セルフネイルをする時、自分でアートまでするのは大変ですよね。そこで大活躍するのが「ネイルシール」です。現在は様々なネイルシールを気軽に買うことができるので、使ったことがある人も多いのではないでしょうか。しかし既製品の場合、自分好みのデザインがあるとは限りません。「イメージしていたデザインが見つからず、結局シールは諦めた」なんてことも珍しくありません。そんな時、自分好みのネイルシールが作れたら良いですよね!自分でシールを作ることができれば、セルフネイルでのアートの幅はとても広がります。そこで今回は、ネイルシールを自分で作る方法をご紹介します。また、毎日使う化粧品ですが、自分で作ることができるのをご存知ですか?昔からヘチマや日本酒を使った化粧水が愛用されてきたように、自分で化粧品を手作りすることは、実はそう珍しいことではありません。手作り化粧品が市販の化粧品と異なるのは、肌に優しい成分を自分の目で確かめながら配合し、使うことができる点です。近年手作り化粧品は、ナチュラル志向の方に人気があるだけでなく、安心して使えるということから再注目されています。今回は、手作りの化粧品について、そして簡単な作り方も一緒にご紹介します。
ネイルシールを自分で作るメリットは?
ネイルサロンに行けば好きなキャラクターやモチーフなど、イメージ通りのアートに仕上げてもらえますが、費用がかかります。だからといって、セルフで簡単にできるものではありません。そんな時に重宝するのがネイルシールですが、実際に自分の求めているデザインがあるとは限らず、また見つけるのも大変です。自分でネイルシールを作ることができれば、好きなモチーフやキャラクターをネイルで楽しむことが可能になります。「これをネイルにしたいな・・・」そんな思いを自分の手で気軽に叶えることができます。
ネイルシールを自分で作るやり方
ネイルシールの作り方には様々な方法がありますが、今回は自宅にある物だけを使って作ることができるやり方をご紹介します。以下の方法では、お気に入りの図柄を転写し、そのままネイルシールとして使うことができるので、早速やってみましょう!
●用意するもの
- シールにしたい模様やキャラクターが印刷された紙
- セロテープ
- はさみ
- 水を張ったボウル
- 定規
●作り方
- 印刷された好きな図柄を、爪に収まるサイズにカットする。
- カットした図柄の印刷面にセロテープを張る。
- セロテープのツルツルした面から図柄の上を、指や爪を使って強めに擦りつける。ある程度擦ったら、今度は定規を使ってテープの粘着面と図柄がさらに密着するようにしっかりと擦り付ける。
- 水を張ったボウルに②を浸す。すると印刷面(図柄やキャラクターなど)だけがセロテープに張り付いたまま、紙の部分だけがボロボロと剥がれ、溶け落ちていくので、まだ残っている余分な紙を指で優しく取り除いていきましょう。
- 紙が全て取り除けたらセロテープを水から出し、水分を拭う。
- セロテープに図柄が転写されているので、好きなサイズにカットする。これがネイルシール代わりになります。
- ネイルにトップコートを薄く塗り、乾く前に⑥を張る。カットした転写テープがネイルにピタッとくっつきます。
- 最後にトップコートでコーティングして完成です!
セロテープを使った簡単転写シールをいくつか作り置きしておけば、いつものワンカラーネイルもクオリティの高いデザインネイルに大変身です!セルフネイルがマンネリ化してきた人は、ぜひ色々な図柄を転写し、ネイルアートを楽しんでみて下さい。
プリンターを使ってネイルシールを自分で作るには?
ネイルシールは上記のように家にあるものでも作れます。ですが、より本格的に、自分の好きな画像を使って作りたい!というときは、転写シートとプリンター、パソコンを用意して、ネイルシールを自分で作ってみましょう!
