強度のある爪の形といえば、スクエアやスクエアオフといった四角い形が一般的ですよね。
特にスクエアオフは、爪が割れやすい方や育爪中の方に人気とされていますが、四角い形が苦手な方や、角がとれるまで自爪が伸びない方もいるのではないでしょうか。
そこでおすすめなのがスクエア型のひとつ「アークスクエア」の形です。
最近聞くことが増えてきたアークスクエアですが、スクエアの中でも適度な丸みがあり自然な印象ですし、育爪にも最適と言われています。
今回は、アークスクエアとはどんな形なのか、また、スクエアオフとの違いやおすすめのデザインについて紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
- スクエアオフとアークスクエアの違い
- ・形の違いは?
- 「スクエアオフ」のメリット・デメリット
- ・メリット
- ・デメリット
- 「アークスクエア」のメリット・デメリット
- ・メリット
- ・デメリット
- どんな人におすすめ?
- ・スクエアオフがおすすめの人
- ・アークスクエアがおすすめの人
- 爪の形の正しい整え方
- ・スクエアオフの整え方とコツ
- ・アークスクエアの整え方とコツ
- スクエアオフ・アークスクエアにおすすめのデザイン
- ・ワンカラーネイル
- ・フレンチネイル
- ・ミラーネイル
- ・アニマル柄ネイル
- 自爪の悩み別!おすすめの爪の形
- ・爪が小さいならオーバル
- ・爪が大きいならラウンド
- ・爪の横幅が広いならポイント
- ・爪をより自然に見せたいならアークスクエア
- ・爪が平たいならスクエア・スクエアオフ
- ・爪が割れやすいならスクエアオフ・アークスクエア
- まとめ
スクエアオフとアークスクエアの違い
爪の形の中で、スクエアオフはご存じの方が多いでしょうが、最近は「アークスクエア」と呼ばれる形も注目されています。
まずは、スクエアオフとアークスクエアの各特徴について分かりやすく解説していきます。
形の違いは?
では、スクエアオフとアークスクエアの形の違いについて、詳しく説明します。
■スクエアオフの形
スクエアオフは長方形で、少し角を落とした丸みのある爪の形です。
ストレートなラインでシャープさもありつつ、柔らかさも兼ね備えています。
■アークスクエアの形
アークスクエアは、スクエアオフにさらに丸みを付けた形です。
サイドはストレートですが、先端が弧を描いたような緩やかな丸みを帯びています。
スクエアオフより角がないので引っかかりが少なく、立体的にも見えるため、強度と美しさを兼ね備えた自然な形であると言えます。
スクエアオフのメリット・デメリット
シャープで格好良いスクエアオフ。
爪の形は見た目の好みで決めている方が多いでしょうが、メリットやデメリットも踏まえて整えると、爪の悩みが軽減されるかもしれません。
まずはスクエアオフのメリットとデメリットを解説していきます。
メリット
スクエアオフのメリットは、
- 爪の形の中では強度が強め
- 手入れがしやすい
それぞれ詳しく解説していきます。
■強度が強い
爪は先端に負担がかかりやすいので、ポイントなど先細の形だと、生活の状況次第で折れたり欠けたりするリスクが高まります。
一方、スクエアオフだと爪先の角があるため、爪の面積が大きめになりますよね。
爪全体の面積が大きくなると強度も強くなります。
亀裂や欠けなどでお悩みの方は、スクエアオフで自爪の強度を強くしておくと爪の悩みが軽減されるかもしれません。
■手入れがしやすい
オーバルやポイントの形は、左右のラインが非対称になったりと、綺麗に整えるのが難しいですよね。
一方、スクエアオフは先端とサイドをストレートに整え、少し角を落とすだけでOK。
爪やすりを当てる角度さえ気を付ければ良いので、不器用さんでも簡単に整えることができます。
爪に対して垂直にやすりを当て、一直線になるよう削っていきましょう。
