ジェルネイルのフィルインにデメリットがある?付け替えで爪を傷つけずにネイルを楽しむ方法 | ネイル女子 - ネイリストがおすすめするネイルサロンも掲載中!

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ネイルサロンやセルフネイルでジェルネイルをつけたら、手元全体がおしゃれに見えてなんだかテンションが上がりますよね。ジェルネイルだけでなく、マニキュアを塗った時やネイルケアをした時にも、同じようになんだか気分が良くなるのではないでしょうか。ネイル好きの方に、なぜネイルが好きなのかと聞くと「自分の手元がかわいいと嬉しいから」「ネイルをつけることで手元を丁寧に扱うようになるから」という回答をもらうことが非常に多いです。その他にも、「身だしなみの一部としてつけている」という人や、「ネイルをつけてかわいいと思われたい!」など、様々な意見がありますが、他人に見られることはそこまで重視しておらず、自分のためにネイルをしている人が多いようです。確かに、自分の体においてすぐに目が届くパーツは手元です。日常生活において、ふと視界に入った手元がおしゃれだったり、手入れが行き届いているとなんだか嬉しいですよね。そんな魅力から、今もネイルを続けている人が多いのではないでしょうか。そして、ネイルを続けていく上で気になるのは、「自爪へのダメージ」です。いくらネイルでキレイにしていても、オフした後の爪がボロボロ、ふにゃふにゃですぐに折れてしまいそうな状態では元も子もありません。そこで、自爪を傷つけずにジェルネイルの付け替えができる「フィルイン」が人気を集めています。今回の記事では、ジェルネイルのフィルインについて解説し、フィルインとアセトンオフにはどんなメリット・デメリットがあるのかもご紹介します。

ジェルネイルのフィルインって何?

ジェルネイルは、「落とす工程=オフのやり方」がマニキュアと異なります。マニキュアは除光液を使って爪を拭き取るだけでキレイにオフできますが、ジェルネイルは長持ちする分、マニキュアのようにサッと落とすことはできません。

ジェルネイルのオフといえば、アセトンという溶剤を使ってジェルを溶かし、ファイルやネイルマシンを使ってジェルを削りながら落としていく「アセトンオフ」が最もベーシックです。アセトンは除光液にも入っている物質で、ジェルだけでなく発泡スチロールなどの合成樹脂を溶かすこともできる強力な溶剤です。アセトンオフができるのは「ソフトジェル」や「セミハードジェル」「アクリルスカルプチュア」でできたネイルだけです。ネイル用品メーカーは、ソフトジェルを中心に、様々なジェルネイル商品を販売しているので、アセトンオフが主流となっているのです。ネイルサロンだけでなく、セルフネイルでジェルを楽しんでいる方も、アセトンを使ってオフをしたり、付け替えているのではないでしょうか。

その一方で、今回ご紹介する「フィルイン」ではアセトンを使いません。また、フィルインは過去につけたジェルから、新しいジェルに付け替える時に行う方法です。ジェルをオフして、爪に何ものっていない状態にする時には使えないという点は注意しましょう。

爪に優しくジェルが付け替えられる

フィルインの流れはとても単純明快です。まずは、爪についているジェルの、トップジェルとカラージェルをネイルマシンで削り落とし、ベースジェルだけが爪に残る状態にします。その後はネイルケアを行い、新たにベースジェルとカラージェル、トップジェルを塗って完成させます。ジェルを完全にオフせず、ベースジェルは常に自爪に残しながら塗り重ねていくので、自爪へのダメージを最小限に抑えることができるのです。

ちなみに、ジェルの中には「ハードジェル」というタイプがあります。ハードジェルはアセトンを使っても溶けない合成樹脂で出来ているので、付け替えるときはフィルインを行うことが多いです。

フィルインのメリット

最近のネイルサロンは、フィルインの付け替えを推奨しているお店が増えてきました。また、お客さん側でもフィルインを好んでいる方や、フィルインで付け替えができるサロンを探している方が続々と増えているのです。なぜ、フィルインがネイリストやお客さんからここまで支持されるのでしょうか。それは、フィルインに以下のようなメリットがあるからです。

爪へのダメージが少ない

フィルインは、爪にベースジェルを残してその上から新たにジェルを塗っていきます。そのため、オフをする時にかかる自爪への負担を最小限にして、ジェルを付け替え続けることができるのです。

