ネイリスト認定講師とは?本音で語る試験難易度と対策ポイントのまとめ | ネイル女子

※本サイト内では一部プロモーションが含まれます

ネイリスト認定講師は、技術をさらに磨きたい方や講師として活躍したい方、ネイル業界に貢献したいという強い想いを持つ方が目指す資格です。
しかし、試験は決して簡単ではなく、合格するためにはしっかりとした対策が欠かせません。

そこで今回の記事では、認定講師試験の難易度や合格に役立つポイントを本音で解説します。

これから認定講師を目指す方にとって、効率的に対策できる内容となっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

ネイリスト認定講師とは?

ネイリストのイメージ画像

ネイリスト認定講師とは、JNA(日本ネイリスト協会)が認定する資格の一つで、プロネイリストとしての豊富な知識と高度な技術を持ち、後進の育成ができることを証明する資格です。

毎年実施される厳しい試験に合格することで認定され、検定試験の試験官やセミナー講師、コンテストの審査員、各種イベントの実行委員など、JNA講師会のメンバーとして幅広く活躍できます。

また、認定講師はネイル技術の質を高め、信頼性の向上を目的としてJNAが設けている「認定講師」「認定校」「認定ネイルサロン」といった制度の中でも、中心的な役割を担う存在です。
そのため、将来的に自身のスクールを開校したいと考えるネイリストにとっても、目指す価値のある資格だと言えるでしょう。

なお、ネイリスト認定講師の資格を取得することで得られるメリットは、後半で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

合格率・難易度はどれくらい?

難易度のイメージ画像

ネイリスト認定講師の資格試験は、合格率がおよそ10〜30%と低く、決して簡単に取得できる資格ではありません。

高度な技術と豊富な知識が求められるだけでなく、受験には多くの厳しい条件が設けられています。
その全ての条件を満たし、筆記試験と実技試験の両方に合格する必要があるため、十分な準備と努力が欠かせません。(詳しい受験資格については次項で解説していますので、ぜひご覧ください)

また、資格取得後は検定試験の試験官やイベント実行委員のメンバーとしての活動が求められ、プライベートの時間が制約されることもあります。
そのため、子育てや介護などで忙しい方にとっては、時間のやりくりが難しく感じられる場合もあるでしょう。

さらに、勉強会や授与式への参加は任意ではなく必須であり、取得後はJNA認定講師としての活動時間をしっかりと確保しなければなりません。

しかしその一方で、これらの活動は自身のスキルアップや成長につながる貴重な機会でもあります。
「もっと成長したい」という意欲を持つネイリストにとっては、決して無駄な時間ではなく、むしろプラスに働くことのほうが多いでしょう。

認定講師試験の受験資格

ネイルの施術をしている画像

ネイリスト認定講師試験の受験資格は、以下の通りです。

  • JNECネイリスト技能検定試験1級に合格しており、合格認定日(ディプロマ記載)から1年以上が経過していること
  • プロネイリストとしての実務経験があること
  • JNAの個人正会員であること(個人一般会員は対象外。受験申込みと同時に入会はできないため、事前に手続きを済ませ、会員証を受け取っておく必要があります)
  • 受験日時点で満20歳以上であること
  • JNA(日本ネイリスト協会)の活動や発展に貢献する意志があること
  • JNA認定校を卒業していること(認定校以外で学んだ場合は、JNA認定校のネイル専門学科にて、ネイルケアおよびネイルイクステンションの実技授業を合わせて20時間以上修了していること)
  • ジェルネイル技能検定試験上級を取得していること
  • JNAフットケア理論検定試験を取得していること
  • ネイルサロン衛生管理士を取得していること
  • JNA主催の全日本ネイリスト選手権(プロフェッショナル部門)に、過去3年以内に出場していること
  • 勉強会と授与式に必ず出席できること
  • 日本語による十分なコミュニケーション能力があること

