ママさんネイリストの働き方は?知っておきたい子育て中の働き方と注意点 | ネイル女子

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ネイリストは若い女性が多く、仕事の拘束時間も長いイメージが強いのではないでしょうか。
そのため、育児中にネイリストとして働くのは難しく現実的ではない職業として、諦めている子育て中のママさんは多いです。

しかし最近では、ネイリストの働き方も選択肢が増えてきているため、子育て中でも諦めずに目指すことができます。

今回は、「子育て中でもネイリストになりたい!」そんなママさんに、子育てをしながらネイリストになる方法や、育児中のママネイリストの働き方についてお伝えします。

現役ネイリストであり3人の子どもを育てている筆者が解説していくので、ぜひ参考にしてみて下さい♪

子育てママがネイリストになるのは可能?

クリアジェルを塗布している様子

結論からお伝えすると、子育てママがネイリストになるのは「可能」です!

まず先に、今回のトピックである「育児をしながらネイリストになること」に触れる前に、筆者である私のライフスタイルを軽くお話させていただきます。

筆者のライフスタイル

  • ネイリスト歴12年
  • ネイルの職業訓練校を経て、21歳のときにネイリストになる
  • 25歳の時に結婚、出産
  • 転居と次男の妊娠を機に、28歳のときに自宅ネイルサロンを開業
  • 31歳で三男を出産し、現在も自宅ネイルサロンを経営

私自身は、まだ独身のときにネイリストになりましたが、子育て中の今からでもネイリストになる方法は「充分ある」ということを、自身の経験も踏まえながらお伝えしていきます。

技術があればママでも活躍できる

子育て中のママは、何かと忙しいですよね。
子育てしながら今から、ネイリストとして働けるのか不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ネイリストは技術職であるため、特に既にサロン経験がある方であれば、小さい子供がいてもすぐに活躍することができます♪

実際に筆者の昔の同僚の中には、妊娠を機に一度ネイリストをやめていましたが、子供が小学生になったと同時にネイリストに復帰したという人もいます。
いくつでも頑張る気があれば、復帰できるというのも技術職であるネイリストの大きな特徴であり、魅力のひとつです!

働く場所で違ってくる場合がある

しかしながら、子育て中は、家庭と両立をしなければならないため、好きな時間で、自由に働くということは難しいですよね。
また、長時間勤務や早朝深夜などの対応も難しいでしょう。
そのため、どんな環境でネイリストをするか、働く場所によって働きやすさなども違ってきます。

具体的に解説していきます。

■ネイルサロンで働く場合

育児中にネイリストとしてネイルサロンでの勤務を希望する場合、希望しているサロンでは働くことができないことがあります。

というのも、子育て中のママが働くということは、勤務時間や日数、扶養内かどうか、稼ぎたい金額など、家庭や子育てとのバランスから選択肢はあまり広くないという現実があるからです。

■自宅サロンなど、独立開業する場合

一方で自宅ネイルサロンなどで独立開業をする場合は、比較的自由度が高いため、自分のペースで仕事をすることが可能です。

独立開業をしてしまえば、オーナーは自分になるため、営業時間や営業日なども自分で決めることができ、子供のスケジュールとも両立がしやすいです。
開業するとなると様々な準備や各所への届け出等も必要ですが、サロンが軌道にのると時短勤務やパートタイマーとして時給制で働くよりも、収入も期待できます

シングルマザーだとサロン勤務は難しい場合がある

子育てママでもネイリストを目指すことは可能だとお伝えしてきましたが、シングルマザーの場合、サロン勤務は難しい場合があります。

ネイリストは拘束時間が長く、営業後にはチップ作りや練習があったりします。
そのため、家事や育児を1人でやっているシングルマザーの方は時間的に厳しいかもしれません。
また、新人ネイリストの場合は給与が安いことが多く、労働時間と収入が見合わないことも・・・。
すでに実績のある凄腕ネイリストなら問題ないですが、駆け出しのネイリストの場合は生活面でも不安に感じるかもしれません。

また、これからネイリストになろうと思っている場合は、勉強のために確保できる時間やスクールの費用など、厳しく感じる可能性があります。
一般的なネイルスクールの費用の相場は、30万円〜と高額なことが多いです。

多くのシングルマザーは、自分自身が一家の大黒柱であるため、フルタイムで仕事している人が多いでしょうから、ネイルスクールに通う時間の確保も難しいかもしれません。

■ネイリストになりたいシングルマザーにおすすめの手段

しかし、シングルマザーだからといって諦めなくても、費用を抑えることのできる通信講座という選択肢があります。
通信講座の費用相場は「3〜30万円」と言われているので、ネイルスクールよりも費用が抑えられ、自分のタイミングで自宅にいながら受講することも可能です。

また、筆者のようにハローワークの職業訓練で給付金をもらいながら、ネイルスクールに通うという道もあります。
ただし、職業訓練校は地域や時期により開催しているスクールが異なるため、最寄りのハローワークに確認必須です。

子育てママがネイリストになる時に注意すること

エプロンをして座りながら考える女性

子育てママがネイリストになる、または復帰する際に、注意をしておきたいことを筆者の経験も踏まえて、いくつかご紹介します!

