だんだんと暑くなってくると素足になる機会が増えてきますよね!
ネイルをするのが当たり前になった現在でも、一年中フットネイルをしている人は多くありません。
その結果、「そろそろフットネイルをはじめようかな…」と思った時期に自分の爪が傷んでいることに気が付き、戸惑うこともあるようです。
足は、靴を履くので足の爪が圧迫されやすく、知らず知らずの間に爪は割れていたり欠けていたり、また二枚爪や爪が変色していることがあります。
変色程度なら上からネイルカラーを塗れば問題ないですが、足の爪が割れていた場合、そのままでは不安ですよね。
またこのままネイルをしても大丈夫なのかも気になります。
そこで今回はフットネイルを安心して楽しむために、足の爪が割れる原因と、割れてしまった時のリペア方法を解説します!
足の爪が割れる主な原因

フットネイルをはじめようと足の爪を見ると、知らない間に爪が割れていた…。そんな経験はありませんか?
他にも、爪の角が欠けていた、また横に白く筋が入っていたり凸凹になっていたりと状態は様々です。
なぜ足の爪はこのようになりやすいのでしょうか。
靴による圧迫
靴の中はとても蒸れています。
そのため靴を履いている間、爪は通常よりも柔らかい状態です。
この柔らかい状態の爪に靴の圧迫が加わることで、爪はとても割れやすくなります。
少しでも靴にヒールがついている場合、どうしても足が靴の先端にスライドしますよね。
特にパンプスやハイヒールは履いた時の傾斜が大きく、また靴の形状も細くなっているので、よりつま先の圧迫が強くなります。
女性に爪が割れてしまう人が多いのはこのためです。
足の爪が伸びている
足の爪が伸びていると引っかかりやすかったり、より圧迫されやすくなるため危険です。
指先をぶつけた時に、爪が長い分衝撃は大きくなり、爪が剥がれ大怪我になってしまうこともあります。
また爪が伸びた状態でつま先から負荷がかかると、爪が先端からの圧に耐えられず、剥離したり、波を打ったような凸凹の爪になったりもします。
足の爪は、常に適切な長さに整えておく必要があるのです。
栄養不足
爪の主成分はタンパク質です。
しかし、健康な爪を生成させるためにはタンパク質だけでなく、カルシウムやビタミンが必須となります。
忙しい生活の中で、タンパク質・カルシウム・ビタミンをしっかと摂るのはなかなか大変です。
食生活が乱れ栄養不足してくると、身体の中でも特に爪は早い段階で影響が出ます。
栄養は、内蔵系などの命に関わる箇所に優先して運ばれるため爪は後回しになってしまいます。
そうして後回しになった結果、爪には栄養が行き届かず、脆く割れやすくなるというわけです。
このように、靴によるつま先の圧迫や爪の伸ばしすぎ、栄養不足などが原因で足の爪の状態は悪くなってしまうのです。
足の爪が割れてもネイルはできる?

フットネイルをするのに爪が割れていると、このままネイルをしても良いものなのか不安になりますよね。
結論から言えば、割れ方にもよりますが基本的にネイルをすることは可能です。
ただジェルネイルの場合、割れた状態の爪にネイルをしても亀裂の入った箇所からすぐに取れてしまいます。
また欠けや深い凸凹のある爪のままでは仕上がりがキレイにいかず、見た目は悪くなりがちです。
足の爪をリペアする方法

せっかくフットネイルをしたのに、すぐに取れてしまったりキレイに見えなかったりするのはショックですよね。
そんな時ネイルサロンでは、足の爪も手の爪と同様にリペア作業を行い、爪をキレイな状態に修復してからネイルをします。
リペアにはいくつか方法があるので、こちらでご紹介していきます。
シルクラップを使ったリペア
シルクラップ(シルク)とは、爪のリペア専門に作られたシルクでできた粘着性のあるシールを指します。
貼り付けた時に厚みが出ないように、キメが細かく薄いシルクが使われています。
シルクラップは爪に亀裂が入ったり、割れてひび割れてしまったりした時に適しています。
セルフでも扱いやすいので、覚えておくと便利ですよ!
■必要なもの
- シルクラップ
- はさみ
- ネイル用の接着剤(グルー)、又は、クリアジェル
- ピンセット
- 油分除去用のエタノール
- 爪やすり
- スポンジファイル
- アクティベーター(速乾剤、用意がなくてもOKです)
■シルクラップのやり方
- シルクを爪の割れた箇所を覆える程のサイズにカットしておく。
- エタノールでシルクを貼る爪の油分除去をする。
- ピンセットを上手く使いながらシルクの台紙を剥がし、爪の割れている箇所にシルクの粘着面を貼り付ける。
- 爪とシルクをしっかりと密着させる。
この時、油分がついてしまうのでシルクの表面は直接指で触らないようにしましょう。
密着させる方法は、剥がした台紙や、シルクが入っていたビニール袋などを使い、爪に貼り付けたシルクと指の間に一枚噛ませてから密着させます。 - 貼り付けたシルクの上からグルー(又はクリアジェル)を塗布していく。
白かったシルクがグルー(又はクリアジェル)を吸って透明になればOKです。 - グルーが自然に乾くまで待つか、速乾剤であるアクティベーターを使って乾かす。
ウッドスティックや爪先など、固いもので軽くツンツンと触ってみて、コツコツと固い音がしたら乾いた合図です。
クリアジェルを使う場合は、ライトに入れて硬化すればOKです。 - ファイルで爪のフォルムを整え、スポンジファイルで表面を滑らかに整えたら、リペア完了です。
ダメージ部分をシルクで覆い、キズを修復する方法はわかりやすくとても簡単です。
ネイルサロンでは、グルーを何度か重ねて厚みや形を整えたりしますが、セルフの場合は①~⑦の工程で爪の割れや欠けがリペアできれば十分です
安心してネイルができる状態の爪に直すことができます。
スカルプを使ったリペア
スカルプはパウダーとリキッドを混ぜて使う、ネイルの種類の1つです。
パウダーとリキッドを混ぜたモノマーという状態で、亀裂を覆うように塗布することで亀裂補強ができます。
スカルプは亀裂補強だけでなく、爪の欠けや長さ出しにも使うことができる丈夫な素材です。
ただし、スカルプは刺激臭のある薬品を使わなくてはならず、自然乾燥で固まるので扱いもセルフネイル初心者には難しいです。
もしスカルプでのリペアが必要な場合は、ネイルサロンにいってスカルプのリペアをお願いしましょう。


