甘酒の効果を知っていますか?昔から「飲む点滴」と呼ばれることもある甘酒は一昔前に売り場から姿を消し入手困難になるほどブームとなりました。そんなブームもすっかり落ち着ついている昨今、また甘酒が再注目されているのをご存知でしょうか。甘酒が美容と健康に良いということは何となく聞いたことがある、そんな人は多いと思います。だからといって甘酒をいつも飲んでいるという人は多くありません。もし甘酒を飲むタイミングがあるとすれば、大晦日の寒い夜や初詣の時など、実際には特別なシチュエーションである場合がほとんどではないでしょうか。しかし甘酒の美容と健康効果を知ったら、きっと日々の生活に取り入れたくなるはずです!さらに近年、特に注目されているのが「玄米を使った甘酒」です。玄米甘酒は通常の甘酒よりもさらに優れた美容効果が期待できるといわれ、美意識の高い女性達の間で今話題となっているのです。そして甘酒の効果を実感した人はその魅力から、最終的には自分で甘酒作りをはじめる人が多いといいます。髪のパサつき、爪の割れや乾燥、お肌のハリや艶の低下、抜けきれない疲れなど、女性の悩みは尽きません。たくさんのサプリメントや美容液を取り入れてもなかなか効果を実感できない・・・、毎日忙しく寝ても疲れが取れない・・・。甘酒は、そんな女性達の救世主になる可能性を秘めているのです。そこで今回は甘酒の持つ効果と、話題の甘酒と玄米甘酒の違いについてご紹介します。また、せっかくなら自分で作ってみたい!そんな人のために玄米甘酒の作り方もお伝えします。さらに甘酒を飲むことで体の中から健康になると共に、何をしてもすぐに割れてしまうような弱い爪や、パサつきが気になる髪にも効果があるといわれています。甘酒の持つ効果を知って、髪の先から足の爪まで全身元気になりましょう!
甘酒はお酒ではない?
甘味のある独特の風味がクセになる甘酒ですが、甘酒は「酒類」でないものがほとんどであるということです。「甘酒にアルコールが入ってないことは知ってるよ」と思っている方は要注意かもしれません。「ほとんど」とはゼロではないということです。
甘酒は使われている材料によってアルコール成分を含んでいる可能性があります。子供から大人、妊婦さんまで美味しく飲めるのは「米麹」を使用した甘酒です。これはアルコールを含んでいる心配は一切ありません。気をつけたいのは「酒粕」を使用した甘酒です。元々酒粕は日本酒を作る際に出るカスなので当然酒粕にはアルコールが含まれています。実際には酒粕を使った甘酒の場合、製造過程でアルコール分のほとんどは飛んでいきます。しかし僅かではありますが、1.0%以下程度のアルコールは残ります。1.0%とは、万が一運転してもアルコール検査に引っかかる数値ではありませんが、決してゼロではありません。酒粕で作られた甘酒は、アルコールに耐性のない方や敏感な子供が飲む際には注意が必要です。
基本的に市販品は酒粕使用のものでもアルコールは1.0%以下になっているものがほとんどで、また必ずアルコール分の表記もあるのでチェックすることが可能です。しかし酒麹を使った手作りの甘酒を飲む場合、市販のものに比べるとアルコール分が残っていることが多「酒類」に分類されることもあるので気をつけましょう。
甘酒が含むアルコール分は酒類の定義には当てはまらないので、お酒ではありません。しかしゼロではない可能性もあるので、アルコールに注意が必要な時は甘酒だからと油断せず、飲む量などは意識していきましょう!
甘酒と玄米甘酒の栄養価の違い
昔から日本人に親しまれている甘酒。非常に栄養価が高く、飲む点滴、飲む美容液、などと言われ美容意識の高い女子達に大人気です。この甘酒ブームに乗り、最近では甘酒専門も多く出店されるほどです。そして甘酒の栄養価をさらに上まわると注目されているのが「玄米甘酒」です。
●甘酒
甘酒は白米と米麹や酒粕を使って作ります。酵素がたっぷりと含まれた米麹だけで作られた甘酒もあり、自然な甘さと酵素の多さから健康飲料として近年とても人気があります。
●甘酒に含まれる栄養素
- ぶどう糖
- オリゴ糖
- アミノ酸
- ビタミン
- ミネラル
- 食物繊維
甘酒には必須アミノ酸や酵素の他にもこれだけの栄養素がたっぷりと含まれているのです。そしてこの栄養の内容は、体力がなくふらふらになってしまった時に打つと元気になる点滴と共通の栄養素、ぶどう糖やオリゴ糖、ビタミン、ミネラルなのです。甘酒が飲む点滴と言われているのも納得ですね!
●玄米甘酒
近年、美容と健康に良いと特に注目されているのが玄米甘酒です。玄米甘酒は白米でつくるのではなく玄米で作られた甘酒です。
●玄米甘酒の持つ栄養素
- ぶどう糖
- オリゴ糖
- アミノ酸
- ビタミン
- ミネラル
- 食物繊維
これらの白米で作った甘酒と同じ栄養価に、さらに
- ビタミンB1
- ビタミンB6
- ビタミンE
- マグネシウム
これらの栄養成分は4倍〜6倍、ビタミンEは12倍も含まれているとされています。玄米甘酒の点滴効果は白米の甘酒と比べ抜群に高く、また、抗酸化作用に優れ老化予防や美肌効果に必要なビタミンEの保有量はずば抜けています。また人が生きていく上で必要な必須アミノ酸も高いのです。
玄米甘酒の美容効果がすごい!
