ネイルのウォーターケアとドライケアの違いをネイリストが徹底解説します | ネイル女子

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ネイルのケアにはドライケアとウォーターケアの2種類があります。
ネイルサロンによって取り扱いが異なり、ドライケアのみ、ウォーターケアのみ、どちらも扱っているサロンなど様々です。

どちらのケアも内容は違いますが、爪や爪の根元の甘皮、爪周りの皮膚をケアしてきれいに見せるための施術です。
ケアを定期的に行なうことで、縦長のきれいな爪をキープできるので、普段マニキュアやジェルネイルをしない人もこの機会にケアをしてみてはいかがでしょうか。

今回の記事ではネイルのウォーターケア、ドライケアの違いやメリット・デメリットをご紹介します。

ウォーターケアとは

フィンガーボウルに指先を浸す様子

ウォーターケアとは文字通り水を使ったネイルケアです。

一部のレストランではフィンガーボウルという指先をきれいにするための水が入った器が使われていますが、それと似たような器をネイルケアの際に使い、指先をお湯に浸します。

指先をお湯に浸すことで爪や甘皮まわりがふやけてくるので、甘皮が押し上げやすく、爪や肌に優しいケアができます。

ウォーターケアのメリット

ウォーターケアは指先全体をふやかして柔らかくするので、甘皮だけでなく指先の角質などをケアしても肌の負担になりにくいです。

そして軽い力でも甘皮、角質の除去がしやすく、指や爪全体がすっきりときれいになります。

ウォーターケアは特にルースキューティクル(甘皮周りについている角質)が取り除きやすいので、ルースキューティクルによるジェルネイルのリフト(ジェルが浮くこと)がしにくくなり、ジェルが長持ちします。

ウォーターケアのデメリット

ウォーターケアをするにはフィンガーボウルやお湯が必要になります。

また指先をふやかす時間も確保しなくてはならないので、ドライケアよりも施術時間が長くなります。
時短でネイルケアがしたいという人には向いてません。

そしてウォーターケア後、爪表面に水分が残っていると、ジェルネイルがリフトしやすくなったり、爪が細菌感染してグリーンネイルという症状が発生する可能性が高まります。

ドライケアとは

ドライケア中のネイリストの手元

ドライケアはウォーターケアのように水を使いません。
では甘皮をどうやって押し上げるのかというと、キューティクルリムーバーというネイルケア用の液を甘皮周りに塗って、甘皮を柔らかくして押し上げます。

ネイルサロンではウォーターケアよりもドライケアを導入しているサロンが多いです。

ドライケアのメリット

ウォーターケアのように指先をふやかす時間がいらないので、ネイルケアを素早く終えることができます。

また水を取り扱わないため、水厳禁のネイルマシンも使うことができ、さらなる時短が可能です。

そして使う道具が少なくて済むので、ネイルサロンやセルフネイルでも取り入れている人が多いケア方法です。

ドライケアのデメリット

甘皮を柔らかくする工程ではキューティクルリムーバー頼りになってしまい、リムーバーの成分によって皮膚が乾燥しやすくなります。
お肌が荒れやすい人は注意が必要です。

またキューティクルリムーバーがあまり浸透しないと、甘皮が押しにくく、つい力強く押してしまいがちです。
その結果甘皮周りが荒れてささくれができることもあります。

ウォーターケアとドライケアの違い

ウォーターケアとドライケアの違いは、「ぬるま湯で甘皮をふやかす工程があるか、ないか」です。
ウォーターケアにはぬるま湯でふやかす工程があり、ドライケアにはありません。

ドライケアではキューティクルリムーバーという溶剤を使って甘皮を柔らかくしますが、ウォーターケアでは「ぬるま湯に浸す」が甘皮を柔らかくする方法です。

キューティクルリムーバーは使うことで素早く甘皮をふやかせるので、時短ができ、ジェルネイルやスカルプの施術に向いています。
しかしキューティクルリムーバーの成分的に、甘皮や指が乾燥しやすい傾向にあります。

指や爪の乾燥が気になったり、時間に余裕がある場合は、ウォーターケアで甘皮を押し上げたほうが爪にも皮膚にも優しいのでおすすめです。

ウォーターケアの正しいやり方

ネイルを付けた手元のアップ

ウォーターケアとドライケアのメリット・デメリットがわかったところで、セルフでもできるネイルケアにトライしてみましょう。
今回はウォーターケアのやり方についてご紹介します。

用意するもの

  • 爪やすり
  • 爪磨き(なくてもOK)
  • キューティクルリムーバー
  • フィンガーボウル
  • お湯
  • ハンドソープorボディーソープ
  • タオル(ペーパータオルでもOK)
  • メタルプッシャー
  • ガーゼ
  • キューティクルニッパー(なくてもOK)

やり方

①爪やすりで爪の長さと形を整えます。
爪が長く伸びていてやするのが大変なときは、爪切りで切ってから爪やすりで形を整えましょう。
縦の長さを調節してから、爪の両角を整え、最後に両サイドを削ります。

②フィンガーボウルにお湯を入れます。
お湯の温度は手をゆっくり入れることができる適温に調整しましょう。
その後ハンドソープもしくはボディーソープを1滴入れて、指やウッドスティックでゆっくり混ぜます。

③キューティクルリムーバーを爪の根元につけて、指の腹をつかって馴染ませます。

④キューティクルリムーバーをつけた指をフィンガーボウルにそっと入れます。
ボウルに入れたまま5分ほど待ちます。

⑤5分経ったら指をボウルから出して、タオルで水気を拭き取ります。

⑥メタルプッシャーを使って、爪の根元の甘皮部分を押し上げていきます。
力はいれず、優しく押しましょう。プッシャーが乾くと滑りが悪くなるので、濡らしながら押し上げてくださいね。

⑦メタルプッシャーを使って押し上げていくうちに、ルースキューティクルという角質が出てきます。
これをガーゼで優しく取り除きましょう。ガーゼを親指に巻きつけてから、水を含ませて、軽くこするようにルースキューティクルを取ります。

⑧爪表面や根元に張り付いて取れないルースキューティクルはネイルニッパーで取ります。
ジェルネイルやマニキュアをするときに邪魔にならなければ無理に取らなくてもOKです。

⑨爪表面にツヤを足したい場合は、最後に爪磨きで磨いて完了です。

終了後は、ネイルオイルとハンドクリームを塗ってしっかり保湿しましょう。ウォーターケアは2~3週間に1度行なうときれいな爪を保てますよ。

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