ジェルネイルのフィルインとは?ネイルサロンでのやり方とメリット・デメリット | ネイル女子 - ネイリストがおすすめするネイルサロンも掲載中!

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ジェルネイルをしていて「フィルイン」という言葉を耳にしたことはありませんか?
フィルインとは、ジェルネイルを付け替える時にベースジェルをあえて一層残す技法を指します。

トップやカラージェルのみを削ることでオフの際に受ける爪へのダメージが軽減でき、ネイルの持ちも良くなると、近年注目の付け替え方法です。

今回は、ジェルネイルのフィルインとは何か?また、ネイルサロンでのやり方やフィルインのメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。

「フィルイン」とは何か?

左下から映る女性の手

フィルインとは、
ジェルネイルの付け替えの際、リムーバー(アセトン)を使わずに、トップジェル、カラージェルやアートまでを削り落としてベースジェルのみを残していく方法です。

全てをオフせずにベースジェルを残すことから、「ジェル一層残し」とも言われます。

ネイルマシンを使ってベースジェルだけを残し、表面を整えたら、その上から新しくベースジェル、カラージェル、トップジェルと、通常のジェルネイルのやり方で施樹を行います。

「フィルイン」と「オフ」の違い

フィルインと通常のオフとの違いは、目的と爪にかかる負担の大きさです。

▪️目的の違い

前述したように、フィルインはベースジェルを残した「ジェル一層残し」を目的としています。

これは、ネイルを付け替える時に有効です。

そして「オフする」とは、全てのジェルネイルを取り除き、一度自爪の状態に戻すことを目的としています。

付け替えはもちろん、しばらくジェルネイルをお休みしたい人向きです。

▪️爪にかかる負担の大きさ

ジェルネイルをオフするには、アセトンやジェルリムーバーを使いジェルを溶かしながら、自爪についているネイルは全て除去します。

まずこの時に使用する「アセトン」が爪を過度に乾燥させます。

また、ついているジェルネイル全てを取り除くために、自爪の表面まで削ってしまうことや、ジェルがしっかりと溶ける前に無理に爪から剥がしてしまったりするなど、オフは爪に大きな負担となることも・・・。

このようなオフを繰り返した結果、爪が薄くなる、乾燥でひび割れる、すぐに欠けてしまうなどの原因となります。

そのためネイルを付け替える際に、アセトンを使う必要も、ジェル全てをオフする必要もない「フィルイン」は、近年爪に優しいとされ、見直されています。

勘違いしてほしくないのは、「オフが悪いと言っているわけではない」ということです。

爪の負担を最小限に抑え、正しい方法で丁寧にオフをしてからネイルの付け替えを行っているサロンはたくさんありますので、安心して下さいね!

フィルインはセルフネイル向きではない

セルフネイルをしながら悩む女性

自爪への負担を減らせるフィルインですが、残念ながらセルフネイル向きではありません。

それは、フィルインをするには高い技術が必要だからです。

「ベースジェルを残して他は削り落としていく」
聞くだけなら簡単そうですが、実際にベースのみをきれいに残すには、ネイルマシンを巧みに操らなくてはなりません。

元々、セルフでネイルマシンを使用している人は多くありません。
にも関わらず、マシン使いに慣れていないとフィルインは技術的に難しいです。
フィルインがセルフネイルに向いていないと言われるのがその理由です。

フィルインに興味のある方は、ネイルサロンで施樹してもらいましょう!

ネイルサロンの選び方

ネイルサロンで爪を削る女性の手

フィルインに興味を持ったら、まずはネイルサロン選びからはじめましょう!

▪️フィルイン対応サロンか確認する

お伝えしているように、フィルインには特殊な技術が必要です。

そのため「ネイルサロンならどこでもOK」というわけではありません。
フィルインに対応しているサロンを選ぶ必要があります。

ただしフィルインを取り入れているネイルサロンは、ほとんどの場合「フィルインに対応していること」をホームページに記載しているので、取り扱い店を探すのはそんなに難しくないと思います。

もし不安な場合は直接問い合わせしてみましょう!。

▪️ネイルサロンは自宅や職場近くがおすすめ

ネイルサロンを選ぶ際に当たってもうひとつ大切なのが、
サロンの立地です。

フィルインをした場合、ベースジェルが浮く前に定期的なメンテナンスが必要です。
そのため、ネイルサロンには通い続けるようになります。

職場の近くや自宅の近くなど、定期的に通うことが面倒にならない、便利な場所にあるネイルサロンを選ぶのがおすすめです。

フィルインを選ぶメリット

meritの札を掲げる人形

ジェルネイルを続けていく上で、オフよりも爪へのダメージが少ないとされるフィルインのメリットをまとめてみました。

フィルインを考えている方は、参考にしてみて下さいね!

