白髪は若い人も染めるのがおすすめ!セルフ染めの選び方と染め粉で爪が染まるのを防ぐ方法を紹介 | ネイル女子 - Have a nice day tomorrow.

30~50代の女性を対象にした「美に関する意識調査」によると、老いを感じるポイントとして、52.8%の人が「白髪」を挙げています。チラホラならまだしも、こめかみや顔周りに白髪が増えてくると、確かに気持ちも見た目もぐっと老けてしまいますよね。また白髪は10代や20代の若い人にも生えることは十分にあります。同い年の友達には白髪が生えていなさそうなのに、自分にだけ白髪が生えてきて気になる、けれどどうしたら良いのかわからない・・・なんて人もいるのではないでしょうか。そこで人気を集めているのが自宅でできる白髪染めです。しかしセルフ染めは髪や頭皮へのダメージが心配ですよね。抜け毛・薄毛を招いてしまっては、若返るはずの白髪染めが逆効果になってしまいます。今回は白髪染めで失敗しないために、白髪染めの種類や成分、そして白髪染め選びのポイントを詳しくご紹介します。合わせて、白髪染めなどの染め粉を使ったときに爪が染まってしまうのを防ぐ方法もご紹介して参ります。

白髪染めの種類

髪の毛は、毛根内のメラノサイトが作る黒色メラニン色素によって色が付いています。しかしメラノサイトの機能は歳とともに低下し、白髪が増えていき、歳を感じるようになります。そんな白髪も、今は自分で染めて簡単に若返りができる時代となり、多種多様な白髪染めが出回っています。白髪染めは、液状や乳液、ジェル、クリーム、泡といった形態がありますが、染める仕組みによって、次の3種類に大別されます。

1.永久染毛剤(医薬部外品)
ヘアカラーやヘアダイといわれるもので、「脱色剤」で髪のメラニン色素を脱色し、同時にキューティクルを開いて「酸化染料」を髪内部に浸透させ、染色していきます。

メリット
・1回で染まり、色持ちが2ヶ月ほどと長い。
・白髪と黒髪の違いが目立たない、キレイな染め上がりになる。

デメリット
・脱色剤により頭皮と髪が傷みやすい。
・酸化染料がアレルギーの原因になることがある。

2.半永久染毛剤(化粧品)
脱色をせず、髪の表面と内部の浅い部分だけを染色します。ヘアカラートリートメントやヘアマニキュアといわれるもので、最近の白髪染めの主流となっています。

メリット
・髪や頭皮へのダメージが少ない。
・トリートメントのように手軽にできる。

デメリット
・染色力が強くなく、色持ちは2~3週間ほど。
・徐々に染めていくので、最初は連続使用が必要。

3.一時染毛料(化粧品)
ヘアマスカラやカラースプレーといわれるものです。髪の表面のみに一時的に色を付けるだけなので、シャンプーで簡単に落ちます。

つまり白髪染めには、一度で染める、徐々に染めていく、一時的に着色する、という3つの種類があるのです。

若い人でも白髪が生えるのはなぜ?

髪の毛は頭皮の中でメラニンのいう色素によって白から黒になります。つまり、メラニンの量が少ないと白髪が生えてきてしまうのです。メラニン自体は頭皮にあるメラノサイトという細胞によって作られますが、作る際に「チロシナーゼ」という酵素が必要です。チロシナーゼは年齢共に減少していくので高齢になると白髪になっていきます。しかし、若い人で白髪が生えてくる場合は、ホルモンバランスの乱れや栄養の偏り、睡眠不足などによってメラノサイトの働きが弱まってしまっていることが考えられます。ホルモンバランスの乱れはストレスがかかっていると起こりやすいです。体調不良や肌荒れを引き起こすこともあるので自分なりのストレス発散方法を見つけたり、環境を変えるようにしたりすることも大切です。

白髪染めを選ぶなら

白髪染めは「臭いがきつい」「手間がかかる」「髪が傷む」というのは、既に過去の話です。最近主流のトリートメントタイプ白髪染めは、手軽で頭皮や髪に優しく、美髪ケアもできるものに進化しています。しかしあまりに種類や情報が多すぎて、選ぶのも迷いますね。白髪染め選びで失敗しないためには、次の点が重要です。

白髪染めを選ぶポイント

1.染毛力と色持ち
良く染まるか、色持ちが良いかは、白髪染めで一番気になるところですよね。永久染毛剤なら一度で染まり色持ちも良いのですが、髪や頭皮のためには徐々に染めていくタイプが安心です。一般に3~5回くらいで色が入り、その後は定期染めを週1回というものが多いようです。