そもそも、ジェルネイルをすると自爪が薄くなる、自爪が傷ついてしまうという口コミがありますが、これは間違ったやり方でジェルオフをしているのが原因かもしれません。ジェルをアセトンオフするときは、多かれ少なかれファイルやネイルマシンでジェルを削ります。オフに慣れていない方は、ジェルと自爪の見分けがつかず自爪までファイルやマシンで削ってしまうことがあるのです。また、アセトンで溶けたジェルをプッシャーで取ろうとして、無理やり剥がしてしまったりすると、自爪の表面まで一緒に取れてしまうことがあります。爪には皮膚のような自然治癒力がないので、一度傷ついてしまった箇所は、傷口が塞がるようにもとに戻ることはありません。傷がついた箇所をなくしたい時は、爪先まで伸ばして、カットするしかないのです。しかしフィルインなら、完全にオフをせず、ベースジェルだけ残していくので、アセトンオフのようなファイルやネイルマシン、プッシャーで自爪を傷つける心配がありません。

持ちが良く、キレイに爪を保てる

フィルインをするには、フィルイン推奨のベースジェルを使うことが前提となります。フィルイン推奨のベースジェルは、ソフトジェルやセミハードジェル、ハードジェルのどれかに属しますが、いずれも「爪に定着しやすく、浮きや剥がれが起こりにくい」というジェルになっています。そのため、ジェルの中でも持ちの良さは群を抜いており、普段はジェルネイルが剥がれやすい、長持ちしないという方にも向いている付け替え方法なのです。

ちなみに、アセトンオフをするためのベースジェルはソフトジェルで作られており、持ちの良さよりも「アセトンで溶けやすい・柔らかくなりやすい」「ファイルやネイルマシンで削る時間が短い」といった工程を重視しているものが多いです。これらのベースジェルでフィルインをしてしまうと、すぐに爪から浮いてきてしまう可能性があるので気をつけましょう。

アセトンによるダメージを防ぐことができる

フィルインでは、アセトンを使うことなくジェルネイルの付け替えができます。これによって、爪や肌にアセトンのダメージを受けることなくネイルが続けられます。

アセトンは前述の通り、合成樹脂を溶かすことができる強力な溶剤です。脱脂、脱水に優れており、化学実験でも使われています。そんなアセトンですが、過度な使用は爪や肌にとってダメージを与えてしまうかもしれません。例えば、頻繁にジェルネイルのアセトンオフを繰り返したり、頻繁にマニキュアを落として塗り直したり、肌が弱いときに使うのは注意が必要です。アセトンの脱脂・脱水力によって、お肌の皮脂や水分まで奪ってしまい、カサカサの荒れた手肌になる可能性があります。アセトンオフをしたり、除光液でマニキュアをオフしたに、爪や爪周りの皮膚が白っぽく変色することがありますよね。これは爪や皮膚から水分や油分が無くなっている証拠です。肌が弱くて乾燥は避けたいという方や、アセトンで肌が荒れてしまうという方は、アセトンオフよりもフィルインによる付け替えの方が安心です。







フィルインのデメリット

メリットの多いフィルインですが、残念ながらデメリットも存在します。

フィルインは上級者向け

セルフネイル初心者が、フィルインの付け替えに挑戦するのはおすすめできません。また、フィルインによる付け替えをメインとしていないネイルサロンで、フィルインをオーダーするのも筆者としては非推奨です。それはフィルインが「上級者向けの付け替え方法」だからです。

前述の通り、フィルインをするにはトップジェルとカラージェルを削り落とし、ベースジェルだけを残す必要があります。しかしジェルの取り扱いになれていないと、誤ってベースジェルや自爪まで削ってしまうかもしれません。さらに、ファイルを使って10本の爪を付け替えるのはとても時間がかかりますし、手や腕も疲れてしまいます。そのためフィルインではネイルマシンという電動の削り機を使うのですが、このネイルマシンも、扱いに慣れていないと自爪や皮膚を傷つけてしまったり、ジェルを削りすぎてしまうことがあるのです。自爪を傷つけないために行っているはずが、技術不足によって自爪にダメージを与えてしまうなんて困りますよね。

「どうしてもセルフでフィルインの付け替えをしたい!」という方は、ネイルマシンに慣れることから始めましょう。まずはネイルマシンでジェルを削る時、どこまでがトップジェル・カラージェルなのか、しっかり見極めて削る練習からはじめてみてはいかがでしょうか。マシンで削る練習をするだけなら、ネイルチップに塗ったジェルを削るのを繰り返し練習するのもおすすめです。また、マシンのビットという削るためのパーツは、目の粗さや大きさに様々な種類があります。「どのビットが自分にとって使いやすいのか」というところも、ネイルマシンを何回も使わなくてはわからない部分です。まずはネイルマシンが正しく使えて、ベースジェルだけをキレイに残せるようになるまで練習を繰り返し、確実にマシンの技術が向上したところで、フィルインにトライしてみましょう。

