爪は三層構造になっている?爪の構造と三層になっている理由を徹底解説 | ネイル女子

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爪は一枚ではなく、三層構造になっています。
三層構造のお陰で爪は硬さと柔軟性を兼ね備えており、物を掴めたり、しっかり歩くことができるのです。

この構造が乾燥や外傷、栄養不足で乱れてしまうと、爪にトラブルが起こりやすくなってしまうため、こまめなケアを行うことが大切。

今回は爪の構造について、また健康な爪を維持するためのケア方法を解説します。

爪(爪甲)は3層になっている!

きれいな女性の爪先

一見すると爪は一枚の板のように見えますが、実際には「背爪・中爪・腹爪」という三層構造で成り立っています。
この三層はケラチンという繊維状のタンパク質で構成され、それぞれが異なる役割を担っています。

一番外側に位置するのが「背爪」です。
外部からの衝撃や刺激を防ぐ層で、手荒れや摩擦といった日常的な負担から爪先を保護する働きを持っています。

中央に位置する中爪は柔らかく、衝撃を吸収してしなやかさを与える部分です。
この層があることで爪全体が適度な硬さを保ち、割れにくい状態を維持できます。

最も内側の腹爪は皮膚と密着しており、爪の安定性や形を支える層です。
水分を含みやすいのも特徴で、爪と指をつなぐ基盤のような役割を果たしています。

さらに、爪の根本にある爪母(そうぼ)では細胞が毎日生まれ、縦方向に少しずつ成長していきます。
健康状態が整っていれば透明感のあるなめらかな表面を保てますが、乾燥や角質の乱れが起こると二層に割れるなどのトラブルが生じることもあります。

爪は歩行時に足先を守り、物をつかむときの支えにもなります。
そのため、日常のセルフケアや必要に応じたサロンでの指導が大切です。
毎日の習慣が将来の爪の状態を左右するため、二枚爪や巻き爪・感染症などの予防を意識することが大事です。

爪の三層構造を詳しく解説

爪のうつった片手の画像

前述の通り、爪は一枚に見えますが三層に分かれていて、各層の異なる特徴のお陰で爪には硬さと柔軟性があります。
ここでは爪の三層構造について、より詳しく解説していきます。

背爪(トッププレート)

三層の一番上は背爪(トッププレート)と呼ばれ、爪の表面部分で普段見えているのはこの背爪になります。
とても硬く丈夫にできているため、外部の衝撃や細菌等の侵入を防ぐ役割を担っています。

強度はありますが、薄いお陰で柔軟性も兼ね備えているのも特徴です。
背爪は、爪全体を守る大切な役割があります。
外傷だけでなく、ジェルネイルを無理やり剝がしたり、除光液を頻繁に使っても背爪はダメージを負ってしまうので、気を付けましょう。

中爪( ミドルプレート)

真ん中は中爪(ミドルプレート)と呼ばれ、三層の中で一番厚みがあります。
硬さはなく柔らかいので柔軟性に優れており、爪への負担を分散して指先を守る役割がある一方、圧力や刺激に弱いという特徴もあります。

背爪がダメージを負ってしまい薄くなると、この中爪がむき出し状態になってしまい、トラブルが起こりやすくなってしまいます。
中爪に負担がかからないよう、まずは背爪を守ることが大切です。

腹爪(アンダープレート)

腹爪(アンダープレート)は三層の一番下にあたり、皮膚と密着している部分になります。
中爪と同じように柔らかいですが、厚みは中爪と背爪の間くらいのため、比較的薄めです。

皮膚から水分を供給してもらっているので、三層の中で一番水分を含んでおり、柔軟性に優れています。
ここが乾燥すると上の層はもっと乾燥していることになるので、保湿はもちろん、栄養管理や血流をよくすることも心がけましょう。

ネイルケアをして健康な爪をキープしよう

家でセルフネイルをする女性の画像

爪は毎日使う部分だからこそ、ちょっとしたダメージが積み重なると二枚爪や割れなどのトラブルが起こりやすくなります。
そこで欠かせないのがネイルケアです。
正しいケアを習慣にすれば、爪の三層構造を守って透明感のある健やかな状態を維持することができます。

