人は顔や体つきがそれぞれ違うように、爪も大きさが違います。小さな手はかわいらしい印象がありますよね。しかし手が小さい人は爪が小さく、さらに長さも短い場合は、できるネイルアートが限られたり、かわいいネイルをしてもイメージと変わってしまうことがあります。そこで今回は爪を大きくすることはできるのか、ネイルケアでキレイに整えていく方法と、長さ出しがおすすめな理由について解説していきます。そして見た目でついつい気になってしまうのは「ポッコリお腹」です。人間は、自分にはないものに惹かれるといいます。ですから、女性は男性の逞しい筋肉に憧れ、男性は女性のくびれたウエストに魅力を感じるというわけです。ところが年齢を重ねると、ウエストのくびれが徐々になくなり、ポッテリお腹をゆったりファッションでカバーする傾向が出てきます。お腹の脂肪が厄介な点は、通常のダイエットではなかなか落ちないことです。そこで今回は、年齢を重ねるとお腹が痩せにくい理由を徹底解明し、くびれたウエストを取り戻す、とっておきのお腹痩せ方法をご紹介します。取れないお腹の脂肪を諦めかけている方はぜひ参考にしてくださいね。
爪を大きくする方法はあるの？
爪の形は人それぞれで、ネイルモデルのようなキレイな爪を持っている人は少数派です。元ある爪の形から横幅をぐんと大きくすることは残念ながらできませんが、縦幅を長く見せる方法はあります。特に普段から深爪にする人は、深爪にならないようにケアすることで、縦長の爪になる可能性が高いです。
●ほっそり縦長の爪にするには？
爪は1日あたり0.1ミリ伸びる人が多く、夏は代謝が良くなるので早く伸びて、冬は反対に代謝が悪くなるので伸びにくくなります。そのためすぐに縦長ほっそり爪にすることは難しいですが、ネイルケアと爪先の扱いに気をつければ、丈夫な爪が伸びやすくなり、縦長爪に近づけます。
・ネイルケアは外側だけでなく内側からも大事
キレイな爪を保つためにネイルオイルやハンドクリームをこまめに使っている人が多いのではないでしょうか。もちろん保湿という点では大切ですが、それだけではしっかりとした爪は生えにくいです。爪は皮膚や髪と同じくたんぱく質で出来ているので、たんぱく質が多く含まれた食べ物を食べるようにしましょう。鶏むね肉や牛ヒレ肉、大豆製品や卵がおすすめです。たんぱく質だけをひたすら摂るのではなく、ビタミンやエネルギーの元となる野菜や主食も含めてバランス良く食べてくださいね。
・爪先を乱暴に扱うのはNG
爪先をぶつけたり、ひっかく動作などで負荷をかけていませんか？爪の裏側には、爪と爪の下にある指がくっついている部分（ハイポニキウムと言います）があり、爪先を乱暴に扱っているとハイポニキウムにも負担がかかってしまいます。ハイポニキウムを傷つけずに保つと、爪が折れにくくなったり、早く伸びてキレイな爪が保ちやすくなります。爪にぐっと負荷がかかってしまうとハイポニキウムが切れることもあるので、日常生活では爪先を丁寧に扱うようにしましょう。
爪が小さい人はネイルの長さ出しをしてみよう
爪の縦幅を長くするには、ネイルケアも大切ですがすぐに伸びるわけではありません。すぐにでも縦長の爪を手に入れたい！という方は、ネイルで長さ出しをするのがおすすめです。長さ出しをすることで、爪の縦幅が長いとどのようなデザインになるかわかりやすいですし、自分にとって生活しやすく、見た目のバランスが良い爪の長さもイメージしやすいです。長さ出しはネイルサロンでオーダーできますし、セルフネイルでも付けられます。ただしセルフネイルは慣れていない人が行うには難易度が高いので、「1度長さ出しを試してみたい」という方はネイルサロンに行くのがおすすめです。
●爪の面積が小さい、短い爪でも長さ出しはできる
爪が小さい方や、深爪に近いほど短くしている方は、「自分の爪でも長さ出しはできるの？」と不安に思っているのではないでしょうか。長さ出しの方法にもよりますが、爪先の伸びた白い部分＝フリーエッジの長さが、1ミリ強あれば長さ出しは可能です。長さ出しには以下のような種類があります。
・フォームの長さ出し
フォームという土台になる紙を爪先につけて、長さ出しを行う方法です。ジェルネイルや、アクリルという素材を使って人工爪を作ります。ジェルネイルは強度の問題から基本的に1センチくらいまでの長さ出しになりますが、アクリルはジェルよりも強度の高い素材なので、1センチ以上のネイルや、2センチ以上のロングネイルも楽しめます。ネイルサロンでも取り扱っているお店が多いので、気軽に長さ出しができる方法と言えます。
・チップの長さ出し
長さを出すための「ハーフチップ」というアイテムを使い、爪先にチップを接着して爪を長く見せる方法です。チップオーバーレイとも言われており、ネイリストが受ける「ネイル検定」の1級実技試験や、「ジェルネイル検定」の上級実技試験の課題になっている方法です。仕組み自体はとても単純で、ネイルグルーを使って、爪先にハーフチップを接着し、形や長さを整れば完成します。ネイルサロンではフォームの長さ出しよりも、取り扱っているお店は少なめです。
