茶道でネイルは禁止?茶道で所作の美しい人へ&おもてなしの心は指先の動きに現れる! | ネイル女子 - ネイリストがおすすめするネイルサロンも掲載中!

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日本の伝統文化と聞いて思い浮かべるものは何ですか?文系なら一番身近なのは小学校の時に授業にもある書道、また茶道、華道、香道の「三道」と呼ばれているもの。また武道であれば剣道、柔道、弓道あたりでしょうか。その立ち居振る舞いは世界でも一目置かれ、注目されている日本の伝統文化のほとんどに、「道」の文字がついています。この「道」が指すものの中に、世界で称賛される日本らしさが込められていて大きな意味を持っています。日本の伝統文化の根底は仏教と非常に深い関わりがあり、道が指すものは「人としての道」です。これは精神の鍛錬や生き方を律し、人として成長していく先に悟りを目指す僧侶の修行と同じなのです。一つの道を極めるために日々の鍛錬を欠かさず、己を磨き続けるゴールのないもの、それが「道」の指すものなのです。日本の伝統文化で注目される礼儀作法や美しい身のこなしは、道を極めるために稽古に励み鍛錬を積んできた結果、自然と身に付き、得たものなのです。その姿は世界中の人を魅力し、日本文化に興味をもつ外国人はとても多いです。少し堅苦しい話になりましたが、日本古来の伝統文化のもつ「道」の根底には、このような理念があることをぜひ頭の片隅に置いておいて下さい。そして現在、伝統文化の中でも特に女性人気の高い茶道もまた、根底は同じです。お茶のお稽古の楽しみといえば、美味しい抹茶とお菓子です。もちろん美味しいお茶を点てられるようになることは大切ですが、茶道のゴールはそこではありません。また、お上品な振る舞いを身に着けながら和菓子を食べるためでもありません。全ては一期一会の相手を「心からもてなすため」の鍛錬といっても良いかもしれません。そのもてなしの精神からくる立ち居振る舞いが、茶道で美しい所作を生みます。おもてなしの心が指先まで丁寧な所作となって現れるのです。茶人に所作の美しい人が多いのは、相手への思いやりのため故です。
今回は、日本の伝統文化の中でも国内外問わず特に人気のある「茶道」についてご紹介します。また近年はほとんどの女性がネイルをしているので、茶道の稽古をはじめたり体験したりする時、「ネイルはどうしたら良いのか?」という質問は多いです。茶道でネイルは禁止なのでしょうか?今回は茶道における「手元のマナー」についてもお伝えします。

日本独自の文化「道」の教えが素敵かも

古来より伝わる「〇〇道」は文化的なものから体技系のものまでたくさんありますが、「道(どう)」教えのわかりやすいのは武道かもしれません。武術を極めて強くなるのはかっこいいし憧れます。しかし武道とは「精神道・武士道精神」とも云われ、純粋に勝ち負けにこだわるスポーツとは違います。武道の目的は相手に勝つことではありません。己の内面を磨くことが本来の目的とされているのです。よく耳にする「心技体」とは、体を鍛えるだけでなく、同時に心も磨かなくては本物にはなれないという教えです。日本古来の武道が、勝っても負けても一喜一憂せずにお互いに礼節を重んじ、「礼に始まり礼に終わる」のはそのためです。

伝統文化で人気の茶道とは

伝統文化の中でも特に人気のあるのが茶道です。根底は伝統文化のそれと同じです。抹茶もお菓子も美味しいですが、茶道のゴールは抹茶を上手に点てられるようになることでも、点前の手順を覚えることでもありません。また、花嫁修行のためのお上品な振る舞いを身に着けるためでもありません。稽古を続けていくうちに、それらは結果としてついてくるのであって目的ではないのです。全ては、相手(客)に対するおもてなしの心、気遣いや礼儀作法を身に付けるための修練なのです。また、茶道は総合芸術とも云われていて、単に作法を学ぶだけでなくお稽古を続けることで季節感や美的センスも磨かれていきます。
道具の組み合わせ、季節の花を生ける、書道など、今ある最高のもので客人をもてなす精神が、特に外国人には美しく写るようです。







茶道の所作はなぜ美しい?

茶道がおもてなしの精神から成り立つものだとわかりました。所作の美しさはもてなす側ともてなされる側が、お互いに気持ちのよい空間を共有するために作られた作法です。
最初の挨拶の仕方、部屋への入り方、座り方、お茶の点て方、お茶のいただき方、歩き方に至るまで作法としてのカタが決まっています。道具の持ち方、置き方、指の向き、稽古を重ねていくことで、これら全てのカタが洗練された無駄のない動きとなって、流れるように繋がっていくのです。無駄がなく流れるような所作は、何もわからない者から見ても美しいと感じます。

