きれいにマニキュアやジェルを塗れた時は、なんだか嬉しくなりますよね。最近はセルフネイル派の方が多いので、ネットショップやバラエティショップで様々な道具やパーツが販売されています。ところで、ジェルやマニキュアを塗る前に、しっかりネイルケアはしていますか?ネイルの正しい工程を学んでいる人なら、ケアを抜かすことはまずありませんが、自己流でネイルを楽しんでいると「ケアは難しそう」「ちょっとめんどくさい」と思ってスルーしている人もいるのではないでしょうか。しかし、ネイルケアは重要な工程の一つです。塗る前にケアをするだけで、ネイルのクオリティがアップするのはもちろん、マニキュアやジェルの持ちまで良くなります!また学校やお仕事の都合でネイルができないという方も、定期的にネイルケアするだけでナチュラルな素爪美人になれちゃいます!爪がキレイだと、なんだかテンションが上がりますよね!今回はネイルケアをしたほうがいいのはなぜか、そして簡単なネイルケアに必要な道具や、ケアの順番をご紹介します!セルフネイル初心者でも気軽に始められるので、ぜひこのページを見ながらトライしてくださいね。
どうしてネイルケアをするの?
そもそもなぜネイルケアが必要なのでしょうか?確かに、ただ爪にマニキュアやジェルを塗るだけなら、ネイルケアという一手間をかけなくてもよいかもしれません。またネイル初心者の場合、塗るだけでもかなり時間がかかるのに、ケアまでプラスしたらなかなかネイルが終わらないかもしれません。ですがせっかく塗るなら、ネイルを長く持たせたいですし、キレイに塗りたいですよね。例えば化粧をするときに、ファンデーションを塗る前に化粧下地を塗るように、爪もネイルを塗るためにケアをして、下地を整えることが大切なのです。下地をしっかり整えれば、マニキュアでも1週間以上持ったり、ジェルネイルもネイルサロンで施術してもらったりしたかのように、3週間以上持たせることができるかも!そしてネイルケアをすることで、保湿による爪の保護と、伸びてくる爪がキレイに生えてくる効果が期待できます。ケアをせず、爪や爪周りの皮膚がカサカサだったり、ルースキューティクルが爪に張り付いたりしていると、せっかくつけたネイルも映えませんし、何より健康な爪が生えにくくなることもあるのです。
ネイルケアそれぞれの効果とは
ネイルケアでは主に「爪の長さや爪先の成形」「甘皮処理」「爪の表面を整える」「保湿」といったことをします。単に爪を切ったり、甘皮を押し上げたりするだけではありません。それぞれにどんな効果があるのか、以下でご紹介します。
●爪の長さや爪先の成形
実は爪の長さや爪先の形によって、ガラッと印象が変わるのはご存知ですか?例えば長さが2~3cmあって、爪先が尖った形や細長く丸い形にしていると、フェミニンでレディライクなイメージになります。反対にスクエアで短めな長さと形は、カジュアルでかわいらしい印象に。自分が普段どのようなコーデや雰囲気を求めているかによって、爪の形や長さも変えてみるのがおすすめです。そして爪の形は雰囲気だけでなく、爪の折れにくさにも影響します。スクエアオフという形にすることで、爪の両サイドから亀裂が入りにくくなるのです。形を整えることは、実用性も兼ね備えているのです。
●甘皮処理
爪の根元には甘皮という部分があり、甘皮はルースキューティクルという角質が溜まりやすい部分です。甘皮の手入れをしばらくしていないと、ルースキューティクルが爪の表面にぺったりと張り付いてしまうこともあります。ルースキューティクルが爪の表面についたままでは、マニキュアやジェルを塗れる範囲が狭くなってしまいますし、塗ったとしてもルースキューティクルがあるせいで隙間ができやすかったり、凸凹になったりとマニキュアやジェルが取れやすくなってしまいます。甘皮は見た目だけでなく、ネイルの持ちにも関わっているのです。
●爪の表面を整える
爪の表面が凸凹としていたり、縦線や横線が入っていたりしませんか?ジェルネイルは塗ってライトで固めると厚みが出るので、爪の凹凸を隠しやすいですが、マニキュアは重ね塗りをしてもカバーしきれないことがあります。爪の表面をなだらかにすることで、つるんとした仕上がりのネイルが楽しめますし、若々しい手元を演出できます。
●保湿
爪や手元の保湿もケアの1つです。どんなに丁寧なネイルケアをしても、保湿を怠っていてはきれいな手元を保てません。保湿されていない状態の爪や指先は、角質が溜まりやすくなったり、きれいな爪が伸びにくくなったりします。特にネイルケア終わりや、マニキュア、ジェルをつけたあとは乾燥しやすくなっているので注意が必要です。さらにネイルをしたあとだけ保湿すればOKというわけではありません。ネイルオイルやハンドクリームを使って、日頃からこまめな保湿を行うことで、ささくれができにくいカサカサしらずの手元になります。
ネイルケアに必要な道具って?
