上品で洗練されたデザインが魅力の大理石ネイル。
一見すると難しそうに感じるため、「ネイルサロンでしかできない」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、実はちょっとしたコツさえ掴めば、セルフネイル初心者の方でも簡単に仕上げることができます。
本記事では、大理石ネイルに必要な道具や具体的なやり方、上手に仕上げるコツ、おすすめのデザインなどを詳しく解説します。
さらに、大理石ネイルに関するよくある質問にもお答えしていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 大理石ネイルの魅力
- 大理石ネイルに必要なもの
- 大理石ネイルのやり方
- 1.ベースジェルを塗る(硬化)
- 2.ベースカラーを塗る(硬化)
- 3.ベースカラーを2度塗りする
- 4.カラーをランダムに乗せてぼかす(硬化)
- 5.大理石のクラックラインを描く
- 6.クラックラインをぼかす(硬化)
- 7.2本目のクラックラインをぼかす(硬化)
- 8.トップジェルを塗って硬化したら完成
- 大理石ネイルを上手に仕上げるコツ
- ・ぼかしすぎない(触りすぎない)
- ・色の濃淡は数回に分けて作る
- ・金箔やラメを使って奥行き感を出す
- セルフにおすすめ大理石ネイルのおすすめデザイン
- ・白×黒の大理石ネイル
- ・ヌーディーな大理石ネイル
- ・グリーン×ホワイトの大理石ネイル
- ・ベージュ×ブラウンの大理石ネイル
- ・ピンク×グレーの大理石ネイル
- よくある質問
- Q1.大理石ネイルはマニキュアでもできる?
- Q2.大理石ネイルとマーブルネイルの違いは?
- Q3.大理石ネイルとタイダイネイルの違いは?
- まとめ
大理石ネイルの魅力
ネイルは、天然石のような繊細で美しい模様が上品で、指先に高級感を演出できるデザイン性の高さが魅力です。
シンプルながら存在感があり、オフィスにもプライベートにも馴染む万能さで、年齢を問わず人気があります。
基本的な白×黒の大理石デザインだけでなく、さまざまなカラーの組み合わせ次第でクールにもフェミニンにも仕上がるため、自分らしいネイルを楽しめる点も嬉しいポイント。
大理石ネイルは、一見すると手の込んだデザインに見えますが、実は意外と簡単でセルフネイルにもぴったりです。
一般的に難易度が高いと言われるフレンチネイル等とは異なり、明確なラインや左右対称といった細かい点を気にする必要がありません。
むしろ、ランダムなぼかし加減やにじみ具合が、自然な大理石風の柄を生み出すため、多少のムラがあっても雰囲気のあるデザインに仕上げることができます。
このような理由から、大理石ネイルは初心者の方にも特におすすめできるデザインです。
大理石ネイルに必要なもの
大理石ネイルに必要な道具は、以下の通りです。
- ベースジェル
- カラージェル
- トップジェル
- ジェルブラシ(ラウンド筆・ライナー筆)
- UV/LEDライト
大理石ネイルのやり方
ここでは、大理石ネイルのやり方を解説します。
各工程で押さえておきたいポイントもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.ベースジェルを塗る(硬化)
プレパレーション(下準備)が完了したら、まずはベースジェルを均一に塗布します。
持ちを良くするために、爪の根元からエッジ(先端部分)までしっかりと塗ることがポイントです。
また、ジェルが皮膚にはみ出すと剥がれたり、浮いたりする原因になるので注意しましょう。
2.ベースカラーを塗る(硬化)
次に大理石ネイルの土台となるベースカラーを塗布します。
ベースジェルと同様に、均一に塗り、根元からエッジまでしっかりと覆うことが大切です。
3.ベースカラーを2度塗りする
カラージェルの発色と均一感を出すために、ベースカラーは2度塗りしましょう。
この工程でしっかりと美しいベースを作っておくことで、後の大理石模様がより映えやすくなります。
とはいえ、大理石柄を描くことでベースカラーの色ムラはほとんど目立たなくなるため、あまり神経質になる必要はありません。
