今よりもネイルケアが普及する世界へ向けて、新たなネイルの協会を設立! | ネイル女子

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ジェルネイルの時代が長く続き、私たちの指先はこれまでになく華やかになりました。
けれどもその裏で、「爪が薄くなった」「欠けやすくなった」と悩む声が年々増えています。

本来、ネイルは飾るものではなく、“育てるもの”。爪の健康こそが美しさの土台です。
だからこそ今、ネイルケアをもう一度見つめ直す時だと感じています。

美しさは、健やかな爪から生まれる。
流行に左右されず、本来の“ネイルケア”を取り戻す時代へ――――

健やかな爪を育てる技術を次世代へ受け継いでいくために、私たちは新しい協会を設立しました。
この協会を通して、ネイリストの原点である「ケアの技術」を取り戻し、お客様に自爪の美しさを届ける未来を目指していきます。

ジェルブームの影で置き去りにされた“基礎”とは?

ジェルネイルの施術中の爪先イメージ

2000年代、日本のネイル業界はジェルブームで一気に拡大しました。
持ちの良さやデザイン性の高さは確かに魅力的でしたが、同時に「ケアよりスピード」「仕上がり重視」という風潮が強まっていきました。

その結果、爪を健やかに育てるための基本的なケアの技術や知識が次第に失われ、いま多くのサロンで「ケアができるネイリスト」が希少な存在になっています。
ジェルネイルブームの影で、ネイルの基本・基礎でもあるネイルケアが軽視されているのです。

サロンでは今も、「爪が傷んでしまった」「ジェルを続けられない」というお客様が後を絶ちません。
華やかなデザインよりも、自爪をきちんと整えたい。
そんなお客様の声が増えているのに、業界全体がその声に追いついていない——

このギャップこそ、私が強く問題意識を持ったきっかけでした。

私たちがネイルケアの協会を立ち上げた理由

会議や団結のイメージ

ネイルケアは、ネイリストにとって“初心”でありながら、最も奥が深い技術です。
ところが現在、ケアの基準はサロンごとにまちまち。
お客様は「どのサロンに行けば安心してケアが受けられるのか」分からないのが現実です。

だからこそ、私たちはネイルケアの協会を立ち上げ、「ネイルケアの標準化」を掲げました。

協会がネイルケアの信頼の基準をつくり、どの地域でも、どのネイリストでも、安心してケアを受けられるようにする。

これが協会設立の第一の目的です。

さらに、資格取得やデビューを“終点”にせず、そこから技術を磨き続けられる環境をつくること。
経験年数に応じて成長できる教育体系を整え、3年後・5年後の自分を描けるようにすること。
この二つを重視しています。

その先に、本物のプロフェッショナルが育つと信じています。

学んで終わりにしない育成スタイルを実現

お客様をネイルケア中のネイリストの手元

ネイルスクールに通っても、ネイルの資格試験に合格しても、現場やサロンワークではなかなか活かせない・・・
それは、これまでの多くのネイルセミナーは「1日で終わる学び」だから。

技術とは、理解ではなく“定着”がすべて。
単に覚えただけではお客様に提供できません。

そこで協会では、全6回のカリキュラムを軸に、オンラインと対面を組み合わせて継続的に学べる仕組みを整えました。

卒業して終わりではなく、現場で結果が出るまで伴走する。
それが私たちの教育方針です。

学びの途中でつまずいても、迷ってもいい。
大切なのは、その先にいるお客様の笑顔を思い浮かべながら、何度でも手を動かし続けること。
技術とは、自分の“手”で築く自信です。

今後のセミナーなどに関する情報はインスタグラムからの配信されるので、ぜひフォローしてくださいね。

ケアでサロンを黒字にする時代を目指す

お客様とカウンセリング中のネイリスト

多くのネイリストは、「ネイルケアメニューは利益が出にくい」と思いがちですが、それは違います。

お客様の信頼を積み重ね、ケアを軸にしたメニュー構成と効率的なサロン運営の仕組みを確立すれば、経営は安定し、ネイリストは長く安心して働き続けることができます。

当協会では、「1人サロンでも安定して純利益50万円以上を残せる仕組みづくり」をテーマにした経営セミナーを実施しています。
たとえば、30分のケア×ポリッシュメニューを軸にした効率的な時間設計や、技術に見合った単価設定、リピート率を上げる接客導線など、現場に直結するノウハウを具体的に学べます。

「自由がきくから」「利益がそのまま収入になるから」と独立するネイリストは多いですが、実際には経営が軌道に乗らず、最終的に辞めてしまうケースが後を絶ちません。
実は、法人サロンに勤務していた方が、収入・休日ともに充実しているという現実に気づいている人はまだ少ないのです。
一人サロンではやはり限界もあります。

これからのネイル業界に必要なのは、サロンのあり方を変え、そこで働くスタッフ一人ひとりのレベルを上げていくことです。
スタッフが個々のプロフェッショナルとして利益を創出し、サロン全体を育てていく。
そうすることで経営は安定し、低所得が課題とされるネイリストの給与体系や待遇は魅力的なものへと必ず変わっていくでしょう。

「好きな仕事でしっかり生活ができる」
それがネイルケア、ひいてはネイリストやネイル業界の未来に必要な考え方。

ネイリストの離職率は、残念ながら他の美容業よりも高いと言われています。
だからこそ技術の向上だけでなく、経営の安定も支えることで、ネイリストが長く安心して働ける環境を整える。
これは私たち協会が掲げる、もうひとつの大切なミッションです。

ネイリストの離職率など、ネイル業界の現状はこちらのコラムで詳しく解説しています。

まとめ:ケアの価値を高め、誰もが爪の健康を守れる社会へ

施術中のネイリストとお客様

これからのネイルは、デザイン競争の先にある“ケアの価値”が問われる時代です。
爪の健康を守りながら美しさを引き出すことができれば、お客様は年齢を重ねてもネイルを楽しみ続けられます。
協会は、そんな「おしゃれと健康が共存する文化」を根づかせたいと考えています。

さらに、EUで進むジェルネイルの成分規制をはじめ、世界的にも“安全なネイル”への関心は高まっています。

日本から発信する“ネイルケアの文化”を、世界標準へ——
それが、私たちが次の世代に残したい願いです。

日本プロフェッショナルネイルケア協会では現在も協賛会社を募集しております。
また、協会の考えに賛同し、ネイルケアを強みにしたいネイリストさんや、サロン様の会員も募集中です。
まずはインスタグラムをフォローお願いいたします。

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