  • オフによる自爪のダメージを防げる
  • アセトンによる爪や皮膚の乾燥を回避できる
  • ジェルネイルの持ちが良くなる
  • ジェルネイルをお休みする必要がなくなる
  • 爪を伸ばすことができる

では、それぞれ詳しく見ていきましょう!

オフによる自爪のダメージを防げる

軽く握ったた自爪の手

先程お伝えした通り、オフは爪に負担を与えます。
ジェルネイルの付け替えの際にフィルインを選択することで、オフによる自爪のダメージを防げることができます。

通常のオフとは、全てのジェルを取り除き自爪の状態に戻し、爪の表面を整えたりしてから新たにネイルをつけていきますが、フィルインの場合はベースを残した上で作業を続けるので、自爪を直接傷つける心配がありません。

これがフィルインの最大のメリットといえます。
また、ベースを残して重ねていくことで爪の厚みが安定し、フィルインの方が持ちが良いという人も多いです。

「アセトンによる爪や皮膚の乾燥を回避できる

水色バックのスプレーボトル

ジェルネイルをオフする際に必要なのが「アセトン」です。
アセトンは、ジェルを溶かすことができオフの際にはとても便利ですが非常に高い揮発性のある溶剤で、同時に爪や皮膚の油分や水分も奪ってしまいます。

そのため爪や皮膚を乾燥させます。
爪の乾燥は縦筋や爪割れの原因となりますし、指周りの皮膚の乾燥は甘皮を固くさせたり、ささくれの原因となります。

また、乾燥で爪や皮膚が白くなることもしばしば・・・。

ちなみに「自分はアセトンじゃなくてジェルリムーバーを使っているから大丈夫」と思っている方も多いようですが、ジェルリムーバーにはアセトンが含まれているので、爪や皮膚にかかる負担は同じです。

フィルインを選ぶことは、アセトンによって爪や皮膚の過度な乾燥を回避できるというメリットがあります。

ジェルネイルの持ちが良くなる

グレーとゴールドのオフィスネイルをした手

フィルインに使うベースジェルは、通常のベースジェルよりも密着度が高いフィルイン専用(対応)のベースジェルを使用します。

「ベースを一層残しネイルを重ねていく」というフィルインの性質上、土台となるベースが浮かないようにフィルイン専用のジェルはしっかりと耐久性のあるもになっています。

また、一度フィルインでネイルをつけてしまえば、しばらくは爪を削ることなく健康な爪を維持できます。

健康な爪の維持と、耐久性のあるベースを使うことで、ジェルネイルの持ちが良くなることもメリットの一つです。

ジェルネイルをお休みする必要がなくなる

口元に手をおいて笑う女性

長い間ジェルネイルをしていると、爪が薄くなったり弱くなったり、ネイルの持ちが悪くなったりすることがあります。

その原因のほとんどが、定期的なネイルの付け替えによるアセトンやサンディングによるダメージ、つまり「オフ」の際にかかる自爪の負担です。

弱くなってしまった自分の爪を見て不安になり、「ジェルネイルをしばらくお休みする」という選択肢を取る方は多いです。

もちろん、ネイルをお休みすることは良いことですが、お休みの間に、爪がどんどん折れてしまうなど、様々なトラブルが待っています。

また、長年ジェルネイルをしていた人にとって、ネイルとは自分のテンションを上げるためのセルフプロデュースの一つでもあり、ネイルができないことはモチベーションにも関わってきます。

フィルインを選ぶメリットとして、定期的なオフ作業を回避することで爪の負担が軽減し、お休み期間を設けるようなことなく、安心してネイルを楽しむことができます。

爪を伸ばすことができる

長めスクエアオフのネイルをした手

フィルインをするメリットとして、ジェルネイルをしていても爪が弱く折れやすい人にとって、ベースを重ねていくフィルインは爪の強度UPに繋がります。

長さ出しをしなくても、フィルインを続けていけば爪をきれいに伸ばしていくことが可能です。







フィルインを選ぶデメリット

demeritの札を掲げる人形

爪に優しく、ネイルの持ち良いなど、一見メリットだらけのように見えるフィルインですが、デメリットもあります。

続けて、フィルインのデメリットをまとめたので、参考にしてみて下さい!

  • グリーンネイルになるリスクが高まる
  • 高い技術力が必要
  • 定期的にメンテナンスする必要がある
  • 仕上がりに違和感のある場合がある
  • 自分でオフができない

では、それぞれ詳しく見ていきましょう!