なお、この段階ではカラージェルを硬化しなくてOKです。
4.カラーをランダムに乗せてぼかす(硬化)
黒・グレー・ブラウンなど、ベースカラーより濃いカラージェルを爪の上にランダムに置き、ジェルブラシで優しくぼかしていきます。
大きさや形が不均一であるほど、大理石の雰囲気が出やすくなるので、意識してみましょう。
満足できる模様ができたら、1度硬化します。
、色が薄すぎたり、模様が物足りないと感じた場合は、同じ手順で少しずつ色を重ねて調整してもOKです。
色味に濃淡があることで、よりリアルな天然石らしさが演出できます。
5.大理石のクラックラインを描く
ライナー筆を使って、クラックラインを描いていきます。
クラックラインは、あえてまっすぐな直線にせず、少しガタつかせることで、より自然な大理石の風合いを演出できます。
■クラックラインとは
クラックラインとは、大理石の中に自然に入っているヒビや筋のような模様のことです。
このラインを加えることで、大理石特有のリアルな質感や奥行きを表現できます。
6.クラックラインをぼかす(硬化)
6で描いたクラックラインの片側を、ジェルが付いていない筆で軽く引っ張るようにして、ぼかしていきます。
この時は、ライナー筆ではなく、ぼかしやすい平筆やラウンド筆がおすすめです。
ポイントは、ライン全体ではなく片側だけ、または部分的にぼかすこと。
そうすることで、より自然な立体感が生まれます。
クラックラインのぼかしが終わったら、硬化しましょう。
7.2本目のクラックラインをぼかす(硬化)
7で硬化させたクラックラインと交差するように、もう1本ラインを描きましょう。
アルファベットの「X」を少し崩したようなイメージを持つと、描きやすくなります。
その後、6と同じ要領でラインの片側をぼかし、硬化します。
なお、クラックラインの本数に明確な決まりはありません。
指によって2本にしたり3本にしたりと、ランダムに動きをつけることで、より自然な仕上がりになります。
8.トップジェルを塗って硬化したら完成
最後にトップジェルを全体に塗り、ライトでしっかりと硬化させましょう。
未硬化ジェルが残るタイプの場合は、ワイプで拭き取れば完成です。
大理石ネイルを上手に仕上げるコツ
ここまでお伝えしてきた通り、大理石ネイルは初心者の方でも比較的簡単に楽しめるデザインです。
とはいえ、せっかくセルフネイルをするなら、サロン級の完成度を目指したいですよね。
実はちょっとした工夫を取り入れるだけで、仕上がりをグッと本格的に見せることができます。
ここでは、大理石ネイルをキレイに仕上げるためのコツを解説しますので、ぜひトライしてみてくださいね。
ぼかしすぎない(触りすぎない)
大理石の模様をぼかす際、何度もブラシで触りすぎると、全体が濁ってしまい、メリハリのない仕上がりになってしまいます。
美しい大理石柄の特徴は、「くっきりとしたライン」と「ふんわりとしたライン」が自然に混在していることです。
あえてぼかしすぎず、部分的にシャープなラインを残すことで、よりリアルな天然石の風合いが生まれます。
慣れないうちは、大理石の実物画像などを見ながらイメージを膨らませてみるのもおすすめです。
色の濃淡は数回に分けて作る
大理石ネイルの魅力のひとつは、天然石特有の自然な濃淡です。
しかし、最初から濃い色を一気にのせてしまうと、キレイに仕上がりにくくなってしまいます。
美しい濃淡を作るためには、数回に分けて少しずつジェルを重ねていくのがポイントです。
具体的には、薄くジェルをのせて硬化 → 再度ジェルを重ねて硬化、という手順を繰り返します。
多少の手間はかかりますが、このひと手間で仕上がりの完成度が格段にアップしますよ。
金箔やラメを使って奥行き感を出す
大理石の模様に金箔やラメをプラスすると、一気にサロン級の華やかな仕上がりになります。
金箔や繊細なラメを重ねるだけで、本物の大理石のような深みや奥行き感が出るので、ぜひ試してみてくださいね。
セルフにおすすめ大理石ネイルのおすすめデザイン
ひとくちに大理石ネイルといっても、色の組み合わせや雰囲気によって印象が大きく変わります。
クールでスタイリッシュなデザインから、女性らしくて可愛いデザインまで、ファッションや季節、気分に合わせて選べるのが大理石ネイルの魅力です。
