マニキュアの重ね塗りのコツ!塗り方を工夫すれば綺麗な仕上がりに近づけます | ネイル女子 - ネイリストがおすすめするネイルサロンも掲載中!

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セルフネイルはジェルとマニキュア、どちらを使いますか?100円ショップでジェルネイルが販売されるようになり、セルフのジェルネイルが手軽に始められるようになりました。とはいえ、オフの簡単さや手軽さからマニキュアは根強い人気があります。
セルフネイルを始めたときに、まずやってみるデザインはワンカラー(全面塗り)ではないでしょうか。簡単そうに見えますが、色ムラやはみ出しに気をつけて綺麗に全面塗りするのは非常に難しいです。練習と慣れが必要ですが、塗り方やボトルの状態に気をつけるだけでも良い仕上がりになります。今回は、はじめにセルフでマニキュアを塗るときのコツをお話します。
また、マニキュアがはみ出してしまった場合も、すぐに対処すれば綺麗な仕上がりにすることは可能です。修正の仕方や、修正する時にあると便利な道具の紹介を合わせてしていきます。さらに、後半はジェルネイルの塗り方について解説します。ジェルはライトで硬化するまでいくらでも塗り直せるのがメリットです。しかし、ブラシでジェルを触りすぎてしまうことで、かえって仕上がりが上手くいかないこともあります。ジェルの特性を理解して、つるんとした美しいツヤを出すための塗り方をお話します。塗り方や修正方法を覚えて、綺麗な仕上がりのネイルを目指しましょう!

マニキュアは2度塗りが基本

マニキュアはポリッシュとも呼ばれます。ベースコート、カラーポリッシュ、トップコートの順に塗るのが一般的です。カラーポリッシュは、はみ出してしまったり寄れてしまったりすると仕上がりが良く見えないので、「マニキュアを塗るのが苦手」という方も結構いらっしゃいます。カラーポリッシュは2度塗りするのが基本です。1度塗りでは本来の色を綺麗に出すことが難しく、しっかり発色させようとすると厚塗りになりやすいです。厚塗りになるとはみ出したり乾きにくかったりするので、重ね塗りしてしっかりと色を出すほうが綺麗な仕上がりになります。ポリッシュを塗る時は1度塗りの表面が乾いてから2度塗りを始めます。乾いていない状態でさらに塗ってしまうとマニキュアが寄れてしまうので注意してください。
重ね塗りに慣れることで仕上がりも美しくなるのでセルフネイルは根気よく続けてください。
ちなみに、ベースコートとトップコートは役割が違います。両用できるものでない限りは、きちんと使い分けましょう。

・ベースコート
カラーポリッシュの色素沈着を防ぐ。爪とマニキュアの定着を良くします。

・トップコート
艶を出し、持ちを良くする役割。トップコートは仕上がりと持ちに影響します。

しかし、最近はベースコートとしてもトップコートとしても使用できるマニキュアも販売されています。また、カラーを塗るだけでベースとトップの役割も果たすオールインワンタイプは時短ネイルとして人気です。

乾くにはどのくらいの時間がかかるの?

マニキュアが乾いたと思って別の作業を始めたら乾いていなかったという失敗はやりがちですよね……。速乾を謳うマニキュアがたくさん販売されており、トップコートは速乾1分というものも存在します。温度や湿度にもよりますが、マニキュアは表面が乾くのに約15~20分かかります。とはいえ、これは表面が乾く時間なので、中までしっかり固まるのは大体半日はかかると思っておきましょう。中まで乾いていない状態では、先端の尖ったものが当たったり強く擦れたりすると傷が付いてしまいます。外出や家事をする時は注意して手を使うようにしてくださいね。

塗り方を確認してみましょう

マニキュアを塗るときはどのように塗っていますか?綺麗に塗るためには下準備と、マニキュアボトルの状態を良くしておくことが大切です。

・爪表面の水分と油分を除去
爪の長さと形を整えてすぐにマニキュアを塗り始めてしまうのは、持ちが悪くなりやすいです。塗布前にプレプライマーで爪表面の水分と油分を除去します。マニキュアの密着が高まり持ちが良くなります。