セルフネイル初心者だと、どんな道具を使えばいいのかわからないですよね。セルフで簡単にネイルケアをする場合、下記の道具を用意するのがおすすめです!
爪やすり
爪の長さや形を整えるために使用します。爪やすりには3種類あり、「紙製」「金属製」「ガラス製」があるので、以下でそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
●紙製の爪やすり
[メリット]
・軽いので動かしやすい
・目の粗さに種類がある
・使い捨てできる
・値段が安い
[デメリット]
・持ち手がないものがほとんど
・使い終わった後に洗えない
・耐久度が低い
・見た目がかわいいものを探すのが大変
ネイリストのおすすめポイント:有名ネイルメーカーの「プリジェル」が販売している紙製の爪やすりです。先細りになっているので、小さな爪でも削りやすくなっています。
ネイリストのおすすめポイント:爪やすりはもちろん、爪磨きやスポンジファイルなど、ネイルをするために欠かせないツールがしっかり揃っています。
●金属製の爪やすり
[メリット]
・持ち手があるので握りやすい
・耐久度が高く長持ちする
・目に爪の削りカスが詰まったら水洗いできるのでお手入れが楽
[デメリット]
・良いものは値段が高い
・目の粗さの種類が少なく、粗いものが多いので、爪に負担がかかりやすい
・見た目がかわいいものを探すのが大変
ネイリストのおすすめポイント:刃物メーカーとして有名な貝印の爪やすりは、両面で目の粗さが異なるタイプがおすすめです。荒い面で長さを調整したあと、細かい面で形をなめらかに整えられます。
ネイリストのおすすめポイント:錆びにくく、耐久性の高いステンレスは、長く使えてお手入れも楽ちんです。足の爪など、分厚くなりやすい爪も削りやすくなっています。
●ガラス製の爪やすり
[メリット]
・持ち手があるので握りやすい
・目に爪のカスが詰まったら水洗いできるのでお手入れが楽
・色や柄がついていてかわいいものが多い
[デメリット]
・良いものは値段が高い
・目の粗さの種類が少ない
・持ち運んだり落とすと割れてしまうことがある
ネイリストのおすすめポイント:通常のガラスよりも強度の高いガラスを使用した、チェコ産の爪やすりです。なめらかに仕上がるので、爪先がギザギザするのが気になる方におすすめ。
ネイリストのおすすめポイント:ハンドペイントのお花が可愛いガラスの爪やすりです。半永久的に使えるので、ちょっとしたプレゼントにもおすすめ。
爪やすりは東急ハンズやロフトなどのバラエティショップや、ドラッグストア、100円ショップでも売っています。色々試して、自分が使いやすいものを見つけましょう!
