100均ジェルネイルですぐ取れる時の対処法|やり方やポイントを解説 | ネイル女子 - ネイリストがおすすめするネイルサロンも掲載中!

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100均でジェルネイルがたくさん売られているのはご存知の方も多いはず。中でもセリアのジェルネイルは、100円ショップの中で初めてジェルネイルを売り出したお店なのもあって、使っている人も非常に多いのです。

100円でジェルが買えるなら様々なカラーを買ったり、ネイルパーツを買い足したりできるので嬉しいですよね!しかし、100均ジェルネイルはすぐ取れると困っている方が少なくないようです。

セルフジェルネイルがすぐに取れるのは、100均ジェルを使っているからなのでしょうか?
今回の記事では、100均ジェルネイルがすぐ取れるという方向けの対策や、見直したいポイントについてご紹介します。

100均ジェルネイルってネイリストから見てもすごいんです

セルフネイルで爪にジェルネイルを塗っている写真

100均ジェルネイルは、大手100円ショップであるセリアやダイソー、キャンドゥで売られています。初めて100均でジェルネイルを売り出したのはセリアで、セルフネイラーだけでなく多くのネイリストにも衝撃が走りました。100円でジェルネイルが揃えられるなら、かなりお得にセルフネイルが楽しめますよね。

確かに、セルフジェルネイルを楽しむ方は年々増えているのもあって、ネット通販では多くのプチプラジェルが売られています。しかし、1つ100円で売られているものはなかなか無いのが現状です。そしてプロが使っているジェルネイルなら1千円以上するものは当たり前で、商品によっては2~3千円するものも多いのです。すべて100円で、安定して製造し、全国で販売できるのはまさに企業努力と言えます。普通のネイルメーカーではなかなか叶わないことを、100均ジェルネイルは実現しているのです。

100均ジェルネイルがすぐ取れるのはなぜ?

セルフネイル中に困って顔を膨らませる女性

ジェルネイルはマニキュアと比べて持ちが良く、約3週間の持ちが平均的です。ネイルサロンでも、セルフネイルでも、3~4週間経った頃が付け替え時なので、1~2週間で取れてしまったり、つけてから数日で剥がれてしまうのはなんらかの問題があると考えられます。特に100均ジェルネイルはすぐに取れるという口コミが多いので、「安い100均のジェルだから取れてしまうのでは?」と考える方もいるのではないでしょうか。

実は、ジェルの値段が持ちに関わる可能性は意外と低めです。100均のジェルだからといって、持ちに関する品質が悪いというわけではなさそうです。では、100均ジェルネイルですぐに取れるのはどんな原因が考えられるのでしょうか?

100均ジェルネイルですぐに取れる原因

  • ルースキューティクルが残っている
  • 爪先にバリが残っている
  • 爪に油分や水分が残っている
  • サンディングをしていない
  • ジェルが爪からはみ出している

主な原因として考えられるのが上記の6つです。順番に詳しく見ていきましょう。







ルースキューティクルを取り除く

メタルプッシャーで甘皮を押し上げている画像

ジェルネイルを塗る前に必要なのが事前のケアです。ネイリストは「プレパレーション」と言う事前のケアですが、100均ジェルネイルや、プチプラジェルネイルで「事前ケア不要」と書かれた商品でも、プレパレーションを行うことでジェルがぐんと取れにくくなるのです。

プレパレーションには「甘皮ケア」「爪の長さ・形を整える」「自爪の表面をサンディングしてならす」といったことが含まれますが、ジェルネイルを始めたてなら特に気にしておきたいのが「甘皮ケアでルースキューティクルを取り除く」という工程です。

甘皮ケアというと、プッシャーで押し上げて、キューティクルニッパーでカットする流れを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。たしかに、伸びている甘皮があって、爪の表面を邪魔していたらカットするのがおすすめです。しかし、甘皮が伸びていなければ、無理にカットする必要はありません。ルースキューティクルを取り除くだけでOKなのです。

爪周りの皮膚や甘皮が乾燥して角質がついている写真

ルースキューティクルとは、甘皮付近にある白っぽいカスのこと。これは甘皮から出る薄い角質で、溜まりやすい人もいれば、ほとんど出ない方もいます。1度ケアをしてから2~3週間も経つと自然に貯まる人が多いのですが、これを取り除かないと、ジェルネイルを塗ってもスキマができて取れやすくなるのです。

