シルクって体にいい!身につけるとどんな効果があるの?&シルクでネイルの亀裂補強 | ネイル女子 - Have a nice day tomorrow.

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肌にとって、春は要注意の季節です。冬以上の乾燥と、夏に匹敵する紫外線が、寒さで疲れた肌を襲うからです。新年度が始まる春は、新しい出発、出会い、挑戦の季節でもあります。
そこで新しいスキンケアとしておすすめしたいのが、シルク美容です。シルクは繊維の一つで、きめ細かでしっとり滑らか、透明感のある上品なツヤが特徴的です。よく「シルクのような」と表現される美肌は、実際にシルクによって叶えることができます。肌がピンチになると、つい話題の新美容成分にばかり頼ってしまうということはないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが、今日ご紹介する「シルク美容」です。シルクは天然のアミノ酸の宝庫で、寒さ、乾燥で疲れた肌にも優しく馴染み、肌を蘇らせます。なぜシルクで美肌になれるのか、その理由を解明し、美肌以外のシルクの様々な効果と活用法もご紹介していきます。そして、ネイルで使うシルクの補強についても合わせてご紹介します。

シルクで美肌になる理由

シルクといえば、イメージするのは高級感漂う絹織物ですよね。しかし今や洋服や下着、寝具だけでなく、化粧品、シャンプー、健康食品、スイーツ、麺類にと、あらゆる商品にシルクが使われています。シルクの一体何がそれほどの人気を集めているのでしょうか。まずはシルクとはどんなものなのかをご紹介します。

シルク(絹糸)とは

シルク(絹糸)は、ご存知のように蚕(カイコ)が作り出す天然繊維です。蚕が口から吐き出す液状の代謝物が、空気に触れて固まって糸状になったもの、それが絹糸です。絹糸は、フィブロインとセリシンという二つのたんぱく質で構成されています。その断面を見ると、全体の70%ほどを中心部のフィブロインが占め、それを残り30%のセリシンが覆う形になっています。フィブロインは、強靭で美しい光沢と滑らかさが特徴で、このため、セリシンを取り除いてフィブロインだけにしたものが、一般に絹糸として使われているのです。蚕はカイコ蛾という昆虫の幼虫で、吐き出した絹糸で繭を作り、この中で蛹(サナギ)となり、やがて成虫になって繭に穴を開けて出てきます。繭は蚕の家であり、紫外線や活性酸素、乾燥、温度変化、細菌など、厳しい外部環境から蚕を守るという重要な役割を果たしています。そして、この繭の働きの元になっているのが、絹糸を構成するフィブロインとセリシンなのです。

シルクの美肌効果

では、セリシンとフィブロインは、肌にとってどういう効果があるのでしょうか。

1. セリシン
シルクには、18種類のアミノ酸がバランスよく含まれています。その中でもセリシンの36%を占めるのが、保水力に優れた「セリン」というアミノ酸です。3割強がセリンというアミノ酸組成は、肌の潤い成分である天然保湿因子とほぼ同じですこのため、セリシンは肌によく馴染み、優れた「保湿効果」を発揮できるのです。セリシンはまた、紫外線吸収作用、抗酸化作用、チロシナーゼ阻害作用を持ち、メラニン色素の生成を抑制する「美白効果」があります。セリシンの美白効果はビタミンCに匹敵するといわれ、さらに、セリシンはビタミンCと違って熱に強いため、安定した美白効果を維持できるのです。

2. フィブロイン
フィブロインも、セリシンと同様にアミノ酸組成が肌と似ており、「保湿効果」や「紫外線防御効果」を発揮します。またフィブロインは、皮膚の角質層や真皮層を作っているグリシン、アラニン、セリンといったアミノ酸が豊富です。そのため「肌の生まれ変わりを促進する」働きがあり、シミを改善したり肌にハリを与えるなどの効果が期待できます。この皮膚再生の促進作用は、農林水産省によって検証済みで、医療現場では既に火傷治療の人工皮膚にも採用されています。

3. シルクオリゴマー
シルクの成分でもう一つ重要なものが、フィブロインの部分に微量に含まれる「シルクオリゴマー」です。シルクオリゴマーには「コラーゲンの合成を促進する」作用があり、ハリと潤いのある肌作りに役立ちます。この効果には、シルクオリゴマーが「ペプチド」であることが関係しています。ペプチドとはアミノ酸の数がタンパク質よりも少ないもののことを言います。セリシンやフィブロインは、アミノ酸が1000個以上集まったたんぱく質です。それに対してシルクオリゴマーは、グリシンやプロリンを含むアミノ酸が7~15個ほど集まったペプチドです。細胞の修復にはアミノ酸が必須の要素ですが、その時に真っ先に使われるのは、実は単体のアミノ酸ではなく、ペプチドの形のアミノ酸なのです。グリシンやプロリンは、コラーゲン合成に必須のアミノ酸です。ペプチドであるこれらのアミノ酸が、コラーゲンを効率的に合成してくれるというわけです。

このような働きから、シルクは乾燥やシワ、たるみ、シミといった肌の悩みに効果が期待でき、しかも天然素材で肌への親和性も高く、安心して使える美容成分なのです。化粧品毒性判定においてもシルクは「毒性なし」とされており、シルクをゲル状にしたものを肌に塗る実験では、500人中、炎症や拒絶反応を起こす人はゼロという結果が出ています。