グリーンネイルになるリスクが高まる

虫眼鏡で手を大きく見せる女性

フィルインの特徴として、一度つけた同じベースジェルを繰り返し使い続けます。

万が一、ベースジェルがしっかりと密着していなかったり、浮いてしまっているベースジェルをそのまま使い続けた場合、爪とジェルネイルの間に雑菌が繁殖し、高い確率でグリーンネイルになるので注意が必要です。

フィルインは通常のオフとは違い、毎回きれいにネイルを除去するわけではないので、グリーンネイルの症状に気が付かず進行してしまうリスクがあります。

グリーンネイルになると、症状が治るまでその爪にジェルネイルをすることができません。

そのためサロンを選ぶ時は、口コミなどをしっかりと確認し、確かな目と技術を持ったネイルサロンを選ぶのがおすすめです。

高い技術力が必要

ネイルマシンと数々のビット

フィルインには、ベースのみをきれいに残し、余分な箇所は丁寧に削り取っていくための、ネイルマシンを使った高い技術力が必要です。

またフィルイン専用のジェルを使用するため、ジェルの知識も必要です。

そのため、ネイルサロンによって料金もまちまちですが、フィルイン専門サロン以外のほとんどのサロンは、通常のジェルネイルのメニューよりもフィルインを割高に設定しています。

定期的にメンテナンスする必要があ

ネイルの施術をしている指のアップ

フィルインの場合、メンテナンスのため3週間〜4週間に1度、定期的にネイルサロンに通う必要があります。

何度もお伝えしていますが、フィルインは同じベースを繰り返し使うので、爪からジェルがリフトするリスクがだんだん高くなります。

ベースジェルが浮いてくる前にメンテナンスを施し、ジェルのリフトを回避しなくてはなりません。

ベースジェルが浮いてしまうと、場合によってはフィルインができなくなる可能性があります。

ベースを一層残すことで定期的なメンテナンスが必要となるのは、フィルインのデメリットといえます。

仕上がりに違和感のある場合がある

フィルインではベースジェルを重ねていくため、ジェルネイルの強度や持ちが上がる分、固く厚みのある仕上がりになります。

柔軟性があり薄く自然な仕上がりを好む方は、フィルインに向いていないかもしれません。

自分でオフができない

カラフルなジェルネイルをする女性の手

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フィルインに使うベースジェルは、アセトンでオフできる通常のものよりも密着度が高くなります。

そのため一般的なベースジェルのようにはいきません。

フィルインをしたネイルをセルフでオフするのは難しく、爪へのダメージを考えるとおすすめできません。

フィルインで施したジェルネイルをオフする時は、必ずネイルサロンでやってもらいましょう!

フィルインがおすすめの人

右手でOKをする女性

フィルインについて説明してきましたが、料金のことやメリット・デメリットを踏まえ、自分にフィルインが向いているのかわからない人も多いと思います。

ここでは、ジェルネイルをするならフィルインがおすすめの人をご紹介します。

自爪が薄い・傷んでいる人

左右の指をクロスする自爪の手

フィルインは、アセトンを使わず、また自爪を削ることなくネイルを楽しむことができます。

そのため、「元々爪が弱い」「ジェルをしていて爪が薄くなってしまった・傷んでしまった」、でもジェルネイルは続けたい!
そんな人におすすめです。

オフを必要としないため、ネイルをしている期間に薄くなった自爪も生え変わることができます。

ネイルケアの観点からも、フィルインはおすすめといえます。

爪・皮膚が乾燥しやすい人

指が乾燥した白い服の女性

爪や指の皮膚の乾燥に悩んでいる方は、フィルインがおすすめです。

ジェルネイルをする上で爪や皮膚が乾燥する1番の原因が、オフの際の定期的なアセトンの使用です。

フィルインにすることによって、アセトンの使用を避けることができます。

ジェルネイルを長持ちさせたい人

一般的にジェルネイルは3週間〜4週間持つといわれています。

フィルインの場合、浮きやすい根本や先端などのリフトを回避するため、より密着度を高くしたベースを使用します。

そのため、正しい施樹と定期的なメンテナンスをすれば、問題なく2ヶ月程度は持つようになっています。

きれいな状態で、できるだけネイルを長持ちさせたい人は、フィルインがおすすめです。

厚みのある仕上がりが好きな人

フィルインはベースジェルを残して重ねていくので、自然な仕上がりというよりは、しっかりと厚みのある仕上がりになります。

厚みのある仕上がりが好きな人におすすめです。

ネイルサロンに通うのが苦にならない人

ネイルサロンの椅子とテーブル

フィルインをした場合、きれいな状態を安心して維持するにはメンテナンスが必要です。

そのため、毎回ネイルサロンに行くのが楽しみだと思える人におすすめです。

リフレッシュできるような空間のサロンであったり、気の合うネイリストを見つけるなど、ネイルサロンに通うのが楽しくなるようなネイルサロンを選びましょう!。

ネイルサロン|フィルインの方法

ネイルサロンで施樹をする手元

現在フィルインは、基本的にネイルサロンで行うものです。
ではネイルサロンでは、どのようにフィルインを行っているのでしょうか?