ルースキューティクルは、キューティクルリムーバーでふやかした甘皮をプッシャーを使って押し上げることで、比較的簡単に取り除けます。爪に張り付いているルースキューティクルはプッシャーの掻き出し部分を使って取り除いたり、キューティクルニッパーで浮いたところをカットすればOKです。掻き出しやニッパーを使う時は、爪や甘皮を傷つけないように注意しましょう。

Naility!(ネイリティ!) ステンレスプッシャー

スプーンのようになっている押し上げる部分と、ルースキューティクルを取り除きやすい掻き出し部分がついているベーシックなプッシャーです。安価ながらも丈夫なステンレスで出来ているので、長く使えますよ。

内海 キューティクルニッパー C103

プロのネイリストも使っている人が多い「内海」というブランドのキューティクルニッパーです。初心者向きの刃の長さで、切れ味も抜群。ルースキューティクルや角質がスッキリ取り除けます。

爪先のバリはしっかり取りきろう

爪先に爪やすりを当てる写真

ジェルを塗る前に、爪の長さや形を整える必要があります。爪切りよりも爪やすりの方がキレイに整えられるので、100円ショップに売られている爪やすりや、エメリーボードを使って削っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、爪やすりを使う時は削った後に残りやすい「バリ」に要注意。この場合のバリとは、爪先を削ったときにくっついている薄い膜のようなもので、これがついたままだと、ジェルを塗っても爪先を覆いきれず、爪からジェルが取れやすくなってしまうのです。

おすすめのバリ対策は、爪やすりやエメリーボードで爪の長さや形を整えた後、スポンジバッファーを使ってバリを削り落とす方法です。スポンジバッファーは、爪先に当てて軽い力でささっと動かしましょう。ちなみに、スポンジバッファーは柔らかいスポンジで出来ているとはいえ、爪やすりの1種なので、使いすぎると爪が削れてしまいます。バリを取るだけなら何度も往復でやすりがけしないようにしましょう。

Nail de Dance スポンジバッファー No.1 100/180G

プロ向けネイル用品を数多く扱っているブランド「ネイルデダンス」のスポンジバッファーは、ベーシックなひし形で、100Gと180Gがついています。バリを取る時は180Gがおすすめ。

Naility!(ネイリティ!) スポンジファイル 100/180G 2個セット

スポンジファイルはバリを取ったり、爪をサンディングしたりと使い勝手の良いアイテムです。頻繁にネイルをしていると意外にも消耗するので、オトクなセット商品もおすすめですよ。







塗る前の油分・水分除去は徹底して

消毒用エタノールのボトルを開封する写真

ジェルネイルは、爪表面に油分や水分が残っているとジェルの液が爪表面から弾かれてしまい、定着しにくくなります。ジェルネイルを塗る前には、爪表面や爪先に油分や水分がなくなるように拭き取る必要があるのです。

拭き取りには、毛羽立たないネイルワイプやキッチンペーパーなどをカットしたものを使い、消毒用エタノールやネイルプレップを含ませて、爪の根元から爪先までしっかり拭き取ります。消毒用エタノールは、第3類医薬品として売られているアルコール濃度の高いものがおすすめです。

一方でネイルプレップは、ネイルを塗る前の爪の拭き取り剤として販売されている商品です。しかし、成分をよく見るとアルコールと水に香料や着色料しか含まれていない商品もあるので、そういったものは消毒用エタノールと違いがほとんどなさそうです。また、消毒用エタノールでも、保湿のために油分や精油が含まれていると、爪の拭き取り剤には適していません。消毒用エタノールやネイルプレップを見比べても、どんな成分が入っているかわかりにくい場合、ネイルプレップを使っておくと安心ですよ。

Miss Mirage プレップ 120ml

ミスミラージュのネイルプレップは、アルコールをメインに酸を含まない成分になっているので、爪に優しく油分・水分除去ができます。

PRE GEL ネイルプレップL 300mL

プリジェルのネイルプレップはアルコールの濃度が高いので、爪表面もしっかり拭き取れます。容量多めなのも嬉しいポイント。

サンディングが必要なジェルか要確認

セルフネイルでハケを持って爪に塗ろうとしている写真

ジェルネイルはツルツルな表面には定着しにくいという性質があります。そのため、ベースジェルを塗る前に爪に軽く傷をつける「サンディング」という工程が必要になるのです。最近はパラジェルをはじめ、サンディング不要のベースジェルも数多くありますが、100均ジェルネイルだとサンディングが必要な商品もあるので、塗る前に確認しておきましょう。

