足の甘皮が硬くてケアができずに困っていませんか?
足の甘皮は手の甘皮よりも厚みがあり、また長く伸びていることがほとんど・・・。
特に足の親指と小指の甘皮は厄介で、乾燥してカチカチになっていると簡単には処理することができません。
そもそも甘皮とは何なんでしょうか?
今回は、気になる甘皮について、また足の甘皮が硬くてケアが上手くできない時のケア方法についてご紹介します。
そもそも甘皮って何?

ネイルケアをする際に無視できないのが「甘皮」の存在です。
甘皮を処理することで爪は見違えるほどキレイになります。そもそも甘皮とは何でしょうか?
また、自分で甘皮ケアをしようと思った時、どこまでが「処理すべき甘皮」なのか、わからなくなることがありますよね。
まずは甘皮について知っていきましょう!
甘皮は何のためにあるの?
甘皮は爪の生え際から伸びていますよね。
爪は根本の部分にある「爪母」というところで作られています。
つまり甘皮の下で爪は作られているというわけです。
甘皮は爪母を外部の刺激から守るために伸びているのです。
もしも手足の指に甘皮がなかったらどうなるのでしょうか。
身体の末端にある指先はあらゆるものから刺激を受けやすく、菌がとても入りやすい箇所です。
甘皮がなければ爪母に細菌や異物が入ってしまったり、爪の周りが炎症を起こしたりします。
甘皮が爪に貼り付くことで爪母への細菌の侵入を防ぎ、健康的な爪が正常に作られるようにするための大切な役割があるのです。
セルフで処理して良い甘皮はどこからどこまで?

甘皮をケアする際に気になるのは、「どこまでカットすれば良いのか」ではないでしょうか?
ネイルサロンに通っている方は、普段から甘皮ケアされている爪の状態を見ているので何となく感覚的にわかると思います。
しかし甘皮ケアをしたことがない人にとって、指の皮膚と一繋ぎになっている甘皮は何処までカットして良いのかわからないものです。
しかも甘皮が爪母にとって大切なもの聞くと、尚更わからなくなりますよね。
ではセルフで甘皮を処理する時にカットして良いところを説明していきます。
セルフで甘皮を処理する時にカットして良いところ
セルフで甘皮を処理する時は、角質化した不必要な甘皮(ルースキューティクル)を取り除くようにします。
自分の爪を使って、反対側の手の甘皮をキューティクルラインに添って少しずつ押してみて下さい。
グニュっと簡単に押し上げられる箇所と、そうではない箇所があると思います。
上手く押し上げられないところをよく見ると、爪の根本に薄い皮がへばりついていませんか?
これがルースキューティクルです。
甘皮をケアせずに放置していると、甘皮は爪にくっついたまま一緒に伸びていき、そのまま角質化していきます。
セルフで甘皮ケアをする時は、まずはこのへばりついた薄い皮を重点的に除去していくようにします。
また甘皮を押し上げた時、キューティクル周りの皮膚が弛んだようになりますよね。
よく見ると、押し上げられたことで爪から剥がれて浮いた、ペラペラとした「白っぽい皮」が見えます。
爪から剥がれて浮いた皮はどんどん乾燥して白っぽくなり角質化していくだけなので、ルースキューティクルと一緒にペラペラと浮いている余分な皮をカットしましょう!
カットしてはいけないところ
一見、爪から浮き上がったように見えてもカットしてはいけない甘皮があります。
それは「透明感のある甘皮」です。
グッと押し上げられて浮いたように見えても、甘皮に透明感があり乾燥しているように見えない場合、それはまだ皮膚の一部です。
カットすれば流血や痛みを伴うことになるので気をつけましょう。
セルフでカットして良い甘皮は、完全に爪から剥がれ乾燥している「白っぽい皮」になった箇所と覚えておくと怪我することはありません。
フットネイルの前にケアが必須な理由

手も足も甘皮の持つ役割は変わりません。
しかし手に比べて足の甘皮は分厚く、ルースキューティクルもびっしりとこびりついています。
フットネイルをしようと思い立った時に、甘皮やルースキューティクルだらけの爪の場合はケアをする必要があります。
甘皮が伸びている分、ネイルを塗布できる爪の面積が狭くなってしまう
「甘皮の上からネイルを塗ってしまえば良いのでは?」と思った方もいるのではないでしょうか。
確かに甘皮の上からネイルするのは可能ですが、塗ったところでネイルはすぐに剥がれてしまいます。
また、仕上がり凸凹してしまうので見た目も美しくなく、せっかくのフットネイルがかえって汚らしく見えてしまいます。
そのため、ネイルは甘皮にかぶらないように塗る必要があります。
甘皮が伸びたままでは、せっかくのネイルを塗る面積が狭くなってしまいます。
根本に隙間ができてしまう
上で説明したように、甘皮の上からネイルを塗ることは避けた方が良いです。
そうなれば必然的に甘皮が伸びっぱなしの根本にネイルはできません。
根本に隙間があると、塗りたてのネイルもすでに数週間経っているかのような仕上がりになってしまいます。
足の甘皮が硬い時のケア方法

