ジェルネイルが主流になりつつある中、仕事柄ジェルネイルができない方や、サクッと手軽に短期間だけネイルを楽しみたい方にまだまだ人気のある「マニキュア」。
そんな手軽に楽しめるマニキュアですが、セルフで綺麗に塗るのは意外と難しく、はみ出してしまったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、マニキュアのはみ出し防止方法とはみ出た時の対処法を現役ネイリストの筆者がご紹介いたします!
- マニキュアがはみ出した時の正しい直し方
- ・ウッドスティックで修正する
- マニキュアのはみ出し防止テクニック3選
- ・はみ出し防止リキッドを塗る
- ・マスキングテープやサージカルテープでスキンダウンする
- ・白色ワセリンを爪周りに塗る
- 綺麗に仕上がる!マニキュアの塗り方
- 1.甘皮処理をする
- 2.油分除去をする
- 3.ベースコートを塗る
- 4.カラーポリッシュを塗る
- 5.カラーポリッシュを2度塗りする
- 6.トップコートを塗る
- 7.よく乾かした後にネイルオイルで保湿する
- マニキュアが綺麗に塗れない…困ったときのQ&A
- Q1.マニキュアが乾く前にヨレてしまう
- Q2.つま先がはげてしまう
- Q3.爪がデコボコで綺麗に塗れない
- Q4.色ムラが目立つ
- まとめ
マニキュアがはみ出した時の正しい直し方
マニキュアはどんなに気を付けていてもはみ出してしまった・・なんてことになりがち。
手近な綿棒などを使ってもいいのですが、綿棒だと大きすぎて扱いにくいかも。
マニキュアのはみ出しを修正するなら、ウッドスティックを使った方法がおすすめです!
ここでは、マニキュアのはみ出しの正しい直し方をお伝えいたします。
ウッドスティックで修正する
はみ出したマニキュアの修正で一番簡単なのは、ウッドスティックで修正する方法です。
■用意するもの
- ウッドスティック
- コットン(毛羽立つもの)
- 除光液
■手順
- ウッドスティックの先端にコットンの毛羽立っている面をクルクルと巻きつけます。
- 巻きつけたコットン部分に除光液を適量含ませます。
- はみ出した部分を優しくこすり、落としていきましょう。
■ポイント
・含ませる除光液の量を多くし過ぎると、修正しなくてもいい部分のマニキュアまでオフしてしまうため要注意。ヒタヒタではなく、触ったら湿っている程度でOKです。
・はみ出した面積がそんなに広くない場合、鉛筆のように先端が尖っているウッドスティックを使用するとより細かい修正がしやすく便利です♪
マニキュアのはみ出し防止テクニック3選
マニキュアは、簡単そうに見えて綺麗に塗るのは意外に難しいもの。
特に起きやすいトラブルが「はみ出し」です。
ここでは、そんなマニキュアのはみ出しを防止する便利な方法を3つご紹介します。
はみ出し防止リキッドを塗る
キャンドゥなどの100均には「はみ出し防止リキッド」という便利なアイテムが売られています。
マニキュアを塗る前に爪周りの皮膚にこのリキッドを塗布し、施術完了後に乾いたリキッド部分をペリぺリ剥がせばOK!
リキッドが爪周りの皮膚を保護してくれ、時間が経つと乾くため、たとえマニキュアがはみ出たとしても乾いたリキッドを剥がすだけでその部分を簡単に除去することができます♪
コスパもいいので手軽に試せるのもおすすめポイントです。
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マスキングテープやサージカルテープでスキンダウンする
文具用品の「マスキングテープ」や、医療用品としても使用される「サージカルテープ」を使うのもおすすめです。
爪周りの皮膚が盛り上がっていると、マニキュアを塗布する際にマニキュアがつきやすくなってしまいます。
そのため、このマスキングテープやサージカルテープを使用して、爪周りの皮膚をしっかりと押さえる(スキンダウン)することでマニキュア自体も塗りやすくなります。
ポイントは、爪の裏(指の腹)側から肉を抑え込むように両サイドに向けてテープを貼ることです!