家族の理解は得ているか?

ネイリストになったばかりの頃は、とにかく勉強と実践を繰り返していくことが必要です。
ネイリストの検定を取得してネイルサロンに就職ができたからといって、すぐにお客様への施術はできません。
一人前になるには、営業時間外や自宅などで練習を重ねて技術を身につけていく必要があります。

また、ネイリストは接客業です。
当然、仕事中はお客様の対応に100%集中しなくてはなりません。
そのため、仕事に集中できる環境作りだったり、家事や子育てに対する家族の協力や理解が得られるのか等は、ご家族としっかりと話し合うことが大切です。

子供の急な病気などに対するサポートはあるのか?

子どもは、いつ熱を出すか分からない生き物です。
特に就業するとなると多くのお子さんは、保育園に通うことになるでしょうが、保育園や幼稚園など集団生活の場では、どうしても感染症などの流行りがあります。
その都度、職場を欠勤するとなると当然ネイルサロンにも負担が増します。

特にネイルサロンは、予約商売であるため、自分が担当予定の予約が入っていて、外に空いているネイリストがいない場合は、お客様をお断りしないといけなくなります。
また、保育園や幼稚園からお迎え要請があったとしても施術の途中であればすぐに退勤することは難しいです。

そのため、子どもの体調不良時は、毎回ママだけではなくパパや、時には両親などの協力を得ることができるのかをしっかりと話し合っておくことが大切です。
ネイルサロンに就業が決まったが、家族の協力が厳しい場合は、病児保育の検討も必要でしょう。

福利厚生は整っているか?

ネイルサロンに就職する際は、福利厚生が整っているネイルサロンを選ぶのがおすすめです!
これは、ネイルサロン以外でも同様ですが、小さい子供がいると急な体調不良や子供の行事などで仕事を休まなければいけない場面もありますよね。
そういったときのために有給はきちんと取得可能か、相談できる環境か、など子育てママにとって福利厚生面はとても重要です。

また、まだこれから子供を計画している方は、産休・育休制度が整っているネイルサロンを選ぶ必要があります。
キャリアを積みたい場合、長く働き続けるために育休明けの時短勤務が可能なのかも確認しておくのも大切です

ママさんネイリストの働き方の種類

ネイルサロンで施術する様子

ネイリスト自体に色々な働きがあるように、子育て中のママさんネイリストの働き方も様々です。
いくつか解説していきます。

ネイルサロンでパートやアルバイトとして働く

子育て中のママであれば、勤務可能日数や時間に限り出てくるのが一般的。
そのため、ママさんネイリストの場合、ネイルサロンならパートやアルバイトとして働く人が多いです。

一昔前までは、ネイリストは、オープンからクローズまでのフルタイムが多かったのですが、今は早番や遅番に加えてパートタイムで短時間、また休日についても相談可能というネイルサロンも増えています。

そのため、子どもが保育園に通っている平日の昼間の時間帯のみを利用して、アルバイトやパートタイムで働くことができます。
また、配偶者の扶養内勤務を希望の方もこの働き方になるでしょう。

ネイルサロンで正社員として働く

安定した形で働きたいと思っているなら、正社員として働くのがおすすめです。
しかし、正社員として働く場合「勤務時間が長く、休日も取りにくい」という懸念点があります。
そのため、家族の協力は必要不可欠になってくるでしょう。

業務委託をして働く

ネイルサロンに直接雇用や、自宅ネイルサロンなどを開業する以外にも業務委託を受けるという働き方もあります。
業務委託の例としては、ネイルサロンや美容室の一角などで業務委託契約をし、売上に対する何%という決められた収入を得るという働き方です。

実際に筆者が昔働いていたネイルサロンでも業務委託契約だったところがありますが、業務委託の場合、自分の収入は委託元で異なってきます。
相場としては、売上の40~60%といったところでしょう。

元々指名客がいる経験者や、多く集客が見込めるサロンなどでスタートする場合には、業務委託でもある程度の収入を得ることができます。
しかし、業務委託の場合、ほとんどはフリーランスの扱いになるため、確定申告が必要になることも。