また、強度があるため、他の形に比べると欠けや亀裂に悩まされるリスクが少なくなります。
小さな欠けや亀裂でこまめに爪を整えていた方には、お手入れが少なくて済むのもおすすめポイントです。
■強度が強い
スクエアオフは四角形に近いので爪の面積が広くなるので、ネイルデザインが映えやすいです。
デメリット
メリットもある半面、やはりデメリットも存在します。
スクエアオフのデメリットは、
- 綺麗なスクエアオフにするためには爪を伸ばす必要がある
- 爪の主張が強くなる
それぞれ詳しく解説していきます。
■爪を伸ばす必要がある
スクエアオフはやや丸みがあるものの、爪の角がしっかりある状態です。
欠けがあると四角くならないため、綺麗な形を作るにはある程度爪を伸ばす必要があります。
まずは折れや欠け、亀裂に注意して爪を育成することから始めましょう。
■爪がやや派手に見えて主張強め
スクエアオフは強度はありますが爪の面積が大きめで存在感があるので、爪が派手に見えて主張が強くなりがちです。
元々爪が大きい方や、長めの爪だと目立ってしまうこともあるので、目立たせたくない場合はジェルやマニキュアの色選びに気を付ける必要が出てきます。
■慣れるまでに時間がかかるかも
少し丸みがあるとはいえ四角形なので、角が当たる、慣れるまで時間がかかるといったデメリットもあります。
爪の形は少し丸めに整えている方が多いので、そこから四角のスクエアオフにすると少し角に不自由さを感じるかもしれません。
慣れるまでは指先の扱いに気をつけましょう。
アークスクエアのメリット・デメリット
スクエアオフよりやわらかい印象のアークスクエア。
それぞれ解説していきます。
メリット
アークスクエアは、
- 角がないので引っかかりにくい
- 爪が立体的に見える
- 比較的どんな爪でも似合いやすい
などのメリットがあります。
角がないので爪先の引っかかりが少なく、衝撃が分散されやすくなります。
また、先端の自然な丸みのおかげで爪が立体的に見え、指先が綺麗に見えます。
あくまで自爪に合わせて丸みをつけるので、元々の自爪の形に左右されずに自然に整えることができ、比較的どんな爪の形の方でも似合いやすいでしょう。
デメリット
一方、
- スクエアオフより強度が落ちる
- 綺麗な形に揃えるにはある程度長さが必要
などのデメリットも存在します。
スクエアオフと比べると、角がない分爪全体の面積が小さくなるため、強度は落ちてしまいます。
また、サイドはストレートなので、深爪に近いようなショートネイルの場合、綺麗なアークスクエアに整えるのが難しくなってしまいます。
形を綺麗に揃えるなら、ある程度爪を伸ばしてからが良いでしょう。
どんな人におすすめ?
スクエアオフとアークスクエアは以下のような人におすすめです!
スクエアオフがおすすめの人
スクエアオフは、
- 爪が折れやすい
- デザインをたくさんしたい
- 指を細長く見せたい
- スタイリッシュな印象にしたい
そんな方におすすめです!
爪の面積が広くなるので強度が高く、さらにネイルアートも爪全体にしっかりすることができます。
存在感もあるため爪に視線がいきやすく、真っすぐなラインで縦長も強調され、その結果指が細長く見えます。
また、直線的な爪先がシャープでスタイリッシュな印象の手元に仕上がります。
■スクエアオフは育爪中の人にもおすすめ
「爪を伸ばしたいけど、いつも欠けや亀裂に悩まされている」
「デザインよりまずは爪を伸ばしたい」
このように「まずは素爪をきれいにしたい!」という育爪中の方にもスクエアオフはおすすめです。
短い爪のうちから強度のあるスクエアオフに近い形に整えていき、指先の扱いに気を付けながら生活をすれば、爪を自然と伸ばすことができます。
アークスクエアがおすすめの人
アークスクエアは、
- 強度は欲しいけどやわらかい印象にしたい方
- 爪が短めの方
そんな方におすすめです!
