指先の乾燥対策にネイルオイルを使っている人は多いのと思います。ネイルオイルは香りも良く、肌に浸透してすぐに馴染むので乾燥が気になった時にサッと塗ることができ、とても便利です。ささくれや、固くなった甘皮も、ネイルオイルで保湿することでキ改善していきます。またオイルを使った保湿ケアならボディオイルも人気です。ボディオイルは全身の肌を乾燥から守ってくれる他にも、配合されている成分によっては、肌の引き締め、むくみケア効果、発汗作用やセルライトに効果があるものなど様々ありますよね!ネイルオイルもボディオイルも、オイル美容の基本は「肌の保湿」です。油分と水分のバランスが取れた肌は、ツヤとハリのある健康的で美しい理想の肌です。ところで、ネイルオイルとボディオイルの違いは何だと思いますか?ネイルオイルはキューティクル周りを保湿ケアするためのオイルです。そしてボディオイルは全身の肌を保湿するためのオイルです。指先には爪があるので、ついついわからなくなりがちですが、キューティクル周り、つまり甘皮も実は皮膚の一部です。ボディオイルはネイルオイルの代わりにはならないのでしょうか?今回は、ネイルオイルとボディオイルの違いについてご紹介します。また、ネイルオイルやボディオイルのように、オイルを使った「オイル美容」の効果をより実感するための、使い方をお伝えします。オイルを毎日のケアに取り入れる習慣を作りましょう!
ネイルオイルとボディオイルの違い
美容オイルには色々な種類がありますよね。オイルは肌馴染みが良く保湿力が高いです。また自然由来のものが多いので、ネイル、ボディ、フェイス、ヘアなど、全身のあらゆる箇所に使うことができます。ネイルをした後や指先のケアをする時もオイルを使用しますが、その時は「ネイルオイル」を使っている人が多いと思います。またお風呂上がりなど肌の乾燥が気になる時や全身のスキンケアには、ボディオイルを使用しているのではないでしょうか。どちらも同じ美容系オイルですが、果たしてネイルオイルとボディオイルは使い分ける必要があるのでしょうか?ここではネイルオイルとボディオイルの違いについてご紹介します。
●ネイルオイルとは
ネイルオイルとは、乾燥しやすい甘皮周りを保湿するための、指先用ケアオイルです。キューティクルオイルとも呼ばれています。爪は乾燥するとツヤがなくなったり、割れやすくなったり、縦筋ができたり、とにかく乾燥に弱いです。また爪や甘皮が乾燥しているとネイルの持ちも悪くなるなど、乾燥していて良いことはありません。そのためネイルオイルには以下のような乾燥防止効果のある成分である、
・ホホバオイル
・アボカドオイル
・アルガンオイル
これらのオイルがベースとして作られているものが多いです。そしてその他に、ビタミンEやケラチンなどが配合された、爪の強化を促す成分が入っているオイルもあります。手の保湿にはハンドクリームの使用も有効的ですが、オイルの方が油分や栄養が肌の奥まで浸透して馴染みやすいので、より保湿や美容液のような効果が期待できます。
●ボディオイルとは
ボディオイルとは、全身の保湿とスキンケアを目的として作られた、ボディ用オイルです。植物由来の保湿オイルが肌に浸透することで、保湿と共に柔らかく滑らかな肌にすることができます。むくみやセルライト、乾燥や美白など、配合されている成分によってボディのお悩みを改善に導く効果もあります。またアロマ効果の高いものが多いので、全身のスキンケアと同時にリラックス効果も得られます。ただし、香りの強いものや配合成分によっては、皮膚が薄くデリケートな顔への使用は避けた方が良いでしょう。ボディオイルの主な成分は肌への浸透が早くべたつき感の少ない
・アルガンオイル
・ホホバオイル
・ココナッツオイル
これらのオイルを主成分として作られたものが多いです。
●ネイルオイルとしてボディオイルも使える?
どちらも自然由来のオイルを使用していて、「保湿をする」という同じ目的で作られています。ネイルオイルとしてボディオイルが使えるか?結論から先に言うと、「ネイルオイルとして問題なく使うことができる」です。ではなぜネイルオイルとボディオイルはわざわざ分けているのでしょうか。それは栄養成分の違いや香りの強さ、使いやすさを考えているからです。
・配合成分や香りの強さの違い
全身の肌と乾燥してカチカチになりがちな甘皮周りの皮膚は、オイルに求めている効果や栄養素が違います。指先の皮膚は顔と違い丈夫なのでボディオイルを塗ったからといって、刺激が強すぎるということはまずありません。手の場合、その点は安心ですね!そしてオイルケアをする一番の目的は「保湿」です。ボディオイルでも十分その役割は果たします。ただネイルケア用のオイルには、甘皮や爪に必要な栄養素、主にビタミンAやビタミンEなどが多く配合されていることが多いです。また塗る範囲も指先だけなので、ひと塗りで香りが楽しめるように香料が強めになっています。より指先に特化した作りになっているのは間違いありません。
・使いやすさ
手はものを触ったりつまんだりするところなので、手の平にドバッと出すようなことをして、オイルまみれになりたくはありません。ネイルオイルの目的は、乾燥しているキューティクル周りの保湿です。ハケやスポイトを使った方が、ピンポイントで甘皮周りにオイルを塗ることができ、ストレスなく指先だけを保湿することができます。
ネイルオイルもボディオイルも、ベースは同じ肌に浸透しやすい自然由来のオイルです。確かにネイルオイルは、よりキューティクル周りに効果があるような配合になっているものが多いです。でも、お気に入りのボディオイルがあるなら、わざわざネイルオイルを買う必要はありません。ボディオイルを使ってネイルケアも行ってください♪
ネイルオイルの使い方
せっかくネイルオイルを使うなら、より効果が得られる使い方をしたいですよね!ネイルオイルの効果的な使い方をご紹介します。
●ネイルオイルを使うタイミング
ネイルオイルは基本的に乾燥が気になった時や気が向いた時など、いつでもこまめに塗るのがベストです!しかし塗るタイミンで、よりオイルの効果を引き出すことができます。
・手を洗ったあと
手を洗ったあとや洗い物をした後など、水分に触れて手が濡れた後は皮膚が柔らかくなっています。水分を含んで柔らかくなった肌は、オイルの浸透が大変良くなるのです。また、手を洗った後に自然乾燥させると、表面についている水分と一緒に通常よりも早いスピードで肌の中の水分も蒸発していきます。手を洗ったあとにオイルを塗ることで、オイルの浸透が良くなると共に、手の水分が蒸発していくのを防ぐことができます。
手を濡らしたあとは、オイルをつける癖をつけましょう!ネイルの持ちが良くなったり、ささくれ知らず乾燥知らずの美しい指先を手に入れることができますよ!