・ボトルの口を綺麗にする
マニキュアのボトルの口が、固まったマニキュアでベタベタになっていませんか?使ったまましばらく放置していると、マニキュアは固まってしまうことがあります。そんな時は、除光液を染み込ませたキッチンペーパーで綺麗に固まったマニキュアを拭き取ってから使用しましょう。また、使い終わったときもサッとキッチンペーパーで拭いてから仕舞うと、次に使う時に使いやすいです。

・ハケをしごいて平らに広げる
ボトルの口でハケをしごいて、できるだけ平らに広げます。こうすることで、塗れる面積が大きくなり、爪の生え際のラインを取りやすくなります。マニキュアの量も調節しましょう。

・ポリッシュの液体の状態に気をつける
ボトルに入った状態でも少しずつドロっとしたテクスチャ-になってきてしまいます。粘度が高い状態のマニキュアはネイリストでも塗りにくさを感じます。誰でもできる対策として、ボトルを握りしめないことです。体温で温まってしまうと固まってしまうので気をつけましょう。また、ドロっとしてしまったマニキュアの状態をサラッとさせるにはエナメルうすめ液が重宝します。

スポイト付きでマニキュアボトルに注入しやすい。1度にたくさん入れず、まずは2滴くらい垂らして混ぜるなど、液体の状態を見ながら入れましょう。







爪の根元のラインを綺麗に揃える方法

マニキュアに限らずジェルでも言えることですが、爪の根元のラインが揃っていないとぱっと見の仕上がりが悪くなってしまいます。ジェルはライトに入れるまでは硬化しないため修正できます。しかし、マニキュアは徐々に固まってしまうので一発で綺麗に仕上げるのが理想です。とはいえ、セルフネイルでは利き手でない手で塗らなければいけないので非常に難しいものです。1度塗りは根元のラインが揃うように注意して塗り、重ね塗りする際に色ムラに気をつけるのがおすすめです。

・真ん中→左右
まずは爪の生え際の中央にハケを置き、爪の真ん中を塗ります。その後に左右の端の塗り残した部分を塗ります。テンポよく3回で塗れるようになると、塗っている途中に乾いてしまうことも防げます。

・左から右(右から左)
親指は爪の横幅が広く、根元もまっすぐになっています。左右どちらかの端から塗り始めて、横に少しずつズレながら塗っていくと綺麗にラインが揃います。塗り始めはマニキュアがたっぷりですが、だんだん少なくなっていくので1,2回付け足して塗ると均一の濃さで塗ることができます。

はみ出したときの対処法

10本すべてをはみ出さず綺麗に仕上げるのは至難の業です。はみ出してしまった場合、乾く前にすぐに対処すれば拭い取ることができます。

・綿棒で拭き取る
綿棒に除光液を染み込ませてはみ出たポリッシュを拭うのが簡単な方法です。綿棒は乾いた状態で使うと繊維が表面に付いてしまうことがあるので、除光液やエタノールで湿らせてさっと拭き取るようにしましょう。

・ウッドスティックを使う

ネイリストが使用する道具の中でも必需品とも言えるのが「オレンジウッドスティック」です。ウッドスティックと省略して呼ぶことも多いです。100円ショップでも数本セットで販売されています。ウッドスティックでポリッシュを拭うときは、コットンと合わせて使います。

オレンジウッドスティックの使用方法

①使い古したファイルでウッドスティックの先端を削ります。できるだけ薄く平らになるように削ると使いやすいです。先端の形はバターナイフのような形や、ボートを漕ぐ時に使うオールのような形に整えておくと、用途によって使い分けられます。

②コットンを割いて中の綿をウッドスティックに巻きつけます。綿の量が多いと綿棒のようになってしまうので、薄い膜になるくらいの量を取るのがベストです。

③このまま使用すると乾ききっていないマニキュアに繊維が付いてしまうので、リムーバーをしっかりと染み込ませてください。このウッドスティックを用意しておくと、はみ出したポリッシュを綿棒よりも確実に拭えます。また、根元のラインがガタついてしまった時にも整えることができます。

