クレイネイルという言葉を聞いたことはありませんか?
クレイネイルとは、「クレイジェル」という粘土のようなジェルを使って作る、立体感のあるアートがついたネイルのことを指します。
3Dの立体的なネイルは、これまでアクリルという技術を使っていることがほとんどでしたが、アクリルは使っていると独特なニオイがしますし、技術的にも上級者向けです。
そんな難易度の高かった3Dのネイルが、クレイジェルを使えば手軽にジェルで作ることができるのは嬉しいですよね!
今回の記事では、クレイネイルとじは何か、また、セルフで行なうクレイネイルのやり方をご紹介します。
クレイネイルとは
クレイネイルとは別名粘土ジェル、グミジェルとも呼ばれている、ジェルネイル液の一種です。
ジェルネイルのテクスチャーは、サラサラとしたものや、水飴のように少し重たいテクスチャーのものが一般的ですが、粘土ジェルはまさに粘土のように操作ができる、ぷにぷにとしたテクスチャーになっています。
このジェルのすごいところは、道具や指で自由に立体感のあるパーツができて、他のジェルと同じようにライトで固めることができる点です。
以前は、ネイルで3Dのハートやキャラクターなど、立体感のあるパーツを手作りするにはアクリルという、専用の液体と粉末、筆が必要なものを使っていました。
アクリルは強度が高く、自然乾燥で固まるのですが、じっくり時間をかけて作れない点や、独特のニオイがして、扱いが難しいことから、セルフネイルにはあまり向いていないアイテムです。
一方でクレイネイルは、ニオイは他のジェルのようにほとんどしませんし、ライトで固めるまで何度も作り直せます。
そして、特別な道具もほとんど必要ありません。
セルフでも簡単に3Dネイルが楽しめるアイテムなのです。
クレイネイルの使い方
クレイジェルはとても簡単に扱える「パーツ作成用のジェル」です。
使い方は至ってシンプル。
ここからは、クレイネイルに必要なものと使い方を解説します。
まずは、クレイネイルを取り扱う際に必要なものを揃えましょう!
- クレイジェル
- ジェル用マドラー
- シリコンブラシ
- ゴムやビニールの手袋
- パレット、もしくはネイルチップ
ジェル用マドラーやシリコンブラシがない場合は、ウッドスティックや新品のジェル筆でもOKです。
ただしウッドスティックや筆にクレイジェルがくっつく可能性もあるので注意しましょう。
使い方
使い方はとても簡単です。
マドラーでクレイネイルのジェルを適量取り出し、シリコンブラシや、手袋を着けた指で作りたい形にしていくだけです。
ころころと転がすことで円形に、長く伸ばすとニット網目のような細いパーツも作れます。
完成したらパレットやネイルチップに乗せて、ライトで規定時間硬化しましょう。
ただし、マットな白・黒のような固まりづらい色は、ライトに当てる時間を増やすのがおすすめです。
パーツが硬化されたら、ビルダージェルのようなパーツ接着用のジェルで爪やチップにつけてくださいね。
クレイネイルはとても便利で、立体感のある他の人とはかぶらないデザインも楽しめます。
扱う時の注意点
使うときに気をつけて欲しいのは、「素手で触らないようにする」という点です。
素手で硬化していないクレイネイルを触ってしまうと、ジェルネイルアレルギーを誘発する可能性があります。
また分厚いものを作ってしまうと、しっかり固まらない可能性があります。
厚みや形など、何回か練習して硬化させて、オリジナリティー溢れるクレイネイルを作ってくださいね。
クレイネイルで簡単リングネイルにチャレンジ
上の写真のような、指輪を模した「リングネイル」も、クレイジェルを使えば簡単に作れます。
大人可愛いアートなので、幅広い年代から人気を集めています。
セルフでも作りやすいので、ぜひ挑戦してみてください。
リングネイルに必要なもの
クレイネイルを使ってリングネイルを楽しむには、以下のものを用意しましょう!
- クレイジェル(透明)
- ジェル用マドラー
- ゴムやビニールの手袋
- Vカットストーン
- ミラーパウダー
- ノンワイプトップジェル
クレイネイルを使ったリングのやり方
- ジェルネイルを塗るプレパレーションを済ませて、ベースジェルと必要であればベースカラーやベースデザインを塗って、硬化させた状態で始めます。
- まずはリングの輪の部分を作ります。
ゴム手袋やビニール手袋をつけて、ジェル用マドラーから直径2~3ミリほどのクレイジェルを取り出し、指の腹に乗せます。 - 指の腹でコロコロとクレイジェルを棒状に伸ばします。
ネイルパレットの上や、キッチンペーパーの上でコロコロと転がしてもOKです。 - 伸ばしたクレイジェルを2つにわけて、爪の上にのせます。
ストーンを置くところは避けるように爪にのせて、爪のサイドからはみ出ていないことを確認しましょう。
爪からはみ出てしまったり、ストーンを置く幅が足りなかったら、マドラーなどで切って取り除きます。 - 輪の位置が決まったら、ライトで規定時間通り硬化させます。
- ライトでしっかり固めた後は、ミラーパウダーを輪の部分につけます。
余分なパウダーをダストブラシではらって、輪の部分は完成です。 - Vカットストーンを輪の中央に固定させるために、クレイジェルを使います。
マドラーで米粒大を取って、輪の中央にのせましょう。 - 先程のせたクレイジェルの上にVカットストーンを載せます。
Vカットストーンは下部が円錐状になっているので、爪の上でぐらつかないように下部をしっかり埋めましょう。
はみ出てしまうと見た目が悪くなるので、あくまで斜めになっている箇所を埋めるようにクレイジェルを盛るのがおすすめです。 - クレイジェルでVカットストーンが固定できたら、ライトで規定時間通り硬化します
Vカット下のクレイジェルを固めますが、ライトの電球の位置によっては光が上手く当たらないことがあります。
ライトが当たっていないときは、指を動かしたり、ハンディライトを使ってしっかり当てましょう。 - 最後にノンワイプトップジェルで、Vカットの表面以外をコーティングします。
Vカットの表面をコーティングする方が取れにくくなりますが、ストーンの輝きが減ってしまうので注意しましょう。
Vカットの円錐形の部分がクレイジェルとノンワイプジェルで埋まるように塗ると、より密着します。 - 最後にノンワイプジェルの規定時間通りにライトで固めたら完成です。
このように、クレイジェルとミラーパウダー、Vカットストーンさえあれば、手軽に大人かわいいリングネイルが簡単にできます!
クレイジェルは未硬化ジェルが出ない商品ばかりなので、ミラーパウダーとも相性が良いのも嬉しいポイント。
クレイジェルをのばしてうねうねとした曲線を作り、ミラーパウダーをのせるだけでもおしゃれなニュアンスネイルが楽しめます。
まとめ
クレイネイルはアイデア次第で様々なアートが楽しめます。
シンプル系や大人かわいい系はもちろん、キャラクターやロゴなどの痛ネイル、ぷっくりネイルなども自由自在♪
ぜひリングネイルも挑戦してみてください。