ネイルは好きなものをつけていて、コーデとの合わせは全く考えない人もいれば、コーデを引き立たせるためにネイルも合わせている人、オフィスネイルや規定があってデザインや色が限られる人もいます。
ネイルが好きだからこそこだわりたいけど、服と合わないんじゃ・・・と心配になる気持ちはとてもわかります。
今回は、ネイルが服と合わないかも、と考えている方向けに、ネイルとコーデの合わせ方、考え方についてご紹介して参ります。
ネイルと服が合わないのはダメ?
ネイルが好きな方は、自分好みのデザインやカラーが決まっているという人も多く、基本は定番のカラーにしているという方もいれば、好きだからこそいろんなデザインやアートをつけてみたい!という方もいます。
シンプルで王道なワンカラーをはじめ、ナチュラルなグラデーションやフレンチネイル、トレンドが詰まっているニュアンスネイルや、ファッショナブルなワンホンネイルなど、ネイルは様々なカラーとアートによって、非常に幅広いデザインが楽しめるのです。
いろいろと楽しめるのがネイルの良いところですが、自分が持っている服や普段着ている系統から、「合わないかも?」とやりたいデザインを諦めることも。
それが「仕事や学校の規定上、ネイルのカラーやデザインが決まっている」という場合、自分ではどうしようもないので、規定の範囲内で楽しむしかありません。
ですが、ネイルは自由だけど、普段の服装に合わないんじゃないかと思って新たなデザインに挑戦しないのは少しもったいないかもしれません。
ネイルと服が合わないのは気にしなくてもOK
ネイルが好きで、様々なカラーやデザインを楽しみたい!という方は、ネイルと服が合わないかも・・・という事は気にせず、どちらも好きに楽しんでいる方が多いです。
これは筆者の体感ですが、ネイルと服をあわせて、トータルコーディネートになるように守っている人の方が少ないように思えます。
ネイルと服は、おしゃれや身だしなみという点ではとても親しいものです。
しかし、それぞれに異なる印象や役割があるので、絶対に全てを合わせなくてはならないわけではないのです。
見た目が変わると印象も変わるように、服や髪型、メイク、ネイルなどのファッションは、その人のイメージを決めたり、情報を得るための重要な役割を担っています。
例えば、おしゃれなアパレルのショップ店員をしている人が、しわしわで汚れの付いた服を着ていたら、「服屋さんなのに服にこだわりがないのかな?」と思ってしまいますよね。
また、同じ服装をしている黒髪の人と金髪の人がいるとしたら、派手な印象を受けるのは金髪です。
そしてメイクも、ナチュラルメイクと舞台用の濃いメイクではかなり印象が変わります。
このように比べてみると、服や髪型、メイクは、チョイスによって他人に与える印象が大きく変わることがわかります。
ではネイルだとどうでしょうか。
同じ服装の人が二人いて、一人はアートがたっぷりついた派手なネイル、もう人はベージュのシンプルなワンカラーをしているとしたら、劇的に印象が異なるのでしょうか。
手元をじっと見比べた時は違いがわかりますが、トータルで見た時の印象はそこまで差が出ませんよね。
つまり、服や髪型、メイクと比べたら、ネイルによって人の印象が大きく変わることはあまりないのです。
ネイルは、おしゃれのメインというよりも、おしゃれの幅が広がるプラス要素です。
そう考えると、ネイルと服が合わないのはそこまで気にする必要はないかもしれませんね。
ネイルはTPOに合わせよう
おしゃれのプラス要素であるネイルですが、いつでも気にせずに好きなネイルをしてOK!というわけではありません。
やはりTPOに合わせてネイルを変えたほうがいいケースもあります。
①パーティー、結婚式のゲストとして参列する時
ちょっとしたパーティーや結婚式のゲストとして参加する時は、パーティードレスやセットアップなど、きれいめでフォーマルな服を着ますよね。
そのときにビビットでポップすぎるネイルや、黒の超ロングネイルをしていたら「マナーを知らない人」と思われるかもしれません。
着ているフォーマルな服とネイルのテイストがあまりに違うと、せっかくのネイルが悪目立ちしてしまいます。
カジュアルなドレスや個性的なセットアップなら、テイストの異なるネイルもそこまで浮かないのですが、そういった趣旨のないパーティーや結婚式なら、ネイルも服のテイストに合わせた方が良さそうです。
②お葬式に参列する時
ネイルのマナーが最も問われるかもしれないシーンがお葬式です。
故人を弔う儀式であるお葬式は、故人やそのご家族への敬意を表すために黒のワンピースやアンサンブルなどの喪服を着て参列しますよね。
その時のメイクは、ラメやパールなどが入ったアイメイクや、口紅を塗るのはNGとされており、アクセサリーも結婚指輪以外は外すマナーが一般的になっているのです。
そしてネイルも、基本的にはせずに地爪での参列がよいとされています。
マニキュアの場合は除光液ですぐに落とせますが、ジェルネイルではヤスリやアセトンを使ったオフをしなくてはなりません。
