ツイードネイルは、まるでファブリックのような温かみと上品さを指先に宿す人気のネイルアート。
編み込んだような模様が特徴で、色の組み合わせやラインの引き方次第で印象がガラッと変わるのが魅力です。
ツイード柄は複雑に見えて、実は筆やライナーを使って縦横のラインを重ねるだけ。
ベースにマットやラメを取り入れれば質感のコントラストが際立ち、より本物のツイード生地のような仕上がりになります。
この記事では、初心者でも安心して挑戦できるツイードネイルのやり方やコツ、おすすめカラーまで詳しく解説しています。
オフィスにも映える上品なデザインから華やかなアレンジまで、自分好みのツイードネイルを楽しんでみましょう。
ツイードネイルの特徴

ツイードネイルは、繊維が編み込まれたような独特の模様を描くことで、まるで本物のツイード生地のような温かみと上品さを表現したネイルアートです。
縦横に重ねた細いラインが特徴で、立体的な凹凸感や質感を出すことで秋冬ファッションとの相性も抜群。
色の組み合わせ次第でクラシカルにも華やかにも仕上がるのが魅力です。
ベースカラーにベージュやピンクなどの落ち着いた色を選べば、オフィスネイルとしてもOK。
ラメやゴールドラインをプラスすれば、より華やかで大人っぽい印象に。
ジェルネイルで厚みを出すことで柄がより際立ち、ツヤ感のある仕上がりになります。
シンプルながらも奥行きのあるデザインが楽しめる、女性らしさを引き立てる定番アートです。
ツイードネイルに必要な道具

ツイードネイルをきれいに仕上げるためには、ベースやラインを描くための道具をしっかりそろえることが大切です。
繊細な線や重ね塗りのバランスを整えるために、細筆やジェルの質感にもこだわると、セルフでもプロのような仕上がりが目指せますよ。
■ツイードネイルに必要な基本のアイテム
- エメリーボード
- バッファー
- ベースジェル
- トップジェル(ツヤ・マットどちらでもOK)
- カラージェル(ベース用1色・ライン用3色)
- 平筆
- 細筆(ライナーブラシ)
- UV/LEDライト
- キッチンペーパー
- エタノール
使いやすいブラシの選び方
ツイードネイルでは、ラインを細く・均一に描ける「細筆(ライナーブラシ)」がおすすめです。
筆先が長すぎるとブレやすく短すぎるとラインが途切れやすいので、長さ1cm前後のものが理想。
筆のコシがあり、ジェルの含みが均一なタイプを選ぶと描きやすくなります。
初心者の方はあらかじめ筆の形が整えられたライナーブラシや、硬化後に拭き取りやすい合成毛タイプを選ぶと扱いやすいです。
筆先を清潔に保つために使用後はすぐにキッチンペーパーで余分なジェルを拭き取り、平らな状態で保管するようにしましょう。
ライン用のカラージェルの選び方
ツイードネイルの美しさは、ラインの色選びで決まるといっても過言ではありません。
ライン用には、粘度が高く流れにくいジェルを選ぶと模様がくっきりと出やすくなります。
ホワイト・ブラック・ブラウン・ベージュなどの定番色に加え、ゴールドやシルバーを組み合わせるとアクセントになり立体感がアップ。
また、同系色を数種類そろえて濃淡をつけることで、より本物のツイード生地のような繊細な模様が表現できます。
季節や好みに合わせてカラージェルを使い分けてみてください。
セルフで楽しむツイードネイルのやり方
ツイードネイルは一見難しそうに見えますが、実はセルフでも簡単に楽しめるアートのひとつ。
縦横にラインを重ねて模様を作るだけなので、筆使いさえ慣れれば不器用な方でも挑戦しやすいデザインです。
また、ベースの色やラインの組み合わせ次第で、上品・大人っぽい・可愛いなどさまざまな印象に仕上げることができます。
ここでは、初心者でもわかりやすいツイードネイルの基本的なやり方を紹介します。
手順とポイント