自宅開業や出張ネイリストなど、フリーランスとして働く

筆者がまさにこれですが、自分で自宅をネイルサロンとして開業し、就業する方法もあります。
この場合、個人事業主となるため、開業届の提出や確定申告など自分でしなければいけない手続きは多いですが、自分の働きたいように曜日や時間を設定することができます。

また、自宅をサロンとして使用することで出勤の手間も省くことができ、合間に家事をしたりすることも可能です。
とはいえ、ネイリストになった途端に自宅ネイルサロンを開業してもお客様がつくまではある程度時間を要することは覚悟が必要です。
個人的には、技術や接客の仕方などを学ぶために一定期間はネイルサロン勤務を経てから開業することがおすすめです。

ネイリストとして働く前に考えておくこと

胸に手を当てるボーターの女性

ネイリストは、一見キラキラした職業に思われがちですが、実際に働いてみるとそうではない一面ももちろんあります。
特に子育て中のママは、子育てとの両立をしなければいけないため、簡単な気持ちで始めると挫折してしまうことも少なくありません。

ネイリストとして働く前に考えておくべきことをいくつかご紹介します。

ネイルサロンで働く目的を明確にする

ネイルサロンで働く場合、「どうしてネイルサロンで働きたいのか」という目的を明確にしておくことが大切です。
というのも、ただ生活の為にネイリストとして収入を得たいのであれば、ネイリストは思っている以上に大変な仕事かもしれません。

ネイリストは、あくまでも技術職です。
技術がなければ、ネイルサロン側からしても雇う意味がないですし、お客様に満足していただくこともできません。
特に未経験からのスタートであれば、最低でもそのネイルサロンが求めるレベルまで技術を習得しなければ、施術に入ることができず、それまではひたすらサポート業務や雑務をこなすことになります。
そのため、就業時間外での練習も必要になってきます。

長続きするためには、とにかくネイルという作業が大好き!お客様とお話をすることが好き!喜んでいただくことが好き!という、仕事に対するモチベーションがとても重要です。

どのように働いていきたいのか具体的に考える

続いて、どのように働いていきたいのかを具体的に考えることも大切です。働く条件を具体的に考えることで、ネイルサロンに勤務をするのか、個人で開業するのか、などを決めることができます。

具体的にいくつか説明します。

■勤務時間のイメージは?

例えば、勤務時間のイメージはどのくらいでしょうか。
多くのママさんは、朝子供を送り出して出勤し子供が帰宅前に退勤をするのが理想ではないでしょうか。
そうなってくると、おおよそのイメージとしては、9~17時が一般的です。

自分が、どのくらいの勤務時間を希望するのか、まずは考えてみましょう。
筆者の場合、子供を保育園に預けた後に一息つく時間、お客様を出迎える準備をする時間が欲しかったので10~17時半の間で仕事をしていました。
フルタイムを希望しない場合は、パートタイムで1日何時間くらい働けるのか具体的に考えておきましょう。

■休みはどのくらい欲しい?

仕事をする上で、休みのことを考えるのもとても大切です。
一般的に保育園や学校が休みの日曜祝日は、働くことが難しいママさんが多いのではないでしょうか。
筆者の場合は、月曜~土曜で予約を受け、日祝は定休日としていました。
自分がどのくらい働きたいのか、働けるのかをよく考えて予め決めておきましょう。

■希望の収入は?

続いて、いくら稼ぎたいか希望の収入のイメージをしておきましょう。
ネイルサロンで働く場合は、ネイルサロンによって給与が異なるため、自分がいくら稼ぎたいか給与面でネイルサロンを選ぶ人も少なくありません。
開業をする場合は、勤務可能時間と希望収入を照らし合わせて、価格設定をしていくことも大切です。

育児中に未経験からネイリストになりたい場合

公園にいる母と子

これまでネイリストとして現場経験がある人ならば、比較的すぐネイリストに復帰することが可能です。
しかし、育児中に未経験からネイリストに挑戦したい!となると少し厳しそうなイメージがありますよね。
でも、諦めなくても大丈夫!
未経験でも育児中にネイリストになることは十分可能です!

