ネイルをしていて「シェラック」という名前を耳にすることはありませんか?シェラックは「ジェルとマニキュアの間のようなもので、爪に優しい!」と表現されるネイルのことです。シェラックの施術にもジェルネイル同様、硬化ライトが必要なため「マニキュアのようなボトルに入った使いやすいジェルネイル」と思っている人が、実は少なくありません。しかしシェラックがジェルネイルと全く同じなら、わざわざネイルサロンに行ってシェラックをオーダーする意味は何でしょうか。また、もしシェラックがジェルよりも爪に優しいのであれば、今後はジェルネイルよりもシェラックを選んだ方が良いのではないかと考える人もいると思います。実際ジェルネイルとシェラックには、どのような違いがあるのでしょうか。今回は、最近ネイルサロンでも問い合わせが増えているシェラックネイルのメリット・デメリットについてご紹介します。また、石けん・ボディソープといえば、体を洗う際の必需品ですが、近年はボディソープ派の方が多いのではないでしょうか。しかし本当に肌にやさしいのは、一体どちらなのでしょう?今回は、石けんとボディソープについてそれぞれのメリット・デメリット、そしてお肌に合った選び方も一緒にご紹介します。
シェラックとは
シェラックは、ジェルのようにライトで硬化できるので乾かす時間が必要なく、マニキュアを塗るような手軽さが人気です。クイックジェルとも呼ばれ、ジェル程の厚みはないですが、マニキュアよりはぽってりと艷やかな仕上がりになります。また、ジェルネイル程持ちは良くないですが、マニキュアよりはだいぶ長持ちするのが特徴です。このように、ジェルの良さを兼ね備え、かつマニキュアの手軽さのあるシェラックは、「ジェルとマニキュアの間」と言われているのです。
シェラックネイルのメリット・デメリット
ジェルとマニキュアの良いとこ取りなら、みんなシェラックにすれば良いのに!そう考える人もいると思います。ところがそういうわけにもいきません。以下でシェラックのメリット・デメリットをご紹介します。
●メリット
・ジェルに比べ、爪への負担が少ない
シェラックはジェルのようにライトで硬化させるので、落とす時にはオフの作業が必要です。しかし削りも必要なく、アセトンであっという間に簡単に落とすことができるので、ジェルをオフする時のような負担が爪にかかりません。
・マニキュアよりもツヤツヤ
ジェル程の厚みもツヤもないですが、マニキュアに比べると圧倒的にシェラックの方がぷっくりとし、艷やかです。
・乾燥時間がいらず、持ちが良い
シェラックはライトで硬化することができるので、マニキュアのように乾かす時間は必要ありません。またマニキュアなら1週間もすれば、爪先が剥げてしまうことがほとんどですが、シェラックは硬化させ爪に定着させているので、2~3週間は持ちます。
●デメリット
・ジェルと比べるとつやが弱い
・ジェルと比べると厚みがなく、強度が弱い
・できるアートの幅が限られる
・マニキュア同様、爪の成形ができず自爪の形がそのまま出る
普段からジェルネイルをしている人は、シェラックだと少し物足りないかもしれませんね。
シェラックがおすすめな人
シェラックネイルは、以下のような人におすすめです。
・シンプルなネイルが好き
・もともとセルフネイル派
・強度にはこだわりがない
・自爪に近い自然な仕上がりが好き
ジェルネイルやマニキュア、またシェラックネイルなど、自分のライフスタイルに合わせてぜひ色々と試してみて下さい。
石けんのメリット・デメリット
一般的には「石けんの方が肌にやさしい」と言われることが多いですが、それはなぜでしょうか。以下で、石けんのメリット・デメリットをご紹介します。
●メリット
・コスパがいい
・アルカリ性のため洗浄力が高い
・成分がシンプル
