セルフネイラーさんの中には100均のアイテムでジェルネイルを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?
昨今、様々なネイル用品が発売される中で、セリアやキャンドゥでは長さ出しができるアイテムも発売されています。
長さ出しはロングネイルをするときだけでなく、折れてしまった爪の長さを合わせたいときにも使える技術です。
今回の記事では、100均のネイルチップとジェルネイルで長さ出しをする方法をご紹介していきます。
キャンドゥとセリアで長さ出し用チップやジェルは何が違うのか、そして長さ出しをするために必要なものも解説しているので、ぜひチャレンジをしてみてくださいね。
ネイルチップの長さ出しとは?
ネイルチップを使った長さ出しとは、ネイルチップにジェルを用いて爪の長さを人工的に出す技術です。
これにより、自爪が短くてもロングネイルを楽しんだり、折れた爪の長さを他の爪と揃えたりできます。
爪の先端に被せるハーフチップにジェルを乗せて長さを出す方法が主流ですが、最近では100均のチップフォームを使ったジェルの長さ出しも人気です。
チップとジェルを使用した長さ出しは、初心者の方でも簡単に施術できるため、多くのセルフネイラーに愛用されています。
セリア・キャンドゥの長さ出し用ジェルとネイルチップを比較
100均では、セリアとキャンドゥで長さ出し用のジェルやネイルチップが販売されています。
ここでは、セリアとキャンドゥの長さ出し用ジェルとネイルチップを比較していますので、自分に合ったアイテムを選ぶための参考にしてみてくださいね。
セリアの長さ出しアイテム
まずは、セリアで販売されている、「ネイル長さ出し用チップフォーム」と「長さ出し専用フォームジェル」のコスパや使用感について解説します。
■ネイル長さ出し用チップフォーム
セリアで販売されている長さ出し用のチップフォームです。
10サイズあるので自分の爪のサイズに合ったものを探しやすいです。
フォームジェルという専用のジェルを使っての長さ出しに使用します。
■長さ出し用ジェル
セリアでも長さ出し専用のフォームジェルという商品が販売されています。
セリアの長さ出しジェルは、キャンドゥよりも容量が少ないですが、110円という圧倒的コスパの良さ。
同様に売られている長さ出しチップフォームと合わせて使用することで長さ出しが可能です。
ただし、キャンドゥのポリネイルジェルと比較すると、セリアのフォームジェルのテクスチャーはかなり緩めで扱いの難易度がやや高めな印象。
また、値段が安い分容量も少ないため、初めて長さ出しに挑戦する際には、失敗もふまえて2本用意しておくのがよさそうです。
キャンドゥの長さ出しアイテム
次は、キャンドゥで販売されている「ポリジェルチップ」と「ポリネイルジェル」の価格や使用感などについて解説します。
■ポリジェルチップ
キャンドゥで販売されているポリネイルジェルと合わせて使用するチップです。
一般的なチップより柔らかく、ジェルを硬化した後に取り外しがしやすい固さになっています。
長さも長めなので、ロングネイルを作成することも出来ます。
後半でポリネイルジェルとポリジェルチップを使った長さ出しのやり方を解説しています。
■ポリジェルプ
キャンドゥで販売されている長さ出し専用のジェルネイルです。
チューブ型になっており、同じくキャンドゥで販売されているポリジェルチップを使用して型どり、簡単に長さ出しができる商品です。
カラーバリエーションは、クリアからピンクベージュ系、クリーム系、ブラウン系、イエローなど明るめなど14種類程揃っています。
内容量14.7mlも入って価格は全て550円(税込)とコスパも◎
テクスチャーは硬めで初心者にも扱いやすい長さ出しジェルです。
チップフォームを使った長さ出しをやってみよう!
