セルフの場合、ジェル選びで意識した方が良いのは、テクスチャーの硬さです。
ジェルネイルには、粘度が高く固いものから、サラサラしたもの、ネバネバしたものまで色々なテクスチャーが存在します。
そして扱いやすさは人それぞれで、プロが使っているからといってセルフネイルにも適しているとは限りません。
特に初心者がテクスチャー選びを間違えると、均等に塗れずムラになったり、ジェルが流れすぐに浮いてしまったりします。
扱いやすいジェルを選ぶことで、時短にも繋がり、仕上がりも見違える程よくなります。
今回は、ジェルのテクスチャーの違いと、セルフにオススメのジェルネイルをご紹介します。
ジェルネイルのテクスチャーの違い

ジェルのテクスチャーは様々です。
例えばコンテナタイプの場合、筆でジェルを取るとジェルが固く容器ごと持ち上がってしまうほどのものから、ツーッと垂れてきてしまうほど緩くやわらかいものもあります。
他にも、マニキュアのようなボトルタイプのジェルに多いのは、ネバネバとしていて糸を引くようなものや、サラサラしたタイプもあります。
では、セルフネイルがより自分好みの仕上がりになるよう、以下でテクスチャー別の適した使い方をお伝えします。
ちなみに、固めのジェルと柔らかめのジェルを、「ハードジェル」「ソフトジェル」と勘違いしている人が多いですが、ハードジェルとは溶剤で溶かすことができないジェルを指し、ソフトジェルとは溶剤で溶けるジェルを指します。
・固めのジェル
粘度が高いため、液垂れせず、サイドに流れる心配がありません。
そのため、塗るのが遅い初心者でもゆっくりと塗っていけます。
だたし厚みが出やすく、フォルムがボテッとした野暮ったい印象になることが多いので、塗布量に慣れが必要です。
・やわらかめのジェル
サラサラとして塗りやすく、ジェルネイル初心者でも気軽に扱うことができます。
しかし、爪のサイドに流れやすいため、ササッと手早く塗っていく必要があります。
セルフにオススメなテクスチャーのジェルネイル3選
ここでは、セルフネイルにおすすめなテクスチャ―のジェルネイルをご紹介します。
PRE GEL エクセレントベースa 4g
固さがあり流れにくいため、ネイリストの練習生に人気のジェルです。
レベリングが早く、初心者でもツルッとした仕上がりにすることができます。
シャイニージェルスーパーベース5g
プリジェルほどの固さはなく、ほどよくゆるいテクスチャーで、塗りやすくレベリングも早いです。
セルフでも手に入れやすく、サンディング不要というのも魅力です。
ネイル工房クリアジェル 大容量15g
用途によって選べる18種類のクリアジェル。
ベースジェルは1~3の3種類があり、ノーサンディングもありますよ。
粘土の高いジェルでしっかりと土台を作りたい方は3番がおすすめです。
ネイルタウンirogelベースジェル7ml
ポリッシュボトルタイプでマニキュアに慣れている人も塗りやすい、硬すぎずやわらかすぎずの絶妙な粘度。
厚みを出したい時は1度にたっぷり塗るよりも2度塗りするのがいいですよ。
色や用途でもジェルのテクスチャ―は異なる

ジェルのテクスチャーは色や用途によっても違ってきます。
一般的にシアーなカラーよりもホワイトが強いマットなカラーは粘度が高く、これは入っている顔料が多いためです。
シアーカラーのほうがサラッとしていることが多く、グラデーションがやりやすいという特徴があります。
クリアジェルも上で紹介したメーカーによる違いだけでなく、ジェルの用途によってのテクスチャーの差もあるのです。
ここでは、クリアジェルとホワイトのテクスチャーの違いとテクスチャーごとにどんな使い方が向いているのかをご紹介します。
クリアジェル
クリアジェルはベースジェル、トップジェル、アイシングジェル、ビジュージェル、ミキシングジェル、ビルダージェルなどの種類があります。
・ベースジェル
自爪とジェルの密着を良くするために1番最初に塗るジェル。
サラサラなものから粘度の高いものまで様々あります。
テクスチャーは塗りやすさや自分の爪に合ったタイプなどから選びましょう。
・トップジェル
ツヤを良くし、持ちをよくするために最後のコーティングに使用します。
粘度の高いものを使えば厚みを出してぷっくりさせることができますが、その分形が崩れやすいので初心者の方は程よい硬さのものがおすすめです。
・アイシングジェル
粘度が高く厚みを出したアートをすることができるジェルです。
ノンワイプのタイプならミラーネイルアートも可能です。
・ビジュージェル
パーツの固定専用のジェルです。
流れることがない粘度の高いジェルです。
糸を引くタイプもあれば、柔らかいけれども形が崩れないホイップのようなテクスチャーのものもあります。
・ミキシングジェル
ラメを混ぜ込んだり、カラーと混ぜたりするジェルです。
程よい硬さのものが多いです。
・ビルダージェル
長さだしをする時や厚みだしをする時に使うジェルです。
粘度は高く、扱いがなれるまでは難しいものも多いです。
塗るというより動かすイメージで扱うと上手く形を作ることができます。
硬化した後のジェルの硬さも硬めになるものが多いです。
ホワイト
カラージェルの中でもホワイトはテクスチャーの様々なものがあります。
同じメーカーから出ていてもサラッとしていて全面塗りしやすいタイプと硬くて滲みにくいライン用のホワイトがあります。
全面塗りにも使えるホワイトです。
伸びがよく柔らかめで塗りやすいのが特徴。
ラインを描く用のホワイトで粘土は硬め。フラワーアートなどで筆跡を活かしたい時にも使えます。
ネイルサロンでも使用されていることが多いライナー用のホワイトで、セルフネイルでの使用もおすすめです。