・石油系合成界面活性剤不使用
●デメリット
・溶けやすく保管が面倒
・配合される美容成分が少ない
・アルカリ性が角質層(肌のバリア機能)を傷つけることがある
普通肌の場合、成分がシンプルな石けんの方がお肌にはやさしいです。しかし、敏感肌の場合はワケが違います。石けんは、油脂と苛性ソーダが混ぜられた「アルカリ性」の物質です。そのアルカリと敏感肌の相性が良くありません。私たちの肌は弱酸性です。物質が酸性かアルカリ性かを調べる「pH値」で表すと、肌はpH4.5~6.0ですが、石けんを使うことで肌はアルカリ性(pH8.0くらい)に傾きます。しかし通常であれば、肌は自然と弱酸性に戻ります。これは肌を弱酸性に保つ皮脂が多く分泌され、アルカリと混ざり合うからです。ところが皮脂分泌量が少なく、肌が乾燥気味な敏感肌の場合、弱酸性に戻るのに時間がかかったり、戻れなかったりします。肌がアルカリ性に傾いたままだと、肌の常在菌のバランスが崩れ、肌荒れを起こす原因となります。さらに、アルカリにはタンパク質を溶かす作用があるため、タンパク質でできた角質層が剥がれやすくなるのです。普通肌の場合は古い角質のみが剥がれますが、角質層が弱っている敏感肌は、角質層まで剥がれてしまう可能性があります。そのため敏感肌の場合、石けんはあまりオススメできません。
ボディソープのメリット・デメリット
では石けんがダメならボディソープを選べば良いのでしょか?以下でボディソープのメリット・デメリットも見ていきましょう。
●メリット
・携帯に便利
・保管が簡単
・種類が豊富
・美容成分が豊富に配合されている
●デメリット
・水切れがよくない
・石油系合成界面活性剤使用のものが多い
・肌に刺激を与える、合成ポリマーや香料などの添加物が使用されがち
このようにボディソープにも敏感肌にはデメリットがあるので、ボディソープを選ぶ時は注意が必要です。
●ボディソープの選び方
敏感肌におすすめなのはアルカリ性でないボディソープです。そして選ぶ時は、ポイントが3つあります。
・ 保湿成分配合
敏感肌にとって角質層を弱める乾燥は大敵です。乾燥を避けるため、ボディソープも保湿効果があるものを選びましょう。
・弱酸性
肌と同じ弱酸性のものを選びましょう。弱酸性のものは肌環境を乱さないため、敏感肌も安心して使うことができます。
・石油系合成界面活性剤不使用
多くの弱酸性ボディソープには、肌に刺激を与える石油系合成界面活性剤が使用されています。石油系合成界面活性剤は敏感肌に悪影響を及ぼすことがあるので、注意しましょう。
肌にやさしい体の洗い方
身体を洗う時は、肌をいたわりながら洗うことも大切です。
●やさしい洗い方
肌への摩擦を少なくするためボディタオルなどは使用せず、手で洗っていきます。
①ボディソープを、洗顔ネットなどを使ってしっかりと泡立てます。
②手に泡を取り、擦らないように泡でやさしく撫でるように洗いましょう。
③38℃~40℃くらいのお湯で洗い流します。あまりにお湯が熱すぎると、肌の潤いを保つ皮脂膜まで洗い流してしまうので気をつけましょう。
体を洗った後は、ボディクリームやボディローションで肌を保湿するようにして下さい。また、肌荒れがひどい人や、どんな石けんやボディソープでも荒れてしまう人は「お湯のみ」で体の汚れを落とすようにしましょう。38~40℃の湯船に10分程浸かり軽くこすれば、体の垢はほとんど落ちます。皮脂や角質層を取り除きすぎないので、肌が本来持っている潤いをキープすることができます。
まとめ
それぞれの特徴を踏まえた結果、敏感肌さんにオススメなのは「ボディソープ」です。石油系合成界面活性剤に注意し、弱酸性で保湿効果のあるボディソープを選ぶようにしましょう!そうすることで、健やかな肌に近づくことができます。