セルフネイルを楽しんでいる方には、「オフが面倒」と感じている人が多いのではないでしょうか。ジェルネイルをオフするには、基本的にファイルと溶剤が必要です。溶剤(アセトンやジェルリムーバー)をジェルに染み込ませて、ファイルで削ってオフしていきます。ネイルサロンならプロによる施術で素早くオフしてくれますが、セルフの場合は片手ずつオフしなくてはなりません。セルフネイルでかかる時間をもう少し短縮したい、という方は、これを機にネイルマシンを導入してみましょう!今回は、初めてネイルマシンを使ってみたいという人向けに、どんなマシンやビットの種類を選べばよいのかをご紹介します。そしてスキンケアでは、美顔器を取り入れることでより理想の美肌に近づくことができます。美容液もクリームもイマイチ効かない…、そろそろ美顔器かな、と考えている人も多いのではないでしょうか。美容家電市場でも美顔器の売り上げは右肩上がりで、美顔器を持っている女性は全体で36%、50代でも30.6%にのぼるとか。今や3人に1人は美顔器でスキンケアする時代なのです。しかし実際購入するとなると、美顔器もスチームやローラー式、超音波、イオン導入をはじめ種類も様々、何を基準に選べばいいのか困りますね。そこで美顔器とは、何を基準にして選べばいいのかも、この記事で合わせてご紹介します。
初心者向けネイルマシンの選び方
ネイルマシンは太めのペン型で、先端にビットというパーツが付け替えられるようになっています。用途はジェル、アクリルなどを削ってオフしたり、甘皮や爪表面、先端などの整えです。ファイルやエメリーボード、プッシャーを使って手作業で行っていた工程がかなり時短できる便利アイテムです。以下では、ネイルマシンを選ぶときのポイントをご紹介します。
●マシンはどんなものを選べばいいの?
初心者向けのネイルマシンは、電源をコンセントなどで供給するコードタイプと、充電や電池で動かせるワイヤレスタイプが主になっています。ワイヤレスタイプはコンセントの位置など気にせずに使えますし、持ち運びやすいので、お友達の家で出張ネイルをするときも便利ですが、パワーは残念ながら控えめなものがほとんどです。一方でコードタイプはパワーもあり、長時間使用も可能です。ネイルマシンを使う環境にもよりますが、コードタイプの方が削りもケアもスムーズに使えるのでおすすめです。そしてネイルマシンは、価格の安い海外製品はおすすめできません。日本のメーカーで製品保証が付いているものを選びましょう。
●ネイルマシンのビットって何?
ネイルマシンはマシン本体があれば使えるというわけではありません。先端の付け替えができる「ビット」というパーツが必要です。ビットは種類が豊富で、形状や目の粗さで、それぞれ用途が異なります。さらに原材料も「ゴールド」「シルバー」「ジルコニア」「セラミック」などがあるので、初心者のうちは何を使えばいいのかわかりにくいです。ネイルマシンを初めて使う場合、円柱形の「バレル」と「ピンクビット」を用意しましょう。ビットの粗さはミディアムというタイプがおすすめです。使い方は簡単で、バレルでジェルの表面~カラージェルまで削ってオフし、ピンクビットで張り付いた甘皮やルースキューティクルを除去していきます。様々な種類のビットを買い揃えても、自分に合うかどうかは使い続けないとわかりません。まずは2つのビットに慣れてから、他のビットを揃えてみてはいかがでしょうか。
美顔器の種類
美顔器といえば、次のようなものが主流です。
・超音波(高周波)
・イオン導入
・ローラー
・スチーム
・レーザー
・EMS
・マイクロカレント
・LED(フォト)
人気が高いのは「超音波」と「ローラー」で、美顔器使用者の38.6%が超音波美顔器を、36.1%が美顔ローラーを使っているというアンケート結果が出ています。超音波美顔器は、1秒に数万回といった超高速の振動によって、血液やリンパの循環を促進するというものです。美顔ローラーは、ローラーで表情筋マッサージや血流、リンパ促進ができるというもので、電源不要、肌の上を転がすだけという手軽さと、手頃な価格が魅力です。
各美顔器の効果
各肌悩みに対応する美顔器は、以下のように分けられます。
・ハリを取り戻してたるみ、シワの改善
超音波、イオン導入、ローラー、LED、EMS、マイクロカレント
・シミ、くすみをとって明るい肌に
イオン導入、LED
・シミ、そばかす、黒ずみを解消
イオン導入、レーザー
・毛穴や大人ニキビのケア
超音波、イオン導入
・小顔効果、リフトアップ
超音波、ローラー、EMS、マイクロカレント
・乾燥肌の改善
スチーム、LED
それぞれ原理は違っても、血行やリンパの流れを促進し、新陳代謝を活性化してくれるので、幅広い肌悩みに応えてくれるものが多いのです。しかし年齢肌の悩みの種といえば、法令線や瞼のたるみなど、老け感を何とかしたいということでしょう。肌悩みは挙げればきりがありませんが、特に「たるみ」「シワ」への効果が高いものに絞ると効率的です。
たるみやシワにおすすめの美顔器
「たるみ」「シワ」ケアに焦点を当てると、候補の美顔器は、超音波(高周波)、イオン導入、ローラー、LED、EMS、マイクロカレントなどとなります。最近の美顔器は、複数の機能を搭載したものも珍しくありません。そこでオススメしたいのは、高周波、EMS、LEDに加え、エレクトロポレーションという新機能も備えた美顔器です。高周波の振動が代謝を高め、EMSが表情筋に働きかけて肌を引き締め、これにLED効果が加わります。LEDとは電流を光に変換する半導体のことで、美顔器では赤、黄、青といった光を発生します。赤色はコラーゲンの合成能力を高めてたるみやシワに、黄色は表皮を活性化してシミ、くすみに、青色は殺菌作用で毛穴、ニキビケアに、という使い分けができます。さらにエレクトロポレーションの働きで、たるみに効果的な美容成分を浸透させ、ハリ肌に導いてくれるのです。
エレクトロポレーション
エレクトロポレーションとは、特殊な電気刺激によって肌細胞に一時的に隙間を作り、美容成分を肌の奥まで浸透させるという技術です。美容成分を浸透させるといえば、イオン導入が有名ですね。しかしイオン導入には、分子が小さく、水溶性でイオン化できる成分しか使用できないという弱点があります。導入できる美容成分はビタミンCとプラセンタくらいで、たるみやシワに最も効果的なコラーゲン、ヒアルロン酸は、分子が大きいため使えないのです。ところがエレクトロポレーションは、高分子や油溶性の成分でも、イオン導入の16倍という浸透性の高さで、真皮のさらに奥まで届けることができるのです。ですからイオン導入のような専用美容液も不要で、手持ちの美容液を使って、より効率的にたるみケアができるというわけですね。
まとめ
美顔器は新陳代謝を高める作用が高いので、ほとんどの場合、直後に効果を感じることができます。もちろん時間がたつとまた元に戻りますが、1ヶ月、2ヶ月と続けるうちにその繰り返しが積み重なり、定着していくようです。美顔器の効果は、やはり継続あってこそ。継続するためには、まず「自分の肌悩みに合っている」ことにプラスして、「価格」「使いやすさ」が重要なポイントになります。購入前に、お店やエステサロンで試してみたり、ネットの口コミを参考にするなど、納得できるまで吟味することが大事です。いつものスキンケアで物足りなくなったら、あなたにピッタリの美顔器でハリ肌を保っていきましょう。