・ネイルチップ＋ジェルの長さ出し
チップフォームという型になるネイルチップとジェルを使う長さ出しです。チップフォームにジェルを流し込んで爪につけて、ライトで硬化し、固まった後はチップを取り外します。その後形や長さを整えれば完成します。ネイルサロンだけでなくセルフネイルでも取り入れている人が多い方法で、フォームの長さ出しよりも難易度は低めとされています。しかし、チップフォームを自爪の大きさに合わせたり、適切な量のジェルを流し込まないと爪からはみ出たりするので、慣れが必要な技術です。
・ジェルチップ＋ジェルでの長さ出し
ジェルで出来たネイルチップを、ジェルで爪に接着して長さ出しする方法です。他の方法と比べるとかなり時短で長さ出しができるので、セルフネイルで付けている人や、導入しているネイルサロンも少しずつ増えています。ジェルネイルをオフするようにアセトンで落とせますが、強度は他の長さ出しよりも少し劣ることがあるようです。
ネイルサロンやネイリストによって取り扱っている長さ出しの種類は異なりますし、お店によっては長さ出しのメニュー自体がないこともあります。自分のライフスタイルや自爪にはどの長さ出しが合うのか、カウンセリングでしっかりと相談した上で付けてもらいましょう。
ポッコリお腹が痩せにくい理由
年齢を重ねると太りやすくなるのは、下記のようなことから基礎代謝が低下し、エネルギー消費量が減ってしまうからです。
・筋肉量が減る
・脂肪代謝を促進する成長ホルモンが減少する
・脂肪を燃焼する褐色脂肪細胞の機能が落ちる
・運動量が減る
中でも脂肪が取れないのがお腹で、特に太っていないのに、お腹だけポッコリでお悩みの女性も多いようです。
なぜお腹だけ痩せないのか、それには次の理由があります。
●内臓脂肪
お腹周りは脂肪が多い部位です。お腹は多くの重要な臓器が納まっている場所で、しかもそれを保護する骨がないため、代わりに脂肪をつけて臓器を守る必要があるのです。脂肪には、皮膚の下につく「皮下脂肪」と、お腹の中につく「内臓脂肪」がありますが、女性はもともと、女性ホルモンの影響により皮下脂肪がつきやすく、内臓脂肪はつきにくいといわれています。しかし年齢を重ねると女性ホルモンが減少するため、脂肪は内臓脂肪を中心につくようになり、お腹がポッテリしてくるのです。
●筋肉が少ない
お腹は筋肉が少なく、あまり動かさない場所なので、脂肪が溜まりやすくなります。しかも歳とともに筋力は低下していくため、筋肉に支えられていた内臓が脂肪と共に下垂し、下腹が出てくるのです。
●冷え
筋肉が少ない女性は、エネルギー生産が少なく、冷え性になりがち。冷えると、寒さから身を守るために、体は脂肪を蓄えるようになります。特にお腹の冷えは内臓の働きを悪くし、代謝が低下してさらに脂肪がついてしまうのです。
●便秘
便秘は溜まった便がお腹を膨らませる上に、腸内環境を悪化させ、血液を有害物質で汚染します。汚れた血液は脂肪代謝を低下させるので、膨らんだお腹にさらに脂肪がつくことに。
●骨盤の歪み
骨盤は生殖器や内臓を守りながら、常に小さな開閉を繰り返しており、歪みやすい傾向があります。特に女性の骨盤は、次の理由から男性より歪みやすくなっています。
・妊娠出産のために、幅が広く開きやすい構造になっている
・生理周期により骨盤の開閉頻度が多い
・出産により骨盤が大きく広がる
こうして骨盤が歪んで不安定になると、それを支えるために脂肪がつきやすくなるわけです。以上のように、女性にはお腹に脂肪がつく要因がたくさんあるのです。
お腹の脂肪を取る方法
あっという間につき、ついたら落ちにくいお腹の脂肪。この厄介なお腹の脂肪は、どのようにして取ればいいのでしょうか。お腹痩せも、まず基本は食事や睡眠などの日常生活。それにプラスして、お腹痩せに特に効果的な運動や、エクササイズをご紹介していきます。
●食事
食事で重要なのは、通常のダイエットと同様に、血糖値を上げないことと、エネルギー代謝に必要な栄養素を不足させないこと。たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維を十分取り、糖質や脂肪が過剰にならない食事を心がけることが大切です。また朝食抜きや夜遅い食事は、太るもとになります。朝はエネルギー消費が最も高く、食べても脂肪になりにくい時間帯。朝食をきちんと摂ると血糖値が一定に保たれ、コレステロール値が下がるという研究結果もあります。逆に夜はエネルギー消費が最小になり、さらに夜中には、BMAL1という脂肪を蓄積する物質が最も多く分泌されるので、脂肪がつきやすくなるのです。