おすすめの勉強方法はネイルスクール

まず、ネイリストは技術職なので技術を習得しなければいけません。
勉強方法は、様々あり、通信講座や独学で学ぶ人もいますが、
近道をするならば、ネイルスクールがおすすめです!
ネイルスクールは、ネイリスト兼講師が直接技術指導をしてくれるため、独学よりも圧倒的に技術を習得しやすいですよ。
他にも、ネイルスクールがおすすめな理由をいくつか挙げていきます。

■ライフスタイルに合わせて授業が選べることが多い

ネイルスクールの大きな魅力として、ライフスタイルに合わせて授業が選べることが多いという点も挙げられます。
何かと忙しい子育て中、例えば日中子供がいない時間に、夜や休日など家族に子供を預けられる時間に、など自分のライフスタイルに合わせて、授業を受けることができるのはとても助かりますよね。

■正しいネイルの技術や知識を短期間で身につけられる

前述しましたが、ネイルスクールでは講師が直接技術指導をしてくれます。
また、スクールや受講するコースによっては、実技だけでなく筆記などネイルの基礎知識を学ぶこともできます。
そのため、正しいネイルの技術と知識を短期間で身に着けることができます!

ネイルの施術をする上で、例えば指の使い方、筆の持ち方、動かし方、力加減、こういった細かい部分がとても重要なのですが、こうした内容は、動画や画像で見てもなかなか分からないのが実際のところ。
実際に目の前で講師に見せてもらったり、アドバイスをもらうことで、こうした細かい部分も感覚的に捉えることが可能です♪

■資格の合格保証や就職先などのサポート体制が整っている

ネイルスクールによっては、そこでネイル検定を受けることができたり、就職先のサポートをしてくれるところもあります。
ネイリストとしてネイルサロンでの勤務を希望する場合や、ネイルの資格を取りたい人には、このようなネイルスクールを選ぶと良いでしょう。

■自宅サロンを開業する際も相談できる

多くのネイルスクールでは、ただ技術や知識を指導するだけではなく、スクール卒業後の働き方など様々な面での相談にも乗ってくれます。
卒業後、開業がしたい!という方も相談をすることができるのは、とても力強いですよね。

未経験なら資格の取得がおすすめ

ネイリストは国家資格ではありません。
そのため、ネイルスクールなどを経て、基礎的な技術や知識を学べば、誰でもネイリストと名乗ることは可能です。
しかし、ネイリストには、資格とほぼ同等の扱いである「検定」というものが存在します。

多くのネイルサロンでは、この検定の保有級を目安に求人を募集していることが多いため、未経験からネイリストを目指すには検定合格を目指すことが必要といえるでしょう。

検定を受けることのメリットをお伝えします。

■求人の幅が広がる・就職に有利

ネイルサロンでは、ネイリスト技能検定の2級以上を保有していることが応募の条件となっていることが多いです。
しかし、これらのネイリスト検定は、飛び級ができないため、まずは3級や初級から目指し、最低でも2級、中級以上を保有しておくことで応募可能な求人の幅が広がります。

ちなみにネイリスト技能検定の1級は、とても難しく合格率も低いです。
そのため、1級を保有しているネイリストは限られ、取得できていたら自分の技術を証明するより強いアピールポイントになります。

■お客様の信頼度が上がる

ネイリストは、国家資格ではないため、技術さえあれば誰でもなれる職種ではありますが、未資格者よりも資格取得者(検定級保有者)の方が、お客様の信頼度は上がります。

これは当然のことで、例えば自分が美容室に行った際、美容師資格のないアシスタントよりも美容師免許をきちんと保有している美容師に髪を切ってほしいと思いますよね。
これは「資格を保有している=ある程度の技術と知識を備えている」という安心があるからです。

また、特に自宅ネイルサロンは、手先の器用な主婦が趣味の延長線上でしているというイメージを持った方も少なくありません。
実際に筆者の自宅ネイルサロンに来店されたお客様の中にも、HPを見て、「ネイルサロン経験が結構あったので安心して予約をした」と仰って下さる方も多かったです。
お客様からの信頼度をあげるためにも、自分の箔をつけるためにも、ネイルの資格(検定)は取得しておくことが絶対です!

取得してほしい資格の種類

ネイリストの検定で代表的なものは、

・ネイリスト技能検定(3級、2級、1級)
・ェルネイル技能検定(初級、中級、上級)

と大きく分けて2つの検定が存在します。

■JNECネイリスト技能検定(3級・2級の取得)

JNECネイリスト技能検定は、ネイリスト検定としては一番歴史のある検定であり、一般的な検定です。3級から順に1級まであり、それぞれに実技と筆記試験があります。

実技の大まかな内容としては、

  • 3級・・ネイルケア・赤ポリッシュ(マニキュアのカラーリング)・指定のアート
  • 2級・・ネイルケア・カラーリング・チップラップ・指定のアート
  • 1級・・アクリルスカルプチュア・3Dアート