ツイードネイルの基本的な手順とポイントは以下の通りです。
1.ベースを作る
爪の表面を整えたらベースジェルを薄く塗ってUVまたはLEDライトで硬化します。
ベースカラーには、柄が映えるベージュ・ピンク・ホワイトなどの淡い色を使用するのが定番。
マット仕上げにすると布のような質感になり、ツイードらしい雰囲気を演出できます。
2.縦のラインを描く
ベースが硬化したら細筆で縦に数本のラインを引きます。
完璧な直線にしようとせず、少し揺らすように描くと自然なニュアンスが出やすくなります。
色を変えながら複数のラインを重ねることで、深みのある模様に。
3.横のラインを重ねる
縦のラインに交差するように横ラインを描きましょう。
同系色を組み合わせたり、ゴールドや黒を部分的に入れると立体感が増します。
ラインを何本も重ねる場合は、途中で仮硬化しておくと柄がにじまず安心です。
4.ラメやアクセントをプラス
全体のバランスを見ながら、シルバーやゴールドのラメを加えると華やかさがアップします。
細い筆で部分的にちょんちょんと重ねるだけでOK。
ラメが光を反射してツイード特有の繊細なきらめきを再現できます。
5.トップジェルで仕上げ
デザインが完成したらトップジェルを塗布して硬化します。
立体的な凹凸をなめらかにしたいときは厚めに塗るのがおすすめ。
ツヤタイプで華やかに、マットタイプで上品に仕上げるなど、好みに合わせて質感を調整しましょう。
ツイード柄(ライン)を上手く引くコツ

ツイードネイルの仕上がりを左右するのは、なんといってもラインの描き方です。
ラインが均一すぎると模様が平面的になり、逆にバランスを崩すとごちゃついた印象になってしまうことも。
ここでは、ツイード柄をきれいに見せるためのコツを解説します。
ラインを多く描く時は仮硬化しながら
ツイードネイルは縦・横・斜めなど複数のラインを重ねて模様を作るため、ラインの本数が多いほどジェルが混ざってにじみやすくなります。
その防止策として、数本描いたら一度ライトで仮硬化しておくのがポイントです。
仮硬化を挟むことで前に描いたラインが動かず、きれいに層を重ねることができます。
特に柔らかめのジェルを使用している場合や濃い色を使う場合は、この工程が重要です。
また、すべてのラインを同じ方向から描くとバランスが偏りやすいので、筆を縦横に動かして位置を微調整しましょう。
慣れてきたら異なる色を交互に重ねて、繊細なツイード模様を表現するのもおすすめです。
ラインの太さはあえてバラバラにする
ツイードネイルの魅力は、手描きならではのランダムなラインが織りなす立体感にあります。
そのため、すべてのラインを均一に描こうとせずに、あえて太さに強弱をつけるのがポイント。
太いラインは柄のベースを作り、細いラインは繊細さを出してくれるためどちらも欠かせません。
細筆を使う場合は、筆圧を軽くしたり角度を変えたりして太さを調整しましょう。
また、ブラシに取るジェルの量を少しずつ変えることで、自然なムラが生まれます。
ラインをすべて同じ太さにしてしまうと模様がのっぺり見えやすくなるため「太い・細い・短い・長い」をバランスよく組み合わせるのがコツです。
このランダムさが、ツイードネイル特有の温かみや本物の布地のような質感を再現してくれますよ。
初めてでも失敗しない方法

ツイードネイルは一見複雑そうに見えますが、色選びやバランスを意識すれば初心者でも失敗なく仕上げられます。
ポイントは、使うカラーやラメ・ラインの組み合わせをシンプルにまとめること。
ここでは、セルフでも安心して挑戦できるコツの解説をしていきます。
同じ系統の色を使って濃淡を付ける
ツイードネイルを失敗しにくくする最大のポイントは、同系色でまとめることです。
ベージュ×ブラウンやピンク×ボルドーのように、近いトーンで濃淡をつけると自然な奥行きが出ます。
色の差が大きすぎると派手になりすぎるため、最初は落ち着いた組み合わせを意識すると安心です。
濃淡を重ねることで模様に立体感が生まれ、全体が統一感のある上品な印象に仕上がりますよ。
ラメを入れる
ツイードネイルにラメを少量加えると、光の加減で柄に立体感と華やかさが生まれます。
ラインの上に細い筆でちょんちょんと乗せたり、ベースにうっすら混ぜたりするだけでも効果的。
シルバーやゴールドのラメは特に使いやすく、ツイードの織り糸が光を反射しているような質感を演出できます。
ラメを入れすぎると柄がぼやけてしまうため「少し物足りないかな」と感じる程度がちょうど良いです。
白を取り入れる
どんな色のツイードでも、白を少し取り入れるだけで抜け感と清潔感が加わります。
ベースが暗い色のときは白いラインを1〜2本入れることでコントラストが強まり、柄がくっきりと引き立ちます。
逆に淡い色合いのときは、白を混ぜてぼかすように使うと全体が柔らかくまとまります。
白はツイードの定番カラーでもあり、どんな配色にもなじむ万能色。
初心者でもバランスが取りやすく、失敗を防ぐ安心カラーです。
ツイードネイルにおすすめのカラー

