マットネイルはさらさらとした質感になり、どこか落ち着きのある雰囲気が魅力的ですよね。
しかし、マットトップを塗ったネイルは、生活しているうちに表面に汚れが溜まりやすく、それに悩んでいる方も多いようです。
黒やグレーのように濃い色やくすみカラーはそこまで目立ちませんが、パステルカラーやベージュのような薄い色はくっきり目立って恥ずかしいですよね。
そんなときは除光液で拭けばOKという口コミがありますが、果たして本当なのでしょうか?
今回は、マットネイルの汚れは除光液で拭いても良いのか、正しい拭き取りの仕方と、ネイルの黄ばみや変色に気をつけるポイントをご紹介します。
マットネイルはなぜ汚れやすいの?

マットネイルは、ツヤありのネイルよりも汚れが付きやすいです。
普段どおり生活しているはずが、色がくすんでしまうのが早かったり、いつの間にか変な色がついていたり・・・こんな状態に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
では、なぜマットだと付きやすいのかというと、表面の質感が原因です。
前述の通り、マットネイルの表面は少しザラつきを感じる加工になっています。
これは私達の目では確認しにくいですが、簡単に言うと細かいデコボコがついているような仕上がりなのです。
着色汚れは、こういったザラッとした表面に付着すると残りやすく、落ちにくい傾向にあります。
例えるなら、水仕事で洗い物をする時をイメージしてください。
同じ汚れがついていても、ツルツルの表面の食器より、ザラザラのフライパンの方が、洗っても汚れが落ちにくい感じがしますよね。
ネイルの表面にも、それと同じことが起こるのです。
手先は日常生活でよく使う部位なので、汚れがつくのは仕方がないことです。
基本的には手を洗ったり、お風呂に入ることでキレイになりますが、マットネイルは表面がザラザラとしているので、ツヤのあるネイルよりも汚れが細かく残りやすいのです。
キレイなマットネイルを維持する方法

マットネイルを長期間、きれいな状態で保ちたい!という方は、以下のような方法を試してみましょう!
コットンと消毒用エタノールでこまめに拭き取る
こちらは一番確実な方法です。
コットンに消毒用のエタノールを含ませて、爪の表面を拭き取りましょう。
この方法なら基本的な汚れはすぐに落とせます。
重要なのが、表面がふわふわのコットンにたっぷりと消毒用エタノールを含ませるという点です。
コットンの繊維が、マットネイルの細かいデコボコに入り込むので、キレイに落とせます。
ただし、乾いたコットンの毛がマットネイルにつかないように気をつけてください。
マットネイルは汚れだけでなく、細かい繊維もくっつきやすいです。
しっかりとエタノールで湿らせたコットンを使いましょう。
コットンがなければ、マイクロファイバーのタオルや、ガーゼを使うのもおすすめです。
消しゴムでこする
意外な方法の一つが、ネイルの表面を消しゴムでこする方法です。
これは軽い着色やマットネイルの黄ばみ、変色が気になるときにおすすめです。
消しゴムは染み込んだ汚れを落とすことはできませんが、表面に付着しているだけならゴムが汚れを巻き取ってくれます。
ちなみに、消しゴム自体がすでに汚れていると、その汚れをネイルにつけてしまうことがあるので注意してくださいね。
バッファーで軽く削る
かなり黄ばんでしまった表面や、ペンを使っている時に誤ってネイルにも書いてしまった!という時は、バッファーで軽く削ってみましょう。
バッファーは、同じグリッド数でもエメリーボードやファイルと異なり、大きく削れる心配がありません。
150グリッド以上のバッファーを使って、表面を優しくこすりましょう。
ただし、削りすぎるとジェルやマニキュアが薄くなってしまいますし、一部だけをやすると、マット加工した部分とは異なる質感になるかもしれません。
表面の質感の違いが気になるときは、バッファーでやすった後に、再びマットコートやマットトップジェルを塗って加工し直す方が良さそうです。
ノンアセトン除光液で拭き取る
表面を拭き取るのは消毒用エタノールではなく除光液でもOKですが、除光液を使うならノンアセトン商品を使用してください。
そもそも除光液には、マニキュアやジェルネイルを溶かして落とすためのアセトンが配合されているのが基本です。
アセトン入りの除光液を使ってしまうと、マニキュアが落ちてしまったり、ジェルネイルが溶けてもろくなってしまいます。
成分表にアセトンが入っていないか確認してから、コットンに除光液を含ませて拭き取ってみましょう。
ダークカラーのネイルにする
白い靴よりも黒の靴の方が汚れても目立ちにくいように、ダークトーンのマットネイルは汚れがついてもわかりにくい傾向にあります。
ツヤのないダークトーンは、大人女性に似合うスタイリッシュな雰囲気になりますし、グレーやカーキなどカジュアルなカラーにしてもかわいいです。
マットネイルにするときは、濃いめのカラーを選ぶようにすれば、汚れを気にせずに過ごせるかもしれません。
マットネイルの変色を防ぐための注意点

