジェルが流れ込まないよう注意しましょう。
特に根元や爪先まで丁寧に塗ることで、浮きや剥がれを防ぎやすくなります。

必要に応じて、爪の薄い部分にはやや厚みをもたせると補強効果もアップ。
塗布後は必ずライトで硬化し、この後のカラーやトップが安定してのるように土台を作ります。

3.カラージェルを塗布する

ベースジェルを硬化したら、好みのカラージェルを塗布します。
フローターは自爪の補強が目的ですが、同時にデザイン性も楽しめるのが魅力です。

カラージェルは1度で厚く塗ろうとせず、薄く均一に塗るのが基本。
1回目で色をのせ、2回目で発色を調整するとムラなく仕上がります。
また、塗布の際は爪の根元やサイドの際にジェルがたまらないよう気をつけましょう。

はみ出しや厚みの偏りは、浮きや剥がれの原因になります。
塗り終わったらライトで硬化し、必要であれば3度塗りで微調整を行います。
こうした小さな工程の積み重ねが、色味の美しさと長持ちにつながりますよ。

4.トップジェルを塗布する

最後にトップジェルを重ねて仕上げます。
トップはツヤを出すだけでなく、カラーを保護して全体の強度をさらに高める大切な工程です。
爪の表面だけでなく先端までしっかりコーティングすることで、欠けや剥がれを防ぎやすくなります。

塗布する際は厚みを均一に保ちながら、根元から先端へスッと流れるように塗るのがポイント。
厚すぎると硬化不良を起こす可能性があるため、適度な量を意識してください。

硬化後、未硬化ジェルを拭き取れば、ガラスのような光沢をまとったフローターの完成です。

まとめ

フローターは、自爪の長さを変えずに表面を補強できるシンプルな施術です。

もともとはアクリルスカルプチュアが主流だった時代に生まれた言葉ですが、現在ではジェルネイルの基本工程そのものがフローターとして受け継がれています。

爪をナチュラルに保ちながら強度を高められるため、派手なデザインができない方や自爪をきれいに見せたい方にとって安心して選べる方法です。
効果としては「補強」「美しさ」「持ちの良さ」を同時に叶えられるのが大きな魅力。

手順自体は通常のジェルネイルと変わらないため、初心者でも取り入れやすいのもポイントです。
下準備から仕上げまで一つひとつを丁寧に行えば、自然で美しい仕上がりが長く続きますよ。

自爪を守りながらネイルを楽しみたい方は、ぜひフローターを試してみてくださいね。

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