ジェルネイル用筆の使い分け方・正しい使い方やお手入れ方法をネイリストが解説 | ネイル女子

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ジェルネイルは基本的にコンテナという容器に入っていて、筆がないと爪に塗ることができません。

ハケ付きのポリッシュ型は手軽で便利ですが、「もっとデザインやアートの幅を広げたい」「塗りやすいジェルや筆を探したい」と、いろんなアイテムを試してみたくなるはず。

プロでもセルフネイラーでも、ジェルネイル用の筆は重要なアイテムの1つです。

今回の記事では、ジェルネイル用の筆にはどんな種類があるのか、それぞれの使い分け方やお手入れの方法まで徹底解説します!

ジェルネイル筆の種類と使い方を解説

ジェルネイル筆が3本置かれている

まずはジェルネイルの筆の種類と、その使い方について1つずつ解説していきます!
自分にぴったりな筆を見つけましょう♪

1.平筆(スクエア筆)

平筆はスクエア筆とも言われています。
その名の通り筆先が四角で平べったい形をしているのが特徴です。

平筆はプロのネイリストでも使っている人がとても多い「基本のジェルネイル筆」です。
主にクリアジェルやカラージェルをベタ塗り(単色塗り)するのに使っている方が多いのではないでしょうか?

平筆は筆圧が強めでも毛先が広がりにくいというメリットがあります。
これにより色ムラができやすい乳白色系カラーも塗りやすく、綺麗に仕上げやすいです♪

他にも、カラーグラデーションやフレンチデザインも平筆1本で作ることができます。
筆者がネイルスクールに通っていた時、講師から「どんな時でも平筆が使いこなせれば、上手なネイリストになれる」と言われたことがあるほどです。

どんな場面でも迷わず平筆が使えると、スピーディーに施術ができるので使い方をマスターしておきたい筆です!

2.ラウンド筆(オーバル筆)

ラウンド筆は「オーバル筆」とも言います。
筆先が半円状にカットされています。

ラウンド筆は丸い筆先にカットされていて、毛量は毛先が少なめになっているのが特徴です。
この特徴的な形と作りはキューティクルラインに沿って塗りやすいというメリットがあります。
クリアジェルやカラージェルを塗るのにおすすめな筆です。

ちなみに、幅が狭くなっているショートラウンド筆は、アートでフラワーの花びらを描く時に最適です。
また、面に対して毛の当たり方が柔らかいので、ニュアンスネイルなどでぼかしを加えたい時にも使えます!

3.フレンチ筆(アンギュラー筆)

フレンチ筆は、別名アンギュラー筆とも言います。
筆先が斜めにカットされている独特な形が特徴です。

その名の通りフレンチネイルが作りやすい便利な筆です!

フレンチネイルは曲線のラインがぼやけてしまうと、あまり綺麗に見えないですよね。
フレンチ筆ならカラーリングしながら曲線や斜めの線が描きやすくなっているので、ぼやけずくっきりとしたライン取りも可能になるのです。

フレンチネイル自体は平筆を使って作る人も多いですが、フレンチ筆を使いこなせればよりスピーディーに仕上げられます!

さらに、フレンチ筆の半分にカラージェルを、もう半分にクリアジェルを付けて塗ることで、グラデーションネイルも簡単に作れます。
ネイルデザインの幅を広げたい方は、持っていて損はありません♪

4.細筆(ライナー筆)

細筆は別名ライナー筆とも言われます。
その名の通り幅の細い毛先が特徴の筆です。
細かいネイルアートを描くために使われます。

細筆は毛量の多さ、毛の長さによって使い道や使い心地が変わります。
そのため細筆といっても種類がたくさんあるのも特徴の1つです!

例えば、毛量が非常に少ない細筆は、ジェルを含む量が非常に少ないので、極細ラインや小さなアートも書きやすいです。

反対に毛量が少し多めの細筆は、ジェルを多めに含むことができ、塗りつぶす必要があるアートや、ドットや花びらが描きやすいです。

毛量が少ないだけジェルを含む量も少なくなりますが、「ほんの少しだけここを描き足したい!」という時にぴったりです!

もし、どの細筆を買えばいいのか迷ったときは、ネットショップなどに売られているプチプラな「細筆セット」を購入するのがおすすめです!
毛の長さや毛量の違う種類が複数本入っているものを選びましょう!

そしていくつか違う種類の違う細筆を試してみて、特に使いやすいと思った細筆はメーカーにこだわって買ってみてはいかがでしょうか?

ジェルネイル筆の使い分け方

ジェルネイル筆でネイルチップ作成

ジェルネイルの筆の種類をお伝えしましたが、多くのネイリストは、同じデザイン用の筆の中でもさらに用途別で筆を使い分けています。
その理由と使い分け方を詳しく解説していきます。

クリアジェル用の筆

まずは、クリアジェル用の筆です。
ここで指すクリアジェルとは、ベースジェル・クリアジェル・トップジェルなどです。

クリアジェル用に筆を使い分ける理由としては、クリアにしたい部分に微量でもラメやカラーが混ざっていると目立ってしまうからです。

また、ラメやカラーを使用した筆をクリアジェルの容器に入れることで、ジェル自体に色が混ざってしまうことを避けるためです。

カラージェル用の筆

続いて、カラージェル用の筆です。

カラージェルは、色でさらに分ける人もいます。
例えば、赤や黒などを使った後、きれいに筆を拭き取ってもなかなか色が落ちにくく、次に使うカラーに響いてしまうからです。

そのため、筆者もそうですが、濃い色用(赤、黒、黄色、緑、青などの顔料の多い原色系カラー)と薄い色用(オフホワイト、ベージュ、ピンク、シアーカラーなど)で使い分けておくと便利です♪

ラメ・マグネット用の筆

もっとも注意したいのが、ラメ・マグネットを塗る際です。
ラメやマグネットの粒子は、その形状から筆の隙間に残りやすく、使い終わったあとにきれいに拭き上げても、細かいキラキラが残りやすくなってしまいます。

そのため、ラメ用の筆、マグネット用の筆で2本専用の筆を準備しておくのがオススメです。

ジェルネイルの筆は何本必要?