●ネイルオイルの塗り方
ネイルオイルには塗り方と塗るべきポイントがあります。
①爪の先端と指の間(ハイポニキウム)にオイルを入れたら、そのまましばらく放置。
②ハイポニキウム~爪のサイドにオイルが流れ込んでくる。
③②を馴染ませるように爪全体に揉み込んでいく。
④最後、甘皮にオイルを少量つけたら、甘皮を中心にオイルを揉み込んでいく。
ポイントは、爪と指の間(ハイポニキウム)をしっかり保湿すること!キューティクル周りばかりを保湿しがちですが、爪先にもオイルを忘れずにつけでいきましょう。
おすすめネイルオイル:OPI(オーピーアイ) / ネイル&キューティクルオイル
OPI(オーピーアイ) ネイル&キューティクルオイルは、保湿力の高い天然アボカドオイルや素早くなじむサンフラワーオイルやククイナッツ、グレープシードなど、こだわり成分をぎっしり配合。皮膚専門医と共同開発したプロからも信頼の厚い人気のネイルオイル◎
●ネイルオイルでベタベタする時
ネイルオイルをつけたらベタベタが気になる・・・。そんな時どうしますか?せっかく塗ったオイルをキッチンペーパーやタオルで拭き取ってしまうのはもったいないですよ!そんな時は、少量の水を手に取って、指先に残っているベタベタするオイルと混ぜ合わせ、手~腕まで馴染ませてしまいましょう!オイルのベタつきはなくなり、手全体がしっとりとします。
ボディオイルの使い方
ボディオイルにも、より効果を発揮できる使い方があるのでご紹介します!
●ボディオイルの使用量
ボディオイルは使用量が多すぎるとオイルが肌に馴染むまでに時間がかかり、ベタベタ感が残るため、なかなか服を着る気になれません。だからといって、少な過ぎても保湿効果が下がります。乾いた身体にボディオイルを塗る時の目安は、1パーツ500円玉程度の量が理想です。
●ボディオイルを使うタイミング
ボディオイルの効果を最も発揮できるタイミングは、お風呂上がり!入浴直後の皮膚は清潔で柔らかく、身体も温かい状態なので、オイルの浸透が最も良いタイミングなのです。濡れた肌は、身体を拭いている間に肌の水分がどんどん蒸発していきます。ボディオイルは、身体を拭く前の濡れた状態で塗っていくのがベストです。オイルが水分と混ざることで、ベタつきがなくサラサラとした使用感になるので、あっという間に、まんべんなく全身にオイルを塗ることができます。濡れたままでボディオイルを塗ると、身体についていた水分はほとんどなくなっているので、サッとタオルドライすればOK!すぐに服を着ることができます。
おすすめボディオイル:アルビオンハーバルオイル トリニティフュージョン
アルビオンハーバルオイル トリニティフュージョンは、保湿力が高く、肌の水分量がUPすると話題のボディオイルです!使用後は滑らかな肌触りが続きます◎
オイル美容がオススメな理由
お肌のメンテナンスにオイルを取り入れることで、様々な美容効果が叶います。
・肌に不足した油分を補う
・肌水分の蒸発を防ぐ
・肌の表面にオイルの膜を貼ることでバリア効果が得られる
・ツヤのある柔らかい肌になる
そのため、以下のような肌のお悩みがある人には特におすすめです。
・冬は乳液やクリームを塗っても肌が乾燥する
・最近、肌にツヤや明るさがなくなってきた
・肌にハリがない気がする
・肌がゴワゴワして滑らかさに欠ける
これらの症状は、顔だけのことではありません。油分と水分のバランスが崩れることで、全身の肌に起こりうる症状です。顔だけを念入りにケアしても、指先やデコルテにツヤがなく乾燥気味の肌では、もったいないです。ネイルオイルとして、ボディオイルとして、顔だけでなく全身にオイル美容を取り入れて、油分と水分のバランスが良い健康的で美しい肌を目指しましょう!