筆者が調べたところ、100均ジェルネイルのサンディング必要・不要は以下の通りです。

セリアのベースジェル:サンディングが必要
ダイソーのベースジェル:サンディング不要
キャンドゥのベースジェル:サンディング不要

意外にも、セリアのベースジェルだけがサンディングが必要な商品でした。また、サンディング不要なダイソーやキャンドゥのジェルネイルでも、すぐに取れてしまったり、持ちが悪いと感じた時は、サンディングをすることで改善されるかもしれません。

サンディングは、スポンジバッファーやエメリーボードの目が細かい面を使って、爪表面が曇る程度にかけるだけでOKです。削りすぎると爪が薄くなってしまうので気をつけてくださいね。

ジェルは爪からはみ出さないように塗る

ジェルネイルがついている手元がアップの写真

これは基本的なことですが、ジェルを塗る時は甘皮や爪のサイドにはみ出さないように徹底しましょう。ジェルがはみ出たままライトで硬化してしまうと、甘皮や皮膚からジェルが浮いて、せっかくつけたジェルが取れやすくなってしまいます。

これも筆者調べではありますが、100均ジェルネイルの場合、セリアやキャンドゥのジェル液は粘度が低く、サラサラとした仕様の商品が多いです。その一方で、ダイソーのジェルはこの2つに比べると粘度が高く感じます。サラサラのジェルは爪に伸ばしやすいですが、その分甘皮やサイドにも流れやすいので塗りにくく感じるかもしれません。

サラサラ系のジェルを塗る時は、1度に塗る量を少なめにして、厚みを出したい時は一度硬化してから、もう一度少量塗る、という工程を繰り返しましょう。そして爪からはみ出してしまったジェルは、ウッドスティックを使ってしっかりと拭い取ってから硬化してくださいね。

ジェルの厚みは分厚すぎても薄すぎてもダメ!?

ジェルネイルがついている手を重ねる写真

ジェルネイルはマニキュアよりも丈夫なだけでなく、ぷっくりとした厚みのある仕上がりが楽しめます。つやつやでぷっくりとした表面のネイルは可愛いですし、爪や手元がキレイに見えますよね。

しかし、ジェルを塗り重ねてあまりにも分厚くしすぎたり、反対に薄すぎて自爪に近い厚みにするのはNGです。分厚すぎるとジェルが爪のしなりについていけなくなって、浮きができやすくなりますし、薄すぎると爪先を使うときの衝撃に耐えられず、取れたり割れたりしてしまうのです。

ジェルネイルの適切な厚みは1ミリ前後とされており、これはクレジットカードやキャッシュカードの厚みと同じくらいです。これよりも薄すぎたり分厚すぎたりすると、取れやすくなるので注意しましょう。







100均ジェルネイルで必要なもの

ジェルネイルをするための道具一式の写真

100均でジェルネイルをする時に必要なものをご紹介していきます。
ほとんどのものが110円で手に入るのでぜひ揃えてくださいね。

ベースジェル

最初に塗るジェルです。
自爪とジェルの密着を高め、色素沈着を防ぐ役割があります。
各100均で販売されているので必ず準備しましょう。

カラージェル

カラージェルは好みのカラーを用意すればOKです。
シアーカラーのほうが色ムラになりにくく塗りやすいです。
マットカラーは色ムラになりやすいですが、発色が良いという魅力もあります。

トップジェル

最後に塗るジェルです。
強度と耐久性を持たせ、ツヤを出します。
100均のトップジェルは、未硬化ジェルが出ない拭き取りいらずのタイプなのでセルフネイルにぴったりです。

硬化用ライト

ジェルを硬化するにはライトが必要です。
キャンドゥやダイソーで据え置きタイプのライトが330円で販売されています。
しっかり使用できるので入門機として使用するのにおすすめですよ。

詳しくはこちらの記事で使用感などを解説しています。

100均のジェルネイルライトは使える?ネイリスト視点でレビュー!
URL:https://www.nailjoshi.com/81518/

エメリーボード

自爪の長さと形を整えるのに必要です。
爪切りでカットすると二枚爪や爪割れの原因になるのでエメリーボードを使用しましょう。

メタルプッシャー

甘皮を押し上げるためのアイテムです。
オレンジウッドスティックや綿棒でも代用できますが、ジェルオフでも使用するのであったほうが便利ですよ!