ネイルケアといっても難しいものではありません。
爪やすりで形を整えたり甘皮を正しく処理したり、ネイルオイルでしっかり保湿するなど、 こうした基本的なセルフケアが爪の健康を支える大きなポイントになります。

サロンで専門的なケアを受けるのも効果的ですが、毎日自分でできる小さな積み重ねが最終的な差につながりますよ。
また、爪は爪母から日々成長しているため、ケアは表面だけでなく根本的な健康状態にも関係しています。
そして栄養バランスを意識した食事や角質や乾燥を防ぐ保湿習慣も、健康な爪づくりに直結することを忘れずに!

ネイルケアは、見た目をきれいにするためだけではなく、爪を保護しトラブルを予防するためにとても大切です。
毎日の習慣として取り入れることで、指先はより強く美しく整っていきますよ。

爪をケアをする時のポイント

ネイルケアをしている手

ネイルケアをすることで爪を保護しながらトラブルを予防するための、ケアをする時のポイントをお伝えします。

背爪が薄くなると爪割れや二枚爪になりやすくなる

背爪は強度に優れていますが、薄いためしっかりケアを行い丈夫さを保つことが大切です。
背爪のネイルケアについて解説していきます。

「背爪」は三層の一番外側なため、常に何らかの刺激を受けています。
乾燥や指先の酷使、間違ったジェルネイルなどで爪にダメージが蓄積されると、亀裂や二枚爪になりやすくなります。

一度薄くなってしまった背爪は元には戻らず、新しい爪を生やす以外解決策はありません。
現在の爪の健康を守ることと、これから生える爪を健やかに生やすことが指先の健康を保つ秘訣です。

爪やすりで長さと形を整える

爪切りは自爪に過度な負担がかかってしまい、二枚爪の原因になることもあるため、爪を整える時はやすりを使いましょう。

長さを切る場合は爪切りでカットしても良いですが、したい長さより少し長めにカットし、最後にやすりを使って整えると負担を軽減できます。

自爪用のやすりは、グリッド目の粗さで選びます。
『エメリーボード』と呼ばれる自爪用のやすりか、180〜240グリッドの細かめのやすりを選んでください。
また、爪が水分を多く含んでいて柔らかい時の方が切りやすいので、お風呂上りに切るのがベストです。

甘皮処理を行う

甘皮は、爪を作る組織を刺激や細菌から守る重要な役目を担っています。
甘皮がなかったり、乾燥して張り付きすぎても何らかのトラブルを起こしてしまうので、柔らかく薄い甘皮がある状態が理想になります。

甘皮がない方は爪を噛んだり毟ったりするクセのある方が多く、張り付いている方は乾燥していることが多いです。
気になる方は間違った処理でトラブルを起こさないよう、ネイリストなど専門家に任せるのが良いでしょう。
また、セルフネイラーさんは正しい知識を持って甘皮処理を行ってくださいね。

ネイルオイルで保湿を行う

保湿はハンドクリームで行っている方が多いですが、ネイルオイルも使ってあげるとより保湿効果を感じることができます。
オイルは肌を柔らかくする作用が高く、硬くなりがちな爪周りの皮膚も滑らかに整えてくれます。

年齢を重ねるにつれ肌は水分や油分が少なくなっていくので、日頃のケアが欠かせません。
指先をきれいに保つため、お風呂上りや乾燥が気になった時など、こまめな保湿を心がけてくださいね。

まとめ

爪は三層からなっており、それぞれが整っていることが『健康な爪』です。外傷や乾燥、間違ったジェルネイルで爪がダメージを負ってしまうと、二枚爪や欠け、ひび割れなどの原因になってしまいます。

また、過度な甘皮処理はトラブルを起こしやすくするので、プロに任せることがおすすめです。丈夫な爪を生やすためにバランスの良い食生活を心がけ、こまめな保湿で指先のキレイを保ちましょう。

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