一見すると難しそうな長さ出しも、チップフォームを使うことで簡単に仕上げられ、プロのようなロングネイルを作ることができます。
ここでは、ネイルチップを使った長さ出しに必要なものや、事前準備の方法について解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ネイルチップの長さ出しに必要なもの
ここからはネイルチップを使った長さ出しに必要なものを紹介していきます。
■長さ出し用ジェルネイル
長さ出しをするためのジェルです。
固いテクスチャーで、流れたりレベリングしたりはしません。
チップに塗り伸ばす時には消毒用エタノールをつけたジェルブラシを使用します。
■長さ出し用ネイルチップフォーム
ポリネイルジェルやフォームジェルを出して、長さ出しする爪の型にするチップです。
自爪に合うサイズを予め選んでおきましょう。
ネイルファイルでとスポンジバッファーで爪の根元の形を削って整えておくときれいな仕上がりになります。
■ベースジェル
最初に塗るジェルです。
キャンドゥのポリネイルジェルや、セリアのフォームジェルには自爪との密着を良くするための役割はないのでベースジェルを必ず塗ってから使用しましょう。
■トップジェル
最後に爪全体をコーティングし、ツヤと強度を出すためのジェルです。
キャンドゥやセリアでは未硬化ジェルの出ない拭き取り不要のノンワイプトップジェルが販売されています。
ちなみに、ノンワイプタイプは厚みを出すのはあまり得意ではありません。
硬化熱が高く出やすいので重ね塗りをするなど工夫しましょう。
■硬化用ライト
ジェルを硬化するライトを用意しましょう。
100均ではキャンドゥとダイソーで330円で折りたたみ式据え置きタイプのものが販売されていますよ。
■消毒用エタノール
未硬化ジェルを拭いたり、ポリネイルジェルやフォームジェルを伸ばしたりする時に使用します。
100均では220円や330円などの商品として販売されていることがありますが、扱っていない店舗も多いようです。
お近くの100円ショップにない場合はドラッグストアで購入しましょう。
■ジェルブラシ
ポリネイルジェルとフォームジェルをチップに伸ばす時に使用します。
筆先の形はスクエア(平筆)がおすすめです。
消毒用エタノールを浸すので、毛がバサバサにならないか不安な方は長さ出し用に1本安価な筆を用意しておきましょう。
最近は100均でジェルネイル用筆も売られており便利です♪
■ダッペンディッシュ
ダッペンディッシュとは、エタノールや長さ出し用のアクリルリキッドなどを入れるための小さい容器のことです。
アルコール成分や揮発性がある溶剤は、プラスチック素材の容器では溶けてしまう恐れがあるため、ガラスや陶器製のものを使用します。
長さ出しの際には、筆についたジェルをこまめに拭き取る必要があるため、筆が浸かる程度の大きさの容器にエタノールなどを入れておくと便利です。
■ネイルワイプ
未硬化ジェルと拭き取ったり、下準備で自爪の油分除去をするときにも使用します。
使いやすいサイズにカットしたキッチンペーパーでもOKです。
■ネイルファイル各種/h4>
180Gのネイルファイルと同じく180Gのスポンジバッファーを用意しましょう。
チップフォームのサイズを調整したり、自爪のサンディングをしたりするのに使用します。
また、ポリネイルジェルやフォームジェルで作った人工爪の形を整えるのにも使います。
さらに、ジェルオフでもネイルファイルは必須アイテムなので、セルフネイルをするなら1本ずつ持っておきましょう。
100均で販売されているほか、ネット通販でも安く購入できますよ。
事前準備
ネイルチップとジェルを使った長さ出しを行う際は、しっかりとした事前準備が必要です。
まずは、自分の爪の形に合ったチップを探しましょう!
