ジェルネイルでベースが縮むのは?地爪をはじくジェルをキレイに塗る方法 | ネイル女子 - ネイリストがおすすめするネイルサロンも掲載中!

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セルフネイルは、始めたばかりだとなかなか上手くいかないことがありますよね。色ムラなくキレイに塗ることができなかったり、厚塗りになってしまったり、逆に薄付きになってしまったり・・・。しかし、繰り返しジェルを塗ったり、チップやお友達の爪で練習させてもらうことで、どのくらいの量を、どのくらいの筆圧で塗ればいいのかわかってくるはずです。また、ネイルサロンへ行って、ネイリストがどのように筆を動かしているのか見てみるのもおすすめです。カウンセリングや施術が丁寧なサロンなら、お客さん一人ひとりに対して長めに施術時間を確保しているので、塗り方のコツを聞けちゃうかもしれません。ただし、次から次へとお客さんが来るようなスピード重視サロンでは、塗り方のコツをとても聞ける雰囲気ではないかもしれません。セルフネイルのコツをすぐに知りたい時は、やはりジェルネイルのやり方について解説しているWEB記事や動画を見るのがおすすめです。今回の記事では、セルフネイルをはじめて少し経つと気になりやすい、「ジェルが縮むこと」について解説します。しっかり塗ったはずなのに、ベースジェルが縮んでしまうのは何が原因なのでしょうか?

ジェルネイルのしくみ

ジェルネイルは、簡単に言うと紫外線を当てて固まる液体でできています。成分としてはプラスチックと同じような合成樹脂で出来ており、軽くて強度があるのも特徴的です。マニキュアは顔料と樹脂と揮発性の溶剤が混ざっているので、爪に塗って乾かすとシールのような膜だけが残り、固まります。その一方で、ジェルは自然乾燥では固まりません。爪に塗ったら、UVやLEDなど、波長の合う可視光線が出るライトを当てることでようやく固まります。雑貨やアクセサリーをハンドメイドする方ならご存知かもしれませんが、「UVレジン」に似ていますね。

ジェルネイルは何回でもやり直しができる!

マニキュアは自然乾燥で乾いてしまうと、上から塗り直したり、除光液を使って拭き取らない限り修正ができません。例えば、マニキュアのカラーを2色使ってタイダイのようなデザインを作りたいなと思っても、混ざり切る前に乾いてしまったら、柄の修正は非常に難しいのです。さらに、除光液で拭ったら、カラーの下に塗ってあるベースコートまで落としてしまいます。

しかし、ジェルなら、ライトに当てるまで固まりません。爪に塗ったカラージェルの上に、更に違う色のジェルを混ぜて、タイダイを作るといったことも簡単に出来るのです。そして出来上がった柄がいまいち気に入らなければ、乾いたペーパーなどを使って拭き取ってしまえばOKです。カラージェルを拭っても、下に塗ってあるベースコートは落ちません。

複雑なアートや立体パーツも使える

ジェルネイルは上記のような性質から、複雑なアートや立体的なパーツも簡単につけられます。例えば、ジェルのシアカラーを使って、すりガラスのように透けるアートも作れますし、お花が埋め込まれているようなデザインも、クリアジェルを使えば簡単に作れます。さらに、ストーンや3Dのシールなど、マニキュアでは取れやすいネイルパーツも、ジェルネイルならしっかり固定することができます。トレンドのぷっくりとしたアートや、ツヤツヤでつるんとした仕上がりも、ジェルネイルだからこそ楽しめるのです。

持ちがよく、剥がれにくい

そして、ジェルネイルの最大の魅力は「持ちが良い」という点ではないでしょうか。マニキュアなら、塗って2~3日経つと、爪先から剥がれてしまうことがありますよね。プロのネイリストが丁寧なケアをして、マニキュアをキレイに塗っても、持ちはおおよそ1週間ほどとされています。

しかしジェルネイルなら、一般的に2~4週間は爪から取れずに楽しめます。確かに、ジェルの種類によっては薄付きなので持ちが悪かったり、塗り方やライフスタイルによっては短い期間で取れてしまうことがあります。ですが、筆者は自分で塗ったジェルネイルも3週間以上持ちますし、爪に対して特別丁寧に扱っているということはありません。髪の毛を洗う時にシャンプーを泡立てて指でゴシゴシ洗っても、食器を洗うために水をバシャバシャ使っても、ネイルが取れないのは嬉しいですよね。

ジェルネイルでベースが縮むのはなぜ?