白色ワセリンを爪周りに塗る
白色ワセリンを爪の周りの皮膚に塗ることで、うっかり皮膚についてしまったマニキュアが乾燥するのを防止できます。
そのため、はみ出て皮膚についてしまっても拭き取りやすくなります。
マニキュアを塗る前に、爪の表面は避けて爪周りの皮膚に綿棒などで白色ワセリンを塗りましょう!透明のマニキュアよりも塗った箇所の分かる白色のワセリンがおすすめです。
綺麗に仕上がる!マニキュアの塗り方
最後に、マニキュアの塗り方の基本的な手順を紹介します。
自己流になって失敗しているパターンもあるので、今一度確認しましょう。
1.甘皮処理をする
甘皮ケアは、マニキュアだけでなく全てのネイルをキレイに仕上げるための基本です。
プッシャーやウッドスティックで甘皮を押し上げ、出てきた不要な角質(スースキューティクル)をキッチンペーパーでやさしく取り除いてくださいね。
爪周りの不要な角質を除去すると爪のサイドや根元のラインが整い、マニキュアも塗りやすくなります。
2.油分除去をする
爪表面に油分が残っていると、そのあとに塗るマニキュアを弾いてしまい、密着力が悪くなってしまいます。
ベースコートを塗る前に、キッチンペーパーにしみ込ませた消毒用エタノールやクレンザーでしっかり拭き取りましょう。
3.ベースコートを塗る
ベースコートは爪表面を滑らかに整え、持ちやカラーの発色を良くする効果があります。
ベースコートがキレイに塗れていると、マニキュアもはみ出しにくくなります。
また、カラーポリッシュの色素沈着も予防してくれるので、仕上がりだけでなく自爪をキレイに保ちたい方は必ず塗りましょう。
4.カラーポリッシュを塗る
カラーポリッシュははみ出しが一番気になる工程ですよね。
一度塗り目は色ムラより、根元とサイドのラインをキレイに仕上げることを意識して行いましょう。
万が一はみ出してしまった場合は、綿棒やウッドスティックできちんと修正してくださいね。
5.カラーポリッシュを2度塗りする
一度塗り目で根元やサイドのラインをキレイに整えたなら、そのラインに沿って二度塗り目を行っていきます。
一度目より少し量を多めに取り、力を入れすぎずハケをサッと動かすことがポイントです。
色ムラに気を付けながら塗ってくださいね。
6.トップコートを塗る
最後はトップコートで仕上げです。
表面が滑らかになるよう、少し多めの量を塗布しましょう。
乾かす時間を短くするため、速乾性のものを使うのがおすすめです。
7.よく乾かした後にネイルオイルで保湿する
マニキュアがしっかり乾くには時間がかかります。
ある程度時間をおいて、内側までしっかり乾かしましょう。
乾かした後にネイルオイルで保湿してくださいね。
マニキュアが綺麗に塗れない…困ったときのQ&A
ジェルネイルに比べると工程も簡潔で、短い時間でサッと塗れる便利なマニキュア。
とはいえ、乾くのに時間がかかる故にヨレてしまったり、はみ出してしまったりと失敗も多いですよね。
マニキュアを塗るときによくあるお困りごと、対策を解説していきます!
Q1.マニキュアが乾く前にヨレてしまう
マニキュアは乾くまでに時間がかかります。
せっかちさんや、急いでいた場合、「もう乾いたかな?」と思って二度塗りやトップコートを塗ったり、触ってしまうとヨレてしまうこともありますよね。
そんな時は、
- 速乾剤を使う
速乾剤を使用することで自然乾燥よりも速くマニキュアを乾かすことができます。
速乾剤には、一度に広範囲に吹きかけられるスプレータイプ、ピンポイントで塗れるオイルタイプがあります。 - 速乾性の高いマニキュアを使う
速乾性の高いマニキュアを使うこともおすすめです!