爪の横幅とカーブにフィットしたチップを見つけるか、どうしても合わない場合はカスタマイズして作ります。
チップが自爪の横幅やカーブに合っていないと、持ちや仕上がりに影響が出てしまうので注意が必要です。
横幅は、ストレスポイント(爪先の白い部分とピンクの部分の境目)をしっかり覆えるサイズを選んでください。
爪が長くなるほど、このストレスポイントに負荷がかかりやすく、そこから割れたり欠けたりすることが多いからです。
自爪にぴったり合うチップがない場合は、少し大きめのサイズを選び、ネイルファイルで削って調整しましょう。
また、横幅だけではなく、チップのカーブもチェックしておく必要があります。
ネイルチップはしっかりめのカーブが付いていることが多いため、平爪の方だと爪に密着せず、浮いてしまう可能性があるからです。
チップが浮いていると、長さ出しが上手くいかないことがあるので注意しましょう。
チップのカーブは、ドライヤーで温めた後、少し重い物を乗せて押し込むことで、緩めることができます。
また、やや熱めのお湯にチップを浸して柔らかくし、その後は同様に重い物を乗せて押しつける方法でもカーブを調整できるので、やりやすい方法を選んでくださいね。
このように、ネイルチップの横幅とカーブを調整したら、事前準備は完了です。
ネイルチップとジェルを使った長さ出しのやり方
では、キャンドゥのポリネイルジェルとポリジェルチップを使った長さ出しの方法をご紹介していきます。
塗る前の下準備の段階は省略していますが、甘皮処理や油分除去、サンディングはしっかりと行いましょう。
1.チップのサイズを調整する
まずはポリジェルチップのサイズをネイルファイルとスポンジバッファーで削って調整しましょう。
調整する時に気をつけることは、左右のストレスポイントはきちんと覆ているか確認することです。
ストレスポイントが覆えていないと耐久性が低くなり、その部分から折れやすくなってしまいますよ。
2.ベースジェルを塗る
自爪の全体にベースジェルを塗ってライトで硬化します。
エッジまで塗るのを忘れないようにしましょう。
3.チップにポリネイルジェルを出す
ポリジェルチップにポリネイルジェルを出し、消毒用エタノールをつけたジェルブラシで薄く塗り伸ばします。
均一に塗り伸ばすこと、バブルが入らないようにすることの2つに特に注意してください。
4.爪に乗せて硬化する
ポリジェルチップを爪に乗せます。
爪の根元からゆっくりとチップを下ろして空気が入らないようにします。
ポリネイルジェルがはみ出した部分はジェルブラシで拭ってください。
また、爪の裏側もチェックして、ジェルが溜まってしまっている場合は、爪先の方に伸ばして厚みを整えます。
チップがずれないように注意してライトで硬化しましょう。
5.形をファイル類で整える
硬化できたら、チップを外します。
ひねりながら持ち上げるとパカッと外すことができます。
消毒用エタノールを染み込ませたコットンで未硬化ジェルを拭き取ってから、ファイル類を使って爪先の形や爪の根元の段差をきれいにします。
ダストをしっかりと払います。
6.トップジェルで仕上げる
カラージェルを塗らない場合は、トップジェルを爪全体に塗ってライトで硬化します。
爪全体の厚みがクレジットカード1枚分くらいの厚みになっていると強度と耐久性がしっかりと出るので持ちが良くなりますよ。
長さ出しした爪の持ちは?
100均のチップとジェルを使った長さ出しの持ちは、使用するジェルの種類や質によって異なりますが、
一般的には2〜3週間ほどと言われています。
しかし、テクニックや生活環境によっては、通常のジェルの長さ出しと同様に、3〜4週間ほど持たせることも十分可能です。
ネイルを長持ちさせるためにも、施術時にしっかりとチップの事前準備や甘皮の下処理を行うようにしましょう。
また、日常生活では過度に強い衝撃を避け、水仕事の際にはゴム手袋を使用するなど、適切な対策を取ることが大切です。
長さ出しのオフのやり方
長さ出しをしたジェルネイルのオフのやり方は、基本的には、
- ジェル表面をネイルファイルで削る
- リムーバーを染み込ませたコットンを爪に置く
- アルミホイルまたは指キャップをして時間を置く
- 柔らかくなったところからウッドスティックでぽろぽろとこそぎ落とす
というジェルネイルのオフと同じ工程で行います。
長さ出しをしている場合、ジェルネイルの厚みが厚いため、普段のジェルネイルよりもオフに時間がかかります。
また、削るのにも時間がかかるため、ネイルマシン(削るため)があると便利です。
一度で全てオフをするのは難しいため、上記の①~④を繰り返しましょう。
何度か繰り返すと、自爪と長さを出している部分の境目がポロっと外れやすくなります。
無理に剥がすのはNGです。
まとめ
今回は、100均(セリア・キャンドゥ)のネイルチップとジェルネイルを使った長さ出しの方法をご紹介しました。
100均のネイルチップとジェルを使った長さ出しは、コスパが良く、初心者の方でも挑戦しやすいことが大きな魅力です。
初めて長さ出しに挑戦する方も、本記事で解説した手順に沿って進めれば、きっと素敵なロングネイルが作れるはずです。
ぜひ、セルフネイルの長さ出しにチャレンジしてみてくださいね!