キューティクルリムーバー
液状やジェル状になっており、甘皮を柔らかくするために使います。甘皮まわりはふやけた状態でケアしないと、怪我や出血に繋がりやすいです。キューティクルリムーバーには甘皮やルースキューティクルを柔らかくする成分が含まれています。使い方はとてもシンプルで、爪周りに指で軽くなじませるだけです。そしてこのあと紹介する「プッシャー」を使えば、簡単に甘皮ケアができちゃいます。
ネイリストのおすすめポイント:少量の使い切りサイズになっているので、セルフでネイルを楽しんでいる方にぴったりです。
ネイリストのおすすめポイント:スポイト状の容器で使いやすいキューティクルリムーバーです。機能性もさることながら、見た目もシンプルでかわいいと人気の商品です。
プッシャー
甘皮を押し上げる道具です。プッシャーは2種類あります。
●メタルプッシャー
金属製で、片方がスプーンのような形の押し上げる部分と、もう片方がルースキューティクルをかき出す部分が付いています。
ネイリストのおすすめポイント:内海はネイリスト向けのキューティクルニッパーやメタルプッシャーを製造・販売しているメーカーです。安定した使い心地で人気を博しています。
●ストーンプッシャー
先端にストーンがついており、爪やすりのように少しザラザラしています。
ネイリストのおすすめポイント:セラミック製のストーンがついているので、上部で壊れにくいストーンプッシャーです。ジェルネイルを塗る前のケアにおすすめ。
プッシャーで張り付いた甘皮を押し上げることで、爪が長く見えるようになりますし、邪魔なルースキューティクルも除去できちゃいます!ちなみにプッシャーはウッドスティックという木製の細いスティックに、コットンのふわふわ部分を薄く巻きつけたものでも代用できますよ!
簡単なネイルケアの順番
ではいよいよネイルケアに挑戦してみましょう!
※前準備
ネイルケアは爪や甘皮が柔らかくなっているお風呂上がりにやるのがおすすめです!
①爪やすりで長さと形を整える
まず爪やすりを持ち、爪の先端にあてて軽い力で動かし、長さを整えます。このとき、往復に動かすのではなく右か左の一方に向かって動かすと、軸がぶれにくくなって整えやすいですよ。先端が終わったら両サイドも整えましょう。爪の形は主に5種類あって、形によってデザインやカラーの印象も変わるので、色々試してみてくださいね。
・スクエア
先端も両サイドも真っ直ぐな形。
・スクエアオフ
スクエアの両角に丸みをつけた形。
・ラウンド
先端に丸みがあり、両サイドはまっすぐな形。
・オーバル
ラウンドの両サイドを少しシェイプした、楕円形のような形。
・ポイント
両サイドがシェイプされており、先端はオーバルよりも細い形。
②キューティクルリムーバーを塗る
キューティクルリムーバーを甘皮周辺にちょんと乗せて、指でなじませます。
③プッシャーで甘皮を押す
プッシャー、またはコットンを巻きつけたウッドスティックで甘皮を押し上げていきます。最初はサイドのどちらかを、軽い力で優しく押し上げてください。角度は爪に対してプッシャーが45度くらいになるよう当ててみてくださいね。サイドが押し上がったら、少しずつ場所をずらしながら、甘皮全体を押し上げていきましょう。そして全て押し上がったらその時点でルースキューティクルのカスがプッシャーに溜まっているはずです。(ちなみにルースキューティクルの量は個人差が有るので、全く出ない人もいます)少し頑固なルースキューティクルがあったら、メタルプッシャーの場合かき出し部分を使って取ってみましょう。ストーンプッシャーの場合は、先端の尖っている部分を使ってルースキューティクルをかき出しましょう。この甘皮ケアは力強くやらずに、あくまで優しい力で行うようにしてください。甘皮が切れてしまったり、ささくれができたりする原因になってしまいます。特にネイルケア初心者さんは、力加減がわからなくて大変だと思いますが、焦らずゆっくり押し上げていきましょう。
簡単なケアでネイルもクオリティアップ!
ここまでご紹介した方法はドライケアという簡単なネイルケア方法です。頑固なルースキューティクルや角質を除去する場合は、ウォーターケアという別のケア方法があります。またジェルを塗る場合は、この後バッファーというもので爪の表面を整えてからジェルを乗せます。そして爪に何も塗らない場合は、シャイナーというやすりを使って艶出しをしてみるのもおすすめです。順番を守ってケアをしていけば、初心者でもしっかりきれいなネイルケアができますよ!簡単なセルフネイルケアで、マニキュアやジェルの持ちを良くして、きれいな爪を保っていきましょう♡