2.安全性
繰り返し使う白髪染めは、安全性が何より大事です。そこで最近の白髪染めは、安全な植物性染料を主体とし、化学染料は染毛力を高めるために加えるというものがほとんどです。化学染料を刺激の強い順に並べると、以下の通りです。

ジアミン系染料(パラフェニレンジアミンなど)>4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール>塩基性染料・HC染料

最も強いジアミン系染料は一度で染まりますが、体質によってはアレルギー症状の原因になることがあります。トリートメントタイプの白髪染めには、刺激の弱い塩基性染料とHC染料が使われ、時に4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノールも配合し、染毛力と安全性を両立させています。

3.髪や頭皮のケア成分
髪や頭皮に多少なりとも負担になる白髪染めは、次のようなケア成分が大事になります。

・髪のトリートメント成分
ヒアルロン酸、フコイダンといった保湿成分や、ケラチンなどの毛髪修復成分、オリーブ油、ホホバ油などの毛髪保護成分。

・頭皮のケア成分
センブリやオタネニンジンなどの頭皮環境を整える成分。

4.使いやすさ
白髪染めは使い続けるものなので、使いやすさも重要なポイントの一つになります。手軽にできるか、手についた染料がすぐ落ちるか、臭いはどうかなども、しっかりチェックしましょう。

5.色選び
白髪染めにはブラック、ライトブラウン、ダークブラウンなどのカラーバリエーションがありますが、髪質や白髪の量などによって、染め上がりの色は違ってきます。初めての人は明るめの色から始めると、染め上がりが明る過ぎたとしても、後で暗めに染め直すことができます。

白髪染めの効果的な使い方

白髪染めはちょっとしたコツでより染まりを良くし、色持ちを長くすることが可能です。以下では白髪染めのコツを紹介します。

1.しっかり染めるには
染まり方は、髪質・室温・放置時間・塗布量に左右されます。軟毛は染まりやすく硬毛ほど染まりにくいので、髪質によって時間や量をコントロールしましょう。生え際など白髪が多い部分には、塗布量を多めにしたり、先に塗布して放置時間を長くします。また入浴中にキャップを被るなどして温度を高めると、染まりやすくなります。

2.色持ちを長くするには
・白髪染め後は十二分にすすぐ
薬剤をしっかり洗い落とすことで、色落ちや髪へのダメージが抑えられます。

・シャンプーとトリートメント
シャンプーは洗浄力の穏やかなアミノ酸系にすると、色落ちを防ぐことができます。またシャンプー後のトリートメントは、開いたキューティクルを整えて染料の流出を抑えてくれます。最後にドライヤーでしっかり乾かし、キューティクルを閉じましょう。

・パーマは白髪染めの前に
白髪染めの後すぐにパーマをかけると、薬剤同士が化学反応して色が褪せてしまうことがあります。順番はパーマを先にし、白髪染めはその後2週間以上経ってからにしましょう。







白髪染めの染料

近年販売されている白髪染めは、美髪効果の点でも優れたものがどんどん増えています。ですが、白髪染めは染料あってこそです。それぞれの染料について、以下で詳しくご説明します。

化学成分の染料

・4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール
ジアミン系の染料と似た分子構造をもち、ジアミン系ほどではないものの、やや刺激性があります。その分染まりやすく、色落ちもしにくい染料です。

・塩基性染料
塩基性青99、塩基性茶16などと表記されるものです。分子が大きいため、髪の内部には入らず、髪表面をイオン結合によって染色します。塩基性染料は+イオンを持っており、-イオンを持つ髪のケラチンと結合し、髪を傷めることなく色を定着させることができるのです。

・HC染料
HC青2、HC黄2、HC黄4などと表記されるもので、HCとはHair Colorの頭文字をとったものです。非常に分子が小さいため、無理にキューティクルをこじ開けることなく、そのままキューティクルの隙間に入り込んで付着します。このため、髪にダメージを与えずに染めることができるのです。HC染料の欠点は、分子が小さいため色落ちしやすいことです。
しかし髪表面でイオン結合した塩基性染料が、それを防いでくれます。つまり塩基性染料とHC染料は一緒に配合されることで、しっかり髪を染め、色持ちを良くすることができるわけです。塩基性染料もHC染料も、2000年に入ってから使われ出した新しい染料で、共に刺激性の少ない安全な染料として、白髪染めには欠かせない存在となっています。

植物由来の染料

・ウコン
カレーや栄養ドリンクに使われるウコンの根から採れる黄色染料。

・シコン
ムラサキという植物の根から採れる紫色染料。

・ベニバナ
生薬としても使われるベニバナの花から採れる赤色染料。

・クチナシ
アカネ科の植物クチナシの実から採れる黄色または青色染料。クチナシの実はサンシシという漢方薬としても有名です。

・アナトー
ベニノキという薬草の種子から採れるオレンジ・赤色染料。

・アイ
タデ科の植物アイの葉や茎から採れる藍色染料。

・ヘマテイン
マメ科植物のログウッド、ブラッドウッドから採れる黒色染料。髪の鉄分と結合し、水に溶けない黒い色素を作る働きがあります。

植物染料には、次のようなメリットがあります。

・髪や頭皮に優しい
・髪の表面をコーティングしてハリコシを与える
・一度しっかり染まると、比較的色落ちしにくい

しかし化学染料に比べると、どうしても染毛力は劣ります。そこで染まり具合を良くするために、塩基性染料やHC染料など、刺激の少ない化学染料を加える必要があるのです。

おすすめの白髪染めは?