直線的でシャープな印象のスクエアオフと比べると、アークスクエアは丸みがある分、女性らしさややわらかさのある印象に仕上がります。
また、爪が短くても立体的に見えるので、短いながらも自然に綺麗に見せたい方にもおすすめです。
強度がある爪の形で迷われた場合、シャープさや格好良さが欲しいならスクエアオフ、エレガントさや女性らしさを求めるならアークスクエア、で選ぶと良いかもしれませんね。
爪の形の正しい整え方
では、スクエアオフとアークスクエアの正しい整え方をお伝えします。
スクエアオフの整え方とコツ
自爪をスクエアオフにする場合、少しコツがいります。
コツも含め基本のやり方を解説していきますね。
1.爪の長さを整える
爪の長さは爪切りやニッパーでカットします。
この時、一気に爪をカットすると爪の角が欠けることがあり、スクエアオフの特徴である爪先のストレートラインが取れなくなります。
爪切りの刃を少しずつ入れカットしていきましょう。
2.爪の先端を直線に削る
スクエアオフは直線的なラインが特徴です。
まずは先端を自爪用やすりのエメリーボードを使って真っすぐに整えます。
エメリーボードを爪に対して垂直に当てると真っすぐなラインで削れます。
当てる角度を意識して削るようにしましょう!
3.両サイドを縦にまっすぐに削る
先端がまっすぐに整ったら両サイドも根元から一直線になるよう削り、まずは四角い形のスクエアを作ります。
この時、「真上と横から爪を見てサイトのラインがちゃんとまっすぐになっているか」を確認しながら削っていくことがとても重要です。
この確認を怠ると、削り過ぎてしまい先端が先細りになります。
四角いラインが崩れてしまう可能性があるため、注意してくださいね。
4.両角が少し丸くなるように削る
最後に角を落としていきます。
エメリーボードを爪に対して45度の角度で当て、角に丸みがつくように削っていきます。
角は少しだけ落とすのがポイント!
角を大胆に削ってしまうと、せっかく作った先端のまっすぐなラインがなくなってしまいます。
まずは、鋭利な角をエメリーボードでほんの少しだけ削り、後はスポンジバッファーで滑らかに整えていくと失敗が少ないですよ。
⇒ネイルの爪の形ひとつで手元美人!基本の6種類と正しい整え方をネイリストが解説
https://www.nailjoshi.com/95148/
アークスクエアの整え方とコツ
アークスクエアは、先述したスクエアオフの整え方と似ていますが、
基本の流れはスクエアオフのやり方で進めていき、アークスクエアに整える場合は、以下のポイントを参考に各工程を行っていきましょう。
▪️先端の整え方
長さや形を整えたのち、スクエアオフは先端を一直線に削って真っすぐなラインをとりますが、アークスクエアはここから自然な丸みをつけていきます。
やすりを軽く持ち、爪の中心部分を軸に、往復掛けで整えていきましょう。
意識するポイントは、丸みを付け過ぎないこと!
削り過ぎて丸くなると、ラウンドやオーバル寄りの形になってしまいます。
アークスクエアは「パッと見は四角形、でも自然な丸みのある形」です。
やすりを力強く持つと一気に削れてしまうので、あくまでやわらかく持ち、少しずつ整えていくのが綺麗に仕上げるコツになります。
▪️サイドと両角を整える
先端に丸みをつけたら、次は角を整えていきます。
ここで落としすぎると丸い形になってしまうので、ストレスポイントまで深く削らず、サイドストレートから自然に繋げるよう意識してください。
スクエアオフの角の落とし方より、もう少しだけ落とすようなイメージで行うと綺麗に仕上がりますよ。
最終的な形が整ったなら、最後はバリを取り、保湿をしてファイリングは完了です。
スクエアオフ・アークスクエアにおすすめのデザイン
スクエアオフやアークオフはアートが映えやすい形です。
おすすめデザインをピックアップしていきますね。
ワンカラーネイル
爪面積が広いため、ワンカラーのシンプルデザインがとてもよく映えます。
特に赤や黒など、濃い目の色をするとパキッと決まりますよ。
ロングネイルはよりインパクトが強く、ショートネイルも色味をしっかり楽しめるので、爪の長さに関係なくおすすめです。
フレンチネイル
まっすぐの中に丸みのあるスクエアオフは、上品ネイルの定番フレンチとも相性が抜群です。
スクエアオフだとフレンチだけでも指先をエレガントに見せてくれるので、シンプルネイルを生かしたい方にピッタリ!
