ジェルネイルはマニキュアよりも丈夫な素材でできているので、基本的に3~4週間くらいが付け替え時です。しかし2週間前後しか持たなかったり、数日で取れてしまうという人もいます。ジェルネイルの持ちが悪い人と、そうでない人にはどんな違いがあるのでしょうか?今回はジェルネイルの持ちが悪い原因と、解決方法についてご紹介します。そして二重まぶたの瞳は、黒目の面積が増えて光もよく当たるため、輝きのあるパッチリした目に見える傾向にあります。そのため、一重まぶたよりも二重まぶたを好む方が多いようです。一重まぶたを二重まぶたに変えるには、美容整形という方法がありますが、「整形まではちょっと…」と思う方の必須アイテムが「アイプチ」です。今回はパッチリ二重に憧れる方のために、アイプチによって起こりやすい肌トラブルや注意点などをまとめてみました!
ジェルネイルの持ちが悪い原因とは
一度つければ平均3~4週間は持つジェルネイルですが、そこまで持たず数日で取れてしまう人がいます。持ちは個人差があるとはいえ、持ちが悪くなる原因とはどんなものがあるのでしょうか。解決方法と合わせていくつかご紹介します。
●ジェルと自爪の相性が悪い
スキンケア用品とお肌には相性がありますよね。同じようにジェルの質と自爪にも相性があるのです。例えば超人気メーカーのベースジェルで、お客さんのほとんどに支持されていたとしても、自分だけには合わないといったことが起きるかもしれません。
▼解決方法
ベースジェルの種類を複数取り扱っているサロンに行き、それぞれ同じような期間・環境で試してみましょう。持ちや相性の良いジェルが見つかる可能性が高いです。経験豊富なネイリストがいるサロンだと、自爪の状態に合わせたベースジェルを選んでくれることもあります。
●湿気・水分が多い
ジェルは水気に弱いので、水分が多い部分よりも、乾燥している部分につけた方が持ちは良くなります。「水仕事が非常に多い」「頻繁に手洗いをする」「プール、温泉、サウナなどによく行く」「手汗をよくかく」といったケースに当てはまる人は、どうしてもジェルが取れやすいのです。
▼解決方法
ジェルが水分や湿気に触れる機会を減らすことが大切です。水仕事中はビニール手袋またはゴム手袋を着けたり、温泉やお風呂に入っているときはお湯から指を出すなどを心がけましょう。そして手汗をよくかく人は、なかなか持ちを良くするのが難しいのですが、ハンカチやタオルで汗をこまめに拭き取るのがおすすめです。
●爪先・指先の扱いが悪い
爪先を使ってシールを剥がしたり、缶のプルタブを爪先で開けたり、指先をよくぶつけたりすると、ジェルがすり減ったり、衝撃で剥がれやすくなります。
▼解決方法
ジェルをつけていると爪がコーティングされて丈夫になったように感じますが、ジェルも摩耗しますし、衝撃に弱い素材です。爪先や指先はなるべく使わないように、爪や指を丁寧に扱いましょう。プルタブを開けるときにはオープナーを使うのもおすすめです。
●爪が薄すぎる
爪が薄く、ぐねっと曲がりやすい人は、ジェルと爪の間に隙間ができやすく、密着しづらいため、持ちが悪い傾向にあります。
▼解決方法
ジェルをつける時にサンディングというやする行為をしないでよい「ノンサンディングジェル」を使っていたり、付け替える時にジェルを完全にオフしない「フィルイン」を導入しているサロンを選びましょう。またジェルの付け替えで爪が傷んでいる場合は、ジェルを2~3ヶ月お休みするのもおすすめです。
●施術者の技術不足
ジェルの持ちが悪いのは、自分の爪や生活環境のせいではなく、ネイリストの技術不足ということもあります。ジェルをつける前のネイルケアが十分でなかったり、爪の先端までジェルが塗れていない、ジェルが皮膚まで漏れているなどがあると、持ちが悪くなりやすいです。
▼解決方法
ジェルと爪の相性が試すまでわからないように、自分に合うネイリストかどうかは、施術してもらうまでわかりません。例えば口コミで持ちが良いサロンと好評でも、自分の爪には合わない可能性もありますし、逆も然りです。口コミを少し参考にして、持ちが良いと評判のサロンを探して、複数のサロンへ行き、ジェルの持ちを比べてみましょう。ちなみに、多くのネイルサロンはお直しを無料でしてくれる期間が設定されていることがあります。サロンによりますが1週間以内に自然に取れてしまった場合には連絡をすれば付け直しをする対応を行ってくれるところが多いです。低価格でスピーディーな施術がウリのサロンやクーポンの内容によっては行っていないこともありますので注意してください。
セルフネイルでジェルの持ちが悪い時は?