マットネイルは着色汚れがつきやすいので、全体的に変色したような、黄ばんだような見た目になることも。
マットネイルにかぎらず、白いネイルやパステルカラーのようなトーンが明るく、薄い色を使っていると、日を負うごとにだんだんと色が変わってきてしまいます。
以下では、日常生活でネイルの変色を避けるために気をつけたいポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
アクの強い野菜に触れるのはNG
ごぼうやナスなど、アクの強い野菜を使って料理をしていると、爪や手に黒っぽい・茶っぽい色がつくことがあります。
アクがネイルについてしまうと、ゴシゴシ洗っても、エタノールで拭いてもなかなか落ちません。
ネイルをしている時は、アクの強い野菜には直接触れないようにしましょう。
アク抜きや皮むきをするときは、キッチン用のゴム手袋などをつけてから行うのがおすすめです。
調理中や洗い物のときにつければ、ネイルの剥がれ、浮き防止にもなりますよ。
もしネイルにアクがついてしまったら、バッファーなどでアクが取れるよう表面をやすってから、マットコーティングをかけ直すやり方が最も確実です。
タバコのヤニが付かないようにする
しつこい黄ばみの原因となるのが、タバコのヤニです。
タバコに含まれるタールはヤニとも言い、煙となって空気中に舞うと、壁紙や床、カーテンなど、様々なものを黄ばんだ色に染めてしまいます。
喫煙者や、身近に喫煙者がいる方は思い当たる節があるのではないでしょうか。
タバコのヤニは、タバコを持つ指やネイルを黄ばませることも多いので注意が必要です。
喫煙者の中には、白ネイルや、白みがかった薄い色はなるべくつけないようにしている人もいます。
ヤニ汚れは、一度タバコの煙がかかった程度では実際に付いていてもわかりません。
ですが回数を重ねるうちに、明らかに黄ばみが強くなってしまいます。
しっかり着色してしまったヤニは除光液で拭いても落ちにくいので、こちらもバッファーで全面をやすり、コーティングし直すやり方がおすすめです。
染料の色移りに注意
非常に身近で変色の落とし穴になるのが、着ている服や使っているバッグから色が移ってしまうというケースです。
服やバッグに使われている染料には、天然染料と化学染料がありますが、天然染料の方が色落ちしやすく、服やバッグの色が自分の爪やネイルについてしまうこともあるのです。
しかし、近年の服やバッグは、色落ちしやすい天然染料を使うことはほとんどありません。
天然染料の代表として、デニムに使われる「インディゴ」も、近年は化学染料でインディゴの色合いを再現しているそうです。
ですが、化学染料だからと色移りしないわけではないようです。
例えば、濡れている服や湿った手肌で服やバッグを触ると、にじみ出てきた合成染料が爪につくことも。
服のポケットに手を入れているとき、バッグを持っている時でも色移りは起こりうるので気をつけて過ごしましょう。
この他にも、温泉やプールに入った時、ハイターなど強い漂白剤を使った時、長時間紫外線を浴びた時なども、化学反応によって変色する可能性があります。
今回ご紹介した変色の原因は、マニキュアやジェルの表面に付着するというよりも、色が染み付く傾向にあります。
軽く付いているだけならエタノールでも取れるのですが、染み付いている場合は落としきれないこともあると覚えておきましょう。
①コットンと消毒用エタノールでこまめに拭き取る

一番確実な方法です。コットンに消毒用のエタノールを含ませて、爪の表面を拭き取りましょう。この方法なら基本的な汚れはすぐに落とせます。重要なのが、表面がふわふわのコットンにたっぷりと消毒用エタノールを含ませるという点です。コットンの繊維が、マットネイルの細かいデコボコに入り込むので、キレイに落とせます。
ただし、乾いたコットンの毛がマットネイルにつかないように気をつけてください。マットネイルは汚れだけでなく、細かい繊維もくっつきやすいです。しっかりとエタノールで湿らせたコットンを使いましょう。コットンがなければ、マイクロファイバーのタオルや、ガーゼを使うのもおすすめです。
②消しゴムでこする
意外な方法の一つが、ネイルの表面を消しゴムでこする方法です。これは軽い着色やマットネイルの黄ばみ、変色が気になるときにおすすめです。消しゴムは染み込んだ汚れを落とすことはできませんが、表面に付着しているだけならゴムが汚れを巻き取ってくれます。ちなみに、消しゴム自体がすでに汚れていると、その汚れをネイルにつけてしまうことがあるので注意してくださいね。
③バッファーで軽くやする
かなり黄ばんでしまった表面や、ペンを使っている時に誤ってネイルにも書いてしまった!なんてときは、バッファーで軽くやすってみてはいかがでしょうか。バッファーは、同じグリッド数でもエメリーボードやファイルと異なり、大きく削れる心配がありません。150グリッド以上のバッファーを使って、表面を優しくこすりましょう。ただし、削りすぎるとジェルやマニキュアが薄くなってしまいますし、一部だけをやすると、マット加工した部分とは異なる質感になるかもしれません。表面の質感の違いが気になるときは、バッファーでやすった後に、再びマットコートやマットトップジェルを塗って加工し直す方が良さそうです。
④除光液を使うならノンアセトンを!

