「自分でニュアンスネイルをしてみたいけど難しそう…」という方も多いのではないでしょうか?
実はニュアンスネイルは塗り方やぼかし方のコツさえ押さえれば、初心者でも簡単にプロ級の仕上がりが目指せます。
ニュアンスネイルは色をラフに重ねたりクリアジェルで透明感を出したりと、自由なアレンジができるのが特徴。
うねうねやオーロラなど、人気のアートも工夫次第で簡単に再現できます。
この記事ではLED/UVライトを使ったセルフジェルネイルの手順と、おしゃれに見せるポイントをわかりやすく解説しています。
セルフでニュアンスネイルに挑戦したい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
セルフ初心者におすすめのニュアンスネイルデザインは?
ニュアンスネイルにはさまざまな表現方法があります。
ぷっくりとした立体感を楽しむタイプ、ミラーやマグネットで輝きを演出するタイプ、筆で模様を描く手描きアートタイプなど、どれも雰囲気が異なりそれぞれに魅力があります。
ただし、デザインによって使用するジェルの種類や筆さばき・ぼかし方が異なるため、難易度にも差が出ます。
セルフ初心者の方がまずチャレンジするなら、複雑な工程が不要なデザインから始めるのが安心です。
ラフな塗り方でも仕上がりがきれいに見えるタイプや失敗してもすぐ修正できるネイルアートなら、練習にもぴったり。
ジェルでもマニキュアでも対応できるデザインを選べば、手軽におしゃれな指先を楽しめます。
自分のペースで挑戦しながら、ニュアンスネイルの魅力を少しずつ味わっていきましょう。
定番のもやもやネイルがおすすめ
セルフ初心者の方におすすめなのは、筆先で自由にぼかして作る「もやもやネイル」。
もやもやネイルは、色の境界をぼかして独特の奥行きを演出するニュアンスネイルの定番デザインです。
筆先でちょんちょんと色を置いていくだけで完成するので、塗り方の正確さよりも感覚を重視して楽しめます。
また、ラメやクリアジェルを重ねれば透明感が増し、光の加減でニュアンスが変化するのも魅力。
ワンカラーに比べて少しのムラやバランスの違いが味になるため「不器用で心配…」という人でも安心してチャレンジできます。
シンプルながらおしゃれに見えるので、初心者が最初に覚えたいネイルアートのひとつです。
セルフで簡単!もやもやニュアンスネイルのやり方
セルフネイル初心者さんでも気軽に必要なネイルアイテムを揃えることができるように、100均ジェルネイルを使っていきます。
今回はニュアンスネイルの基本ともいえる「もやもやニュアンスネイル」のやり方を解説します!
必要なもの
ここでは100均ジェルネイルを使った、シンプル系ニュアンスネイルのやり方を解説します!
- ベースジェル
- ノンワイプトップコート
- ノンワイプマットコート
- カラージェル(ミルク)←マットカラー
- カラージェル(ブラウンレッド)←シアーカラー
- ミラーパウダー
- シリコンブラシ
- 硬化用ライト
- 細筆
- アイシンジグジェル(クリア)
- アイシンジグジェル(ホワイト)
もやもやニュアンスネイルのやり方
まずはジェルネイルを塗る前の下準備から始めましょう!
- エメリーボードで爪の長さと形を整えます。
- メタルプッシャーやストーンプッシャーと使って甘皮を押し上げます。
- キューティクルニッパーがあれば甘皮やささくれを取り除きましょう。
- スポンジバッファーでサンディングをしてダストを落とします。
- 消毒用エタノールを染み込ませたペーパーで自爪表面の油分を拭き取ったら下準備は完了です。
下準備が終わったらいよいよジェルネイルを塗っていきます!