ツイードネイルは、色の組み合わせ次第で印象が大きく変わるのが魅力です。
同じ模様でも使うカラーによって「かわいらしい」「上品」「大人っぽい」など、さまざまな雰囲気を楽しめます。
ここでは、秋冬の定番として人気の高い4つのカラー「ブラウン・ボルドー・ピンク・ブルー」をピックアップ。
それぞれの色味が持つ特徴と、実際のデザインイメージを紹介します。
自分の好みやシーンに合わせて、指先のツイードファッションを楽しんでみてくださいね。
ブラウン

ブラウン系のツイードネイルは、秋冬らしい温もりと大人の落ち着きを感じさせる定番デザインです。
ベージュやキャメル・黒などと組み合わせることで、クラシカルで上品な印象に仕上がります。
ベースをアイボリーや淡いベージュにして濃いブラウン・黒のラインを重ねると、ツイード特有の織り模様が際立ちます。
さらにゴールドのパーツやパールをアクセントに加えることで、指先に華やかさと高級感をプラス。
マットトップで仕上げると本物の布のような質感になり、ツヤタイプにするとエレガントな光沢感が楽しめます。
シックで洗練された印象を演出したい方にぴったりのカラーです。
ボルドー

ボルドーのツイードネイルは、落ち着きと華やかさを兼ね備えた大人女性にぴったりのデザインです。
深みのある赤系カラーをベースにすることで指先全体が引き締まり、上品な印象を演出できます。
ツイード柄には、ボルドー・ホワイト・ブラック・ラメなどを組み合わせるのがおすすめ。
繊細なラインを重ねていくことで、本物のツイード生地のような温かみと立体感が生まれます。
単色のボルドーを1本入れてバランスを取ると、全体にまとまりが出て◎。
秋冬のファッションにも合わせやすく、上品な仕上がりになります。
「華やかだけど派手すぎない指先にしたい」という方にぴったりのツイードネイルです。
ピンク

ピンクのツイードネイルは、ふんわりとした可愛らしさと上品さが絶妙に融合したデザインです。
ベースには淡いピンクを使用し、ホワイトやレッド、そしてラメを重ねて織り目のようなツイード模様を表現。
細かな線をランダムに重ねることで、柔らかい立体感と奥行きが生まれています。
さらに、ハートモチーフのパーツを加えることで女性らしい甘さをプラス。
デートやイベントシーンにぴったりで、可愛らしさの中に上品さを感じさせる大人のピンクツイードです。
ブルー

ブルーのツイードネイルは、清潔感と知的な印象が際立つクールなデザインです。
深いネイビーブルーをメインに、1本だけブルー系ツイード柄をアクセントにしています。
ツイード部分は、水色をベースにネイビーブルー・ホワイト・シルバーを縦横に重ねて繊細な模様を表現。
シルバーの輝きが上品な印象を添えつつ、ネイビーの深みと相まって知的でスタイリッシュな雰囲気を演出しています。
オフィスネイルにもOKな控えめなデザインながら、指先に洗練された存在感を与えるツイードネイルです。
まとめ

ツイードネイルは、縦横のラインを重ねて描くだけでまるで本物の生地のような温かみと上品さを楽しめる人気のデザインです。
筆やジェルの扱いに少しコツはありますが、基本の工程を押さえればセルフでも十分きれいに仕上げられます。
同系色を使って濃淡をつけたりラメや白をさりげなく加えたりすることで、繊細で立体感のある仕上がりに。
ブラウンやボルドーなどの深みのあるカラーは秋冬らしいクラシカルな印象に、ピンクやブルーを使えば柔らかく洗練された雰囲気に。
マット仕上げにすれば布のような質感を、ツヤ仕上げにすれば華やかな光沢を楽しめるのも魅力です。
指先から季節を感じられるツイードネイルで、自分らしいスタイルをぜひ楽しんでみてくださいね。
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