付け替え期間を守らないとフィルインできない

フィルインでの付け替えは3~4週間に1回行うことが推奨されています。この期間を守らないと、付けているジェルが劣化してしまったり、爪から浮いてしまう可能性があり、適切な状態で付け替えが行えません。ネイリストがフィルインできないと判断したら、アセトンオフに切り替えたり、ネイルマシンやファイルでベースジェルも削り落としてから付け替えることがあります。

ネイルサロンによっては対応していない

近年はフィルインの付け替えを推奨しているネイルサロンが増えているとはいえ、「フィルインは行っていません」というお店もまだまだあります。理由はお店によって異なりますが、「ネイルマシンを使わない施術を行っている」「アセトンオフしやすいジェルのみを使っている」などが主なようです。

また、フィルイン対応のサロンでも、お客さんのライフスタイルや、ジェルをつける頻度、爪の状態によっては、フィルインではなくアセトンオフを勧められることもあるようです。これはネイリストがフィルインのメリットやデメリットを考慮した上でお客さんに提案しているので、「本当にフィルインにしたほうがいいのか」をカウンセリング中にしっかりと相談し、その上で施術をお願いしましょう。

アセトンオフのメリット・デメリット

ここまで、フィルインのメリットとデメリットについてお話をしてきました。フィルインのメリットは爪へのダメージを防ぐことができ、持ちが良いことです。そしてデメリットは技術が必要なこと、付け替えの期間をしっかり守らないといけないことです。また、サロンによっては対応していないこともあることがわかっていただけたと思います。では、アセトンオフのメリットとデメリットはどんなものなのか気になりますよね。ここではアセトンオフのメリット・デメリットをご紹介します。

アセトンオフのメリット

・ジェルを溶かせる
まず1番のメリットはジェルを溶かしてオフすることができるという点です。しっかり時間を置けばジェルがきちんと溶けてくれるので付け替えでなく、ジェルをやめたい時やお休みをしたい時にはアセトンオフが合っています。削り過ぎで自爪を傷つけないようにするためにもカラージェルまで削ってベースジェルはアセトンで溶かすということを徹底すれば、皮膚や爪の乾燥は免れられませんが、自爪が薄くなってしまうことは防ぐことができますよ。

・同じサロンに通い続けなくて良い
フィルインはベースの作り方や、使用しているベースジェルの種類の違いなどの理由で、同じサロンに通って付け替えをしなければなりませんが、アセトンオフなら毎回新たにベースを塗りかえるので違うサロンに通うことができます。毎回のネイルを新規価格でやってもらいたい場合や、付け替えの頻度がまちまちになりやすい方にはアセトンオフのほうが向いています。

・料金が安価なことが多い
地域差もあるのですが、フィルインの場合は追加料金というサロンもあり、アセトンオフのほうが安くジェルオフができることも多いです。少しでもネイル代を抑えたいという方はアセトンオフのほうが良いでしょう。

アセトンオフのデメリット

・爪と皮膚が乾燥する
アセトンは揮発性が高いため皮膚や自爪の油分や水分を奪って乾燥させてしまいます。そのため、アセトンでオフした後はしっかり保湿する必要があります。乾燥で皮膚が白くなってしまうこともあるので保湿成分入りのジェルリムーバーを使うようにするのもおすすめです。

・削りすぎで自爪を傷める可能性がある
アセトンを使う前のトップジェルとカラージェルの削りの段階で、ベースジェルまで削りすぎてしまうと自爪を傷めてしまう可能性があります。カラージェルまで削るを徹底し、よく見ながらネイルファイルで削るようにしましょう。

・自宅で使う場合、換気をしっかりする
揮発性が高いので換気をきちんと行いながら使用する必要があります。また、独特のツンとする化学薬品臭があるので、お子様がいる場合は気分が悪くなったり、揮発した空気を吸い込みすぎたりしないように注意する必要があります。

まとめ

「なんとなく爪によさそうだから・・・」とフィルインにすると、残念なことにライフスタイルや爪に合わないジェルの付け替え方になるかもしれません。ネイルサロンで初めてフィルインの予約をするときは、事前に問い合わせるのがおすすめです。また、セルフでのフィルインは、ネイルマシンの扱いに慣れていないと、かえって自爪にダメージを与えてしまう可能性も。セルフネイル初心者の方は、ベースジェルだけをキレイに残して削れるように練習してから行いましょう。とはいえ、フィルインは定期的にジェルを付け替えている人なら、ダメージレスにジェルが続けられる、ネイル好きにとって嬉しい方法です。上記のメリットやデメリットも含めて、自爪を傷ませずに長持ちするジェルネイルを楽しんでくださいね。







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