爪はホルモンバランスも影響する?痩せホルモンのアディポネクチンを増やすには? | ネイル女子 - Have a nice day tomorrow.

例えば家事をしている時や、オフィスワークをしている時など、爪は常に視界に入る部分といっても過言ではありません。視界に入ることが多い分、自分の爪がキレイに手入れがされていたり、ジェルやマニキュアでおしゃれにしていたら、なんだかテンションが上りますよね。爪はジェルやマニキュアを塗っていなくても、ケアによって美爪が保てます。しかし、しっかりケアをしているはずなのに、なんだか爪が弱い、もろくなりやすいと悩んでいる人もいるようです。爪が弱いのは、もしかしたらホルモンバランスが影響しているかもしれません。今回の記事では、爪とホルモンバランスの関係についてご紹介します。そして日本人の平均寿命は世界一ですが、「健康管理は何もしない」という人が半数近くを占めています。肥満やメタボが気になり出す今、ぜひ取り組んでいただきたいのが、「アディポネクチン」を増やすことです。アディポネクチンは、世界中の研究機関から熱い期待を寄せられています。一体、アディポネクチンとはどんな物質で、どんな作用をもたらすのか、そして、どうすれば増やすことができるのでしょうか。この記事で合わせてご紹介します。

爪とホルモンバランスの関係

女性ホルモンには肌の潤いを保ったり、肌を引き締めたり、サラサラの髪の毛を保ったり、血管や骨の健康を保つ役割があります。このように美と健康を守っている女性ホルモンですが、30歳、40歳と年齢を重ねると、だんだんと分泌が減って、ホルモンバランスが崩れていきます。するとお肌のシワが増えたり、乾燥しやすくなったりするのです。さらに肌だけではなく、爪や髪の毛の潤いも減っていきます。爪が乾燥してしまうと、弾力がなくなり、爪が欠けやすくなったり、もろくなります。つまり一生懸命ネイルオイルやハンドクリームで保湿をしていても、女性ホルモンが減っていると、爪の潤いが保てないこともあるのです。

女性ホルモンを補ってキレイな爪を保とう

年齢とともに減っていく女性ホルモンですが、睡眠、食事をしっかり取り、女性ホルモンに似た働きをする食べ物を摂取すれば、ホルモンバランスが崩れにくくなります。まずは夜ふかしや短時間睡眠をやめて、夜はしっかりと寝るようにしましょう。食事はバランス良く、ダイエット等で栄養が偏らないように心がけてください。そして女性ホルモンに似た働きをする「大豆イソフラボン」をこまめに摂取すればOKです。豆乳や豆腐、味噌、納豆など、意識して食べてみてくださいね。そして保湿のためにネイルオイルやハンドクリームは欠かさずに塗っていきましょう。

アディポネクチンとは

「アディポネクチン」は脂肪細胞から分泌されるホルモンで、近年、肥満や生活習慣病の予防改善に注目が集まっています。それは、アディポネクチンには脂肪燃焼を促進する作用があるからで、「痩せホルモン」という呼び名でご存知の方も多いでしょう。では、アディポネクチンはどのようにして脂肪を燃焼させるのでしょうか。

アディポネクチンと脂肪燃焼

私たちが生命活動を行うためのエネルギーは、糖や脂肪を燃料として、細胞内のミトコンドリアという器官で作られます。糖や脂肪が燃焼することで、ATP(アデノシン3リン酸)というエネルギー分子が作られ、このATPが分解される過程でエネルギーが生まれるのです。しかし激しい運動を続けたり、血糖値が低下した状態だと、ATPの産生が減少してエネルギー不足になります。そうすると分泌されるのが、「AMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)」という酵素です。AMPKとは、いわばエネルギー状態を監視するセンサーであり、エネルギーが枯渇しそうになると、ミトコンドリアに対し「糖や脂肪を燃焼せよ」という指令を出し、再びエネルギー産生を活発にします。そしてこの時、AMPKを発動させるのが「アディポネクチン」です。脂肪の燃焼は、アディポネクチン→AMPK→ミトコンドリアという指令系統により促進され、アディポネクチンは脂肪燃焼の要となる存在なのです。健康には肥満の解消が重要であり、その効果に今、期待が高まっているのがアディポネクチンです。アディポネクチンが減少するとエネルギー代謝が低下する、つまり脂肪が燃えにくくなって肥満を引き起こすことは、既に厚労省や医学界においても認められています。さらにアディポネクチンの効果は、ほかに「炎症の抑制」や「心筋の肥大抑制」、さらに美肌作りまで及びます。カネボウ化粧品によると、アディポネクチンには「ヒアルロン酸を増やす」働きが確認されているそうです。







