かかとケアをすることをすっかり忘れていて、「パンストやタイツが引っかかって気がつくと、ひび割れてガサガサになっていた…」こんな経験がある人は、フットケアをセルフでやってみませんか?
でも、
足のお手入れをしたいけど、具体的なフットケアの方法が分からない…
ハンドケアと違ってフットケアって難しそう…
どのくらいの頻度でやればいいのかわからない…
このような不安を持っている方も多いと思います。
今回は、フットネイルケアや角質ケアをセルフでやる方法や必要な道具、やり方についてお伝えします。
フットケアはネイルサロンに行く余裕がなくてもセルフでできます!
足元が隠れてしまう季節でも、見えない部分こそ自分でしっかりとケアできるようにしましょう♪
- フットネイルケアが必要な理由
- ・足の爪や皮膚のトラブル予防になる
- ・足が綺麗に見える
- フットネイルケアに必要なもの
- ・フットバス(お風呂でもOK)
- ・フットファイル(角質用やすり)
- ・エメリーボード
- ・メタルプッシャー(ウッドスティックでもOK)
- ・キューティクルリムーバー
- ・キューティクルニッパー
- ・ガーゼ(ウェットティッシュでもOK)
- ・ネイルオイル
- ・保湿用クリーム(ハンドクリームでOK)
- セルフで行うフットケア・フットネイルケアのやり方
- 1.フットバスで足を温める
- 2.フットファイルで角質を削る
- 3.エメリーボードで爪の長さを整える
- 4.メタルプッシャーで甘皮を押し上げる
- 5.ガーゼとキューティクルニッパーで甘皮除去する
- 6.ネイルオイルとクリームで保湿する
- フットケア・フットネイルケアの注意点
- ・角質を取りすぎない(頻繁にやらない)
- ・爪切りを使用するなら直線刃のものを使う
- ・深爪禁止!爪の形は丸く整えない
- ・保湿をおろそかにしない
- まとめ
フットネイルケアが必要な理由
フットネイルケアは見た目を美しく保つだけでなく、健康面でもとても重要です。
足は日常の歩行や靴による圧迫などでダメージを受けやすく、爪や足の裏・かかとのケアを怠るとトラブルの原因になる可能性もあります。
足の爪が伸びすぎると靴の中で圧迫され、巻き爪や爪の変形を引き起こします。
甘皮や汚れを放置すると菌が繁殖しやすくなり、水虫や爪白癬などの感染症リスクも高まります。
足の乾燥や角質で硬くなっているのを放置すると、かかとがひび割れたり痛みを伴う場合もあるので、定期的なフットケアは必要と言えるでしょう。
足の爪や皮膚のトラブル予防になる
フットネイルケアは足の爪や皮膚のトラブルを予防するために欠かせません。
足の爪を適切な長さ・形に整えることで巻き爪や爪の変形を防ぎ、爪が靴の中で圧迫されたりダメージを受けるリスクを軽減できます。
また、足の甘皮ケアをしたり爪周辺の清潔を保つことで爪周囲炎や菌の繁殖を抑え、水虫の一種である爪白癬の予防にもつながります。
足の角質ケアを行うことでは、かかとのひび割れや足裏のタコ・魚の目の進行を防ぐこともできます。
こういった足裏のトラブルは放置すると痛みを伴い、更に感染症などを引き起こす原因にもなるので注意が必要です。
足が綺麗に見える
フットネイルケアを行うことで、素足やサンダルなどを履いた時の足が綺麗に見えます。
整えられた足の爪や角質ケアをした滑らかなかかと・足裏を保つことで、清潔で健康的な印象を与えることができるでしょう。
フットマニキュアやジェルネイルなどで足元にワンカラー彩りを加えるだけで、更におしゃれに見えますよ。
フットネイルケアに必要なもの
フットネイルケアに必要な道具をご紹介します。
ハンドネイルのケアで使用する道具とほぼ変わりませんが、衛生面でハンド用とフット用と分けることがおすすめのものがあります。