上記に加えて、ネイルの歴史から爪の構造、色彩理論などの筆記試験が含まれます。

飛び級ができないため、3級から取得しなければならないのですが、多くのネイルサロンでは、「JNECネイリスト技能検定2級以上保有していること」を応募条件にしているため、2級までは合格を目指すのが望ましいと言われています。
1級に関しては、一発合格する人はなかなかいない程、難易度の高い技術になります。

■JNAジェルネイル検定(初級・中級の取得)

JNAジェルネイル技能検定は、JNECネイル技能検定と同様に扱われる検定で初級・中級・上級から成ります。

試験内容は、

  • 初級・・ネイルケア・ポリッシュカラーリング・ジェルカラーリング5本ずつ・指定のアート
  • 中級・・ネイルケア・ジェルフレンチ・ジェルオフ1本・ジェルグラデーション・ジェルイクステンション1本
  • 上級・・ジェルスカルプチュア・ジェルチップオーバーレイ+デザイン・フレンチカラーリング

上記に加えて、ジェルネイルの基礎知識などの筆記試験も行われます。

こちらもJNECネイリスト技能検定同様、初級からスタートします。
多くのネイルサロンでは、このJNECネイリスト技能検定2級保有以上もしくは、JNAジェルネイル技能検定の中級以上の保有を応募条件としているネイルサロンが多いです。

■ネイルサロン衛生管理士

ネイルサロン衛生管理士は、ネイルサロンでネイルの施術を行う際に留意すべき、安全面などの講義を受け合格をした人に与えられる合格証のことです。
JNA日本ネイリスト協会が管轄している資格になります。

この資格があることでお客様側にとって、衛生面や施術面での安心と安全の判断材料のひとつになるため、特に自宅ネイルサロンを経営する際には、取得を目指したい資格のひとつです。
ただし、ネイルサロン衛生管理士の資格には、3年の有効期限が設けられているため、更新が必要となります。

まとめ

PCを見ながら子供と会話する親子

今回は、子育て中のママでもネイリストを目指す方法と働き方について解説いたしました。

簡単にまとめます。

  • 子育て中のママでも、家族の協力や理解があれば、ネイリストを目指すことは可能!
  • 子育て中のママには、ネイルスクールがおすすめ
  • シングルマザーは、費用面等で無理のない学び方がおすすめ
  • 子育て中のママがネイルサロンで働くには、家族とよく話し合い、協力やサポートをしてもらう
  • 未経験からネイルサロンへ就職する際には、まずはネイリスト検定の合格を目指そう

いかがでしたでしょうか。
最後に今回の補足として、筆者が自宅ネイルサロンを選んだ理由についてお話します。
実は私には、長男を出産後の育児休業中に勤めていたネイルサロンが閉店したため、しばらくネイリストを辞めていた期間があります。(約2年程)その間も個人的に連絡先を知っていたお客様へ個人でネイルをしたりはしていたのですが、よく熱を出したり、喘息を持っている子どもだったため、予約が入っているのに出勤できずネイルサロンに迷惑をかけることを懸念して、転居を機にネイリストを諦めて、別の職業に就こうと考えている矢先に二人目の妊娠が発覚し、長男の保育園の在園を継続させるために致し方なく、自宅ネイルサロンを開業する流れになりました。

実際に今、自宅ネイルサロンを個人でしていて、我が家は特に主人が激務でほとんど家にいないため、やはり子どもたちの体調不良でお客様にご迷惑をおかけする場面は沢山あります。しかし、ご予約時やHP等にも小さな子どもがいるため、このようなケースもあるということをお伝えした上でご予約を頂いているため、ありがたいことに多くのお客様にご理解とご協力を頂いております。最近では、ママネイリストも増えているため、ネイルサロンでのパート勤務でもある程度のフォロー体制は整っているとはいえ、やはりどこで勤めるとなれば、ご家族の協力や最悪の場合、病児保育の検討は必要だと思います。

ネイリストに限らず子育て中のママが働くことは、色々な面から職場や環境選びが必要にはなってきますが、とはいえ、ネイルスクールや通信講座などの充実、ネイルサロンの増加、働き方の選択肢が増えてきているため、子育て中だからと諦めなくてもネイリストを目指す道はあります!ママにとって子育ては一番大切な仕事ですが、自分の夢を諦める必要はないと私は考えます。

特にネイリストという職業は、技術と経験を身に着ければ独立しやすい職業でもあります。そのため、今からでもネイリストを目指そうとお考えの方は、是非ご家族と話し合い、家庭の都合と照らし合わせながらスタートしてみて下さい。ネイリストとして働く子育てママの一人として、私も応援します!

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