ネイルの基本デザインとは?今さら聞けない「ベースデザイン」ってどういう意味? | ネイル女子

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たまたま行ったネイルサロンがオーダー制のサロンだった場合、ネイリストに「ベースデザインはどうしますか?」と聞かれて、すぐに答えることができますか?

ネイルには「基本デザイン」というものがあり、主に「ワンカラー、グラデーション、フレンチ」これらがベースデザインとなります。

現在、ネイルサロンのほとんどは定額メニューを設けていて、用意されたサンプルと料金によってデザインを選ぶことができます。
しかし、サロンによっては最初にベースデザインを決めて、次に、乗せたいパーツやアートを決めていくオーダー制のサロンもあります。

ネイルのベースとなる基本のデザインが何を理解していないと、やりたいデザインがあってもスムーズにイメージを伝えることができません。

そこで今回は、ネイルの基本であるベースデザインについて解説していきます。

ベースデザインの概念を理解していると、一見複雑に見えるネイルの構成も見えてきます。
セルフネイルをする際も役に立つので、参考にしてみて下さい。

ネイルの基本のデザインとは?

ネイルのアイテムに囲まれた手元

ネイルには基本となるデザインがあります。
ネイリストになる人は、まず基本のデザインをマスターするために日々練習を重ねます。

しかしSNSなどを見ると、たくさんのネイルアートに溢れていて、もはやネイルには基本などないのではないかと思うほど・・・。

ところが、よく見てみると一見ランダムで決まりがないようなアートでも、土台にはカラーがしっかりと塗ってあるはずです。
この土台となっているものが「ベースデザイン」です。

ストーンや手描きアートがかわいいネイルも、キラキラのストーンや再現の高いアートにだけ目が行きがちですが、その下にはワンカラーだったり、フレンチだったりと、土台となるネイルデザインが施されています。

このようにネイルは全体の仕上がりに目がいきがちですが、全てのアートには基礎となるベースデザインが必要となります。
そのためオーダー制のサロンでは、まず土台にどのようなデザインをするかを聞いてきます。
そしてその土台となるデザインは、ネイルを始めて最初にマスターする必要がある3つの基本デザインとなります。

では、次で基本となるベースデザインの種類をご紹介します。

ベースデザインの種類

ネイルのベースデザインとは、使い方によって主役にも土台にもなる基本のネイルデザインを指します。

ここでは、ネイルサロンでネイリストに「ベースデザインはどうしますか?」と聞かれた時に困らないように、ベースデザインの種類についてお伝えします。

ワンカラー

グレージュのワンカラーネイル

ワンカラーとは、爪の全体に色を塗るデザインです。
ワンカラーと聞くと、一色だけ使って色を塗っていくことだと思う人がいます。
あくまでもワンカラーとは爪全体に色を塗ることだと理解しておきましょう。

グラデーション

ラメのグラデーションネイル

グラデーションとは、爪の中でカラーの濃淡を作っていくデザインです。
一般的なのは、爪の根本がクリアでだんだんと爪先に向かって色が濃くなっていくものです。
しかしその他にも縦のグラデーションなど、グラデーションにも色々あります。
ですから、グラデーションとは爪の中で色の濃淡を作るデザインとして理解しておきましょう。

フレンチ

白フレンチのネイル

フレンチとは、爪全体はクリアで、爪先だけにホワイトカラーを塗るデザインです。
最近はホワイトだけでなく色々なカラーを使ったカラーフレンチのことも、まとめてフレンチと呼んでいます。
ですから、フレンチとは爪先だけに色をつけるデザインとして理解しておきましょう。

上記の基本デザインを見たときに「なんだ、知っていたよ」と思った人もいるのではないでしょうか。
しかし、ワンカラー、グラデーション、フレンチをネイルアートとして知っていても「希望のベースデザインは?」と聞かれると、何を聞かれているのかわからない人はとても多いです。

