12月はクリスマスネイルやお正月ネイルなどのイベントネイルや、華やかなデザインをする人が増えます。とはいえ、仕事やプライベートの都合でネイルに制限があり、オフィスネイルやシンプルネイルをする方も多いです。そのようなシンプルネイル限定の方におすすめなのが「うるつやネイル」で、ジェルネイルのツヤとぷっくりとした厚みが出る特徴を最大限活かしたデザインで爪が潤って見えます。うるつやネイルは、インスタグラムのネイル投稿につけられているタグでも件数が多く、注目度の高いデザインです。今回の記事では、セルフでうるつやネイルに仕上げるコツや、やり方をご紹介します。また、インスタグラムでは似たような名称のタグがあり、うるうるネイルや、ちゅるんネイルというものもあります。これらの違いについても解説するのでタグ付けに迷った時や、デザインを検索する時の参考にしてみてくださいね。乾燥しがちな冬はうるつやネイルで爪を潤わせてツヤ感を出してみましょう!
うるつやネイルが可愛い!
うるつやネイルとは爪の表面が水に濡れて潤っているような仕上がりのネイルのことで、何か決まったネイルデザインがあるわけではありません。だからこそどんなデザインのネイルにも取り入れることができるので人気があります。冬はマットコートを使ったニットネイルやブランケットネイルの人気も高くなりますが、うるつやネイルは対照的なデザインと言えます。しかし、インスタのタグでも#うるつやネイルは18万件以上あり、人気なのがわかりますよね!うるつやネイルに仕上げるポイントは以下の4点です。
●ポイント
・ヌーディーなカラーやシアー感のあるカラーを使う。
・トップジェルを厚めに塗る。
・ツヤと透明度が高いトップジェルにする。
・つるんとした表面になるようにする。
ヌーディーカラーやシアーカラーの方がマットなカラーよりもツヤ感が出やすいのでうるつやネイル向きです。特にピンクベージュやクリアレッド、シアーブラウンなどは向いています。春や夏であればクリアイエローやブルーにすると爽やかで涼しげになりますよ。
トップジェルを厚めに塗ることで丸みを帯びるのでうるつやになりやすいです。セルフネイルの場合、ノンワイプトップジェルを使用している人が多いと思いますが、ノンワイプトップジェルは厚みだしには向いていないテクスチャーのものが多いです。粘度の高いベースジェルやクリアジェルを乗せてから仕上げにノンワイプを使うとはみ出さずに厚み出しができます。
ツヤと透明度が高いトップジェルを使うことでみずみずしさがアップします。しかし、ガラスのような仕上がりになるトップジェルはハードやセミハードが多く、このようなジェルだとオフが大変になるのでソフトジェルの範囲で透明度の高いものが使いやすいです。
表面に凹凸があるとツルンとはしません。そのため、うるつやネイルは大きなパーツやたくさんのストーンは使わないことが多いです。その代わりにラメやマグネットジェル、オーロラパウダーできらめきをプラスしています。
●うるつやネイルのデザイン
ツヤ感たっぷりのキルティングネイルです。くすみカラーとヌーディーカラーで全体的に大人っぽい仕上がりですが親指のくまパーツがキュートです!
ヌーディーカラーでつるんとした質感のうるつやネイルです。シンプル上品なテイストなのでオフィスでも問題のないデザインに仕上がっています!
●うるつやネイルにおすすめの商品
0番のオールインワンジェルはベース、トップ、ビルダーの3役できるクリアジェルです。厚みを出したい時は先にこのような固めのジェルで厚みをある程度出してからノンワイプトップジェルで仕上げるとぷるんとしたツヤ感を出しやすいです。
高い透明度と綺麗なツヤで人気のノンワイプトップジェルです。筆も塗りやすいフラットなブラシです。拭き取り不要なので硬化させたら完成です。
5色セットのオーロラフレーク。ベースに塗る色によって輝き方が変わります。ヌーディーカラーにちょっとプラスするだけで華やかなネイルになるのでおすすめです。
オーロラのような光沢が出せる微細なパウダー。綺麗な発色で、光の加減によって様々な色に見える不思議なパウダーです。マットカラーにかけるとうるツヤにしやすいです。
うるつやネイルのやり方
うるつやネイルにするやり方を解説します。100円ショップのジェルやアイテムを基本に、インターネット通販で購入できるプチプラのジェルなども使っています。
●うるつやネイルに必要なもの
・ベースジェル
・ツヤの出やすいノンワイプトップジェル
・厚みを出せるクリアジェル(なくてもOK)
・ピンクベージュのカラージェル
・オーロラパウダー(セリア)
・アイシャドウチップやスポンジ(パウダー用)
・硬化用ライト
●ジェルを塗る前の準備
①エメリーボード(爪やすり)で爪の長さと先端の形を揃える。
②メタルプッシャーやキューティクルニッパーを使って甘皮を取る。