甘酒だけでも十分な栄養価ですが、玄米甘酒はさらにその上をいく栄養価の高さというから驚きです。食物繊維の豊富さから、便秘の改善やお腹の調子を整える効果もあり、体の中から美しく元気で健康になっていけます。酵素の力と高い栄養価で潤いとツヤのある美肌効果と、しっかりと甘さがあるので、お砂糖や甘い物の代わりにすればダイエット効果も期待できます。なかなか疲れが取れない人は、夜、玄米甘酒を飲んで寝てみて下さい。翌朝スッキリとした目覚めが叶うかもしれません。
意識の高い人はもう生活の中に取り入れている玄米甘酒。興味のある方は一度試してみて下さい♪
弱い爪や髪のパサつきもどうにかしたい!
●爪や髪の状態が悪いと困るのはなぜ?
・爪が弱いと困る理由
爪が弱くて悩んでいる女性は大変多いです。なぜ爪が弱くなると困るのか?ネイルの持ちが良くない、爪が伸ばせないなどの美容目的でも女性によっては大問題ですが、もっと切実な悩みがあります。本当に爪の弱い人は、毎日水仕事をする度に柔らかくなった爪に亀裂が入ってしまったり、短くカットしているのにもかかわらず割れてしまい痛みが出るなど、爪の弱さから怪我に繋がり兼ねません。また爪に亀裂が入れば髪や衣服に引っ掛けたり、肌を傷付けてしまったりと、日常生活にも支障をきたす可能性も高いです。
・髪のパサつきが気になる理由
また髪のパサつきも女性にとって大きな悩みです。髪のパサつきは爪のように実生活で直接問題をきたすわけではありませんが、髪の状態はその人の印象を大きく左右します。
艶がなくパサついた髪は年齢性別に関係なく、生活感が出てしまい老けて疲れた印象を与えます。
爪や髪の改善に玄米甘酒がおすすめな理由
弱くなってしまった爪もパサついてまとまらない髪も、1度なってしまうと色々と手を加えてもなかなか元に戻りません。爪も髪も体から生えてくるものなので、外側からのメンテナンスだけでは限界があります。結局、最終的には体の内側から見直していかなければ、根本的な解決には繋がらないのです。弱った爪や髪のためにビタミンBやビオチンなど、爪や髪の生成に必要なサプリメントなどを飲んでいる人も多いと思いますが、効果の程はいかがでしょうか?効果がないということはありませんが、その効果は非常にわかりにくいものです。本当に効いているのか・・・?と思いながら飲み続けている人がほとんどではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、美容と健康効果の高い甘酒です。上でお伝えしたように、特に玄米甘酒は通常の甘酒よりも栄養効果が高いです。甘酒には爪や髪が健康に育つために必要なビタミンB郡が豊富に含まれています。そして潤いのある爪や髪に欠かすことのできないコラーゲンも豊富なので、より高い効果が期待できます。
たしかに爪や髪の改善には時間が掛かり、体感しにくいです。しかし効果があるのかないのかわからないようなサプリを何となく続けていくよりも、ついでに腸内環境が整ったり、疲れにくくなったり、肌にハリや潤いが出てくるなど、他の箇所で変化を感じることができるのが玄米甘酒です。気がつけば体全体の調子が良くなると共に、爪も髪も元気になっていた!そんな風に過ごすことができたら最高ですよね。玄米甘酒にはそんな効果が期待できるのです。
話題の玄米甘酒を自分で作ってみよう!
玄米甘酒は自分で簡単に作ることができるので、せっかくなら自分で手作りしてみませんか?
それでは炊飯器を使った玄米甘酒の作り方をお伝えします!
●用意するもの
- 炊飯器
- ミキサー
- 米麹(300g)
- 玄米(1号)
- 水
- 塩(お好みで少々)
●作り方
- 玄米を洗ったら水に浸し、冷蔵庫に入れて一晩置いておく。
- 冷蔵庫から取り出し、水気を切る。
- 玄米を炊飯器にいれたらおかゆのラインまで水を入れ、おかゆモードで炊いていく。
- 発酵しやすくなるように、炊いた玄米を軽くミキサーにかける。この時玄米がつぶつぶと少し残るくらいがおすすめ。
- ④を炊飯器に戻したら、米麹を入れて混ぜる。
- 上にふきんをかけて、炊飯器のフタを開けたままにしながら保温モードにする。
※8〜10時間ほど放置。3時間毎に混ぜるとより発酵が進みます。 - 全体にとろみがついたら最後にしっかりと混ぜ、清潔な容器に移して完成です。
※冷蔵庫で2週間ほど持ちます。
玄米のつぶつぶが気になる人は飲む前や⑦のタイミングで、ミキサーを使って口当たりを滑らかにしてもOKです。このままでは濃いので、水で薄めてお好みの濃さにしていきましょう。
甘酒の持つ自然の甘味は、酵素が活発に動くことによって出てきます。酵素が最も好む温度は55 度〜60度といわれています。しっかりと甘味を引き出したい人は「保温」の間の温度を温度計で管理します。保温温度が55 度〜60度になるように意識して酵素の発酵を活発にすることで、しっかりとした濃厚な甘味を引き出すことができますよ!
発酵させなくてはならないので時間はかかりますが、作り方は簡単なので是非玄米甘酒作りにチャレンジしてみて下さい♪
まとめ
自然由来で作られたものは、長い目でみた時も安心して飲み続けることができます。古来より健康に良いとされた甘酒の効果をまだ試したことのない方は、ぜひ続けてみて下さい。気がつくと疲れにくい元気な身体と、潤いのある肌や爪に戻っているかもしれませんよ。