長く楽しめるジェルだからこそ、しっかりと爪のキワから先端まで塗り、まるで爪の根本からカラーが生えているかのような仕上がりにしたいですよね。ですが、塗ったはずのジェルが縮むことがあります。これによって根本にスキマができたり、爪の先端まで塗れていなかったりすることも。特にベースジェルが縮むと、その上に塗るカラージェルやトップジェルも縮んでしまう可能性もあるのです。では、ベースジェルが縮むのはいったい何が原因なのでしょうか。







原因①地爪の油分除去ができていない

ベースジェルが縮む原因になっているのは、ジェルを塗る前の下準備、つまりプレパレーションが上手く出来ていない可能性があります。そして、プレパレーション不足において、最も縮みやすい原因は「油分除去ができていない」です。

ジェルに限らず、表面に油分が残っている物の上に液体を塗ると、油分が液体をはじいてしまいます。例えば、油分のある保湿クリームをプラスチックの上に塗って、そこへマジックペンで何か書こうとしても、クリームがペンのインクをはじいてしまい、しっかり書けませんよね。ベースジェルが縮むのは、爪とジェルでも同じようなことが起こっているからなのです。

ジェルを塗る前の油分除去は、プロのネイリストも常に徹底しています。プレパレーションが終わって、爪表面を拭き取る時は、油分や水分が揮発する消毒用エタノールをペーパーに含ませて拭ったりします。また、ジェルネイルのメーカーによっては「ネイルプレップ(プレプライマー)」という専用の拭き取り剤が売られているので、そちらを使うこともあります。ネイルプレップには、エタノールだけでなく、イソプロパノールやアセトンといった脱脂剤が入っており、水の多い消毒用エタノールよりも強力に油分が除去できます。

プレパレーションは大切ですが、プレパレーションの最後に行う油分除去も大切です。ジェルの縮みを防ぎ、持ちを良くする効果が期待できるのです。キューティクルの付近から、爪先、爪の裏までしっかりと拭き取りましょう。

ネイリストのおすすめポイント:ジェルネイルメーカーとして人気のプリアンファは、プロのネイリストも愛用者が多いです。こちらのネイルプレップは、ペーパーに液体を含ませて爪をしっかり拭き取るだけで油分除去ができちゃいます。使い切りサイズなのも嬉しいポイントですね。

ネイリストのおすすめポイント:人気のジェルメーカーである、パラジェルが販売しているネイルプレップです。もちろんパラジェルのベースジェルと相性が抜群で、ダストや油分もしっかり除去できます。メーカーごとにネイルプレップが販売されているはずなので、何を使えば良いかしっかりチェックしておきましょう。

※ちなみに※
「ネイルプレップ」と「プライマー」は、名前が似ていますが別の用途で使います。ネイルプレップは前述の通り油分やダストの除去に使い、プライマーは、ジェルと地爪の密着をより良くする定着剤のようなものです。ネイルプレップで爪を拭き取った後に、プライマーを塗るという順番で使います。間違って使うと、ジェルが非常に取れにくくなり、オフが大変なんてことになりかねないので注意しましょう。

原因②ジェルを塗る前にハンドクリームやネイルオイルを塗っている

原因①と似ていますが、これはネイルサロンに来たお客さんが無意識にやってしまいがちで、ネイリストがとても困ってしまう行為なのです。ハンドクリームやネイルオイルには、様々な成分の油脂が使われています。これらを塗ることで爪や手指に油膜をはり、乾燥を防ぎ、保護しているのですが、ジェルを塗る前につけてしまうと、油分がジェルをはじいてしまいます。さらに近年のハンドクリームやネイルオイルは、爪や皮膚に長く残るよう作られているので、ネイルプレップや消毒用エタノールで拭き取っても、完全に除去できない可能性があるのです。「ネイルサロンへ行くからケアしておかないと・・・」と気を使って塗ってくれる方もいるのですが、ジェルをはじいてしまい、仕上がりも持ち悪くなる可能性があるので、何も塗らずにサロンへ行きましょう。そしてセルフネイルの場合は、プレパレーションの前にハンドクリームを塗ったり、ネイルオイルを塗らないようにしましょう。

原因③ベースジェルの粘度が低い

ベースジェルに限らず、ジェルネイルは柔らかく粘度の低いものもあれば、硬めで立体的なアートも作れる粘度の高いものもあります。柔らかいベースジェルは初心者でも塗りやすいのですが、時間が経つに連れて収縮する可能性が高いです。そもそもジェルには、爪に塗ってから少し待つことで、表面が少しずつなだらかになる「セルフレベリング」という作用があります。ジェルの凹凸がなくなるので、セルフレベリングは有効活用したいところですが、粘度の低いジェルではやわらかすぎて縮んでしまうこともあるのです。

柔らかいさらっとしたベースジェルを使う時は、全ての爪を塗ってからライトで固めるのではなく、「1~2本ずつ塗って固める」を繰り返すようにしましょう。

原因④硬化用のライトとジェルが合わない

ジェルの液は硬化用のライトがないと固まりませんが、どんなライトでも固まるというわけではありません。UVライトでしか固まらない物もありますし、LEDライトにしか対応していない物もあります。対応していないライトで固めようとすると、しっかり硬化できなかったり、ジェルが縮む原因にもなるので、注意が必要です。また、ワット数の低いライトを使うのもNGです。特にUVライトはランプ切れが起こるので、ジェルを塗る前にライトを点検しておきましょう。







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