転写シートでネイルシールを自分で作るやり方
家庭用のプリンターでだいたい対応しているのが転写シートにネイルシールを印刷する方法です。転写シートはタトゥーシールを作るために販売されているものが多いのですが、これを上手く活用することで自作のネイルシールとしても使えます。
※注意※
家庭用プリンターはインクの都合で「白」が印刷できないので、細かい色味は再現できない可能性があります。
●必要なもの
- 転写シート
- パソコン
- プリンター
- 印刷したい画像
- ネイルシール用テンプレート
- ハサミ
- 水
- コットン
転写シートは持っているプリンターが対応している用紙サイズを選んで購入しましょう。ほとんどの家庭用プリンターははがきサイズやA4サイズの印刷に対応しています。A4サイズなら一度にたくさんのネイルシールを作れますし、はがきサイズなら自分の爪のサイズをイメージしやすいですよ。
●作り方
- 爪のサイズを想定して印刷するために、ネイルシール用のテンプレートをサイトからダウンロードします。用紙サイズとテンプレートのサイズが合っているか確認しておきましょう。テンプレートは検索で「ネイルシール テンプレート」と検索すれば使いやすいWord対応データがダウンロードできますよ。
- ダウンロードしたデータを開いて、印刷したい画像をデータに貼り付けます。画像はテンプレート上で、爪に合うようサイズを変更し、貼り付けたときに正しい向きになるよう画像を反転させます。反転させないとネイルに転写するときに逆向きになってしまうので注意してください。
- テンプレートに合わせて画像を編集したら、プリンターに転写シートをセットします。裏表や印刷の向きを間違えないように用紙を準備しましょう。
- 用紙のサイズが合っていることを確認し、印刷をクリックします。
- 想定しているサイズ通りに印刷できたら、爪の大きさに合わせてハサミでカットします。
- カットしたシートの剥離紙を剥がし、爪に貼り付けて、指でこすりながらしっかりと密着させます。
- コットンに水を含ませて貼り付けた部分をしめらせます。その後、印刷面を爪に押し付けるようにして、コットンとシート滑らせながら優しく剥がしましょう。
- 浮いている部分があったら指で押さえて、あとはしっかり乾燥させれば完成です。
爪のサイズに合わせてカットすれば良いので、爪全面を印刷するよりもパーツを印刷したほうが使いやすいかもしれません。転写シートは下地が透明な物を使えば馴染みやすく、下地が白の物を使えばインクジェットプリンターでは難しい白も再現できます。最初のうちはサイズ感がわからず失敗してしまうかもしれませんが、根気よく挑戦してオリジナルのネイルシールを作ってみてください。
●ネイルシールにはベースコートやトップコートが必須
プリンターを使って作るネイルシールは、水性で剥がれやすい素材になっています。ネイルシールを貼り付けたままでは、手を洗っただけですぐに取れてしまうので、トップコートでしっかりとコーティングしましょう。また、ネイル自体の持ちをよくするためにベースコートも事前に塗っておくことをおすすめします。ベースコートを塗ったあとに、ベースカラーとしてカラーポリッシュを塗っておくと、透明なネイルシールを貼り付けたときに雰囲気がガラっと変わります。
手作り化粧品のメリットは?
市販の化粧品には全成分表示が義務付けられているので、たくさんの成分名がびっしり書かれていることが多いですよね。おかげで消費者が成分をチェックすることはできますが、専門知識が無いと、どの成分が良くないのか分かりにくいですよね。その点、手作り化粧品はシンプルな材料しか使わず、なおかつ自分で成分を把握できます。そのため敏感肌でも安心して使用することができるのです。さらに手作り化粧品は、自分で材料を選ぶことができるので、肌に合わない成分を使わないようにすれば肌トラブルを防ぐことができます。お店で売られている化粧品は、どれも信頼のおけるメーカーが高い技術で製造したものばかりですが、敏感肌にとっては肌に合わない場合もあります。それは、製品の品質を安定させるため、肌の刺激になりがちな防腐・殺菌成分などの添加が必要な場合があるからです。
手作り化粧品の作り方
それでは、以下で肌にやさしい化粧水の作り方をご紹介します。基本の材料となるのは、薬局で売られている「精製水」です。精製水100mlにグリセリン小さじ1杯(5g)を加えて混ぜるだけで、簡単に化粧水ができあがります。グリセリンの濃度は、5%までが適切な量です。さらにお好みで、エッセンシャルオイル(精油)数滴やヒアルロン酸を少々、ビタミンCなどを加えると肌を整える効果があります。それに尿素を25g加えたものを原液として、10倍に薄めた化粧水もおすすめです。また、ホホバオイルとミツロウを3:1の割合で混合したものは、天然の保湿クリームになります。手作り化粧水を付けた後、肌に薄く塗ると保湿効果が高まります!これらの材料は入手しやすく比較的安価なものなので、ぜひ挑戦してみて下さい。
手作り化粧品の注意点
化粧品を作る時には、清潔な器具を使う事が重要です。そのため、熱湯消毒できる器具を使用するようにしましょう。また手作りの場合、防腐剤フリーで変質しやすいため、冷蔵庫に保管して早めに使いましょう。長くても2週間くらいで使い切るのがベストです。万が一、使っている間に品質の変化を感じたら、処分して新しいものを使うようにして下さい。
残念ながら、手作りの化粧品だからといって全ての人の肌に合うわけではありません。特に肌トラブルが起きやすい敏感肌の方は、必ずパッチテストを行ってから使用するようにしましょう。余分なものが入っていない安心安全な化粧品を、ぜひ自分の手で作ってみてはいかがでしょうか。