ネイルデザインで今人気を集めているのが、アシンメトリーネイルです。
右手と左手で違うデザインや色にすることで「こなれ感が出せる」と評判で、ネイルサロンでのオーダーも増えています。
アシンメトリーネイルはセルフでも簡単にできて、おしゃれな雰囲気になりますが、一歩バランスを間違えるとなんだかイマイチな仕上がりになってしまいます。
そこで今回は、アシンメトリーネイルのバランスについてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
アシンメトリーネイルって何?
近年はネイルの自由度が上がり、様々なアートやデザインが溢れています。
中でも人気なのが、左右の手で全く異なったネイルをする「左右非対称ネイル」です。
この左右が非対称なネイルを「アシンメトリーネイル」または「ちぐはぐネイル」と呼んでいます。
例えば、カラーを2色使ったシンプルなワンカラーをするとして、以前はその2色を「右手赤3:黒2、左手赤2:黒3」など、好きな割合で混合して使うのが当たり前でした。
しかし、アシンメトリーネイルは分かりやすく言うと「右手を全て赤、左手を全て黒」といったように、それぞれの手をあえて独立させることで、おしゃれで面白みのあるネイルを楽しむことができるのです。
アシンメトリーネイルは「アシメネイル」と呼ぶこともあります。
実はとても斬新なデザイン
左右の手で違ったネイルをするというのは、今までありそうでなかった感覚でした。
現在では当たり前になっているアシンメトリーネイルですが、当初、左右で違うネイルをしているのを見た人は、「この人、ネイルの付け替えをする時間が、片手分しか取れなかったんだな・・・」と密かに思って見ていた(笑)。と言う人が多いのです。
というのも、ネイルはどんなアートをしていても全体には纏まり感を出して完結させるもの、というのがネイルに対する一般的な考え方だったからです。
それまでにも、たくさんの奇抜なアートや個性的なデザインはありました。しかし、右手はフレンチネイルにして、左手はワンカラーにするといったような「完全に左右で非対称なネイルでも、ネイルアートとして成立する。OKなんだ!」という発想は、とても斬新なことだったのです。
昨今のネイルアートはニュアンスネイルが主流で、その中でアシンメトリーネイルも当たりの前のように違和感なく取り入れられています。まだチャレンジしたことのない人は、ぜひ左右で違うアシンメトリーネイルを楽しんで見て下さい。ネイルの幅が広がりますよ♪
アシンメトリーネイルはバランスが重要
上でもお伝えしましたが、アシンメトリーとは「左右非対称」という意味で、アシンメトリーネイルとは左右非対称なデザインや色のネイルを指します。
「左右対称になっていないと、ネイルにまとまり感が出ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。でもご安心ください。意外にもこの“ちぐはぐ感”が、おしゃれな雰囲気を醸し出せるんです。
筆者はセルフでもサロンでもよくアシンメトリーネイルにするのですが、あえて全く統一感のないネイルにして、まるでおもちゃ箱のような雰囲気にするのが好きです。
しかし、一見ごちゃごちゃとしたネイルに見えるかもしれませんが、テーマやアートを統一してバランスを取ることで、違和感なく非対称感を楽しむことができます。特にはじめてアシメネイルをする人や、まだアシンメトリーな手元に慣れていない人は、ネイルのどこかに統一感を持たせるようにすると、不安なく取り入れることができますよ。
はじめてのアシンメトリーネイルは、バランスが重要なのです。
以下では、ネイルをアシンメトリーにする時、初心者でもおしゃれに仕上げることができる、バランスの取り方をご紹介してまいります。
デザインを合わせてバランスを取る
最も簡単なアシンメトリーネイルは、デザインを合わせて色を変える方法です。
写真のようにシンプルなワンカラーデザインでも、右手を黒、左手を赤にすることで、ベーシックとは一味違う大人かわいいネイルになりますよね。
同じように、フレンチネイルでもグラデーションネイルでも、左右で色を変えればぐっとこなれ感が出ます。
トーンを合わせてなじませる
アシンメトリーネイルを少しレベルアップさせるなら、左右で全く違うネイルデザインにして、色も違うものにしましょう。
ただし気をつけたいのは、色のトーンを合わせるという点です。
例えば写真のように、左右で違うネイルデザインにしても、くすみカラーで組み合わせるといったように、色調を合わせることをおすすめします。
シアー系ならシアー系同士で、ビビット系ならビビット系同士で合わせれば、かなり違う色を合わせてもバランスが取れますよ。
アシンメトリーネイルを取り入れれば、違うデザインや色が一度で2つ分楽しめます。
ぜひセルフでもトライして、自分だけのバランスでお気に入りの組み合わせを見つけてください。