ジェルネイルがドラッグストアや100円ショップで購入できるようになり、セルフネイルでジェルネイルをする方が増えています。ジェルネイルを始めるのはジェル、硬化用ライト、ネイルケア用品などを用意すればいいため比較的に簡単です。そのため、新しい趣味として始める方も多いのです。しかし、いざ始めてみると「持ちが悪い」「綺麗に仕上がらない」「アートのやり方がわからない」などの壁にぶつかるものです。また、「正しいやり方じゃないと爪が傷んでしまいそう」と心配する方もいらっしゃいます。そこで考えるのが「趣味のジェルネイルのためにネイルスクールに通いたい」というものです。とはいえ、ネイルスクールに通う人はネイリストを目指している人が行くものというイメージもありますよね。今回の記事では、ネイルの勉強は趣味でもネイルスクールに行っていいのか、行くべきなのかについてお話していきます。また、スクール選びのポイントやセルフネイルで注意すべきことについても合わせてご紹介します。
ネイルの勉強を趣味でしたい!
ネイルの勉強を趣味でしたいと考えた時に勉強する方法は以下のようなものがあります。
- ネットでその都度調べながら勉強する
- ネイルのやり方が載っている本を買う
- 通信教材を始める
- 初心者向けのジェルネイルキットを購入する
- ネイルスクールに通う
以上のどれかを選ぶ方が多いです。ネットでその都度調べながらというやり方をまずは選ぶ方が多いと思いますが、ネットの情報はすべてが正しいというわけではありません。そのため、ネイリストが執筆していない記事もあるので、やり方じたいは簡単だったり時短だったりするけれども、自爪に負担がかかってしまうやり方だった……ということも稀にあるので注意が必要です。「ネイル女子」のサイト内の記事はすべてネイリストが書いているため、正しいやり方や道具の使い方を知ることができます。アートの仕方なども掲載しているので気になることがある時、知りたいことがある時に利用していただければ幸いです。ネイルのやり方が解説されている本や通信教材を購入する方法もあります。通信教材はネイリスト検定を取るための勉強の内容が中心になりますが、ネイルケアの基礎などが丁寧に学べます。また、初心者向けの「ジェルネイルキット」がAmazonや楽天市場などの通販サイトではたくさん販売されています。このようなキットを購入するメリットはすぐに始められるだけの材料やアイテムが同梱されていることです。届いたらすすぐに始められる良さがあります。また、初心者向けのものは写真つきの取り扱い説明書付きのものが多いです。やり方もわかりやすく解説されているのでおすすめです。最後がネイルスクールに通うことです。ネイルスクールに通えばネイリストを育成するための資格を持った講師からネイルについての専門的な知識を学ぶことができます。しかし、ネイルスクールは「ネイリストになりたい人が通うところ」というイメージがありますよね。次の項目からは趣味でするジェルネイルでネイルスクールに通ったほうがいいのかについてご紹介していきます。
100円ショップのネイル用品で始めるなら詳しくはこちらで解説しています。
⇒セリアのジェルネイルのやり方は?手軽な「ワンステップジェル」もおすすめ
初心者向けのジェルネイルキットの選び方がこちら。
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ネイルスクールに通ったほうがいい?
結論から言うと、本格的にセルフネイルでジェルを扱いたいならネイルスクールに通うのがおすすめです。また、以下のような理由に当てはまる場合もネイルスクールに通ったほうが良いでしょう。
- 自爪を傷めたくない
- 持ちの良いネイルにしたい
- 凝ったアートもしてみたい
- 友人や親戚にネイルをしてあげたい
- 趣味として始めるけれどもネイリストへの転職も視野に入れている
- ハンドメイド通販でネイルチップを販売したい
・自爪を傷めたくない
セルフネイルで間違ったやり方を続けてしまうと自爪が薄くなったり傷ついてしまったりと傷んでしまう可能性があります。このようなことを防ぐためにも、基礎は正しいやり方を学べるネイルスクールに通うのがおすすめです。
・持ちの良いネイルにしたい
ジェルネイルはネイルサロンで付ける場合、大体3週間~4週間持ちます。セルフネイルではまず2週間持つようにつけることを目標にしていただきたいですが、なかなか難しいです。下準備や塗り方をスクールで教わることで持ちの良いネイルができるようになります。
・凝ったアートもしてみたい
インスタグラムで見るような凝ったデザインや最新のアートのやり方を学びたい場合、ネイルスクールのアート講座を受講するのはおすすめの方法です。
・友人や親戚にネイルをしてあげたい
自分の爪にネイルをするだけでなく、ある程度できるようになったら友人や親戚の人にもネイルをしたいという方もいるのではないでしょうか。もしくはして欲しいと言われている方もいますよね。そんな時に完全に独学で自分なりのやり方だと相手に痛い思いをさせてしまうことや、要望に応えられないことも。ネイルスクールで勉強していれば、自信を持ってネイルをしてあげることができますよ。
・趣味として始めるけれどもネイリストへの転職も視野に入れている
セルフネイルが趣味だけれど、将来的にネイリストになることも良いかもしれないと考えている人も多いです。そんな方もネイルスクールに通って基礎を学んだり、ネイリスト検定を取ったりしておけばいざ転職しようと思った時のアドバンテージになります。
・ハンドメイド通販でネイルチップを販売したい
ネイリストにならなくておネイルチップをハンドメイド作品として販売したいという方もいるのではないではないでしょうか。そのような場合にもネイルスクールで学ぶことでより綺麗な仕上がりに完成させることができるようになります。
ネイルスクールの選び方と通うメリット/デメリット
いざネイルスクールに通ってみたいと思った時、どんなところに注目すればいいのかわかりにくいですよね。ネイリストになるなら就職のサポートがあるところがいい、検定の合格保証があるところがいいなどのポイントがあると思いますが、趣味となると少し変わってきます。ここでは趣味でネイルの勉強をしたい時に注目したいポイントや、ネイルスクールに通うメリットをご紹介します。
●ネイルスクールの選び方
- 少人数制のクラスである
- 自分の予定に合わせて予約を取れる
- 総合的に学べる初心者向けの初級コースがある
- ネイリスト協会の認定校である
まず、おすすめなのは少人数でレッスンをすることです。大教室でのクラスだと質問がしにくかったりわからないところをそのままにしたりしがちです。少人数クラスだと講師の目が行き届くので丁寧に教えてもらえることが多いですよ!