- ベースジェルを塗ってライトで硬化します。
- 親指と薬指にミルクを塗ります。
できるだけ色ムラにならないように塗ったらライトで硬化します。 - 薬指にアイシングジェルのホワイトで縦に緩やかなカーブの波線を3~4本引きます。
ライトで硬化します。 - ノンワイプトップコートを薬指に薄く塗ってライトで硬化します。
- 薬指全体にミラーパウダーをつけて余分なパウダーを払ったらノンワイプトップコートで全体をコーティングして硬化します。
薬指はこれで完成です。 - 親指はミルクを2度塗りしてライトで硬化します。
お好みでストーンアートをすると華やかになります。ノンワイプトップコートで全体をコーティングして完成です。 - 人差し指にミルクを根元から塗ります。
硬化させずに爪先からブラウンレッドを塗ります。
大体ミルクとブラウンレッドが2対1くらいの比率になるように塗ると綺麗です。
中指は根元から真ん中辺りまでと、その対角線に爪先から真ん中辺りまでミルクを塗ります。
開いているところにブラウンレッドを塗ります。
中指はミルクとブラウンレッドが1:1になるようにしましょう。
人差し指も中指も筆を綺麗に拭いてから境目を混ぜてライトで硬化します。 - 奥行きを出すために少しブラウンレッドの面積を広くするイメージで2色を塗って筆を拭き取ってから色をミックスしてタイダイにします。
ライトで硬化しましょう。 - 人差し指と中指は爪先にミラーラインを引くのでノンワイプマットコートで全体を塗ってライトで硬化します。
- アイシンジグジェルのクリアで爪先にラインを引いてライトで硬化します。
- シリコンブラシにミラーパウダーを少量取り、こすってパウダーを付けて光沢を出します。
余分なダストを取り除いてノンワイプトップコートで全体をコーティングしてライトで硬化したら完成です。 - 最後に小指です。
ブラウンレッドを塗ってライトで硬化します。 - 小指にブラウンレッドを2度塗りします。色ムラにならないように注意して塗ったらライトで硬化します。
- 小指の爪全体にノンワイプトップコートをコーティングしてライトで硬化したらこれで完成です。
セルフニュアンスネイルをおしゃれに仕上げる方法
セルフネイルだとセンスよくまとまるのか不安……という方は多いのではないでしょうか?
プロ級のニュアンスネイルにするために、以下のコツを押さえましょう!
しっかり塗らずラフに塗る
ニュアンスネイルは色の差異やムラ、模様のぼんやりとした感じを楽しむネイルデザインです。
そのため、しっかりと色を混ぜ合わせたり、きっちり端から端まで塗ったりするのとは相性がよくありません。
余白や色の混ざりきらない部分を大切にし、ラフに塗ることがポイントです。
ただしはみ出しや先端の塗り残しには注意してくださいね!
同系色の淡い色を重ねる
濃い色を使ったニュアンスネイルはスタイリッシュでクールに仕上がります。
しかし、色の合わせ方や混ぜ具合のさじ加減が初心者には難しい部分でもあります。
ピンクベージュとベージュとオフホワイトの3色など、同系色の淡い色を混ぜたり重ねたりしたニュアンスネイルはお洒落にまとまりやすいです。
もし色選びで迷った時は同系色の淡い色、シアーカラーを選ぶように心がけてみてください。
カラーは2色~3色までにする
ニュアンスネイルで定番のタイダイもマーブルも複数色を混ぜ合わせますが、色を増やしすぎるのは色の組み合わせ方も混ぜ方も難しくなります。
混ざった色が汚くなってしまうこともあるので、慣れないうちは3色までと決めておくと失敗しにくくなります。
また、上記で紹介したように同系色だとまとまりやすいです。
色味が全く違う組み合わせにしたい時はトーンが同じ色同士を組み合わせるのがおすすめです。
カラー選びに迷ったら「白」を使う
ニュアンスネイルのカラー選びに迷ったときは「白」を取り入れるのがおすすめです。
ホワイト系はどんな色とも相性が良く、シアーでもマットでもバランスを整えてくれる万能カラー。
濃い色やくすみカラーに重ねても自然なぼかしやグラデーションを作りやすく、全体の印象をやわらげてくれます。
白を少量ちょんちょんと乗せて筆先でなじませるだけでも、奥行きのあるnailアートに仕上がりますよ。
透明感のあるクリアジェルやシアーカラーと組み合わせると、ふんわりとした雰囲気を演出できるのも魅力です。
また、白はラメやオーロラ・偏光パウダーなどのパーツとも馴染みやすく、ワンポイントのアレンジにも活躍します。
色の組み合わせで悩んだときや仕上がりが重たくなりそうなときは、迷わず白を一滴プラスしてみてください。
仕上がりが一気に洗練され、おしゃれ度がぐっと高まりますよ。
パーツやシールを乗せすぎない
ニュアンスネイルにパーツやネイルシールを乗せることは華やかさを出したい時におすすめです。
しかし、乗せすぎると色を複数使っていることも相まってゴテゴテして見えてしまいます。
ストーンをバランスよく乗せるコツとしては、大中小で3個乗せるのが1番簡単です。
全体のバランスを良く見て乗せるようにしましょう。
慣れてきたら様々なパーツを組み合わせて華やかなニュアンスネイルを目指してみてくださいね!