ブライダルにもおすすめです。
ミラーネイル
メタリックなミラーネイルも、クールに決まります。
直線的なスクエアオフの印象は格好良いイメージのため、クールなミラーネイルと相性抜群!
指先で個性を出したい方におすすめです。
アニマル柄ネイル
ゼブラやレオパードなど、存在感のあるアニマル柄にもスクエアオフはおすすめ!
スクエアオフだと全体的にしっかりアートを入れることができます。
ネイルをとにかく盛りたい!と思う方にピッタリです。
自爪の悩み別!おすすめの爪の形
爪の形は複数存在するので、悩みに合わせて選ぶことが大切です。
悩み別におすすめの爪の形をまとめてみたので、是非参考にしてくださいね!
爪が小さいならオーバル
自爪が小さいなら、自然に見えるオーバルがおすすめ。
オーバルは先端の丸みがナチュラルで女性らしい印象で、長さや大きさに関係なくどんな爪にも合いやすいです。
小さめでショートネイルの場合は、自然な形が一番清潔感があって素敵に見えますよ
爪が大きいならラウンド
自爪が大きめの方は、ラウンドがおすすめです。
ストレートと丸みのバランスが良いラウンドは、存在感のある爪に負けず、なお且つ先端の丸みで自然なやわらかさを兼ね備えています。
さらにどんなデザインにも合いやすいため、ネイルデザインを好きなように楽しむこともできますよ。
爪の横幅が広いならポイント
爪の横幅が広いと、指が短く太く見えやすく、それがコンプレックスになることもありますよね。
そんな方は、先が細いポイントにしてみましょう。
先がシュッとなっていることで縦のラインが強調され、指を細く長く見せる効果が期待できます。
ただし、強度は低めなので、指先の扱いには十分気を付けてくださいね。
爪をより自然に見せたいならアークスクエア
「強度がある爪=スクエアやスクエアオフ」
といったイメージですが、角ばった形で格好良い印象が強く、もう少しナチュラルでやわらかさの欲しい方もいるのではないでしょうか。
アークスクエアは、強度も欲しいけどあくまで自然に仕上げたい方におすすめとなっています。
四角さと適度な丸みのバランスが良く、自然に強度の出る形なので、自爪の形に左右されずに整えることができます。
また、短い爪でも立体的に見えるため、爪が大きく見える方や平べったい爪の方にも使いやすい形と言えるでしょう。
爪が平たいならスクエア・スクエアオフ
自爪が平たいなら、スクエア・スクエアオフの四角めの形がおすすめです。
平たい爪が丸いとのっぺりとした印象になりやすいため、爪の形でストレートラインを強調するとシャープさが出ます。
真っすぐのラインを綺麗にとり、格好良さのある爪先を手に入れましょう。
爪が割れやすいならスクエアオフ・アークスクエア
欠けや割れやすい爪にお悩みの方は、スクエア系全般の「強度のある形」がおすすめです。
爪にトラブルがあると、髪の毛や洋服に引っかかったりと、何かしらストレスを感じてしまいますよね。
生活に支障をきたさないためにも、あらかじめトラブルが起きにくい爪の形に整えておきましょう。
まとめ
スクエアオフとアークスクエア、似ているようで微妙に違いますが、自然に仕上げるならアークスクエアがおすすめです。
ただし、強度はスクエアオフの方があるので、自爪の状態や生活環境によってベストな方を選択しましょう。
また、シャープさや格好良さを求めるならスクエアオフ、エレガントさや女性らしさを求めるならアークスクエア、のように、なりたいイメージで選ぶのもいいかもしれません。
自分に合った爪の形を選び、手元を綺麗に整えてくださいね。