このように、受験には数多くの要件をクリアする必要があります。

受験日時と会場

試験会場のイメージ画像

JNA認定講師試験は年に2回、3月と9月に開催されます。
開催場所は東京と大阪が中心ですが、年度によって変更される場合もあるため、必ず試験要項で確認しましょう。

試験は1次試験と2次試験に分かれており、2日間にわたって実施されるので、受験予定の会場を事前に確認しておくことが重要です。

なお、開催日時や場所は変更になることもあるため、最新情報はNPO法人日本ネイリスト協会の公式ホームページで随時チェックしましょう。

試験内容と対策ポイント

ネイリスト認定講師試験は、1次試験と2次試験の2段階に分けて実施されます。

1次試験では、モデルの手を使用した実技試験が行われ、技術力や仕上がりの完成度が厳しく審査されます。
一方、2次試験では、トレーニングハンドを用いた実技に加え、筆記試験と面接も行われるのが特徴です。

それぞれの試験内容や対策については、以下で詳しく解説していきます。

※試験の内容や形式は変更される可能性があります。最新情報は、必ず日本ネイリスト協会(JNA)の公式ホームページでご確認ください。

1次試験:前半

1次試験の前半では、まず事前審査を受けた上で、ネイルケア(30分)とカラーリング(20分)の実技を行います。
事前審査では、テーブルセッティング、消毒管理、モデルの手や爪の状態など、基本的な準備の整い具合も審査対象です。

【対策ポイント】

1次試験の前半では、技術力の高さはもちろん、試験に臨む態度や衛生管理の徹底も審査に影響します。
具体的には、テーブルの清潔さや道具の消毒、モデルの手の状態の確認など、細部にわたる準備が求められます。

また、落ち着いた振る舞いや時間配分の管理も重要なポイントです。
これらはすべて「プロとしての責任感」や「指導者としての信頼性」を示す要素となるため、技術以外の部分にも細心の注意を払い、万全の態勢で試験に臨むことが合格への確かな近道となります。

1次試験:後半

1次試験の後半は75分間のネイルイクステンション(人工爪)の試験です。
内容はフレンチスカルプチュア(3本)、デザインスカルプチュア(1本)、フレンチチップオーバーレイ(1本)を指定された指にそれぞれ施術します。

【対策ポイント】

試験は限られた時間内での作業となるため、スピードや精度をしっかりと身につける練習が不可欠です。
特に本番と同じモデルさんの爪で繰り返し練習することで、手の感触や爪の状態に慣れ、施術の安定感が増します。
ただし、過度な練習によってモデルさんの爪を傷めてしまわないよう、日々のケアにも十分注意しましょう。

2次試験

2次試験でもネイルイクステンションの実技が行われますが、1次試験と大きく異なるのはトレーニングハンドを使用する点です。

施術時間は45分で、指定された指にフレンチスカルプチュア(1本)、デザインスカルプチュア(1本)、フレンチチップオーバーレイ(1本)を施します。

また、使用するハンドには、事前にチップを装着しておくなどの準備が必要です。

【対策ポイント】

トレーニングハンドは人の手と違い、体温がなく動きもないため、扱いづらく感じることがあります。
また、リキッドやパウダーの硬化スピードにも影響するため、感覚の違いにも注意が必要です。

1次試験(人の手)とは感触が大きく異なるため、あらかじめトレーニングハンドを使った練習をしっかり積んでおくことが合格への近道となります。
人の手とハンドの特性を十分に理解した上で、臨機応変な対応力を養っておきましょう。

筆記試験

筆記試験は20分間で、内容は「JNA Guide Book」から出題されます。

記述式の問題となっているため、単なる暗記ではなく、内容を理解した上で自分の言葉で説明できる力が求められます。
短時間の試験ですが、しっかりとした事前学習が必要です。

【対策ポイント】

認定講師試験の筆記試験は記述式であるため、正確な漢字で問題に答える力が求められます。
しかし、普段から文字を書く機会が減っている現代では、漢字がすぐに思い出せないという方も少なくありません。

スムーズに解答できるように、頻出ワードや専門用語の漢字をしっかりと確認し、書く練習をしておくことが大切です。

面接

面接はグループ形式で行われ、受験者のネイリストとしての経験、今後の活動に対する意識やビジョンなどが問われます。

そのため、これまでの歩みや将来に向けた展望について、自分なりの言葉でしっかりと伝えられるように準備しておくことが大切です。

【対策ポイント】

面接では、毎回決まった質問がされるわけではありません。
柔軟に対応できるよう、どんなことを聞かれても自分の言葉で答えられるような想定問答をいくつか用意し、繰り返し練習しておくことをおすすめします。

