セルフジェルネイルをしていると、爪先から剥がれやすい、仕上がりが垢抜けない、このような悩みはありませんか?
その原因は、エッジがしっかりと塗れていないからかもしれません。
実はエッジをきちんと塗ることで、ネイルの持ちや仕上がりを良くすることができます。
今回の記事では、セルフネイルの持ちが格段に良くなり、サロンのような美しい仕上がりが叶う、ジェルネイルのエッジの塗り方を解説します。
また、ジェルネイルをエッジに塗ることでジェルは先端から浮きにくくなりますが、それでも浮いてきてしまう場合の対処法も一緒にお伝えします。
エッジの塗り方をしっかりマスターして、きれいなネイルに仕上げましょう!
ネイルはエッジまで塗った方がいい3つのメリット
せっかくのつけたジェルネイルはできるだけ長く持たせたいですよね!
そのためには、ジェルをエッジまでしっかり塗ることが大切です。
細かいことですが、「エッジを意識して塗る」というこの一手間が、ネイルの持ちや見た目に大きく影響します。
ここでは、エッジに塗る3つのメリットを詳しくご紹介していきます。
なぜ塗った方が良いのかを理解しておきましょう(^^)。
ネイルの持ちが良くなる
ジェルネイルのエッジをしっかり塗ることは、持ちを良くする重要な工程です。
プロのネイリストとセルフの違いは、エッジの処理の仕方と言っても過言ではありません。
爪の先端は最も摩擦や衝撃を受ける部分で、日常の動作で常に何かに触れていますよね。
PC操作やポケットに手を入れるだけでも、爪先には負担がかかっています。
エッジをしっかりコーティングすることで、このような日常生活の摩擦からネイルを保護することができます。
特に水仕事の多い方は、エッジから水が入り込みジェルが浮いてきやすいため、エッジ部分のコーティングが重要になります。
また、先端からの剥がれを防ぎ、ネイルの密着性も上がるので、ジェルんp持ちを1週間以上延ばす効果も期待できます。
硬化した時に縮みにくくなる
ネイルの持ちが良くなることにも繋がりますが、エッジまでしっかりと塗ることで、硬化した時のジェルの縮みを軽減できます。
「ベースジェルを際まで塗ったつもりだったのに、ライトから手を出したらジェルが縮んで塗り残しがあるように見えてしまう・・・」
このようなことが少なくなります。
仕上がりがきれいになる
エッジまで塗れていると仕上がりが非常に美しくなります。
エッジが塗れていないと横からや爪先から指を見た時にジェルがしっかり塗れていないように見えてしまいます。
爪先のエッジまで塗ることでどの角度から見ても美しいネイルに仕上がります。
ジェルネイルのエッジの塗り方とコツ
ジェルネイルのエッジをきれいに塗るには、正しい手順とコツが必要です。
爪の長さによっても気を付ける点があったり、塗り方も普通のやり方と違ってきます。
上手に塗るコツとして、5つのポイントを押さえておくとキレイな仕上がりになります♪
エッジの塗り方をここでしっかりマスターしておきましょう!
しっかりスキンダウンする
エッジは、上のイラストで塗っている爪先の厚みの部分です。
そして、エッジを塗る時は指先の皮膚をしっかと下げて塗りやすくするための、「スキンダウン」を行います。
セルフネイルの場合は少し指先の使い方が難しいですが、親指を塗るときは人差し指で指先の皮膚をスキンダウンし、人差し指から小指は親指の腹を使ってスキンダウンしましょう!
ジェルは縦に持ち爪先にジェルを塗る
ベースジェル、カラージェル、トップジェルの全てにエッジを塗ることが大切です。
爪が長めだと塗る部分がわかりやすく塗りやすいのですが、ショートネイルの場合はグッと皮膚を下げて上のイラストのピンク色になっている部分にしっかりと筆先を通してジェルを塗りましょう。
ボトルタイプのジェルでキャップに付属しているハケを使う場合、ハケに厚みがあって塗りにくいことがあります。
おすすめは、厚みのない薄い平筆を使うとエッジにジェルを塗りやすいです。
エッジは「塗る」のではなく「ちょんちょん」と触っていくイメージ
エッジを塗る時は、「塗る」というよりも「ちょんちょん」と軽く触っていくイメージで行っていきましょう。
「ちょんちょん」とエッジに触っていく時のコツは、ブラシの先端だけを使って、爪の端を軽くタップするようにジェルを乗せていきます。
この「ちょんちょん」塗りの最大のメリットは、ジェルの厚みをコントロールできること。
適度な薄さでもしっかり保護し、見た目もキレイになりジェルの持ちも良くなりますよ!