もしベースデザインについて聞かれたら、上で挙げた基本のデザインのどれかを伝えれば、まず問題ありません。

定番化している人気ネイルデザイン・アートを紹介

ネイルの基本デザインといえば、「ワンカラー」「グラデーション」「フレンチ」の3種類ですが、
ネイルサロンの施術やセルフネイルでも人気の「定番化しているデザインやアート」がいくつかあります。

「ネイルがしたいけどデザインに迷っている」
「ネイル初心者だからどんなデザインがいいのかわからない」
このような方は、基本デザインだけでなく定番人気のデザインにも注目してみてください♪

ニュアンスネイル

ベージュとピンクのニュアンスネイル

幅広い年代の方に安定して人気のあるデザインが「ニュアンスネイル」です。
ニュアンスネイルは言葉で表すのは難しいのですが、簡単に説明すると、「こうする!という決まりがなく、ランダムに作り上げたかのようなデザインのネイル」です。

マーブルやタイダイの色が混ざるアートや、爪の一部だけをカラーリングする塗りかけネイル、うねうねやぷっくりとした立体的なアートなど、どんな物でもニュアンスネイルと言えますし、様々な要素が含まれています。

あえてササッと大雑把に塗って、アーティスティックな雰囲気を出すと、一気におしゃれなネイルに。落ち着いたカラーを使えば、どんなコーデでもシーンでも浮かずに馴染むので、意外と便利なデザインでもあります。

マグネットネイル

ピンクのマグネットネイル

キラキラのラメが流れるようにデザインされていたり、グラデーションのように浮かび上がるのがマグネットネイルです。

その名の通りマグネットを使って作るネイルデザインで、カラージェルやカラーポリッシュの中に含まれているラメ状の鉄粉を、マグネットの磁力によって動かしています。

シュッと1本のラインが入ったような模様や、まるで流動しているような奥行きのある模様が作れるので、「キャッツアイネイル」や「ギャラクシーネイル」とも言われています。

キラキラと光るネイルが好きな方におすすめで、肌なじみの良いカラーを使ってさり気なく光らせることもできます。

ミラーネイル

ミラーネイルのフレンチネイル

マグネットネイルと同じくキラキラなネイルが好きな方や、かわいい雰囲気よりもクールなネイルが好きな方におすすめなのがミラーネイルです。
ゴールドやシルバーブロンズなどのミラーパウダーを使って、鏡のようにギラッと反射するようなデザインになっています。

爪全面にミラーネイルを施すのはもちろん、フレンチネイルのように爪の先端に塗ったり、根元だけをミラーにするのも人気を集めています。
ニュアンスネイルと組み合わせやすいのも人気のポイントです。

キルティングネイル・ニットネイル

冬になると定番人気のデザインとして付けている人が多くなるのが、キルティングやニットなどの布の柄を取り入れたネイルデザインです。

キルティングネイルはコンサバティブなスタイリングやきれいめなオフィススタイルにも合うので、派手になりすぎないカラーでオフィスネイルに取り入れている方もいます。
ジェルやアクリルによって、キルティングのぷっくりとしたデザインをそのままネイルに取り入れているので、リアルな質感は多くの人から人気を集めています。

反対に、ニットネイルはカジュアル系が好きな方や、ふんわりとしたかわいいスタイルが好きな方にもぴったり。
ジェルやアクリルなどでニットの編み目を立体的に再現しており、ぷっくり感がとてもかわいらしいデザインです。

他にも、布地の柄を再現したネイルは以下のように数多くあります。

・チェックネイル
・ギンガムチェックネイル
・アーガイルネイル
・ツイードネイル
・千鳥格子ネイル
・和柄ネイル
・モヘアネイル
・ベルベットパウダー
・デニムネイル
・ベロアネイル