セルフでオフをするにはある程度の知識が必要ですし、ネイルサロンでオフをしてもらうにも予約が必要です。
急なお葬式だと非常に困りますよね。
もしジェルネイルをつけていて、オフをするのが難しい時は、ベージュのマニキュアやネイルシールでカバーしたり、ブラックフォーマル用の手袋をつけて参列しましょう。
大きなネイルパーツがついていて、ベージュのマニキュアを塗っても目立つ時は、絆創膏を貼って隠すという方法もあります。
緊急事態に備えて、マニキュアやネイルシールを買っておくのがおすすめです。
ネイリストのおすすめポイント:ネイルシールは爪にぺたりと貼って、余分なところをヤスリでカットするだけでOKです。
ベーシックなピンクベージュなので、どんなシーンにも合わせやすくなっています。
ネイリストのおすすめポイント:こちらは除光液いらずで、剥がして落とせるマニキュアです。
シアー感のないマットなベージュピンクなので、派手なネイルをしている時でも上からしっかりカバーできます。
ネイリストのおすすめポイント:シアー感のないマットなマニキュアは、日本のメーカーだと以外なことにあまり売られていません。
確かに、ちゅるんとした透け感やツヤのあるマニキュアはかわいいのですが、お葬式の時のネイルカバーにはなりません。
レブロンのウルトラHDスナップシリーズは、見たままの発色が人気のマットベージュなマニキュアです。
③お仕事中のネイル
お仕事でスーツや制服、オフィスカジュアルを着ている方は、ネイルもカラーやデザインに規定があることが多いですよね。
一般的なオフィスネイルは、肌なじみの良いピンク系やベージュ系のカラーが基本で、アートやパーツ、ストーンなどはつけず、ワンカラーやグラデーション、フレンチネイルといったデザイン以外はできないのではないでしょうか。
近年は、ネイルに関する規定がなく、自由にネイルアートを楽しめる企業も増えています。ネイル好きにとっては嬉しい傾向ですよね。
しかし、取引先の人と直接会う業務や、お客さんと対面で応対する業務に就いている方は、少し控えめのネイルを続けるのがベターです。
それは、ネイルに寛容なのはあくまでも社内だけで、社外の人はネイルについてよく知らない方や、派手なネイルに抵抗がある人もいるからです。
例えば、名刺交換をしたり、パソコンやタブレット、資料を手で案内する時などに、爪は相手の視界に入ります。
その時に派手なネイルをしていたというだけで、相手の持つ印象が変わってしまうかもしれません。
世の中的には、残念ながら見た目で偏見を持つ人もいます。
お仕事中は、清潔感やきちんと感を重視したオフィスネイルの方が、余計なイメージを持たれずに済むのではないでしょうか。
これは筆者の考えですが、ネイルは自分のためにするという要素が強い、ちょっと特殊なおしゃれだと思います。
この記事を読んでいるネイル好きな方には、自分の好みに合わせてネイルを楽しんでほしいです。
しかし、世の中にはいろんな考えを持った人がいるので、ネイル好きの中では常識な内容でも、それ以外の人からすれば「非常識」「マナー違反」といった印象を持つかもしれません。
まずはTPOに合わせたネイルを重視しつつ、オフの日には自分好みのネイルをして、自分のためのおしゃれを楽しみましょう。
服と合わせたネイルのコーデ例
ファッションやメイクに統一感があると、スタイリッシュでおしゃれですよね。
ネイルと服が合わないという点はそこまで気にしなくていいものの、統一感がファッショナブルさを表すというのもまた事実です。
ネイルも統一感を楽しみたい!という方は、以下のような服との合わせ方を参考にしてみましょう。
淡色コーデとホワイトネイル
ホワイトネイルは主張が強め?と思われがちですが、淡色にもカジュアルにも合う万能ネイルです。
ニットやブラウスなど、ベーシックな白のアイテムを使ったスタイリングに、ホワイトネイルを合わせるだけで統一感が出ます。
また、服との合わせだけでなく、リングやブレスレットをつければ、手元の華やかさが引き立つのもおすすめなポイントです。
小物とネイルを合わせたコーデ
服だけでなく、小物とネイルのカラーを合わせるのもかわいいですよね。
小物に使われている色を、ネイルに取り入れてみましょう。
コーデ写真を撮ったときに、ネイルもファッションも引き立って、とてもファッショナブルな仕上がりになります。
モノトーンコーデとブラックネイル
年齢や流行にとらわれないモノトーンコーデは、ネイルもモノトーンで合わせてみましょう。
ブラックのネイルはなかなか挑戦しづらい人も多いようですが、思いっきりモードなスタイリングがしたい方にはぜひおすすめしたいネイルカラーです。
あえて合わせないネイルとコーデもおしゃれ
シンプルな服装にあえてビビットなカラーのネイルを合わせるのは、ファッションのハズしになります。
統一感を重視しすぎるよりも、あえてハズしたポイントがある方がこなれ感がでるケースもあるのです。
コーデの幅も広がるので、様々なテイストに挑戦したいという方におすすめ。