ジェルネイルを塗るときのコツ

ここまで、マニキュアの塗り方とコツについて解説してきました。ジェルネイルも同じように塗れば綺麗に仕上がるのかというと、そうでもありません。ジェルの特性に合わせた塗り方で綺麗に仕上がるようにしましょう。
まず、ジェルの最大のメリットはライトで硬化するまではジェルを触り続けられることです。そのため、ハケ跡を消そうとしたり色ムラをなくそうとしたりする余り、何度も表面を触ってしまいます。しかし、触りすぎるとバブルやダストが入ってしまうなどのデメリットがあるので気をつけなければなりません。表面がぷっくり、つるんとしたきれいな仕上がりにするには「レベリング」というジェルの特性を利用します。加えて、爪の形や塗り方の癖に合ったジェルブラシを選ぶことも重要です。まずは「レベリング」についてお話します。

レベリング

レベリングとは、セルフレベリングとも言われ、ジェルを乗せてしばらく待つと自然に広がって周囲のジェルと馴染んでいくことです。レベリングすることでつるんと綺麗な表面になり、表面のハケ跡も馴染んで消えていきます。ジェルは自然乾燥しないので何度も触りたくなるのですが、塗ったら少し触らずに待ってみてレベリングさせましょう。土台になるベースジェルは、適量乗せてレベリングさせることによって自爪の凹凸を緩和できます。カラージェルはハケの跡や色ムラが馴染みますし、トップジェルはしっかりレベリングさせることで美しいツヤのあるぷっくりした仕上がりになりますよ。
ぷっくりしたアートをする時に使うクリアジェル(アイシングジェルなど)には、レベリングするタイプとレベリングがないタイプがあります。やりたいアートに合わせてジェルを選んでみてくださいね。

・レベリング有りのアイシングジェル

粘度は高いですが、レベリングするのでぷっくり感を出したい水滴アートや、曲線的なラインを楽しみたい時におすすめ。

・レベリングなしのアイシングジェル

上のアイシングジェルと同じメーカーのレベリングしないタイプ。ハケ跡を活かしたミラーアートや、ビジューパーツの固定に使いやすい。

ブラシを選ぶ

爪の形や塗り方の癖にあった塗りやすいジェルブラシを使うことで綺麗に塗ることができるようになります。ちなみに、ボトルタイプのジェルはポリッシュの項目で紹介したようにハケをしごいて広げるようにしましょう。ジェルブラシを使うのはポット入りのジェルを使うときです。ベースジェル&トップジェル、カラージェルの全面塗りにはスクエアかオーバルのブラシがおすすめです。

・スクエア

毛足の長さが揃っているタイプ。ベースジェルやトップジェルを塗る時に使っているネイリストが多い。ストレートフレンチが描きやすい。

・オーバル

ハケの先端が丸いため、筆を置くと根元の曲線のラインに合うので、ラインが揃えやすい。また、小さい爪でもはみ出しにくいのがメリット。

塗るときはブラシを寝かせる

ブラシを立てて塗ってしまうと、ハケ圧がかかりやすく筆跡も残りやすいです。軽い力でブラシを持ち、爪と平行になるようにブラシを寝かせて動かすようにしましょう。

セルフネイルは塗り方の工夫と修正次第で綺麗に!

いかがでしたか?本日はセルフでマニキュアを塗るときのコツについて紹介してきました。マニキュアの塗り方のポイントは以下の通りです。

・爪表面の水分と油分を取り除く
・ボトルの口は綺麗にしておく
・ハケはボトルの口でしごいて平らに
・ポリッシュの液体はサラサラの状態で塗る

また、はみ出してしまっても綿棒やオレンジウッドスティックを使って修正すれば、綺麗な仕上がりにできます。セルフネイルでマニキュアをする場合、液体のドロドロを解消できる「うすめ液」、はみ出しの修正に使える「オレンジウッドスティック」を用意しておくのがおすすめです。さらに、後半はジェルネイルの特性と塗り方について解説しました。硬化するまで塗り直しできるジェルですが、レベリングするのを待つことで表面がつるんとするので気をつけてみてくださいね。道具を使い分けたり、塗り方を工夫したりして綺麗に仕上げていきましょう!







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