では、ジェルネイルの筆は何本必要なのでしょうか。
筆者の場合、スタメンとして使用している筆の本数は、10本です。

10本の詳細は、

・クリアジェル用
・カラージェル(濃いめ)
・カラージェル(薄め)
・ラメ用
・マグネット用
・アート用(細)
・アート用(極細)
・フレンチ筆(カラー用)
・フレンチ筆(ラメ用)
・フラット筆(フレンチ用)

です。
筆者は、フレンチ用以外は、基本ラウンド(オーバル)筆を使用していますが、自分が塗りやすい、好みの形状の筆を選べばOKです。

形によってはサイズの違うものがあるので塗り方や使い方で分けてもよいかもしれません。

また、筆者の場合はネイルサロンでお客様施術用なので細かく分けています。

セルフネイルの場合は、クリア用・カラー用・ラメ用・アート用に最低4本は準備しておくのがオススメです♪

ジェルネイル筆の選び方

ジェルネイル筆を持つ手元

筆の形状は数種類あるため、どれを選べばいいか悩みますよね。
そんなときは、爪の特徴にあわせて使用する筆の形状を決めるのもオススメです。

爪が小さい・短い人が使いやすい筆は?

たとえば、爪が小さい・短い人は、塗る面積が少ないため、一般的には、先端が丸みを帯びている「ラウンド筆」が塗りやすいとされています。
ラウンド筆を使用することで甘皮周辺のカーブがかかっている部分もはみ出しを避けて、塗ることができますよ♪

爪が大きい・長い人が使いやすい筆は?

反対に爪が大きい・長い人は、爪の際まで隙間なく塗りやすい平筆が塗りやすいと言われています。
また、爪が小さい・短いが、形が四角っぽいという方にも、角があるこの平筆のほうが適しています♪

ジェルネイル筆の保管・お手入れ方法

セルフネイル道具が並んでいる

最後に使い終わったあとのジェルネイル筆の保管・お手入れ方法についてもお伝えいたします。
実は、ジェルネイルの筆は、使い終わったあとにひと手間かけるかどうかで筆の持ちや、次回からのジェルの塗りやすさが変わってくるため、とても重要です!

ジェルネイル筆のお手入れ方法

ジェルネイル筆のお手入れ方法は、

・キッチンペーパーでキレイに拭き取る
・ブラシクリーナーで洗う

この方法が主流です。

キッチンペーパーで拭き取る際は、ペーパーにエタノールを含ませて筆を挟むように包んで拭き取るようにしましょう。
筆の毛束を逆なでしてしまうと、毛先が折れたり癖がついてしまいます。

ジェルネイルは、毛先のたった1本でも揃っていない状態だと非常に塗りにくくなってしまうため、丁寧に扱いましょう。

また、筆を洗いたい場合は、必ずブラシクリーナーを使用しましょう。
水やエタノールで洗ったり、浸けこんでしまうと筆感が変わってしまうので要注意です。

ジェルネイル筆の保管方法

次にジェルネイル筆の保管方法ですが、
使った後は必ず筆にキャップをして、筆先を上に立てて保管しましょう。

ジェルは、紫外線で固まってしまうため、キャップをしていないと少しの電気や太陽光が当たるだけでも硬化が始まってしまいます。

また、埃が付着するとその分、ジェルを塗布する際に汚れや気泡が入ってしまうため、しっかりとキャップをして保管してくださいね♪
キャップをする際は、勢いよくはめると毛先が引っかかり、抜いたときに数本折れていることがあるため、要注意です。

コツは、キャップの蓋を持つ方の手に筆を持っている側の小指をかけ、支えを作ってから、慎重に蓋をすることです。

まとめ

今回は、ジェルネイルの筆の使い分けやの種類、お手入れ方法などを解説いたしました。

補足として、ジェルネイル用の筆には、形状以外にも、ナイロン・PBT(化繊)・コリンスキーなど素材が数種類あります。
価格帯でいうと、比較的ナイロン筆が安価ですが、筆者は、しなやかさがあるコリンスキー(動物の毛)ブラシが使いやすく、オススメです。

今、筆者が一軍として気に入って使用しているジェルネイル筆のメーカーは、tati筆・PREGEL・Toysというメーカーのもので値段は大体2000円前後です。

セルフネイル用にまずお手頃なものから挑戦したい場合は、100均の筆やプチプラメーカーから出ている4~5本セットで1000円以下のものでもアリです◎

セルフネイルに少し慣れてきて、よりムラなく塗りたい方などは、プロ用メーカーを試してみるのがオススメですよ♪
楽天市場などでもプロ用メーカーの筆を購入することができるので、是非自分好みの筆を見つけてくださいね。

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