③スポンジバッファーで爪表面を軽く擦って、爪表面のつや消しをします。
④ダストを払って、消毒用エタノールかネイルクレンザーで油分と水分の除去をする。
●やり方
①ベースジェルを塗ってライトで硬化します。ベースジェルはエッジやサイドまで塗り、根元のラインもできるだけ綺麗に取れるようにしてください。
②カラーを塗ります。サイドや爪先のエッジをしっかり塗り、ライトで硬化します。
③カラーを2度塗りします。色ムラが出来ないようにしましょう。何度も触りすぎず少し待ち、ハケ跡がなくなって表面がつるんとしたら(レベリングと言います)ライトで硬化しましょう。
④オーロラパウダーを付けるのでノンワイプトップを塗って硬化。
⑤スポンジまたはアイシャドウチップにオーロラパウダーを取り、表面に擦ってつけます。キラッとしたツヤが出ます。
⑥厚みを出さなくていい場合は⑦へ進んでください。
厚みを出すためにクリアジェルを塗ってライトで硬化します。平筆にジェルを取って爪の真ん中辺りに置き、根元にジェルを運びます。根元からの立ち上がりは段にならないように、潰すようなイメージで広げましょう。根元のラインが取れたら左右のカーブに沿って筆を動かします。横から見た時に爪の真ん中~真ん中より少し根元よりの部分が1番高くなっている(ハイポイント)ようにすると綺麗なフォルムに仕上がります。
クリアジェルの量を乗せ過ぎると、ライトに入れた時に硬化熱(化学反応が起きることによって発生する熱)が強く発生することがあるので注意しましょう。指先が熱く感じた時は一旦出して、熱が引いてからもう1度ライトに手を入れて硬化させてください。
⑦ノンワイプトップをサイド、根元、エッジまでしっかりコーティングしてライトで硬化しましょう。写真は横から見た状態です。ハイポイントがしっかり出来ています。
⑧引っかかりやベタつきがなければこれで完成です。トップを塗ったことで⑥のときよりもツヤが出ています。
●今回使った商品
厚みを出せるクリアジェルです。ベースやトップ、長さ出し用と様々な用途で使えるので1つ持っていると便利です。今回はぷっくりさせるためにノンワイプトップジェルの前に使用しました。
セルフネイラーさんに人気のネイル用品メーカーネイルタウンのトップコートです。綺麗なツヤと透明度でうるつやネイルにもってこいです。厚みが出にくいのでプックリさせたい方は上記のクリアジェルと合わせるのがおすすめです。
G16のピンクベージュです。スモーキーカラーで秋冬にピッタリです。肌なじみが良く、塗りやすいテクスチャーです。こちらは5個セットで購入できるのでお好みのカラーを5個選んでくださいね。
オーロラパウダーはセリアのものを使っています。カラーはピンクとミントのセット、ホワイトとイエローのセット、パープルとブルーのセットで販売されています。今回はホワイトを使用しました。さりげないきらめきをプラスできるのでどんなベースカラーにも合わせやすいです。ぜひ使ってみてくださいね!
うるうるネイルやちゅるんネイルとの違いは?
うるつやネイルというタグを付けている方は「ちゅるんネイル」というタグを付けていることもあります。似たようなタグがあるのでこちらの違いなどを解説していきます。
・ちゅるんネイル、うるんネイル
この2つは今回メインでご紹介している「うるつやネイル」とほぼ同義で使われています。人それぞれ潤っている雰囲気をどのように擬態表現するかの違いです。うるつやネイルはタグの件数が18万件以上、ちゅるんネイルは78万件以上、うるんネイルは500件以上となっています。
・うるうるネイル=氷ネイル
こちらは上記とは違って特定のデザイン「氷ネイル」を指していることがほとんどです。氷ネイルはオーロラパウダーを塗ってオーロラに輝かせた後に8角形にカットしたオーロラフィルムを爪に乗せるデザインで、琥珀糖ネイルといった呼ばれ方もあります。
こちらの記事でも詳しく紹介しています。
⇒うるうるネイルと氷ネイルの違いは?&潤って見えて実は乾燥?インナードライ肌って何?
うるつやのうるおいのある指先に!
いかがでしたか?今回の記事では人気のうるつやネイルについてご紹介しました。うるつやネイルは以下のような特徴があるネイルです。
・ヌーディーカラーを使う。
・トップジェルを厚めに塗ってぷっくりさせる。
・ツヤと透明度が高いトップジェルにする。
・つるんとした表面になるようにする。
指先が乾燥しがちな冬はうるつやネイルのように爪が潤って見えるネイルにするのは乾燥も多少カバーできるのもメリットです。そして、うるつやネイルと似たタグの「ちゅるんネイル」や「うるんネイル」は言い方が違うだけでほぼ同じデザインです。インスタに上げる時は一緒にタグ付けしてもいいですね。言葉は似ていますが「うるうるネイル」だけは氷ネイルに近いデザインが多いので注意が必要です。
今年の冬はうるツヤを意識したネイルを楽しんでみてはいかがでしょうか?