ジェルネイルやスカルプ、ネイルケアをしていると切っても切り離せないのはダスト問題です。例えば爪の形成にエメリーボードを使っている時、ジェルネイルやスカルプをオフする時などにダスト(削りカスのこと)が大量発生します。そして困ったことに、ダストが体内に入ってしまうとアレルギーなどを引き起こす可能性があるのです。ダストの体内への入口は、目、鼻、口です。ネイリストなら鼻と口は常時マスクで覆われている人がほとんどですが、目は裸眼やコンタクトレンズの人が多いのではないでしょうか。身体をダストから守るためには、やはり目も対策が必要です。そこで今回は、ダストから目を守るためのメガネについてご紹介します。
ネイリストやセルフネイラーはダスト対策が大事
ネイリストなら当たり前な「施術する時にマスクをつける」という行為は、お客さんに接近して施術するからというエチケット面の対策でもありますが、基本的にダスト対策のためです。爪の形成時や、ジェルネイルやスカルプなどをオフするときは、削る時に細かい粉状のダストが出ます。ダストにはジェルやスカルプの内容成分である化学物質が大量に含まれており、目、鼻、口から吸い込んでしまうと、かゆみやかぶれ、咳など、アレルギー症状を引き起こす可能性が高まります。アレルギー発症を防ぐためにも、マスクによるダスト対策は重要なのです。
●ダスト対策にメガネがおすすめ
鼻と口はマスクで覆うことができますが、見落としがちなのは「目」です。筆者が働いていたネイルサロンでは、ほとんどのネイリストがコンタクトレンズユーザーでした。ネイリストは裸眼、もしくはコンタクトレンズをつけている人が多いようです。しかしそれでは目のダスト対策はできていません。ダストは空気中に舞うほど軽くて細かいので、目に入る可能性があります。またコンタクトレンズにダストが付着してしまうと、レンズを外すまでダストが取れず、目を傷つけてしまう可能性もあります。鼻や口を覆うためにマスクをつけるように、目もメガネやゴーグルをつけてダスト対策をしましょう。まず目に対する最も手軽なダスト対策はメガネです。普段からコンタクトレンズをつけている人は、ネイルの施術中だけでもメガネに変えましょう。これだけでもダストが防げます。裸眼の人や、コンタクトレンズを外すことができないという人は、花粉対策用のメガネをつけるのがおすすめです。花粉対策用のメガネは、レンズと顔に隙間ができないようカバーしているものが多く、普通のメガネよりもダストが目に付きにくくなります。
そしてメガネよりもしっかりダストを防ぎたいという方には、防塵ゴーグルがおすすめです。
ネイルアレルギーになってしまうと、ジェルネイルの液やダストに触れるだけでも皮膚がかぶれてしまうなど、ネイリストを続けるのが困難になってしまいます。セルフネイラーの場合は、ネイリストほどダストに触る機会は多くありませんが、それでもいつアレルギーが発症してしまうかわかりません。ぜひ事前に対策をして、ネイルを長く楽しんでください。