表面を拭き取るのは、消毒用エタノールではなく除光液でもOKです。ただし、除光液はノンアセトンの商品を使用してください。そもそも除光液には、マニキュアやジェルネイルを溶かして落とすためのアセトンが配合されているのが基本です。アセトン入りの除光液を使ってしまうと、マニキュアが落ちてしまったり、ジェルネイルが溶けてもろくなってしまいます。成分表にアセトンが入っていないか確認してから、コットンに除光液を含ませて拭き取ってみましょう。
※注意※
オーガニック成分で出来ているマニキュアは、ノンアセトンの除光液でもマニキュアごと落ちてしまうかも。そんなときは、消毒用エタノールで軽く拭くか、消しゴムでこする方法をおすすめします。
汚れが目立ちにくいダークトーンネイルを活用

白い靴よりも黒の靴の方が汚れても目立ちにくいように、ダークトーンのマットネイルは汚れがついてもわかりにくい傾向にあります。ツヤのないダークトーンは、大人女性に似合うスタイリッシュな雰囲気になりますし、グレーやカーキなどカジュアルなカラーにしてもかわいいです。マットネイルにするときは、濃いめのカラーを選ぶようにすれば、汚れを気にせずに過ごせるかもしれません。
マットネイルが黄ばむ・変色しないためには
マットネイルは着色汚れがつきやすいので、全体的に変色したような、黄ばんだような見た目になることも。マットネイルにかぎらず、白いネイルやパステルカラーのようなトーンが明るく、薄い色を使っていると、日を負うごとにだんだんと色が変わってきてしまいます。以下では、日常生活でネイルの変色を避けるために気をつけたいポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
●アクの強い野菜に触れないようにする

ごぼうやナスなど、アクの強い野菜を使って料理をしていると、爪や手に黒っぽい・茶っぽい色がつくことがあります。ネイルをしている表面にもべったりとついてしまい、ゴシゴシ洗っても、エタノールで拭いてもなかなか取れないなんてことになりやすいので、アクの強い野菜には直接触れないようにしましょう。アク抜きや皮むきをするときは、キッチン用のゴム手袋などをつけてから行うのがおすすめです。調理中や洗い物のときにつければ、ネイルの剥がれ、浮き防止にもなりますよ。
もしネイルにアクがついてしまったら、お酢やレモン汁など酸の強いものに指を浸す、漂白剤や研磨剤などを使うといった方法で落とせるかもしれません。しかし、このやり方は地爪なら良いのですが、ネイルがついている状態ではマニキュアやジェルが傷んでしまい、剥がれやすさにつながる可能性が高いです。バッファーなどでアクが取れるよう表面をやすってから、マットコーティングをかけ直すやり方がベターなのではないでしょうか。
●タバコのヤニに注意
しつこい黄ばみの原因となるのが、タバコのヤニです。タバコに含まれるタールはヤニとも言い、煙となって空気中に舞うと、壁紙や床、カーテンなど、様々なものを黄ばんだ色に染めてしまいます。喫煙者や、身近に喫煙者がいる方は思い当たる節があるのではないでしょうか。
実は、タバコを持つ指やその爪もヤニによって黄ばみやすいのです。喫煙者でネイルが好きな方は、ネイルがヤニによって黄ばみやすいというのを知っている方がほとんど。そのため、白ネイルや、白みがかった薄い色はなるべくつけないようにしている人もいます。
ヤニ汚れは、一度タバコの煙がかかった程度では実際に付いていてもわかりません。ですが回数を重ねるうちに、明らかに黄ばみが強くなってしまいます。しっかり着色してしまったヤニは除光液で拭いても落ちにくいので、こちらもバッファーで全面をやすり、コーティングし直すやり方がおすすめです。
●意外な物も変色の原因に

非常に身近で変色の落とし穴になるのが、着ている服や使っているバッグから色が移ってしまうというケースです。服やバッグに使われている染料には、天然染料と化学染料がありますが、天然染料の方が色落ちしやすく、服やバッグの色が自分の爪やネイルについてしまうこともあるのです。
しかし、近年の服やバッグは、色落ちしやすい天然染料を使うことはほとんどありません。天然染料の代表として、デニムに使われる「インディゴ」も、近年は化学染料でインディゴの色合いを再現しているそうです。ですが、化学染料だからと色移りしないわけではないので注意が必要です。例えば、濡れている服や湿った手肌で服やバッグを触ると、にじみ出てきた合成染料が爪につくことも。服のポケットに手を入れているとき、バッグを持っている時でも色移りは起こりうるので気をつけて過ごしましょう。
この他にも、温泉やプールに入った時、ハイターなど強い漂白剤を使った時、長時間紫外線を浴びた時なども、化学反応によって変色する可能性があります。今回ご紹介した変色の原因は、マニキュアやジェルの表面に付着するというよりも、色が染み付く傾向にあります。軽く付いているだけならエタノールでも取れるのですが、染み付いている場合は落としきれないこともあると覚えておきましょう。


