ジェルネイルを自分でオフしている人も多くいますが、正しいやり方でオフができていますか?
間違った削り方でオフをしてしまうと自爪にダメージを負ってしまいます。
YouTubeなどで見ると簡単にオフしているように見えますが、配信者は経験を積んでいる人がほとんど。
そのため、
「オフする時に、ジェルと一緒に自爪まで削っていた・・・」
「ジェルをどこまで削ればいいか分からない」
セルフネイルでオフする時、このように感じている人は少なくありません。
今回はそんな方のために、ジェルネイルのオフで爪を削りすぎないためのポイントをお伝えします。
自分でやっていて上手くいかないと感じている人や、これから自分でオフしようと考えている人は、ぜひこの記事をぜひ参考にしていただき、正しいジェルオフの削り方を再確認してみましょう!
- オフの際にジェルを削りすぎるとどうなる?
- ・爪が赤くなる・薄くなる
- ・アセトンの染み込み過ぎで爪がボロボロになる
- ジェルオフで爪を削りすぎた時の対処法
- ・爪が伸びるのを待つしかない
- ・痛みがある場合は病院に行くのがベスト
- ・ジェルを使った爪の補強はおすすめしない
- ジェルネイルのオフってどこまで削ればいいの?
- ・カラージェルの層まで削る
- ・ベースまで削ると自爪を傷つけるので注意!
- ジェルオフで爪を削りすぎないためのポイント
- ・150Gと180Gのファイルを使い分ける
- ・ファイルを当てる角度に注意する
- ・削る位置によってファイルを持ち帰る
- ・1回のストロークを長くする
- ・爪の際や爪先もしっかり削る
- まとめ
オフの際にジェルを削りすぎるとどうなる?
「ジェルネイルオフは削るだけで済むなら簡単そう」と思っていても、実際にジェルネイルをオフしてみると、どこまで削って良いのか迷う方は多いものです。
しかも、オフの際にジェルを削りすぎると自爪に大きなダメージを与える原因になります。
セルフネイル初心者さんは特に「削り方が分からない」「どこまで削るのが正解か不安」など、悩みがつきものですよね。
ここでは、ジェルオフで削りすぎたことによって起こる具体的なトラブルやその原因、そして注意すべきポイントを紹介していきます。
爪が赤くなる・薄くなる
ジェルネイルオフで過剰なダメージを受けると、爪が赤く見えたり厚みがなくなって薄くなることがあります。
赤くなるのは爪自体ではなく、爪の下にある爪床(ネイルベッド)の血管が透けて見えてしまうからです。
自爪が薄くなってしまうと外からの衝撃に弱くなり、ほんの小さなぶつかりや引っかけでも痛みを感じやすくなります。
ひどい場合はお湯に触れるだけでもヒリヒリするような痛みを感じてしまうことも。
また、アートやジェルデザインを楽しんでも土台の爪が弱っていると持ちが悪くなり、せっかくの仕上がりが長く続かないのも悲しいですよね。
こうしたトラブルを防止するにはジェルネイルオフの正しい方法を知り、基礎的なスキルを身につけることがとても大切です。
もし「削りすぎたかも…」と不安になったら、プロのネイリストさんに相談してみるのもおすすめですよ。
アセトンの染み込み過ぎで爪がボロボロになる
ジェルネイルのオフで削りすぎてしまうと、ついうっかりベースジェルまで削ってしまうことがあります。
ベースジェルは本来、自爪を守る役割がある層です。
ところが、その部分まで削ってしまうと、アセトンが直接自爪にまで染み込みやすくなります。
アセトンはジェルネイルオフに必要な溶剤ですが、爪に必要な水分や油分を奪ってしまう作用もあるのが特徴。
そのため爪が乾燥しすぎてしまい、ボロボロになってしまうことがあるので気を付けましょう。
爪全体がパサパサになったり二枚爪が増えたり…こうした悩みも、実はアセトンの染み込み過ぎによる影響かもしれません。
セルフネイル初心者の方は、ジェルネイルのオフでつい削りすぎてしまいがちなので要注意です。
こうしたトラブルを防止するには削る深さをしっかり意識し、ベース層を残す正しい方法を身につけましょう。
アセトンによる乾燥や爪のダメージが進む前に、ネイルオフやケアの知識をしっかり取得しておくのがおすすめですよ。
ジェルオフで爪を削りすぎた時の対処法
「うっかり削りすぎてしまった!」と気づいたとき、焦ってしまう気持ちもあるかもしれません。
ですが、そんなときこそ正しい対処法を知ることが大切です。
ここでは、削りすぎたときにまずできるケア方法や無理に補強しないほうがいい理由など、実践的な対策をわかりやすく紹介していきます。
ぜひ参考にして、爪の健康を守るための知識を一緒に確認していきましょう!