アディポネクチンを増やすには

アディポネクチンはタンパク質なので、サプリメントのように口から摂っても胃腸で分解されてしまいます。アディポネクチンを増やすには、体内で作り出すしかないのです。それには、次のような方法が効果的だということが、これまでの研究で分かっています。

1.痩せる

「脂肪細胞」から分泌されるアディポネクチンは、太ると減少し、痩せると増加するという特徴があります。肥満とは、脂肪細胞が脂肪でいっぱいになり、風船のように膨らんだ状態です。そうすると細胞が傷ついて炎症を起こしたり、周囲の血管が圧迫されて細胞が酸欠状態になるなどして、アディポネクチンが分泌されにくくなるのです。ぽっちゃり体型が気になる方、特に、運動習慣がなくてへそ周りが90cm以上ある方は、ダイエットがアディポネクチンを増やす一番の近道です。しかしあまり痩せ過ぎても、アディポネクチンを分泌する脂肪細胞が減ってしまい、これもまた、アディポネクチンが減少してしまいます。つまりアディポネクチンをよく分泌するには、太り過ぎず痩せ過ぎず、脂肪細胞が適度にあるのが一番いいのです。ダイエットが必要か否かは、病院の血液検査でアディポネクチンの量を調べてもらい、目安にするといいでしょう。アディポネクチンの平均的な血中濃度は、「5~30マイクログラム/ml」。これより低い場合は、肥満や生活習慣病、老化のリスクが高まるといわれています。

2. 運動する
脂肪細胞が脂肪というエネルギー貯蔵器官であるのに対し、筋肉は最大のエネルギー消費器官です。「運動」は筋肉のエネルギー消費を増やし、脂肪を減少させ、その結果アディポネクチンの分泌を増加させることができます。さらに筋トレをして筋肉を増やすと、エネルギー消費が大きくなって、より効果的です。

3. アディポネクチンを増やす成分を摂る
アディポネクチンを増加させることが判明しているのは、普段の食事で摂れる次のような成分です。

・オメガ3脂肪酸

代表的なオメガ3脂肪酸というと、青魚やマグロのDHAやEPA、亜麻仁油やエゴマ油のα-リノレン酸。オメガ3脂肪酸は酸化しやすいため、油は熱処理されていない製品を選び、魚は生で摂るのがおすすめです。

・ポリフェノール
ポリフェノールは、野菜や果物をはじめ、身近な食品の多くから摂ることができます。

コーヒーのクロロゲン酸
ウコンのクルクミン
ショウガのジンゲロール
緑茶のカテキン
ミカンのヘスペリジン
タマネギのケルセチン
大豆のイソフラボン

中でも効果が高いといわれるポリフェノールが、明日葉の特有成分「カルコン」です。

・コルジセピン
かつてオリンピックの中国選手が用い、高記録を連発したことで話題になったのが、漢方薬の冬虫夏草。冬虫夏草には「コルジセピン」が含まれており、この成分にアディポネクチンを増やす高い効果があることが分かっています。

・オスモチン
ジャガイモやリンゴ、トマト、ピーマンなどには、「オスモチン」というペプチドが豊富に含まれています。オスモチンはアディポネクチンを増やす成分ではないのですが、アディポネクチンとよく似た構造を持っており、体内でアディポネクチンと同様の効果を発揮することで注目の成分です。

以上のことから、アディポネクチンを増やす決め手は、どうやら「野菜たっぷり」の食事にありそうです。

アディポネクチンを増やすポイント

アディポネクチンを増やすなら、上記の成分を摂りながら、ダイエットや運動をするのが最も効果的です。もちろん、健康な体、若々しい体は、一足飛びに出来上がるものではありません。食事で摂るのが難しい成分はサプリメントを併用するなどし、食事も運動も、毎日の習慣として気長にじっくり続けることが大切です。

まとめ

本当の長寿とは、単なる寿命の長さではなく、自立して健康で長生きできること。特に日本女性は、平均寿命に比べて健康寿命が10歳以上も短いので、肥満やメタボなどの対策はしっかり行うことが必要です。健康と若さの鍵は、実は誰もが持っている自前のホルモン。毎日の食事や運動でアディポネクチンを増やし、夢の健康長寿を目指しましょう。







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