茶道を続けていくと、普段の何気ない生活の中でも同じような所作が出るようになります。器の持ち方やコップの置き方など、普段の生活では意識せずに当たり前にやっていることも、茶道では丁寧にカタが決まっているので意識してやらざるを得ません。指先まで意識しながら何度も繰り返していくうちに、何も考えなくても無意識に丁寧にコップを置いているようになります。このように普段の生活とはかけ離れているような茶道ですが、実は何よりも私達の生活に近いところにあるのです。

  • 物を持つ時の指がいつも揃っている
  • 所作が丁寧
  • 動きに無駄がない
  • お辞儀がきれい
  • 身体がブレない
  • 動きに落ち着きがあり安心感がある

これらは普段の生活の中で感じとれる茶道を続けている人にみられる共通の所作です。
美しい所作は、意識してきれいに見せようとしている時は問題ないのですが、油断するとついいつものクセが出てしまいます。茶道で所作が美しくなると言われているのはなぜか?それは普段皆が意識をしないような何気ない行動が、無意識に洗練されたカタとなって現れているからです。

興味があるならまずは体験してみよう!

茶道に興味があって習いたいと思っても、どのようにはじめたら良いのかわからない、また敷居が高く感じてなかなか扉を叩く勇気が出ない・・・。茶道に限らず伝統文化に触れようとした時、このような感覚は誰もが持つものです。参加しやすい大きなお茶会に参加してみるのも良いですが、茶道の世界が未知な人にとってはハードルが高く、よくわからないまま終了。「とりあえず正座が辛くて足が痛かった・・・」そんな思い出しか残らず、楽しむまでには至らない可能性があります。まずは茶道の世界がどのようなものなのか、それをゆっくりと知るのがおすすめです!最近では、門下に入らなくても茶道の体験ができるところが増えています。習い事として正式に続けるのは、色々と見たり体験したりして、さらに興味をもった後でも遅くありません。体験教室として稽古場を開放している茶道教室もありますが、お寺のような場所でも茶道体験ができるところもあります。お寺のように元々オープンな場所なら出入りもしやすく雰囲気も良いので、気軽に茶道を体験することができるかもしれません。茶道に触れることのできるおすすめの場所があるのでご紹介します!

臨済宗円覚寺派 松岡山 『東慶寺』

神奈川県鎌倉市(最寄り駅:北鎌倉)にある『東慶寺』では、毎月一回、「月釜」という席主の違う茶道体験ができます。茶道にも色々な流派があるので、色々な流派のお点前を見たり、説明を聞いたりと、毎月生の体験をすることができます。一回3000円と参加しやすく、茶道に興味のある人におすすめです。詳しくはURLを貼っておくのでチェックしてみて下さい♪

日程:毎月18日(毎年8月は休会)
アクセス:JR横須賀線 北鎌倉駅 徒歩4分
住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内1367
Tel. 0467-22-1663 / Fax. 0467-22-7815
URL:https://tokeiji.com/event/tsukigama

茶道を体験する時に忘れがちなのが「白い靴下」です。洋服で参加する時は忘れずに持っていきましょう!

茶道でネイルは禁止?手元のマナーを知っておこう

茶道に興味を持ったなら、早速に色々と経験していきたいところですが、気になることがありませんか?ネイルをしている人が多い昨今ですが、なんとなく茶道でネイルは禁止なのでは・・・?そんな嫌な予感が頭を過った人も多いと思います。答えは、もちろん何もしないに越したことはありませんが、近年は「ネイルしていても大丈夫」です。ただし、本格的な稽古場では師匠によってNGなこともあります。そこは確実に空気を読んでいきましょう!そうとはいえ、近年は本当にネイルをしている人が増えました。そのため昔のように普段のお稽古の時からネイルNGと言われることは減っています。しかしお茶会やイベントの時など、仲間内以外の人間が集まる際は、身だしなみとしてネイルは取るようにしましょう。ネイルが好きな人からすれば、ネイルを取るのは本当に嫌で「なんで?」と思うかもしれませんね。でもせっかく茶道を習っているなら茶道の精神を重んじていきましょう。一期一会の出会いの中、自分がネイルをしていることで不快に思う人がいるかもしれません。思いやりの精神を大切にしていくのもまたお稽古です。

茶道でNGなネイル

普段のお稽古の時はネイルのOKが出ているところも近年では珍しくありません。しかしデザインには気を使う必要があります。ではお茶のお稽古でNGなネイルをお伝えします。

・大きなパーツやストーンが付いている
茶道の道具は大変貴重なものばかりです。ネイルに大きなパーツやストーンなどが付いていて、万が一それらが道具に当たり傷を付けてしまっては大変です。ネイルが禁止ではなくてもデザインはフラットなものを選ぶようにしましょう。

・ロングネイル
爪の長さも重要です。茶道の道具を扱う時は主に指先を使って行い、握り込むような扱いはほとんどありません。それは手の脂が極力道具につかないように配慮された扱い方になっているからです。そのため指先を使うのですが、ロングネイルでは確実に道具を掴み損ねます。道具を倒してしまったり、細かな作業が行いにくかったりするので、ロングネイルはNGです。







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