爪が伸びるのを待つしかない
ジェルネイルオフで削りすぎてしまった爪や薄くなってしまった爪をすぐに元通りに戻すのは、残念ながら難しいものです。
自爪は爪母(ネイルマトリクス)という部分でしか作られないため、一度削ったり薄くなってしまった部分を修復することはできません。
そのため、唯一できる対策は「新しく健康な爪が伸びてくるのを待つこと」です。
爪は1ヶ月におよそ3mm程度伸びると言われていますが、完全に傷んだ部分がなくなるまでには数ヶ月かかることも。
焦ってジェルやアートで補強しようとするとかえって爪に負担をかけてしまい、悪化するリスクもあります。
痛みがない範囲で爪の保護ケアや乾燥対策をしながら、健康な爪の成長を見守るのが一番の方法ですよ。
痛みがある場合は病院に行くのがベスト
もし削りすぎた爪に痛みを感じる場合は、自己判断で無理にケアを続けるよりも病院や皮膚科などの専門医に相談するのが最善です。
爪やその周囲の皮膚には細菌が入りやすく、痛みがあるということは炎症や感染症の可能性があるサインかもしれません。
とくに傷口ができてしまったり腫れが見られるときは、早めに病院を受診することで悪化を防ぐことができます。
専門医は爪の状態を正しく診断し、必要に応じた治療やケア方法を教えてくれますよ。
自己流のケアで済ませようとすると、かえって症状が悪化してしまうこともあるので注意が必要です。
不安があるときはプロの意見をしっかり取り入れて、健康な爪を取り戻す道を探していきましょう。
ジェルを使った爪の補強はおすすめしない
爪がボロボロになってしまったとき「ジェルで補強すればいいかも?」と思う方もいるかもしれません。
ですが、実際にはジェルでの補強はおすすめできません。
薄くなった自爪にさらにジェルを乗せると重さや硬さが増してしまい、逆に爪に大きな負担がかかって爪にダメージを与えてしまうからです。
結果として二枚爪や亀裂の悪化、痛みなどのトラブルにつながることもあります。
ジェルを塗ることで一時的に見た目は整うかもしれませんが、爪自体の回復は進まないのも現実です。
「ジェルで隠す」のではなく「健康な爪が伸びるのを待つ」ことが根本的な解決につながりますよ。
このように、痛みやダメージを悪化させないためにも無理にジェルでの補強をしようとせず、爪を保護するケアや乾燥対策をしっかり行いながら回復を待つのが一番です。
ジェルネイルのオフってどこまで削ればいいの?
では、ジェルネイルをオフする際はどこまで削ればいいのでしょうか?
「オフする時にジェルを削ってみたけど、実際にどこまで削っていいか分からない・・・。」
そんな不安を解消するために、ここでは削るときの目安を解説していきます。
カラージェルの層まで削る
ジェルは自爪の上に、「ベースジェル→カラージェル→トップジェル」の順に塗られています。
実際に削るのは、トップジェルとカラージェルの層まで。
ベースジェルは残したままにしておきましょう!