硬化時も厚みが均一になっているので、ライトの光がまんべんなく当たって未硬化も防げます。
もし爪の先端にブラシ全体が当てるように塗ってしまうと、ジェルが爪先に厚く盛り上がってしまい、硬化しにくかったり凸凹した仕上がりになる原因にもなるので気をつけましょう。
皮膚についた部分は拭き取って硬化する
短めの爪だとエッジにジェルを塗った時にジェルが指先の皮膚に付いてしまうことがよくあります。
そんなときは硬化する前にオレンジウッドスティックでサッとジェルを拭い取りましょう。
先端がぷっくりとならないように気を付ける
エッジ部分で最も注意したいのが「ぷっくり」としたジェルの溜まりです。
「ぷっくり」とした現象が起きる理由は、爪の先端が重力の影響でジェルが集まりやすい場所だから。
一度溜まると、見た目が不自然になったりトラブルも起こりやすくなるので注意が必要です。
厚みのあるジェルは完全に硬化しにくく、表面は固まっても中が柔らかいままになることもあります。
これは持ちの悪さと剥がれの原因になります。
また、ぷっくりした部分は引っかかりやすく、服の糸を引っ掛けたりして自爪に負担がかかることも。
これを防ぐ簡単な方法は、「エッジを塗布したら、爪を逆さにして数秒間待つこと」です。
これで、ジェルが均等に広がり、先端の溜まりを防ぐことができます。
また、ブラシを使って余分なジェルを取り除いたり誘導したりしてフォルムを作ることもできます。
エッジを塗ることは、見た目だけでなく、ジェルネイルの持ちを左右する重要な工程です。
一手間かけることで、ジェルネイルを長く楽しむことができますよ(^^)
ジェルが爪先から剥がれやすい時に確認すること
ジェルが爪先から剥がれる場合、完成までの工程に原因があることが多いです。
主に3つの項目を確認してみてください。
- ベースジェルからきちんエッジまで塗れているか
- サンディングができているか
- 油分除去ができているか
どれもジェルネイルをするために必要な工程ですが、丁寧にしっかりと行っているかが重要になってきます。
それぞれ解説していきますので、なぜ重要なのか理解しておきましょう!
ベースジェルからきちんエッジまで塗れているか
エッジが塗れているかで、先端から剥がれるか剥がれないか大きく違ってきます。
繰り返しになりますが、エッジにジェルがきちんと塗れていないと、先端から剥がれる可能性が大きいです。
爪先端は外部からの衝撃を受けやすく、ジェルがコーティングされていないとそこから剥がれやすくなってしまうのです。
もし爪先からジェルが剥がれてくる場合は、ジェルを塗るときにエッジをしっかり塗るのを怠らないようにしてみましょう。
それだけで、爪先から剝がれやすくなるのを防ぐことができます。
サンディングができているか
ジェルネイルをする前の下準備で「サンディング」という工程があります。
この工程はノンサンディングジェルを使っている場合以外は必ず必要です。
サンディングとは、スポンジバッファーで自爪の表面を軽く削って凹凸を付けることです。
こうすることでジェルが凹凸にしっかり入り込み、ジェルと爪の密着が高まり取れにくくなるため、通常のジェルネイルでは必要な工程です。
サンディングは爪の中央だけでなく、爪の根元や爪先まで満遍なく行わなければなりません。
しっかりできているか今一度チェックしてみてくださいね。
ただし使用するベースジェルが「ノンサンディングジェル」の場合はサンディングは必要ありません。
油分除去ができているか
もう1つは下準備で油分除去がしっかりできているかどうかです。
油分除去はジェルの種類に関わらず必ず必要な工程です。
自爪の油分除去が不十分だと、ジェルを弾いてしまうことがあります。
弾くと縮みの原因になるのでしっかり油分除去を行いましょう。
基本的には消毒用エタノールやネイルクリーナーでしっかりと油分を拭き取ればOKですが、手汗をかきやすかったり水仕事が多かったりする場合は、通常よりもジェルが剥がれやすくなります。
そんな人には、より密着力が高くなる以下のような商品もあります。
爪先にサッと塗ると持ちが良くなりますよ!
まとめ
ジェルネイルを長持ちさせるためには、エッジまでしっかりジェルを塗ることが重要です。
エッジの塗りが甘いと、外部からの衝撃によって剥がれやすくなり、せっかくのジェルネイルが短期間で欠けたり浮いたりしてしまいます。
セルフネイルでも持ちを良くするためには、ベースジェル・カラー・トップジェルのすべての工程でエッジまで塗ることを意識してくださいね。
ブラシの角度を調整しながら薄く均一に塗布することで、仕上がりがキレイになり、ジェルの持ちも良くなります。
また、ジェルの塗布後にエッジの確認をしっかりして、必要に応じて塗り足すこともポイントです。
正しいエッジの塗り方を覚えれば、セルフネイル初心者でもサロン並みの仕上がりを長く楽しむことができます。
ジェルネイルを長持ちさせるために、エッジの塗り方を意識してみましょう(^^)