ここでは、セルフネイルでも挑戦しやすいおすすめの大理石ネイルをご紹介します。
それぞれの特徴やポイントをチェックして、ぜひ自分好みのデザインを見つけてみてくださいね。
白×黒の大理石ネイル
大理石ネイルの王道ともいえる白×黒の組み合わせは、モノトーンで洗練された印象を与えます。
上品でシンプルなデザインなので、どんなファッションにも合わせやすい点が魅力。
クラックラインの入れ方を工夫すれば、スタイリッシュにもナチュラルにも調整できるため、自分好みのデザインに仕上げることができます。
セルフネイルでも取り入れやすく、初心者の方にもおすすめの定番デザインです。
ヌーディーな大理石ネイル
肌なじみの良いヌーディーカラーをベースにした大理石ネイルは、柔らかく大人っぽい雰囲気が魅力。
ナチュラルで落ち着いた印象になるため、オフィスやフォーマルなシーンにもぴったりです。
全体をシンプルなワンカラーでまとめ、1〜2本だけ大理石柄を取り入れることで、控えめな華やかさを演出できます。
グリーン×ホワイトの大理石ネイル
グリーン×ホワイトの大理石ネイルは、個性を出したい方や、気分を変えたい時にぴったりのデザイン。
シンプルなファッションのポイントや、差し色としてもおすすめです。
深みのあるグリーンやカーキ系で落ち着いた雰囲気にしたり、パステルや鮮やかなグリーンで可愛くPOPな印象に仕上げたりと、カラーの色味で全く違ったデザインが楽しめますよ。
ベージュ×ブラウンの大理石ネイル
温かみのあるベージュ×ブラウンを使った大理石ネイルは、秋冬にぴったりの落ち着いたデザイン。
ナチュラルな色使いですが、大理石特有の高級感ある模様が全体を程よく引き締めてくれます。
ゴールドラメや金箔との相性も良く、アレンジしやすい点も魅力です。
ピンク×グレーの大理石ネイル
フェミニンさとクールさを絶妙に兼ね備えたピンク×グレーの大理石ネイルは、大人可愛い雰囲気が魅力。
女性らしいピンクとスタイリッシュなグレーを組み合わせることで、甘くなり過ぎずバランスの取れたデザインに仕上がります。
季節を問わず、どんなシーンにも自然に溶け込むので、普段使いはもちろん、デートや女子会などにもぴったりです。
よくある質問
ここでは、大理石ネイルに関するよくある質問に回答します。
Q1.大理石ネイルはマニキュアでもできる?
A.大理石ネイルは、マニキュアでも施術することができます。
ただし、ジェルとは異なり、マニキュアは塗布した瞬間から乾き始めるため、ぼかしの工程が少し難しく感じるかもしれません。
そのため、マニキュアで大理石ネイルを施術する場合は、あえて速乾タイプではないものを選ぶのがおすすめです。
Q2.大理石ネイルとマーブルネイルの違いは?
A.大理石は英語で「marble(マーブル)」と呼ばれており、意味合いは同じです。
ただし、ネイルデザインとしては、大理石ネイルとマーブルネイルには若干の違いがあります。
大理石ネイルは、天然石特有の割れ目やリアルな模様で奥行き感を表現することに特化しています。
一方、マーブルネイルはカラー同士を混ぜて、ふんわりとしたニュアンス感を表現したデザインが多いです。
とはいえ、マーブルネイルも大理石ネイルの一種として捉えられるため、明確にその違いが線引きされているわけではありません。
Q3.大理石ネイルとタイダイネイルの違いは?
A.タイダイネイルは、その名の通りタイダイ染め(布の絞り染め)のようなにじみ感や、独特のムラを表現したデザインのことを指します。
一方、大理石ネイルは、天然石をモチーフにした繊細で高級感のあるデザインです。
ただし、大理石ネイルとタイダイネイルには明確な違いがないとされることもあり、見る人の感性によって捉え方が異なることもあるでしょう。
まとめ
今回は、大理石ネイルに必要な道具や具体的なやり方、上手に仕上げるコツ、おすすめのデザインなどを詳しく解説しました。
お伝えした通り、大理石ネイルは意外と簡単にできるので、初心者の方でも挑戦しやすいです。
模様の描き方や色の組み合わせ次第で、仕上がりのイメージを自由自在に調整できるので、ぜひ自分らしい大理石ネイルを楽しんでくださいね。