トップやカラーと違い、基本的にベースジェルはアセトンで簡単に溶けるので、残しておいてもオフには全く問題ありません。
ベースまで削ると自爪を傷つけるので注意!
なぜベースジェルを残しておくのか?
それはベースジェルは色が透明なことから、境目の判断がつかずに自爪まで削ってしまう可能性が高いからです。
誤って自爪を削ることがないようベースジェルは必ず残しておきましょう。
ベースジェルを削っているつもりで、実はすでに自爪まで達していた・・・、このようなことはセルフネイルではよくあることで、結果、自爪はペラペラになり赤くなってしまい、ひどい場合は痛みを伴います。
自分で削るのが不安な場合は、ネイルサロンでオフすることをおすすめします。
ジェルオフで爪を削りすぎないためのポイント
きれいで安全にジェルオフするには削り方が重要です。
削り方のポイントを押さえて正しいオフの仕方を理解しておきましょう。
150Gと180Gのファイルを使い分ける
ファイルとは爪やすりのことで、150Gや180Gの「G」とはグリットと呼び、やすりの目の粗さを示していて、数字が大きくなるほど目は細かくなります。
150Gと180なら数字の小さい150Gの方が目は粗いというわけです。
そしてジェルオフの際には、150Gと180Gのファイルを使い分けるのがおすすめ!
まずは、目の粗い150Gを使って「トップジェル→カラージェル」まで削っていきます。
ある程度削れたら180Gに持ち替えて、爪の表面の凸凹をよく見ながら丁寧に残りを削っていきましょう。
もし180Gを使用したあとにまだザラつきが気になるようなら、さらに細かい220Gや240Gのファイルやスポンジバッファーを使えば、削りすぎることなくさらに表面を整えることができます。
ファイルは100均やドラッグで手に入るのでチェックしてみて下さいね!
ファイルを当てる角度に注意する
ファイルを使う時は、爪に当てる角度を意識する必要があります。
オフする時は、ファイルの中心を使ってジェル全体にまんべんなく当たるように削っていきます。
一点に集中した当て方だと、その箇所だけが削れてしまい全体をまんべんなく削り落とすことができません。
削る時はファイルが当たっている箇所を確認しながら動かしていきましょう。
その部分のカラージェルがある程度削れたら次の箇所に移る、というように、全体がまんべんなく削れるように順番に移動させながらやってみてください(^^)
削る位置によってファイルを持ち帰る
ファイルは削る位置によって持ち替えると削りやすくなります。
キューティクル部分、ハイポイント、爪先は横に、サイドは縦に持ち替えて削っていきましょう。
サイドは皮膚を下に押さえてファイルを沿わせるように削ってみてください。
1回のストロークを長くする
ファイルを動かすときは1回のストロークを長くしてみましょう。
細かいストロークは手が疲れやすく効率が悪くなります。
1回のストロークを長くすることでその箇所を何度も削る必要がなくなり、時短にも繋がります。
最初はなかなか慣れませんが、身につくと削りがとても楽になりますよ。
爪の際や爪先もしっかり削る
爪の際や爪先は見落としやすい箇所で、削ったと思っても削れていないことがよくあります。
濃いカラーなら気付きやすいですが、ピンクやヌーディ色だととくに見落としやすいので気をつけましょう。
爪に負担なくキレイにオフするには、できるだけカラージェルは削り落としておくことが大切です。
まとめ
ジェルオフは正しい知識を理解していれば失敗することはほぼありません。
しかし、ファイルの使い方、削り方はある程度の技術がないと正しく実践することは難しいでしょう。
初めから上手に削ることは出来ないので、まずは1つ1つのストロークをゆっくりやってみるのがポイントです。
今まで削りすぎてたと再確認出来た人も、ぜひこの記事を参考にして実践してみてくださいね(^^)/
ジェルオフについては以下↓の記事も参考にしてください♪