シルクの化粧品の種類

シルクは、美肌効果はもちろん、独特の光沢と滑らかなテクスチャーから、次のように化粧品全般にわたって利用されています。

・美容液やクリーム、洗顔料などのスキンケア化粧品
・ファンデーション、チーク、口紅、日焼け止めなどのメイクアップ化粧品
・ヘアケア製品、マニキュアなど

ネイリストのおすすめポイント:シルクが原材料の「加水分解シルクエチル」が入っているので、ネイルをしながら保湿する効果も期待できます。

また、繭そのものを活用した美容法も人気です。やり方は簡単で、洗顔後、お湯で柔らかくした繭を肌に優しく滑らせるだけです。シルクの美肌効果にプラスして、微細な天然繊維がピーリング効果を発揮し、毛穴の汚れや角栓、古い角質が取れてつるすべの肌になります。ただし、やり過ぎは禁物。肌の様子を見ながら、週2回ほどのペースがおすすめです。

化粧品以外のシルクの活用

シルクは、美肌効果以外にも多くの魅力的な特性があり、様々な分野で活用されています。







肌に着ける

軽くて薄く、しなやか、さらに夏も冬も使用感が快適なことから、シルクは下着や寝具の素材としても古くから有名です。フィブロインは、無数の微細繊維が束状になった構造をしているため、繊維の間に空気をたくさん含むことができ、熱を伝えにくくなっています。シルクの肌着や寝具が、冬暖かく夏涼しいというのは、このフィブロインの断熱作用により、外気温に影響されにくいからなのです。シルクはまた、通気性や放湿性、防水性にも富んでいます。それは、フィブロイン繊維が多孔質構造をしており、超ミクロの孔が分子量の小さい水蒸気や空気は通し、分子量の大きな水は通さないからです。シルクの魅力の一つが、真珠のような気品溢れた光沢ですが、この独特の光沢やツヤは、フィブロインの多孔質構造が光を反射させることから生まれます。また、フィブロインは断面が三角形をしていますが、この形がプリズム効果をもたらし、より美しい光沢を生み出しているのです。さらにシルクは、身にまとうだけでも肌をしっとりさせ、荒れた角質を整えるといわれています。肌に優しく、外部の刺激から守ってくれるシルクは、敏感肌やアトピーの方も活用しやすい素材なのです。

飲む、食べる

シルクは肌からだけでなく、サプリメントや食品で口から摂るのもおすすめです。シルクは、レジスタントプロテイン、つまり腸で分解吸収されにくいたんぱく質なので、食物繊維と同様の働きで「便秘の解消」に効果的です。さらに、多孔質構造を持つフィブロインには、ナノレベルの孔に糖や脂肪、重金属などの有害物質を取り込み、排出する働きがあります。歳と共に血糖や中性脂肪、コレステロールが気になり出しますが、シルクはこれらの値を低下させ、「生活習慣病や肥満の予防」に役立ちます。

シルクは爪の補強にもなる

様々な衣類や化粧品だけなく、マニキュアにも配合されていることがあるシルクは、爪割れの補強としても使用されています。シルクを使った亀裂補強はシルクラップとも言われ、ネイリスト技能検定2級の実技試験にも含まれている技術なのです。

爪の亀裂をシルクで補強するやり方

シルクとはいえ、織物をそのまま使うわけではありません。主に裏側がシールになっている、亀裂補強用のネイルアイテムを使います。ネイル検定ではシルクとネイル用接着剤(ネイルグルーといいます)を使用しますが、自分の爪を補強したいというときはシルクさえ用意すればジェルネイルでもOKです。まずはシルクをしっかりと接着させるために、爪表面を軽くやすります。爪やすりの場合は目が粗すぎないものを使用し、亀裂部分は優しくやすりましょう。やすったあとはエタノールなどで油分を除去します。その後、シルクのシートを亀裂が覆うくらいの大きさに切り取り、亀裂部分に貼り付けます。空気が入らないようにぴったりと貼り付けたら、グルーもしくはジェルで、爪とシルクが密着するように塗りましょう。この時点では分厚くならないように塗ってくださいね。塗り終わったら爪からはみ出したシルクをやすりやハサミでカットします。表面に凹凸ができていたら爪やすりでなめらかにしたら完成です。その上からマニキュアやジェルを重ねることができるので、亀裂部分が目立たず補強できます。

ネイリストのおすすめポイント:シルクとネイルグルー、爪やすりまでセットになっているので、すぐに亀裂補強ができます。

まとめ

いつもよりも、なんだかシワやカサつき、毛穴が目立つ・・・。そんな時こそ、シルクのスキンケアがおすすめです。自然が作り出した18種類のアミノ酸が、繭が蚕を守り育てたように、肌を紫外線や活性酸素から守り、潤し、活力を与えてくれます。これを機にシルクのような滑らかなツヤ肌を目指してみませんか?そしてシルクは爪の補強にも使える優秀な繊維です。爪をぶつけて割れてしまった!という時も、慌てずセルフでの亀裂補強にトライしてみましょう。








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