乾燥する季節が近づくと、気になるのは角質です。
手や足など、角質が溜まってガサガサになってしまう方もいるのではないでしょうか。
特に手の角質は、爪周りの皮膚や、手のひらなどに溜まりやすく、せっかくネイルをしていても、ガサガサ角質があると映えなくなってしまいます。
今回は、手の角質を取る方法にはどんなものがあるのか、手の角質を除去するためのピーリングの使い方や角質のケア方法についてご紹介します。
手に角質が溜まるのはなぜ?
手洗いや家事、パソコンのキーボードを打ったり、スマホを操作したり・・・。私達の手や指先は、毎日酷使されていると言っても過言ではありません。
酷使された手や指先は、他の部位よりも水分が奪われて、乾燥しやすくなっています。そして乾燥が進むと、その部分を守ろうと皮膚が固くなり、角質化していきます。
特に、皮膚と爪がくっついている部分の両脇は、ガチガチになって、ストッキングやニットがひっかかる方もいるのではないでしょうか。
そして手のひらの指の付け根の下の部分は、タコができやすく、角質が溜まりやすい部分です。以下で出来やすい場所を詳しくご紹介します。
指先
爪先のフリーエッジ(白い部分)の両脇、つまり爪の縁にある指の肉の部分です。
ここには棘のように少し尖った、小さな角質が溜まりやすくなっています。
指先の皮膚は物を掴んだり触れたりした時によく使われる部分なので、乾燥しやすく、摩擦による刺激も受けます。
それが積み重なっていくと、皮膚が固くなって角質になるのです。
角質が出来てしまうと、ストッキングや服にひっかかりやすく、普段の生活でもついつい気になるという人が多いのではないでしょうか。
指の側面
指の側面には、カサカサと白くなった角質が出来やすいです。
特に利き手の親指や人差し指が乾燥しやすいという人が多いのではないでしょうか。
カチカチに固まって、乾燥が激しくなるとひび割れが起きたりもします。
自分の目でよく見える箇所なので、気になるけどハンドクリームを塗ってもあまり良くならないケースが増えています。
甘皮付近
ペンを持った時に中指の甘皮付近で支えていると、角質も溜まりやすくなります。
これはペンだこともいわれており、ネイリストでもついついできてしまうという方が多いです。
他にもペンをよく使う印刷業や、漫画家、イラストレーター、デザイナーなどの職業の人は、大きなペンだこに悩まされています。
また、ペンを持つ時に力が入るという人も、幼い頃からの蓄積で、かなりペンだこが大きくなっているのではないでしょうか。
指の付け根
家事で忙しく過ごす方や、仕事で手作業が多い方は、手のひら側の指の付け根に角質が出来やすい傾向にあります。
特に親指と人差し指の間は摩擦による負荷も大きいので、ガサガサと固い角質が溜まりやすいのです。
そして野球やハンドボール、バレーボールなど手を使う球技をしている方は、練習をするほどマメができてしまったり、タコになってしまいますよね。
長年の蓄積でタコが大きくなってしまうことも。
手は自分の視界に入りやすいパーツなので、角質が溜まってしまうと気になってついついいじってしまうという人も多いのではないでしょうか。
では、手の角質を取る方法にどんなものがあるのか、以下でご紹介します。
手の角質を取る方法が知りたい!
手の角質は、比較的簡単なケアで除去できます。以下で、おすすめのケア方法をご紹介します。
ピーリングジェルを使う
ピーリングジェルといえば、フェイスケアに使っている方も多いのではないでしょうか。
古い角質を除去できて、つるんとした肌に仕上がります。このピーリングジェルを、手や指先にも使ってみましょう。
使い方は簡単で、ピーリングジェルを適量取って、角質が気になる部分に塗ります。
そしてくるくると回すように馴染ませると、少しずつポロポロとしたカスのようなものが出てきます。
しっかり肌に馴染んだことを確認して、洗い流しましょう。
ピーリングジェルは濡れた手で使えるものもあれば、乾燥した状態で使うものもあるので、説明書きをしっかり確認してくださいね。
また、使う頻度は2週間に1回程度がおすすめです。荒れている状態で使うとさらに悪化してしまう可能性があるので、使い方には気をつけましょう。
スクラブを使う
ボディケアと同様に、スクラブを手に使うのもおすすめです。
スクラブにはソルトスクラブとシュガースクラブがありますが、使い心地が優しいのはシュガースクラブで、角質が分厚くなってしまったところには、ソルトスクラブが適しています。
敏感肌の方や、手肌に傷がある場合は、ソルトスクラブを使うと染みる可能性があるので注意してくださいね。
スクラブも使う頻度は2週間に1回程度がおすすめ。
長時間スクラブをこすり続けてしまうと、皮膚に細かい傷ができてしまうので、短時間で優しくこすりましょう。
スポンジバッファーを使う
スポンジバッファーとは、爪やすりの1種です。
その名の通りスポンジ製で、柔らかく、削り心地が優しいのが特徴です。
基本的に爪表面を整えたり、やすりがけの時にできたバリを取るために使いますが、これで角質ケアもできちゃいます。
指先など角質が気になる部分を、スポンジバッファーで優しくこすって、角質を削り落としましょう。
ここで注意したいのは、全て削り落とさず、少しだけ残っているかも?程度で終える点です。
角質を全部落としてしまうと、その部分を守ろうとしてまた角質ができてしまいます。
ピーリングもスクラブも、そしてスポンジバッファーも、強くこすりすぎないようにしましょう。
一変に角質を取ろうとすると、また硬い角質ができてしまうので、少しずつ、間隔をあけて、定期的にケアをしていくのがおすすめです。
そして角質ケアをしたあとは、保湿クリームで油分を与えるのを忘れずに。
ハンドクリームは手のひらや指の角質をケアしたあとに、ネイルオイルは指先や甘皮の角質をケアしたあとに塗りましょう。
保湿重視のしっとりタイプを使うのがおすすめです。
さらに、夜寝る前に、ハンドパックをつけてスペシャルケアをすると、保湿成分がしっかり浸透して、潤いに満ちたしっとり手肌に仕上がります。