セルフネイルでジェルの持ちが悪い場合はここまででお話してきた以外に3つの原因が考えられます。原因とは以下の3つです。
・下準備不足
・油分除去できていない
・ジェルの塗り方
●下準備不足
セルフジェルネイルが取れやすいとき、下準備がしっかりできていないことが考えられます。下準備不足とは、具体的に言うとネイルケアがしっかりできていないか、サンディングができていないことが挙げられます。ここでは正しいネイルケアとサンディングの方法をご紹介します。
▼解決方法
・ネイルケアで必要なもの
ネイルケアでは、エメリーボード、キューティクルリムーバー、メタルプッシャー、キューティクルニッパーを使用します。
爪の長さと形を整える爪やすりです。爪切りを使うより、爪への負担が少ないので自爪が傷みにくいです。エメリーボードは消耗品なので削れなくなってきたら適宜交換しましょう。目の粗さは150G~200G程度がおすすめです。数字の小さいものの方が目が粗く、よく削れます。
キューティクルリムーバーは甘皮を柔らかくふやかして、押し上げをしやすくしてくれる溶剤です。ネイルサロンでもよく使用されており、おすすめのキューティクルリムーバーです。甘皮周りに塗布して使用します。この容器のままだと使いにくいので、空のスポイト容器などに移し替えるのがおすすめです。
キューティクルリムーバーの移し替えにピッタリの容器です。マニキュア筆のようなハケ付きなのでサッと甘皮周りに塗ることができます。
最初から小瓶に入っているタイプもあります。プチプラマニキュアで人気のブランドのキューティクルリムーバーです。ハケタイプなので塗りやすいです。リーズナブルな価格なのも魅力です。
メタルプッシャーとキューティクルニッパーはこのようなセットの商品がオトクなのでおすすめです。メタルプッシャーで甘皮を押し上げてキューティクルニッパーで甘皮を除去します。
こちらもメタルプッシャーとキューティクルニッパーのセットです。ネイルサロン監修の商品なので使いやすいです。
●ネイルケアのやり方
- まずはエメリーボードで爪の長さと形を整えます。
- キューティクルリムーバーを爪周りに塗布して甘皮を柔らかくします。メタルプッシャーで甘皮を押し上げます。メタルプッシャーは鉛筆を持つように持って、力を入れず軽い力で動かしましょう。
- キューティクルニッパーで押し上げた甘皮を除去していきます。刃の角度に注意してください。全部の指で甘皮の除去が終わったらこれでネイルケアは完了です。
・サンディングで必要なもの
サンディングに必要なものはスポンジバッファー、さらに必要に応じてですがストーンプッシャーです。ストーンプッシャーはセラミックプッシャーとも呼ばれます。
スポンジバッファーは180G程度のものがおすすめです。優しく爪表面を擦ってサンディングしましょう。力の入れすぎややり過ぎは爪が薄くなる原因なので注意してください。
甘皮を除去しながら根元やサイドのサンディングができます。ジェルネイルの持ちが悪い場合、細かい部分やサイドのサンディングがきちんとできていないことがあるのでストーンプッシャーと使うとしっかりサンディングができるのでおすすめです。
●サンディングのやり方
- 根元やサイドはストーンプッシャーでしっかりとサンディングします。
- 爪全体をスポンジバッファーでサッと軽く擦ってサンディングしましょう。これで下準備は完了です。
●油分除去不足
油分除去がしっかりできていない場合、ジェルを弾いたりジェルが縮んでしまったりして持ちが悪くなることがあります。特にジェルネイルをする前にファンデーションや日焼け止めを使っていて、それが爪に残ってしまっている場合はしっかり手を洗うか、油分除去を行うようにしてください。
▼解決方法
・油分除去で必要なもの
油分除去で必要なものはワイプ(キッチンペーパーなどでOK)、消毒用エタノール(ネイルクレンザーやネイルクリーナー)、プレプライマーです。
手指消毒で使える消毒用エタノールです。自爪の油分除去に使用できます。カットしたキッチンペーパーなどに吹きかけて爪を拭き取りましょう。
消毒用エタノールによって爪表面の油分除去をすればOKですが、プレプライマーを使うのもおすすめです。プレプライマーはジェルを塗る前に油分除去をしてジェルの密着を良くするための専用の溶剤です。
油分除去がしっかりとでき、持ちが良くなると評判の高いプライマーです。爪全体に使用するとオフが非常に大変になってしまうので、取れやすい部分にだけサッとひと塗りしましょう。
●油分除去のやり方
- ネイルケアの後、しっかりダストを払ってください。
- 消毒用エタノールをワイプに浸けて、爪の表面を拭き取ります。