足は手に比べて角質が溜まりやすく、硬質化しやすいです。
そのため、しばらく放置していた足の甘皮が硬くカチカチになることはよくあります。
今まで一度も足の甘皮ケアをしたことがない人は、一度でケアしきるのは難しいかもしれません。
そんなときは無理せずに、少しずつ繰り返しケアをしていきましょう!
硬い甘皮はとにかく柔らかくする
早速甘皮のケアに取り掛かかっていきたいところですが、まずは硬くなってしまった甘皮やルースキューティクルを柔らかくする必要があります。
お風呂上がりも良いですが、お風呂の後はスキンケアやドライヤーやなど、何かとすることが多いです。
その間にせっかく柔らかくなっていた甘皮がまた硬くなってしまいがちです。
ケア慣れしている方ならそのままでも問題なく甘皮ケアをすることができます。
しかし初めての場合、できるだけ柔らかい状態でルースキューティクルや甘皮を除去した方が良いです。
乾いてきて甘皮に硬さが戻ってきている状態だと、力任せに甘皮を押し上げることになりかねません。
強い圧は爪母を損傷させたり、怪我や炎症を引き起こす原因となります。
■甘皮ケアをするおすすめのタイミングは?
フットケアの初心者さんにおすすめなのは、お風呂から出た後ではなく「お風呂の中」で甘皮を押し上げることです。
お風呂の中であれば爪に貼りついたルースキューティクルや甘皮は、常にふやけた状態です。
少し手の爪を立てて、爪の表面や甘皮周りを擦ってみて下さい。
フニャフニャになったルースキューティクルがどんどん出できます。
まずはお風呂の中でこれを2~3日、10本の指に続けて行ってみましょう。
2~3日続けているとルースキューティクルだけでなく、伸びていた甘皮が爪から剥がれ、ペロッと浮いてきます。
ここで注意してほしいのは、「伸びた甘皮は爪から剥がれても根本は皮膚に繋がっている」ということ。
怪我や炎症の原因になるので、絶対に引っ張ったり、引きちぎろうとするのはやめましょう!
お風呂から出たら、ニッパーでペラペラとしている皮の部分をカットして下さい。
ケアに必要なもの
毎日お風呂の中で甘皮やルースキューティクルをなく自然な形で、浮かせながら除去してきました。
負担なくケアを続けたことにより、足も甘皮周りをケアすることに慣れています。こうなれば本格的なケアを行っても、もう大丈夫です!
ケアに必要なものは以下の通りです。
- キューティクルリムーバー(角質を柔らかくできます)
- メタルプッシャー
- ウェットティッシュ
- 爪ヤスリ
- スポンジバファイル
- キューティクルオイル
ケアのやり方
- キューティクルリブーバーをキューティクル周りと爪表面に塗り、1~2分放置する。
- メタルプッシャーを使い、爪のサイドや甘皮に滑り込ませるように優しく押し上げていく。
白いカスが出てきてプッシャーに溜まってきます。
ウェットティッシュやキッチンペーパーで拭き取りながら、続けていきましょう。 - ウェットティッシュで甘皮周りや爪表面を丁寧に拭く。
この段階でルースキューティクルや爪のくすみが除去され、透明感のある爪になっているはずです - キューティクルオイルを甘皮周り・爪の表面にたっぷりと塗ってよく馴染ませたら、完了。
①~⑦の工程を、気が向いた時にやって下さい。
定期的にフットケアを行うことで、気になる足のニオイや衛生面にも効果的があります。
また、爪の状態が整っていれば、好きなタイミングで気軽にフットネイルを楽しむことができますよ!
まとめ

皆さんは何のためにフットネイルをするのでしょうか?
きっとほとんどの方は、素足をよりキレイに見せたいからですよね!
もちろんケアをしなくてもネイルはできます。
しかし甘皮のケアをしたフットネイルとそうでないネイルとでは、仕上がりの美しさは雲泥の差です。
足の甘皮やルースキューティクルは硬く、またフットの場合は体勢も辛いです。
特にはじめての人がケアをするのは大変かもしれません。
でも、せっかくネイルするなら頑張って美しいフットネイルを目指しましょう!