ネイリスト認定講師になるメリット

ネイリスト認定講師になるメリット

ネイリスト認定講師の資格を取得することには、さまざまなメリットがあります。

技術力や知識の証明になることはもちろん、収入アップや待遇の改善、キャリアアップ、さらには独立開業にも有利に働く点が魅力です。

ここでは、ネイリスト認定講師になることで得られる主なメリットを詳しく解説します。

高い技術力と知識の証明になる

認定講師の資格は、高い技術力と専門的な知識を有していることの証明となり、ネイリストとしての信頼度が大きく向上します。

お客様にとっても安心感につながるため、リピーターの獲得や口コミによる集客に良い影響を与える点も大きなメリットです。

また、お客様だけではなく、ネイル業界関係者からの評価も高まり、より多くのチャンスを得られる可能性が広がります。

収入アップや待遇改善が期待できる

ネイリスト認定講師の資格を取得すると、職場での信頼度が高まるのはもちろん、お給料アップや待遇の改善も期待できます。

例えば、サロン内で役職に昇格しやすくなり、資格手当や役職手当が支給されることで、給与が上がるケースも少なくありません。

また、サロンワークに加え、認定講師としてセミナーや講習会を開催するなど、活動の幅が広がることで、新たな収入源を得られることも大きなメリットです。

キャリアアップや転職に有利になる

ネイリスト認定講師の資格を取得することで、キャリアアップや転職で有利になる点も大きなメリットです。

ネイリストとしての地位を高めるだけでなく、他サロンへの転職時には即戦力として高く評価され、より好条件での就職がしやすくなります。

また、ネイルスクールで講師として働くなど、活躍の場が広がり、多様な働き方が叶うのも魅力のひとつです。

ネイルサロンやネイルスクールを開業できる

ネイリスト認定講師の資格は、将来自分のサロンやスクールを開業したいと考えている方にとっても大きなプラスとなる資格です。

その名の通り講師としての信頼性が高いため、お客様や生徒さんからの信用を得やすく、集客にもつながりやすいでしょう。

また、スクールを運営する際には、JNA認定校として登録を目指せる点も大きなメリットです。
このように、独立・開業を目指す方にとって、認定講師資格は非常に心強い支えとなります。

JNAの活動に参加し、ネイル業界に貢献できる

ネイリスト認定講師になると、JNA(日本ネイリスト協会)が主催するさまざまな活動やイベントに参加できる点も大きなメリットのひとつです。

例えば、検定試験で試験官を務めたり、JNA主催の講習会で講師として関わったりすることで、ネイル業界の発展に直接貢献できます。

ネイリストとしての成長やスキル向上はもちろん、”ネイル業界をより良くしていく”という大きなやりがいを実感できるのも、この資格ならではの魅力です。

まとめ

ネイリストが施術している画像

今回の記事では、認定講師試験の難易度や合格に役立つポイントを詳しく解説しました。

ネイリスト認定講師は、高度な技術と知識に加え、指導者としての資質も求められる資格です。
試験の合格率は決して高くなく、実技・筆記・面接それぞれに十分な対策が欠かせません。

しかし、その分、取得することでネイリストとしての信頼性が高まり、キャリアアップや収入アップ、独立開業、ネイル業界への貢献活動に参加できるなど、多くのメリットが得られます。

また、技術を磨き続けたい方や、教える立場に立ちたいという想いを持つ方にとっては、大きなステップアップとなる資格です。

これから認定講師試験に挑戦しようと考えている方は、ぜひこの記事を参考に準備を進めてみてくださいね!

この記事のキーワード

キーワードから記事をみつけよう!

この記事のライター

「ネイリスト資格と開業」のランキング

一週間で人気のあった記事ランキング

ネイル女子 - Have a nice day tomorrow. [明日をたのしく。]

  • facebook
  • x

公式アカウント