ネイルをする時に、利き手「で」塗るのは比較的簡単ですが、利き手「を」塗るのは難しいですよね。
多くの人は利き手があり両利きではありません。
そのため、セルフネイルをする時に利き手ではない手で、自分の利き手を塗ることが苦手だったり難しいと感じていたりします。
そこで、この記事では利き手にも綺麗に塗れるセルフネイルのコツについてお話していきます!
また、セルフネイルに付き物の「ジェルオフ」は、1回でジェルをオフし切れないなど、なかなか難しい工程なので頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
本日はオフに必要なものとやり方をおさらいしながら、コツについてもご紹介するので、セルフネイラーさんの役に立てば幸いです。
セルフネイルで綺麗に塗るための方法
セルフネイルでカラーを塗るのは、ネイリストでも「難しい」「時間がかかる」と感じることが多いです。
とはいえ、利き手で塗るのと利き手でない手で塗ったもので差が激しすぎるのは、せっかく綺麗なカラーを塗ってもなんだかモヤモヤしてしまいます。
両利きの方や、日頃から利き手と逆の手で細かい作業をしている方でない限り、利き手で塗るほうが綺麗に仕上がります。
まずは両手の仕上がりの差を縮めるための方法をご紹介します。
マニキュア・ジェル共通
仕上がりで1番気になるのは皮膚にカラーがはみ出してしまうことではないでしょうか。
これを防ぐには、はみ出して良いようにブロッキングしておくのが最も有効な手段です。
マスキングテープを爪の周りに貼って皮膚をガードするのは、大幅なはみ出しを防ぐことができて手軽なのでおすすめですよ。
また、以下のようにはみ出し防止用の商品も販売されています。
乾いたら簡単にはがせるリキッドを爪周りに塗っておくと、はみ出しても剥がせばきれいなので安心です。
マニキュアの場合
マニキュアは乾く前に逆の手を塗るため表面をぶつけたり触ったりして、よれてしまうことがあります。
1色ずつ完全に乾くまで待ってから次の色を重ねるのが確実に防ぐ方法ですが、時間をかなり必要とします。
そのため、おすすめなのは「利き手ではない手で、利き手から先に塗る」ことです。
利き手のほうが塗りたての状態でも、ある程度自由に動かすことができるためです。
日々の習慣から利き手でブラシを持って塗り始めてしまいがちですが、利き手を先に塗るのを試してみてください。
ジェルの場合
ジェルネイルの場合、どちらからでもOKなので片手ずつ完成させるのがおすすめです。
ネイルサロンでは両手のベースジェル、両手カラージェル1度塗り……という順で進めることがほとんど。
しかし、セルフジェルネイルなら右手のベースジェル、右手のカラージェル1度塗り、右手のカラージェル2度塗り、最後にトップジェルでコーティングして、先に右手を全て仕上げてしまいましょう。
それから左手のベースジェル、左手のカラージェル……というように片手ずつ化成させていくのがスムーズです。
カラージェルの重ね塗り回数を間違えたり、硬化を忘れたりするのを防ぐことができます。
片手ずつ仕上げていくのがジェルネイルではおすすめですよ!
利き手ではない手で塗る時のコツ
利き手で塗る時には自然とできていることが、利き手ではない手で筆をもった途端にできなくなるということがあります。
綺麗に塗るためのコツは「支えをつくること」です。手がブレないように支えを作ると安定して筆を動かせるようになるので、意識してみてください。
手を机に置いて塗る
塗られる方の手を広げて机の上に置き、筆を持った手は肘のあたりを机に付けて支えを作る塗り方です。
塗る方の手が動かないのでブレたりすることが防げます。
手を軽く握って塗る
握った手は肘を机について動かないように固定し、筆を持った手の小指を握った手の指や手のひらに付けて支えにする塗り方です。
小指で支えができるので、小回りがきくためアートをする時におすすめです。
塗られている手を動かす
「手を軽く握って塗る」方法と同じように軽く握った手の爪に塗っていきます。
筆を持った手はあまり動かさず、塗られている手を動かしたり角度を変えたりすることで塗っていく方法です。
慣れないと少しやりにくさを感じる塗り方ですが、サイドまでしっかり塗れたり筆圧が一定にできたりといったメリットも多いので、セルフネイルに慣れてきたらぜひ挑戦してみてください!
アシンメトリーネイルで利き手も簡単に完成できる!