- 必要に応じて取れやすい部分にはマジカルプライマーを塗ってみてください。ジェルネイルの持ちが良くなります。
- 油分除去をした後は爪の表面を触ったり、指で髪の毛を梳いたりしないようにしてください。
●ジェルの塗り方
ジェルの塗り方があまり良くない場合もあります。ジェルがはみ出してしまっていたり、ジェルが爪先のエッジまで塗れていなかったりすると、その部分から浮きやすくなり、最終的には早くジェルが取れてしまうことに繋がりやすいです。
▼解決方法
・使用するもの
塗りやすい筆とはみ出したジェルをサッと拭えるようにオレンジウッドスティックがあると便利です。
ジェルの筆は自分の爪の大きさに合ったものを選ぶと塗りやすいです。自爪の大きさが小さかったり横幅が狭かったりする場合には筆先の小さいものや、オーバルタイプを選ぶのがおすすめです。逆に爪が大きめだったり、四角い形の爪だったりする場合にはスクエアタイプの筆を選ぶと塗りやすいです。
オレンジウッドスティックではみ出した部分はサッと拭うようにするのがおすすめです。
●塗り方
- まずはベースジェルを塗ります。爪の真ん中あたりにジェルを置いて爪の根元にジェルを動かしましょう。
- 根元のラインを綺麗にとりつつ、サイドにベースジェルを広げていきます。根元のカーブの部分でジェルがはみ出さないように注意してください。はみ出した時はオレンジウッドスティックでサッと拭ってください。
- ベースジェルを爪先のエッジにまでしっかりと塗ります。爪先から爪を見た時に爪の厚み分にベースジェルが行き届いているかチェックすると塗り残しがなくなるのでおすすめです。ライトで硬化して次にカラージェルです。
- カラージェルは1回目の塗りでしっかりとキューティクルラインやサイドまで塗るように心がけてください。また、エッジにもしっかりとカラージェルを塗ります。ここでも爪先から見て、爪の厚み分にカラージェルが塗れていることをよく確認してください。
- カラージェルの2度塗り目は、色むらがなくなることを意識して塗りましょう。ライトで硬化します。
- 最後にトップジェルです。トップジェルは爪全体をコーティングします。カラージェルが全て覆うことができるように塗ってください。ベースジェルと同じようにまずは爪の真ん中あたりにジェルを置き、爪の根元にジェルを動かします。そしてジェルをサイドやエッジまで持っていき、しっかりとジェルでカラージェル全体をコーティングしましょう。真上からだけでなく、横からや爪先からも見て、爪の厚み分がぬれているか、サイドが端まで塗れているのかをチェックしてからライトで硬化します。これで完成です。
アイプチ人気の理由
アイプチは簡単な工程で、気軽に二重まぶたを作れるというメリットがあります。そして使い続けていくうちに自然にクセがついて、アイプチを使わなくても二重まぶたになる場合もあります。目を大きく見せたいというだけでなく、整形せずに二重まぶたがゲットできるかもしれないといった期待から、アイプチを愛用している方も多いようですね。
アイプチによるトラブル
しかし、アイプチを使うことで起こる肌トラブルも少なくありません。商品によりますが、アイプチに含まれる成分は、デリケートなまぶたの皮膚に負担を与えやすく、炎症を起こしやすくなります。また、接着剤に含まれるゴムラテックスでアレルギーを引き起こす人もいるようです。さらにアイプチの中には二重まぶたを持続させるため、接着成分が強力になっている製品もあるので、はがす時に角質も一緒に剥がしてしまい、ヒリヒリしたり、敏感肌を悪化させてしまうことも・・・。一度使うとやめられなくなる方も多く、長く使い続けるとまぶたへのダメージがより大きくなり、ひどい炎症や皮膚のたるみが起きる危険性も出てきます。
敏感肌の人がアイプチを使う場合
デリケートで薄い目元の皮膚にのりを付けるという行為は、肌に大きな負担を与えてしまいます。敏感肌の方がアイプチを使う際は、まず敏感肌でも使えることが表示されている製品を選ぶようにしてください。医療用粘着剤を使ったものや、無香料、無着色、保湿成分配合のものなどを選ぶようにしましょう。アイプチは、100均に売っているような安価なものもたくさん出まわっていますが、そういったものは敏感肌にとって刺激の強い成分が添加されている可能性があります。低刺激なものを探している場合は、安易に使わないほうが良いでしょう。万が一、肌にトラブルが起きた場合は肌症状がおさまるまでいったん使用を中止し、頻繁な使用を避けたり、ほかのアイメイクとの兼用を控えるなど、まぶたにかかる負担を減らすことも必要です。近年は低刺激でキープ力の高いものも販売されているので、初めて使う商品は、まぶた以外の皮膚でパッチテストをして、肌が荒れないか確認してから使ってみましょう。