次に予約の取りやすさです。平日の昼間しか授業がない場合や、休日の予約が取りにくい場合は、仕事をしている人は通いにくいですよね。平日の夜にも授業がある、土日祝日の予約が取りやすいなども選ぶ時に大切なポイントになります。
また、ネイルケアの基礎、道具の使い方、塗り方などを学べる初級コースがあることも大事です。ネイルスクールにはネイリスト養成に力を入れているところもあります。このようなスクールではたくさんのことを学べるメリットがある反面、授業料が高くなりますので趣味として通いたい方にはあまりおすすめができません。
最後に、ネイリスト協会の認定校であるかどうかです。これは、将来的にネイルを仕事にしたい方とって大事になっていきます。ネイリスト協会の認定校は、検定の自校開催を始めとした特権があります。このような点がネイルを仕事にするかもしれないと考えた時にはポイントになります。
●ネイルスクールに通うメリット
- 正しい知識をつけられる
- 完成度の高いネイルができるようになる
- 将来的に職にすることもできる
ネイルスクールに通うことも最大のメリットは正しい知識をつけられることです。今はインターネットで様々なネイルやり方を調べることができますが、間違った情報も載っています。その点、スクールに通えば正しいやり方、技術を身につけることができます。自爪のことを考えるならネイルスクールで基礎をしっかり学ぶのがおすすめです。
ネットで調べる時には、ネイリストが執筆している記事(ネイル女子の記事はすべてネイリストが書いています!)を参考にしたり、ネイリスト監修の記事を読んだりするようにしましょう。
また、完成度の高いネイルを付けられるようになります。表面のツヤが綺麗だったり、フォルムが美しく仕上げられたりするには技術とコツが必要です。そういった技術は目で見て直接教えてもらったほうが理解しやすいこともあります。ワンカラーといったシンプルなデザインこそ、技術が光るということもあるのでネイルスクールで講師に学ぶことにより、完成度の高いネイルができるようになるのです。
今は趣味としてのネイルでも、ネイルスクールに通ってネイリスト検定3級、ジェルネイル検定初級などを取っておけば、将来ネイリストになりたいと思った時にも有利です。ネイルスクールに通っていた頃、趣味で始めたけれどネイリストになりたいと思ってしっかりと勉強を始めたという人を多く見てきました。セルフネイルでネイルの楽しさに触れて、仕事にするというパターンは素敵ですよね。また、ネイリストはブランクがあっても就職しやすい職業でもあるので、もし仕事として少しでもネイリストを考えているならネイルスクールに通ってみましょう。
●ネイルスクールに通うデメリット
- 高額な費用がかかる
- アートのやり方や知識より基礎が中心のこともある
- 予約が取りにくいこともある
ネイルスクールに通うデメリットとして最初に挙げられるのは費用がかかることです。検定試験を合格したい、プロのネイリストとして働く技術を身に着けたいといった場合にはスクール費用は妥当と考えられるかもしれませんが、趣味の勉強として考えると高いと感じる方も多いでしょう。また、ネイルスクールに通うと多くの場合は基礎から始めます。もしある程度独学で知識や技術を付けてから通う場合には、始めのうちの内容は知っている内容の復習のようになることもありえます。もちろん講師から習うことで自分の癖が矯正できたり、より綺麗な仕上がりにできるようになったりする良い点はありますが、アートのやり方をとにかく学びたいというような方には物足りなく感じることもあるかもしれません。最後に予約が取りにくいこともあるというのがデメリットと言えます。例えば土日や、検定試験前といった日程のレッスンは混み合いやすいです。自分の予定に合わせて予約を取りたくてもなかなか予約が取れないこともあるのです。対処法としては早めに予約を取ったり、キャンセル待ちをしたりすることになりますが、思い通りの日程で予約を取れない可能性があるのもデメリットに入るでしょう。
ネイルスクールの授業はどんな感じ?