利き手を同じようなデザインで仕上げるのはなかなか難しいですよね。
シンプルにワンカラーで両手を塗るならまだしも、アートを描いたり、フレンチネイルにするとなると、利き手も同じように作っていくのはプロのネイリストでも大変です。
そこでおすすめしたいのが、右手と左手のデザインやカラーを変える「アシンメトリーネイル」です。
アシンメトリーネイルはネイルが好きな方なら挑戦したことがあるのではないでしょうか。
右手と左手でカラーもデザインも異なるので、一見ちぐはぐに見えますが、そのアンバランスさが楽しめたり、好きな色やアートを自由につけられる、欲張りなネイルでもあるのです。
特に、利き手側にアートを描くのが大変・・・という時は、シンプルなワンカラーで仕上げてみましょう。
ワンカラーなら均一に色を塗ればOKなので、手や筆の動かし方に慣れてきたら比較的簡単です。
また、上の写真のようにマグネットネイルにするのもおすすめ。
マグネットネイルは、ジェルやマニキュアの中に砂鉄のラメが入っていて、磁石を近づけることでラメを動かし、キラキラとした模様が作れるアートです。
ワンカラーネイルの時と同じように爪全面にマグネットネイルを塗って、あとは磁石をそっと動かし、模様を作れば完成します。
筆を細かく動かしてアートを描くといった工程が必要ないので、利き手でも簡単におしゃれなセルフネイルが完成します。
マグネットネイルはクリアジェルの厚みでキラキラ感と奥行きが楽しめるので、マニキュアよりもジェルネイルを使うのがおすすめです。
ネイリストのおすすめポイント:きまぐれキャットというシリーズのキャッツアイジェルは、まるで猫の目のように細い線がキラッと入るマグネットネイルをしたい方におすすめ。
カラーバリエーションが豊富で、ベースとなるカラーの発色もキレイなので、二度塗りで華やかなマグネットネイルが楽しめます。
こちらのカカオアイというカラーは、落ち着いた色味でありながらブラウンゴールドのラメがキラリと光ります。
ハケ付きなので、筆を用意しなくても良いのが嬉しいですね。
ネイリストのおすすめポイント:マグネットネイルは、偏光ラメで光が当たると色の出方が変わるというジェルを使うのも醍醐味です。
ココイストはプロユース向けのジェルなので1つ1つが高価ですが、プチプラのジェルとは全く異なる鮮やかな発色が楽しめますよ。
ドラゴンズアイ5Dジェルという名称通り、ファンタジーで個性的な色味が美しく出てきます。
ベースカラーはほとんどついていないので、ブラックなどを使ってクールに仕上げたり、シアーホワイトで優しく仕上げるのもおすすめ。
ネイリストのおすすめポイント:プチプラなセルフネイラー向けジェルネイルでも、数多くのマグネットジェルが売られています。
こちらのキャッツアイジェルは、オーロラに輝く偏光ラメと、フラッシュでさらにギラギラと光るラメが入った商品です。
キラキラなネイルが好きな方にぴったりで、磁石の当て方で様々なデザインが楽しめます。
磁石を使ってラメのキラキラを全面にアピールしましょう。
利き手ではない手でオフするコツ
利き手ではない手でファイルを持つのは意外と難しく、削りたいところに当てたり力加減を調節したりすることは、慣れないとなかなか上手くできません。
回数を重ねることで少しずつ違和感なく動かせるようになりますが、頻繁にオフするわけではないので時間がかかります。
そのためセルフネイラーさんにおすすめの削り方は、ファイルを持った手は固定しておき、利き手を動かしてファイルに当ててジェルを削る方法です。
利き手であれば、指の角度を変えながらであってもファイルに当てて削りやすいです。
利き手ではない手でファイルを動かすのが苦手という方は1度チャレンジしてみてくださいね。
1点注意が必要なのは、利き手を動かす削り方だと往復でジェルが削れていくことです。
本来、150Gのファイルは往復して表面を削る(往復がけ)やり方は、削り過ぎや爪へ圧力がかかり過ぎるため良くないこととされています。
力いっぱい擦り付けないように気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
本日は、セルフネイルで失敗しにくい「塗り方」にスポットを当ててコツやポイントをご紹介してきました。
まず、両手の仕上がりの差を縮めるためのポイントは以下の通りです。
・はみ出して良いようにブロッキングしておく。
・マニキュアなら「利き手ではない手で、利き手から先に塗る」こと。
・ジェルなら「片手ずつ完成させる」こと。
さらに、利き手ではない手で塗る時にぜひ試して頂きたい塗り方は以下の3種類です。
・手を机に置いて塗る
・手を軽く握って塗る
・塗られている手を動かす
また、利き手ではない手でジェルを削ったするコツもご紹介しました。
アセトンなどのリムーバーを使う時は必ず換気をしてくださいね。
セルフネイラーさんの楽しいネイルライフのお役に立つことができれば幸いです!