クリアの部分を残し抜け感を出す
ニュアンスネイルでは、あえてクリアの部分を残すことで「抜け感」を演出できます。
全体をしっかり塗りつぶすよりも透明な余白を残すことでデザインが軽やかに見え、指先全体の印象がすっきり整うのがポイント。
クリアジェルの質感をそのまま活かすことで光を透過しやすくなり、自然なツヤと立体感が生まれます。
特にニュアンスネイルは色や形が自由なため、少し空白を残すだけで抜け感という余裕のある雰囲気に仕上がるのが魅力です。
マットやラメ・オーロラなど異なる質感と組み合わせても、透明部分があることでバランスが取りやすくなります。
派手すぎず上品に見せたい方やシンプルでもおしゃれなネイルを楽しみたい方は、あえてクリアを残すデザインを取り入れてみてください。
重ね塗りして奥行き感を出す
ニュアンスネイルをおしゃれに見せる最大のコツは、重ね塗りで奥行きを出すことです。
1度塗りでは平面的になりがちなデザインも複数のカラーや質感を少しずつ重ねることで、まるでガラス越しのような透明感と立体感が生まれます。
淡いカラーを塗布して硬化したあとに濃い色をちょんちょんと乗せてぼかしたり、ラメや偏光パールを薄く重ねたりすると光の反射で深みのある印象に。
クリアジェルを間にはさみながら層を作ると、奥行きがより際立ちます。
この重ね塗りの工程は、失敗をカバーしながら自由自在にアレンジできるのもメリット。
カラーの境目を筆先やスポンジでなじませるだけでも雰囲気が変化し、Instagramでも人気のニュアンスネイルらしいミステリアスな仕上がりになります。
普通のワンカラーに飽きた方やネイルアートで表情のあるデザインに挑戦したい方は、ぜひ重ね塗りを試してみてください。
トレンドのミラーやマグネットを取り入れる
ミラーやマグネットは、今やニュアンスネイルの定番アイテム。
取り入れるだけで一気にトレンド感が増し、セルフネイルでもプロ級の仕上がりに見せることができます。
ミラーパウダーをうねうねラインや爪先に使うと光の反射で立体的なアクセントが生まれ、シンプルなデザインでも存在感がアップ。
マグネットジェルは細かな粒子が光をとらえて角度によって色や輝きが変化するため、重ねるだけで奥行きと透明感が出ます。
どちらもカラーやデザインのタイプを選ばず、フレンチ風のラインや部分使いなどアレンジ次第で印象を自在に変えられるのが魅力。
また、LEDやUVライトで硬化できるクリアジェルとの相性も良く、初心者でも扱いやすいのがメリットです。
ニュアンスネイルに少し個性や高級感を加えたい方は、ミラーやマグネットをプラスしてみてください。
ほんのひと手間で、洗練されたネイルアートに仕上がりますよ。
まとめ
ニュアンスネイルは「自由さ」と「抜け感」を楽しむデザイン。
きっちり塗らなくてもおしゃれに見えるため、セルフネイル初心者にもぴったりです。
今回紹介したもやもやネイルは、筆先でぼかしたりクリアジェルを重ねたりするだけで雰囲気のある指先に仕上がるのが魅力。
LED/UVライトを使えば硬化もスムーズで、仕上げのツヤや質感も長持ちします。
使うカラーは2〜3色までにし、白を少し混ぜると自然なグラデーションが作りやすく失敗しにくいでしょう。
クリア部分を残した抜け感や重ね塗りで奥行きを出す工夫を取り入れると、Instagramでも人気の透明感ネイルに。
ミラーやマグネットを部分的に使えば、シンプルながら高級感のあるアレンジも楽しめます。
ニュアンスネイルは、決まりごとが少なく自由自在に表現できるのが最大の魅力。
「うまくできるか不安…」という方も、100均アイテムやチップで気軽にチャレンジしてみてください。
普通のワンカラーに飽きた方や指先に個性を出したい方は、ぜひ今回のやり方を参考にしてニュアンスネイルを楽しんでみてくださいね。