「60秒で乾く」など速乾効果があるマニキュアを選んで使用してみましょう。 - 分厚く塗り重ねない
マニキュアを分厚く塗り重ねると、その分乾きが遅くなります。
特にムラになりやすいカラーは、ついたっぷりと重ねてムラを減らしたくなりますが、これはかえって逆効果。
ムラになりやすいカラーほど、薄塗りを繰り返すことが大切です。
ぷっくりめな仕上がりが好きな方は、マニキュアを重ねてぷっくりさせるのではなく、ぷっくり仕上がる用のトップコートを使用するのがおすすめです♪
Q2.つま先がはげてしまう
マニキュアを塗って数日経つと爪先から剥がれてしまう、というお悩みの方は、以下を試してみましょう。
- マニキュアを塗る前に自爪全体の油分除去をする
意外と忘れられがちな油分除去という工程は、実はとっても大事。
爪の油分が残っていることで、マニキュアが弾かれてしまい、綺麗に密着しないことも。
マニキュアを塗布する前は、爪の根元から爪先までしっかりとエタノールなどで拭き取ることが大切です。 - 爪の根元から爪先(エッジ)までしっかりとマニキュアを塗る
爪の根元から塗り始めるマニキュアですが、爪の表面だけではなく、指をさしたら刺さる位置にあたる爪先(エッジ)の部分までしっかりと塗布しましょう。
エッジが塗れていないと、特にお風呂の時などに剥がれやすくなってしまいます。
塗り方は、根元からスタートして先端まで塗り、マニキュアのハケの角を使って右→左と爪先を滑らせるように色をつけるとOK。
例えるならば、箱の表面に紙を貼り付ける時、表面だけに合わせてぴったりと紙を貼り付けるよりも、少し長めに角までおろして貼り付けた方が、紙は剥がれにくくなりますよね。
同じイメージで爪の表面全体にマニキュアを塗布したら、仕上げに爪の先端までしっかり覆うように塗布してみてください♪
Q3.爪がデコボコで綺麗に塗れない
もともとの自爪がデコボコで綺麗に塗れない場合は、
- 厚みの出るベースコートを使う
- 凹んでいる部分だけベースコートを重ね塗りする
自爪にボコボコと段差がある場合、カラーがムラになりやすく見た目も不格好になりがちです。
そのため、リッジフィラーといって繊維が入っていて段差の修復をしやすいベースコートや、厚みの出るぷっくりタイプのベースコートを使用するのがおすすめです。
また、極端に一箇所だけ凹んでいる場合などは、その分だけベースコートを重ねて塗りましょう。
自爪に段差がある場合、ベースコートの段階で凸凹を埋めておかなければカラーで修正することは不可能ですので、ベースコートでベストです♪
Q4.色ムラが目立つ
カラーの色ムラが目立つ、ムラなく綺麗に塗るのが難しいというお悩みも多いですよね。
色には、ムラになりにくいものとムラになりやすいものがあります。
例えば、白や黄色、マットなパステルカラーなどは、とてもムラになりやすいため、プロのネイリストでもワンカラーにするなら苦戦する色味です。
反対にラメやパールが入ったカラーなどは、ムラになりにくく比較的塗りやすい色味であり、手元も綺麗に見えるため、セルフネイルにはとってもおすすめ♪
どうしてもムラになりやすいカラーを塗りたい場合は、ハケにとるマニキュアの量に気を付けながら(たっぷりとらない)、薄塗りを繰り返してみましょう。
まとめ
今回は、はみ出したマニキュアの修正方法や綺麗に塗る方法について解説いたしました。
簡単にまとめます。
①はみ出したマニキュアの修正には、ウッドスティックがおすすめ
②はみ出しを防ぐには、
・はみ出し防止リキッド
・マスキングやサージカルテープ
・白色ワセリン
などで保護する方法がおすすめ
③はみ出さずに塗る方法は、
・甘皮処理をする
・油分除去をする
・スキンダウンをする
④マニキュアを綺麗に塗るためには、
・塗布するマニキュアの量に気を付ける
・油分除去をする
・爪先(エッジ)までしっかりと塗布する
・自爪の凸凹対策をする
手軽にサッと楽しめるマニキュアですが、綺麗な仕上がりや持ちをよくしたい場合は、甘皮処理と油分除去をしっかりと行うのがポイント★
自爪の凸凹対策は、100円ショップにも色々な用途別のベースコートがあるので見てみてくださいね♪