自宅で染めるならカラートリートメントとカラーシャンプーがおすすめです。この2つは併用することでより高い効果を得ることができます。

カラートリートメントとは

カラー剤の1種で、髪の色素を抜く働きがないものです。トリートメント成分と紙を染める色素でできているので髪を傷ませることなく、むしろ補修しながらヘアカラーを楽しめます。黒髪でない髪は染まりやすいので白髪染めに適しているといえます。

1度でしっかり白髪を染められるダークブラウンのカラートリートメントです。傷んだ部分を補修しながら染めることができます。

グレイカラーになるカラートリートメントです。シャンプー後に軽く水気を拭き取ってトリートメントを髪になじませて5分程待つだけという簡単な工程で染めることができますよ。手についても落としやすい。

カラーシャンプーとは

染料が入ったシャンプーで髪を洗うことで、髪色の褪色を押さえられます。染めることよりも染まった髪が褪色しにくいようにするものなのでカラートリートメントとの併用がおすすめです。染色した色によって使うカラーシャンプーは違うので自分の髪色に合ったものを選び、使い方をよく読んで使い始めてくださいね。

黄ばみを抑え、透明感のあるカラーを長持ちさせることができるカラーシャンプーです。

茶色系の髪色を長持ち冴えることができます。ヒアルロン酸配合でぱさつかないしっとり髪になります。

白髪染めなどの染め粉で爪が染まるのを防ぐには?

セルフで白髪染めや黒髪染め、カラートリートメントを使っていると、いつの間にか爪に染め粉の色が付いてしまい、なかなか取れずに困ることはありませんか?以下では染め粉で爪が染まるのを回避する方法や、付いてしまった時の落とし方をご紹介します。

染め粉で爪が染まるのを防ぐには?

一部のカラートリートメントを除き、白髪染めや黒髪染めを使うときは手袋が必須です。普通は手袋をしていれば、爪に染め粉は付かないはずですよね。しかし染め粉に付属している手袋は薄い材質のものが多く、手袋に爪先が当たるうちに破れてしまうことがあります。また染め終わった髪を洗い流しているうちに、染料の溶けた水が手袋の中に入り、爪先が染まってしまうこともあります。染め粉の染料は、一度爪や皮膚に付いてしまうとなかなか取れません。まずは事前準備として、手袋が破れないように爪を短く切っておくようにしましょう。爪の形はオーバルなど先が尖った形よりも、ラウンドやスクエアオフなど爪先への当たりが優しい形にしてくださいね。そして付属品の手袋を使うよりも、染髪用の手袋を使うのがおすすめです。厚手タイプの手袋を買っておけば、何度も繰り返し使えます。さらに手袋を付ける前にワセリンなどを爪と指先に塗りましょう。こうすることでワセリンが爪に直接染料が付くのを防いでくれます。

染め粉が爪に付いてしまったら?

もし染め粉が爪に付いてしまったら、気がついた時点ですぐに水やお湯を使って洗い流しましょう。時間が経てば経つほど染め粉は爪に染み付いてしまいます。しかし水やお湯で流しても落ちない場合は、以下の方法を試してみてください。

①クレンジングオイルを使う
ウォータープルーフのマスカラなどもしっかり落ちるクレンジングオイルなら、染め粉も落としやすいです。クレンジングオイルを塗ったら、爪や指を優しくマッサージするように撫でましょう。

②古い歯ブラシと歯磨き粉を使う
古い歯ブラシに歯磨き粉を少量つけて、爪先を優しくこすります。歯磨き粉に含まれる研磨剤が、爪や指の細かい部分にも入り込むのでしっかり落とせます。ただしこすりすぎると爪を傷つけてしまうので注意してくださいね。

まとめ

白髪染めを使えば白髪が消えるだけでなく、さらにしっとりとしたツヤ髪になることができます。思い切って白髪染めをしたら、その若返りぶりに我ながら驚いたという人は少なくありません。ぜひ自分にピッタリの白髪染めを選び、鏡を見るのが楽しくなる毎日を取り戻しましょう。







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