スポンジバッファー

サンディングしたり、バリを取ったりする時に使用します。
100均で販売されていますが、もしネットショップなどで購入する場合は目の粗さは180Gのものを選ぶのがおすすめです。

ワイプ

カットしたキッチンペーパーでOKです。
もしくは不織布シートなどを利用することも可能です。
消毒用エタノールを染み込ませて油分除去をする時に使用します。

消毒用エタノール

100均では330円などで手指消毒用のエタノールが販売されています。
もし販売されていないときはドラッグストアで販売されている消毒用エタノールを使用しましょう。
スプレーボトルに入れて使うと使いやすいです。

ジェルネイルの下準備のやり方

ジェルネイルをする用具セット一式の写真

ジェルネイルを塗る前の下準備のやり方についてご紹介していきます。
取れにくくするためのポイントが詰まっている工程が多いので正しく行えるようにしましょう。

1.エメリーボードで自爪の長さと形を整える

エメリーボードで自爪の長さと形を整えます。
往復で動かさず、一定方向に軽い力で動かすようにしましょう。
爪の裏側にバリが残っていないかよくチェックして、残っている場合はスポンジバッファーで取り除きましょう。

2.メタルプッシャーで甘皮を押し上げる

メタルプッシャーで甘皮を押し上げます。
キューティクルリムーバーを爪の生え際に塗ってふやかしながら行いましょう。

3.スポンジバッファーでサンディングする

サンディングが必要なベースを使用する場合は、スポンジバッファーでサンディングを行います。
表面を軽く擦って爪の表面全体に傷を付けるような感じでやるとしっかりサンディングできます。やりすぎて自爪が薄くならないようにしましょう。

4.ワイプに消毒用エタノールを染み込ませて油分除去する

ワイプに消毒用エタノールを染み込ませて爪表面をよく拭き取って油分除去をしっかり行いましょう。

ジェルネイルの塗り方

指にマニキュアを塗っている女性の手の写真

1.ベースジェルを塗る

まずはベースジェルを塗ります。
何度もハケを通して表面を整えるよりは、自然とつるんとするのを待ってみるときれいな表面になります。
また、爪先の厚み分(エッジ)にもしっかりジェルを塗りましょう。
塗ったらライトで硬化します。

2.カラージェルを塗る

カラージェルを塗ります。
はみ出さないように注意しましょう。
また、やはりエッジにもしっかりとジェルを塗ってライトで硬化します。

3.カラージェルを2度塗りする

カラージェルは基本的に2度塗りで仕上げます。
色ムラがなくなるように注意して塗りましょう。ライトで硬化。

4.ノンワイプトップジェルを塗る

最後にノンワイプトップジェルで爪全体をコーティングしてライトで硬化したら完成です。
トップジェルを塗るときもはみ出さないことと、エッジに塗ることを忘れずに行いましょう。

まとめ

鮮やかなシアンカラーのネイルでスマートフォンを持つ女性の写真

100均ジェルネイルで取れやすい時は、塗る前の下準備=プレパレーションを徹底すると持ちが良くなるはずです。下準備に使うネイルケア道具は、上記でご紹介したアイテムだけでなく、100均でも売られていますよね。100均のキューティクルプッシャーやキューティクルニッパーはおすすめできませんが、爪やすりやスポンジバッファーなら100均でも十分なクオリティです!

また、消毒用エタノールは、拭き取りが必要なトップジェルにも使えるので、セルフネイルをする上で欠かせません。爪からはみ出ないように塗りつつ、厚みも気にすることで、より取れにくい・持ちの良いセルフジェルネイルが楽しめます。100均ジェルネイルだから持ちが悪いのかな?と諦めずに、事前準備と塗り方に気をつけて、キレイなセルフネイルを楽しんでくださいね。







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