ネイルサロンに行くとよく目にする「付け替えオフ」という用語。
ネイル初心者の方やセルフからサロンに通い始めたばかりの方は、
「オフのみとどう違うの?」
「追加料金はかかるの?」
と不安に思うこともあるのではないでしょうか。
実は付け替えオフとは、ジェルネイルを新しいデザインに変える際に欠かせない基本の施術のことです。
この記事では、オフのみとの違いや方法をわかりやすく解説し、メリット・デメリットや料金相場まで解説していきます。
付け替えオフについて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
付け替えオフとは?
付け替えオフとは、現在ついているジェルネイルをオフしてから新しいデザインに付け替える施術のことを指します。
マニキュアのように除光液で簡単に落とすのではなく、アセトンや専用の溶剤を使用してジェルを丁寧にオフするのが基本です。
そのためネイリストの技術や知識が必要となり、サロンでは専用メニューとして扱われています。
通常ではジェルネイルは3〜4週間で付け替えるのがベストとされ、放置すると指先の健康や見た目にダメージを与える可能性があります。
付け替えオフを行うことで前回のジェルの厚みやアートをきれいに取り除き、新しいジェルが密着しやすい状態に整えられるのが大きなメリットです。
サロンによっては「付け替えオフ無料」や「初めてのお客様限定で割引」といった価格設定をしているところもあり、費用は地域や店舗ごとに異なります。
つまり、付け替えオフとはネイルを美しく続けるための大切な工程であり、安心して次の施術を受けるために欠かせないものと言えるでしょう。
「オフのみ」と「付け替えオフ」の違い
ネイルサロンでよく使われる「オフのみ」と「付け替えオフ」は、似ているようで意味が異なる用語です。
「オフのみ」とは、今ついているジェルネイルを完全に除去して、その後は新しい施術をしない場合を指します。
仕事などの都合でしばらくネイルを休みたいときや、爪や指先をしっかりケアしたいときに選ばれる方法です。
オフ後は自爪の状態に戻るため、ネイリストによるケアを受けることで健康的に保てるのがメリット。
一方でジェルを外したまま放置すると、ジェルで保護されていない爪が折れやすいというデメリットもあります。
「付け替えオフ」とは、既存のジェルを除去してから新しいジェルデザインに変える施術のこと。
つまりオフと新しい施術がセットになっているため、新しくきれいな仕上がりのジェルネイルができます。
サロンでは付け替えオフの料金が無料や割引になる場合もあり、デザインチェンジを頻繁に楽しみたいお客様にとっておすすめのメニューです。
ネイルをやめたいときは「オフのみ」、デザインを続けたいときは「付け替えオフ」を選ぶのがベストだと言えるでしょう。
ネイルサロンのオフメニューの種類と相場
ネイルサロンでのオフメニューは大きく「オフのみ」と「付け替えオフ」に分かれ、さらに「自店オフ」と「他店オフ」で料金や内容が変わります。
オフのみはジェルを外すだけの施術で、2,000〜3,500円程度が目安。
付け替えオフは新しいネイルと同時に行うため、無料〜2,000円ほどと比較的安く設定されることが多いです。
同じサロンで施術した自店オフはジェルの種類や方法を把握しているため短時間で対応でき、料金も安価か無料になるケースが一般的。
逆に他店オフはジェルの性質や施術方法が異なる場合が多いため、作業に時間がかかり料金も高めに設定されやすいのが特徴です。
さらにジェルの種類によっても価格は変わります。
ソフトジェルはアセトンで比較的スムーズに除去できますがハードジェルはマシンで削り落とす必要があり、通常のオフ料金に追加料金がかかる場合があります。
そのため、予約前に料金表を確認しておくことが安心です。
「他店オフ」と「自店オフ」がある
ネイルサロンでジェルを外すときは、施術したサロンが同じかどうかで「自店オフ」と「他店オフ」に分かれます。
ここではその違いについて大まかに解説します。
■他店オフとは
他店オフとは、現在ついているジェルネイルを別のサロンで付けてもらった場合に、そのジェルを外す施術のことを指します。