ここでは、ネイルサロンで行っているフィルインの方法や手順についてご紹介します。

フィルインの手順

ネイルサロンでの基本的なフィルインの流れは以下のようになります。

  1. マシンでトップジェルとカラージェルのみを削る
  2. 通常通りのプレパレーションを行う
  3. 爪の長さ・形を整える
  4. ベースジェルを塗り、硬化
  5. お好きなカラージェルやデザインを施す
  6. トップコートで仕上げる

1.マシンでトップジェルとカラージェルのみを削る

最初にネイルマシーンを使って、フィルインの特徴である、トップジェルとカラージェルのみを削る作業を行います。

ベースをきれいに一層残すには、繊細なマシンワークが必要です。

削りすぎれば爪を傷つけることになり、削りがあまければ、仕上がりに影響が出ます。

また、浮いている箇所があれば、その部分だけを削らなくてはならず、この作業はネイリストの技術力が試されます。

2.通常通りのプレパレーションを行う

爪表面にベースジェルを残せたら、ジェルネイルを塗るためのプレパレーションを行います。

プレパレーションとはネイルを塗布する前に必要な「爪の下準備」です。

プレパレーションの方法は以下の通りです。
1甘皮周りにキューティクルリムーバーを塗り、プッシャーを使って甘皮を押し上げる
2湿らせたガーゼを使い、甘皮周りのルースキューティクルをきれいに除去する
3キューティクルニッパーを使い、余分な甘皮やささくれをカットする

プレパレーションをしっかりと行うことで、ジェルネイルの持ちは良くなります。

3.爪の長さ・形を整える

ネイルファイルを使って、爪の長さと形を整えていきます。

フィルインでの付け替えの場合、爪はある程度伸びているので、好きな形に整えることができます。

長さがないときれいな形にするのが難しいスクエアオフなどにもチャレンジできますよ!

プレパレーションの最後に、爪の表面を整えてバリやダストを除去したら、爪の表面〜先〜裏まで、しっかりと油分除去します。

4.ベースジェルを塗り、硬化

フィルイン専用のベースジェルを、自爪の伸びた部分(爪の根元)から爪先まで、残していたベースに被せて塗っていきます。

塗り残しがないようにしっかりとベースを塗布できたら、ライトで硬化します。

ベースを残した削りが終われば、あとのやり方は通常のジェルネイルと変わりませんね。

5.お好きなカラージェルやデザインを施す

ベースがきれいなフラット状に仕上がっていれば、あとはどんなカラーやデザインも楽しむことができます。

フィルインは、いかにきれいなベース作りができるかがポイントです。

削り方が上手くなく、表面がガタガタだったり、伸びてきた自爪の部分とベースジェル境に凸凹があったりすれば、カラーを塗った時の仕上がりは美しくありません。

6.トップコートで仕上げる

最後にトップジェルを塗り、ライトで硬化させれば完成です。

詳しいプレパレーションのやり方はコチラの記事をご覧ください◎

ネイルのプレパレーションで必要なものとやり方【初心者向け】
https://www.nailjoshi.com/81053/

まとめ

光が当たるブラウンネイルをした手

いかがでしたか?
「ネイルは好きだけど、このままジェルネイルを続けても爪は大丈夫だろうか?」
ネイルを続けている人なら、1度は爪に対する不安を抱いたことがあると思います。

フィルインとは、アセトンを使わずにベースジェルを一層残しながら削り、ネイルを付け替える方法です。

オフの際にかかる爪のダメージを抑え、自爪を直接傷つけることなくジェルネイルを続けていけます。

「これからもできるだけ長くジェルネイルを楽しみたい!」そんな方々にとって、フィルインの普及は救世主的存在です。

もちろん、メリット・デメリットはありますが、爪のことを考えるなら、やはりフィルインはおすすめ!
最近ジェルの持ちが悪くなったと感じている人や、爪が薄くなったと感じている人は、1度フィルインを試してみて下さい。

ジェルネイルによる、爪の悩みや不安は解消させれるかもしれませんよ♪







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