ネイルスクールの授業はどんな感じなのでしょうか?スクールによって様々なタイプがありますが多いのは1人の講師に対して6人くらいまでの生徒がつく少人数レッスンです。少人数のレッスンは講師の目が行き届きやすく、生徒も質問がしやすいのが良い点です。講師がデモンストレーションをするので近くで見てから、実際にやってみることができます。また、一人ひとりの出来具合を見て個別に指導を受けることもできます。ただし、予約の枠が少なめというのがデメリットではあります。とはいえ、確実に技術を身に着けたいなら少人数の授業をおすすめします。大きめの教室で講師1人につき大勢の生徒がつく大人数のレッスンをしているところもあります。このような形態だと比較的予約が取りやすいでしょう。また、マンツーマンの形式のタイプもあります。レッスン費用は高くなりますが、教えてほしい部分を重点的に教わることができたり、苦手な技術をしっかり習ったりすることができるのがメリットです。
授業の構成はコースによってかなり変わりますが、最初はネイル用品の使い方やネイルケアのやり方についての授業であることが多いです。スクールによってはジェルネイルのアートに特化したコースもあり、特定のアートを教わることができるというレッスンもあります。他にも、ネイルマシンの使い方の講習などを行っているサロンもあるようです。
●通っている人はどんな感じ?
ネイルスクールに通っている人はどんな人が多いのか、気になりませんか?高校を卒業したばかりの10代、仕事をしながら空き時間に通う方、子育てが一段落した主婦の方など、本当に様々な年代の方が通っています。スクールの立地や開校している時間帯によって多少変わると思いますが、どのスクールでも様々な方が通っていますよ!
●持ち物は?
スクールによって貸し出してくれる内容が違っています。ジェルやパーツ、パウダー類などの材料を貸し出してくれるスクールの場合は、ジェル筆とケア用品(キューティクルニッパーとメタルプッシャーなど)、ファイル類だけ持っていけばいいということになります。材料も自分で持っていくというスクールの場合はジェル筆、ケア用品、ファイル類の他にジェルなども持っていくことが必須になります。
スクール選びの際に、持っていく道具のことも考えると後々の通いやすさが違ってきます。仕事帰りに通う場合はできるだけ荷物を減らせると良いですよね。そのような場合は、ジェルなどの材料は貸し出してくれるスクールを選ぶのがおすすめですよ!
セルフネイルで気をつけるべきこと
セルフネイルで自爪のために気をつけるべきことをご紹介します。
●ジェルオフ
セルフネイルで最初のころ苦戦する人が多いのはおそらくジェルオフのやり方です。ジェルオフのやり方はジェルの表面(トップジェルとカラージェル)をネイルファイルで削り、リムーバーを染み込ませたコットンを爪の上に置いてアルミホイルで指を巻くというものです。聞くだけならそれほど難しくないように感じるかもしれませんが、削るのが結構大変で時間を要します。ネイルファイルを動かすストロークを長くしたり、当てる角度を調節したりすることがポイントになってきますが、独学だとなかなか身につけるのが難しい部分でもあります。また、削りすぎてしまうと自爪が薄くなってしまうので十分に注意してくださいね。
●サンディング
サンディングでも間違ったやり方をしてしまうと自爪を傷つけてしまうことがあります。サンディングとは、ジェルと自爪の密着をよくするために自に傷をつける必要な工程ですが、180Gのスポンジバッファーで自爪のツヤを消す程度にこすって消すようにしましょう。削るというよりはバッファーで軽く表面を曇らせる程度で良いのですが、しっかり削っていて自爪に負担をかけてしまっているということが少なくありません。間違ってもネイルファイルでガリガリと自爪を削らないようにしてくださいね!
●付け替えの頻度
セルフネイルを始めた頃は持ちが悪かったり、いろんなデザインを試したかったりすることで、付け替えを頻繁にしてしまうこともあるでしょう。しかし、ジェルオフで使うジェルリムーバーに含まれているアセトンという成分は自爪の油分と水分を奪うので乾燥させてしまいます。自爪が乾燥すると二枚爪の原因になったり、割れやすくなったりするということもあります。付け替えは2週間~3週間に1回、頻繁に変えたい場合はピールオフジェルを使うなどすると自爪を傷ませずにジェルを楽しむことができますよ。
ネイルの勉強をするならスクールに通っても良いかも!
いかがでしたか?今回の記事では、ネイルの勉強は趣味でもネイルスクールに通ったほうがいいのかという疑問についてお話してきました。セルフネイルの中でもマニキュアよりジェルネイルは専門的な知識が必要なので本格的にセルフジェルネイルをしていきたかったり、友人にも施術をしたかったりするなら、基礎やアートの方法をネイルスクールで学ぶのがおすすめです。しっかりとした技術と知識をつけることで自信を持って施術することができますよ!