また、ハンドケアと同様に使用後は各道具をアルコール消毒してくださいね。
フットバス(お風呂でもOK)
硬くなったかかとの角質を柔らかくふやかすために使用します。
ジェットバブルが出る本格的なものもありますが、大きめの洗面器でももちろんOKです。
特別な道具や場所が必要のない、お風呂のついでにフットケアもおすすめです。
フットファイル(角質用やすり)
ガサガサになったかかとや足の裏の角質を取り除きます。
やすりの面が粗め・細かめと両面あるものがおすすめです。
重すぎると使いづらく、持ちやすい形状かどうかも選ぶ際の大切なポイントです。フットバスやお風呂場で使用するので水に濡れても大丈夫な素材を選びましょう。
エメリーボード
爪の形を整えるために使用します。
ハンドネイルで使用するものと同じ形状のもので問題ありませんが、衛生面を考えてできればハンド用とフット用は分けて用意、使用すると良いでしょう。
メタルプッシャー(ウッドスティックでもOK)
フットネイルの甘皮を押し上げるために使用します。
ハンドネイルと比較するとフットネイルの甘皮の方が硬く頑固に貼りついている場合が多いので、メタルプッシャーでしっかりと押し上げ、本来の爪の形に近づけてあげましょう。
ウッドスティックの先端にコットンを巻きつけたもので代用することも可能です。
キューティクルリムーバー
フットネイルの甘皮を柔らかくして、ケアしやすくするために使用します。
フットバスやお風呂でふやかすことでも、ある程度柔らかくなりますが、キューティクルリムーバーを使用することでカチカチになった甘皮をさらにお手入れをしやすい状態にしてくれます。
ハンドネイルと同じものを使用してもOKです。
キューティクルニッパー
メタルプッシャーで押し上げた不要な甘皮をカットするために使用します。
刃先の長さが様々なので、ご自身のフットネイルの大きさなどを考慮して選ぶといいでしょう。
ハンドネイルのケアと同じものでも構いませんが、使用後はしっかりと消毒をしておきましょう。
ガーゼ(ウェットティッシュでもOK)
指に巻いて甘皮やルーススキン(甘皮の下にある薄い膜)を押し上げるために使用します。
使い捨ての使用がおすすめです。
ハンドネイルのケアでも使用するので使いやすい大きさにカットしておいて、何枚かストックしておくと便利です。
ウェットティッシュで代用も可能です。
ネイルオイル
甘皮をカットしたケア後に、フットネイルの根元部分を中心に塗布して使用します。
ケア後は乾燥が進みやすく、根元部分(爪が成長する部分)にオイルを塗布することで保湿して健康的な爪の成長を促します。
保湿用クリーム(ハンドクリームでOK)
フットファイルでかかとや足裏の角質をなめらかにしたケアの最後に使用します。
角質除去後の保湿をしっかりとすることで、柔らかくなめらかな状態をキープすることができます。
ハンドクリームで代用することも可能です。
かかとや足裏の足元専用の保湿力の高いクリームもあるので、用途や使用感の好みに合わせて選んでみてください。
セルフで行うフットケア・フットネイルケアのやり方
基本的な手順はハンドネイルのケアと同じですが、フットネイルのケアは爪自体が分厚く皮膚が硬かったり、甘皮が頑固に貼りついていたり、ハンドネイルと異なる点もあります。
ここではフットネイルの手順をご紹介します。
1.フットバスで足を温める
かかとや足裏に硬く蓄積した角質をまずは柔らかくするために、5~10分ほどフットバスに足を浸しておきます。
お風呂場でフットケアをする場合は、一度湯船に浸かってからケアをすると良いでしょう。
お好みの香りの入浴剤やバスオイルを入れるとリラックスできておすすめですよ。
2.フットファイルで角質を削る
まずはフットケアを行っていきましょう!