どれも布地や布の柄を大胆に再現したネイルデザインですが、アートの1つとして取り入れると一気におしゃれなネイルに仕上がります。

マーメイドネイル・人魚の鱗ネイル

ブルーとホワイトのマーメイドネイル

冬は布地や布の柄を再現したネイルデザインに注目が集まりますが、夏はバカンスを満喫できそうなマーメイドネイルや、人魚の鱗ネイルというデザインが大変人気です。

どちらも人魚姫の世界観に合いそうな、貝殻や水面をアートで取り入れています。
ブルーをメインで作るのはもちろん、ピンクを取り入れてゆめかわいいテイストを楽しんでいる人も多いようです。

大胆なデザインなので派手なネイルが苦手な方は挑戦しづらいようですが、夏は他の季節よりも派手なネイルが人気を集めているので、長期休みに合わせてトライしてみてはいかがでしょうか。

シェルのパーツを埋め込んだり、本物の珊瑚のかけらをアートに使うと、よりリアルなネイルになります。

セルフで基本のフレンチネイルをマスターしよう!

セルフネイルをしている人のほとんどは、ベースデザインをワンカラーにしているのではないでしょうか?
たしかに、ワンカラーなら色を変えるだけであらゆるアートの土台として活躍してくれます。

しかし、いつもワンカラーをベースにアートをしたりパーツやシールを乗せたりでは、マンネリ化してきますよね。
そこでワンカラー以外のベースデザインをマスターして、アートのバリエーションを増やしてみませんか?

自分の持っている限られたパーツも、ベースデザインを変えるだけで全く新しいアートになりますよ!

ここでは、セルフでできるフレンチネイルの簡単なやり方をご紹介します。

用意するもの

  • ホワイトカラー
  • トップコート
  • マスキングテープまたは絆創膏など

事前に、指を半周できる程度の長さにカットしたマスキングテープを、指10本分準備します。
カーブのついたフレンチネイルが良い場合は、マスキングテープを山型にカットしておきます。
また、真っ直ぐなフレンチが良い場合は、テープをまっすぐカットしておきます。
すぐに剥がせるようなところに仮貼りしておきましょう!

マニキュアでフレンチネイルのやり方

  1. エタノールなどで爪表面の油分を取り、ベースコートを塗ります。
  2. もう一度ベースコートを塗って、二度塗りにします。
    フレンチネイルの場合は爪全体がクリアのままで良いので、カラーを塗らない代わりにもう一度ベースコートを塗っておいた方が安心です。
  3. ベースコートがしっかりと乾いたことを確認します。
    この後マスキングテープを貼っていくので必ず乾いているかチェックしましょう。
  4. 爪先はホワイトカラーを塗りたい幅を空けておき、それ以外の部分を準備しておいたテープで覆ってしまいます。
    この時テープは、爪との間に隙間ができないようピッタリと貼っていきます。
  5. 爪先にホワイトを塗っていきます。この時マスキングテープに色がかかっても大丈夫です。
  6. ある程度乾いたら、ゆっくりとテープを剥がしていきます。
    きれいなラインが出てくるのではないでしょうか。
  7. 最後にトップコートで仕上げます。

マスキングテープを山型にカットするのが大変であれば、絆創膏の両端にはすでにカーブがついているので、そのカーブをそのまま利用するのもおすすめです!

またフレンチをベースデザインとして何かアートをしたい場合は、手順⑤の後に、ラメやシールなどを貼るとかわいいです。
しかし、このとき万が一ネイルが乾いていなかったら・・・、恐ろしいですよね。
マニキュアの場合、フレンチラインを書いたら、そこで一度トップコートを塗って軽くコーティングすると良いでしょう!
そうすれば安心してフレンチの上にアートを追加していけますよ。

まとめ

ネイルに慣れてくるとベースデザインの知識のように、当たり前にわかっていそうなことが案外ふと抜けてしまっていることがあります。b
でも今さらワンカラーやグラデーション、またベースデザインのことなんて、なんとなく聞きづらいですよね。

しかし基本をしっかりと知っていれば、自分のやりたいネイルが「ベースデザインはこうで、どういうアートをしていきたのか」ということをネイリストにちゃんと伝えられるようになります。
そうすればネイルがもっと楽しくなりますよ!

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