●睡眠
睡眠を十分とると、脂肪代謝を促進する成長ホルモンや、食欲抑制ホルモンのレプチンの分泌が増え、痩せやすくなります。寝る前の入浴やストレッチ、深呼吸、リラクゼーション音楽などで交感神経を鎮め、寝つきを良くしましょう。また快眠のためには、起床と就寝、食事時間など毎日の生活リズムを一定にし、体内時計を整えることも大切です。
●姿勢
デスクワークの多い生活は、特にお腹周りを太らせます。猫背や前屈みの姿勢でいると、お腹周りの筋肉が使われないため、脂肪は溜まる一方。普段から、背すじと首すじを伸ばし、お腹に力を入れた姿勢を保つように心がけましょう。それだけでも血行が良くなり、エネルギー消費も上がります。
●ストレス
ある研究では、ストレス時に分泌されるコルチゾールが、脂肪、特にお腹の脂肪を増加させるという結果が発表されています。コルチゾールはさらに、食欲を抑制するレプチンの分泌も減らすため、まさにストレスは肥満のもとなのです。大事なのはストレスを溜め込まないことで、溜めなければコルチゾールの弊害も一過性で済みます。ストレスは誰にでもあるものと考え、上手に気分転換をし、発散してしまいましょう。
●有酸素運動
お腹痩せを頑張る時、たいてい「腹筋運動」をするものですが、意外なことに、筋トレではお腹の脂肪はあまり取れないのです。
・お腹痩せには「有酸素運動」
お腹の脂肪を燃やすなら、筋トレのような「無酸素運動」ではなく、ウォーキングやジョギングなどの「有酸素運動」が効果的です。その理由は、無酸素運動と有酸素運動では、使われる筋肉とエネルギー源が違うからです。無酸素運動では、瞬発的な動きに使われる「速筋」が働きます。実は、速筋のエネルギー源は筋肉内に蓄えられた僅かな糖分で、脂肪はほとんど使われません。そのため糖分を使い果たすと、疲労して動けなくなってしまうのです。一方、動きが緩やかな有酸素運動では「遅筋」が使われます。遅筋は糖分がなくなれば、脂肪を燃焼させてエネルギーとして使うことができ、持久力があります。つまり、脂肪を燃焼するなら、遅筋を使う有酸素運動のほうが適していることになるのです。さらに、脂肪が燃焼する時は内臓脂肪が先に使われるので、有酸素運動をするとお腹周りから痩せていきます。
・正しい姿勢＆空腹時が効果的
ウォーキングでは姿勢も大切。背筋を伸ばし、歩幅は大きめに、少し速足で、できれば20分以上歩くようにしましょう。正しい姿勢で歩くと、脚や腰、腹、腕など全身の筋肉が総動員して使われ、エネルギー消費がさらに上がります。そして歩くタイミングは、空腹時が最も効果的。エネルギーは先に血中の糖分を使って作られますが、空腹時は血糖値が下がっているので、最初から脂肪が使われやすくなるのです。
・「筋トレ＋有酸素運動」でさらに効果大
有酸素運動の前に筋トレをすると、脂肪燃焼がより早くなります。脂肪は燃焼の前に分解される必要がありますが、筋トレをすると、分泌されるアドレナリンが脂肪の分解を促進してくれるからです。また筋トレは筋肉をつけるので、脂肪が燃焼しやすい体を作ることにもなります。
●ドローイン（draw in）
ドローインは、簡単にできて効果が目に見えて分ることから、痩せたい女性に人気急上昇中の体幹トレーニング。有酸素運動とインナーマッスルを鍛える両方の作用があるため、特にお腹やウエストの引き締めに効果的です。ドローインは様々なやり方があるのですが、基本は「draw in（空気を吸い込む、引き込む）」の意味どおり、呼吸と共にお腹を凹ませることです。
1. 背すじを伸ばして立ち、肩を後ろに引いて胸を張る。
2. ゆっくり息を吸いながら、お腹を膨らませる。
3. 次にゆっくり息を吐きながら、お腹を最大限凹ませる。
以上30秒を1セットとして、10セット行います。ポイントは、お腹を凹ませる時、お腹の皮が背中にくっつくイメージで行うこと。お腹を限界まで凹ませることで、引き締まった状態をインナーマッスルが形状記憶し、定着するのだそうです。また、通常の腹筋運動はお腹の表面の筋肉しか鍛えられませんが、ドローインはお腹の深層部のインナーマッスルを鍛えます。そのため、下垂した内臓が引き上げられて出っ張った下腹も引っ込み、基礎代謝が上がって脂肪が燃えやすい体になります。ドローインは腰を掛けたままや、寝たままでもできるので、体力が心配な方にもおすすめなお腹痩せ法なのです。
まとめ
お腹の脂肪は見た目が悪いだけでなく、動脈硬化や心臓病、糖尿病、ガンなどを発症しやすくなり、健康面の大きなリスクになります。歳だから…と自分を甘やかさずに、心もお腹も引き締めることが大切です。因みに、ドローインがおすすめなのは、インナーマッスルを鍛えると脳が活性化するということも理由の一つです。ぜひドローインを実践して、くびれたウエストを取り戻し、頭も体も健やかな毎日を目指しましょう。