フットバスで柔らかくなった角質をフットファイルで除去していきます。
力を入れすぎると削りすぎてしまい、皮膚を傷つけてしまうので力加減には十分注意してください。
フットファイルを皮膚に当て、痛く感じない程度にこすりましょう。
角質の状態が硬すぎる場合は、粗目のファイルで削ってから、細かめのファイルで順に削っていきます。
3.エメリーボードで爪の長さを整える
エメリーボードを使ってフットネイルの長さを整えます。
フットネイルを短く切りすぎてしまう方も多いですが、短すぎると巻き爪などのトラブルの原因になるのでNGです。
適度な長さの目安は指の長さと同じ、もしくはわずかに爪の方が長いくらいで整えておきましょう。
4.メタルプッシャーで甘皮を押し上げる
メタルプッシャーで甘皮部分を優しく押し上げます。
フットネイルの甘皮はハンドネイルと比べ硬くケアがしづらいケースが多いですが、爪の表面や根元部分を傷つけないように、力任せに一気に押し上げようとせずに少しずつ押し上げていきましょう。
5.ガーゼとキューティクルニッパーで甘皮除去する
ガーゼを指に巻きつけ、ネイルの根元部分をクルクルと小さい円を描くように押し上げ、ルーススキンとメタルプッシャーで押し上げた甘皮部分をキューティクルニッパーでカットします。
このとき、押し上げた不要な部分だけをカットするようにしましょう。
一気にカットしようとせず、少しずつ様子を見ながらカットします。
6.ネイルオイルとクリームで保湿する
不要な甘皮をカットした根本部分を中心に、ネイルオイルを塗布します。
ハンドネイルと同じように、ネイルの根元部分には新しい爪を作る組織があるため、保湿が欠かせません。
優しくマッサージするように塗りこみ、うるおいを与え血行を良くしておきましょう。
フットケア・フットネイルケアの注意点
フットネイルケアを行う上での注意点です。
ハンドネイルケアと異なる、フットネイルケアならではの注意点がいくつかあります。
セルフでフットケアをする際にぜひ参考にしてみてくださいね。
角質を取りすぎない(頻繁にやらない)
硬くガサガサになってしまった角質は長い期間をかけて蓄積されたもの。
それを一気に短時間で完全に除去することは非常に難しいことです。
「早く綺麗にしたい」という焦りから、力を入れすぎてしまったり毎日のように角質を削ってしまわないようにしましょう。
過剰に角質を取り除こうとすると、皮膚が薄くなりすぎて赤くなったり、痛みや出血する可能性もあります。
爪切りを使用するなら直線刃のものを使う
フットケアで爪切りを使用するなら直線刃のものを使うのがおすすめです。
足の爪はカーブを付けて切ると伸びる際に皮膚に食い込んで巻き爪や炎症を引き起こす可能性があります。
直線刃を使うと爪を真っ直ぐに切ることができるので、巻き爪のリスクを軽減することができます。
直線刃は切断面が滑らかになりやすく、カットした後の爪がわれたり引っかかったりするのも防いでくれます。
深爪禁止!爪の形は丸く整えない
フットネイルケアでは深爪にならないように施術することが重要です。
足の爪を短く切りすぎると痛みや炎症・外部からの菌の進入による感染症のリスクが高まります。
そして足の爪は丸く整えないように注意が必要です。
両サイドの角を丸くカットすると爪が伸びる過程で皮膚に食い込みやすくなり、巻き爪や爪周囲炎を引き起こす可能性があります。
足の爪は基本的に真っ直ぐカットし、角が尖っている場合は軽く削って整える程度にしましょう。
■巻き爪対策には「スクエアオフ」
フットネイルの形は「スクエア(スクエアオフ)」が原則です。
ハンドネイルはスクエアやラウンドにしたり、様々な好みの形を楽しむことができますが、フットネイルはラウンドなど角を取った丸い形にすることは避けましょう。
歩行の際に全体重がかかったり、靴で圧迫されたりと、予想以上に爪先には強い負荷がかかっています。
そのため、丸い爪の状態は巻き爪の原因になります。
保湿をおろそかにしない
硬い角質は削って除去するだけでなく、その後の保湿がとても重要となります。
せっかく角質除去をしても保湿をおろそかにしてしまうと、さらに乾燥が進みガサガサかかとに戻ってしまいます。
角質除去を頻繁にするよりも、お風呂上りにかかとや足裏の保湿も一緒にケアすることを習慣化すると、つるつるで柔らかいかかとをキープできますよ。
まとめ
今回記事では、フットのセルフネイルケアについて解説してきました。
フットのセルフケアを行うことは、見た目が美しくなるだけでなく、足のお悩みや健康を保つためにも欠かせない大切なことです。
爪や角質のケアを怠ると巻き爪やかかとのひび割れ・感染症などのトラブルにつながる可能性があります。
セルフネイルケアをする場合は道具やアイテムの使い方に注意し、「深爪にしない・丸く整えない」など基本的なポイントを守ることが重要です。
また、せっかく角質ケアをしても、その後何もしないままだと逆に皮膚が硬くなってしまったりもするので、ケアの後はしっかり保湿することを忘れないようにしましょう!
足の保湿をした後は靴下を履いて寝るのもおすすめですよ。
ネイルサロンにはフットケアのみのメニューもあるので、たまにはプロのネイリストによる本格的なケアを堪能するのもおすすめです♪