ジェルの種類や施術方法がサロンごとに異なるためオフに時間や手間がかかる場合があり、料金はやや高めに設定されるのが一般的です。
相場は2,000〜3,500円程度で、オフのみ利用する場合にはケアなどの追加費用がかかることもあります。
■自店オフとは
自店オフとは、同じサロンでつけたジェルネイルをそのサロンでオフすることです。
ジェルの種類や施術方法を把握しているため、スムーズにオフできるのが特徴。
サロンによっては「付け替えオフ無料」としているところも多く、リピーターや定期的に通うお客様にとってメリットがあります。
相場は無料〜1,500円程度と比較的安価で、費用を抑えつつきれいな指先を維持できるのが魅力です。
「ソフトジェル」と「ハードジェル」オフの仕方は違う
ネイルサロンのオフメニューでは、ジェルの種類によって施術方法や所要時間が異なります。
特に「ソフトジェル」と「ハードジェル」では除去の仕方に大きな違いがあり料金や所要時間にも差が出るため、予約前に確認しておくことが大切です。
■ソフトジェルのオフとは
ソフトジェルは比較的柔らかく、アセトンなどの溶剤を使用してオフするのが基本です。
まず表面を軽く削ってジェルのコーティングを薄くします。
その後アセトンを含ませたコットンを爪にのせ、アルミホイルで包んで10分〜20分ほど置きます。
ふやけたジェルをプッシャーで優しく除去し、残った部分は再度アセトンで溶かすか軽くファイルで整えてオフします。
セルフでも比較的簡単にできる方法ですが、削りすぎや放置時間の長さによっては爪にダメージが出るため注意が必要です。
■ハードジェルのオフとは
ハードジェルはソフトジェルより強度が高くアセトンでは溶けないため、専用のマシンやファイルで表面から削り落とすのが一般的です。
ネイリストの技術が必要な施術で、削り方を誤ると爪や皮膚にダメージが及ぶリスクがあります。
セルフで完全にオフするのは難しく、プロの施術を受けるのがおすすめです。
時間は30分〜1時間程度かかることが多く、料金もソフトジェルより高めに設定されることが多いでしょう。
ハードジェルは持ちが良い反面、オフには手間と技術が必要になるため、メリットとデメリットを理解して選ぶことが大切です。
付け替えオフは自分でしてもOK?
付け替えオフはセルフでも可能ですが、いくつかの注意点を理解しておくことが大切です。
ソフトジェルであれば、アセトンや専用リムーバーを使用して自宅でオフすることができます。
ただし、溶剤をのせる時間や削りの強さを間違えると爪の表面を削りすぎてボロボロになったり、指先の皮膚にダメージを与えてしまう危険があります。
特に初心者の場合は、ジェルの状態を見極める知識や経験が不足しがちなため、思ったより手間がかかることも。
サロンであればプロのネイリストが爪の状態に合わせてベストな方法で施術してくれるので安心です。
セルフで挑戦する場合であれば、必ず基本のやり方を確認してから短時間で丁寧に行うのがポイント。
除光液ではなく専用のアセトンを使用し、無理に剥がさないことが大切です。
健康な爪を保つためには付け替えオフを定期的にサロンで受けつつ、セルフはあくまで臨時の方法として活用するのが安心でしょう。
まとめ
付け替えオフとは、今ついているジェルネイルを外してから新しいデザインに付け替える施術のこと。
ネイルをしばらく休みたいときには「オフのみ」、デザインチェンジを楽しみたいときには「付け替えオフ」を選ぶのが基本です。
ネイルサロンのオフメニューには「自店オフ」と「他店オフ」があり、料金や方法が異なるため事前に確認しておくと安心ですよ。
ソフトジェルはアセトンで比較的簡単にオフできますが、ハードジェルはマシンで削り落とす必要があるのでプロの技術が欠かせません。
セルフでもオフは可能ですが、誤ったやり方だと爪や指先にダメージを与えるため、サロンでの施術が安心でおすすめです。
付け替えオフを正しく理解して利用することで、ジェルネイルをきれいな見た目のまま長く楽しむことができます。
「付け替えオフとは?」と迷ったときは、今回紹介した内容を参考に、自分にとってベストな方法を選んでみてくださいね。