近年は、100均のお店でもネイルアイテムが豊富に揃うようになり、気軽にセルフネイルでジェルネイルを楽しめるようになりました。
ネイルサロンに行く時間がなかったり、できるだけお金をかけずにネイルを楽しんだり、自分好みのデザインを楽しめたり、メリットも多いですが、トラブルや困ったときも自分自身で解決する必要があります。
「大きいストーンやパーツをつけたら、すぐ取れてしまう…」今回はこのようなお悩みの解決策を提案します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
- ネイルパーツの種類を解説
- ・ストーン
- ・ブリオン
- ・パール
- ・スタッズ
- ・ホログラム
- ・シェル
- ・リボンやハートなど特殊パーツ
- ネイルパーツがすぐ取れる時の原因
- ・コーティングが足りていない
- ・取れやすい位置にパーツを置いている
- ・ジェルの強度が弱い
- ネイルパーツの基本の付け方
- セルフネイルでネイルパーツを取れにくくするポイント
- ・ビジュージェルやアイシングジェルを使う
- ・細筆でパーツの隙間を埋める
- ・爪の端にパーツを置かない
- ・大きなパーツは爪のカーブに合わせる
- ネイルパーツが取れちゃった!すぐにできる対処方法
- ・接着剤で付ける
- ・ジェルネイルで付け直す
- ・サンディングしてトップジェルを塗る
- まとめ
ネイルパーツの種類を解説
一口にネイルパーツといっても、様々な種類が存在します。
まずはネイルパーツの種類について解説していきます。
ストーン
ネイルパーツといえば、真っ先に思い浮かべるのはストーンではないでしょうか。
ガラス製のクリスタルや、アクリルストーン、カラーストーンなど、色味や大きさの種類が豊富で、少し乗せるだけでシンプルデザインを一気に華やかに彩ってくれます。
底面がフラットやVカットなタイプがあり、Vカットは組み合わせると立体感のある大きなアートを施すことができます。
ブリオン
小さく丸い粒状のパーツは、ブリオンと呼びます。
主にゴールドやシルバーなどメタリックなものが多く、単体で使うよりストーンと組み合わせて使うことが多いです。
ストーンアートに少し加えるだけで豪華さをアップさせてくれるので、使い勝手の良いネイルパーツになります。
パール
自然な光沢感が特徴のパールは、上品ネイルを好む方に人気があります。
円形で底面がフラットタイプがメジャーですが、楕円形や球体タイプもあり、アートバリエーションが豊かなのも魅力です。
女性らしくやわらかい雰囲気が出るので、真っ先に揃えてほしいネイルパーツになります。
スタッズ
ゴールドやシルバーなどのメタル系のパーツは、スタッズと呼びます。
四角形や丸型、三角形など様々な形があり、ストーンと比べると厚みがあまりないのが特徴です。
他にも貝の形や星形、ダイヤ型など特殊な形も多く、パーツ類の中で一番バリエーションが豊富な種類かもしれません。
スタッズは格好良い雰囲気が強いので、クールなネイルが好きな方に人気があります。
ホログラム
ホログラムは薄いフィルムのようなパーツで、輝きが強く、光の当たる角度で様々なきらめきを見せてくれます。
薄いのでしっかりと埋め込むことができ、ストーンのように凹凸が出ないのも魅力の一つ。
ゴールドやシルバーなどの定番はもちろん、オーロラタイプやカラータイプもあり、大きさや形、輝きのバリエーションも豊富です。
使い方次第でネイルの派手さをコントロールできるので、違う大きさや輝きのものを複数持っておくと、ネイルデザインの幅が広がりますよ。
シェル
シェルは貝殻のかけらのようなパーツです。
貝殻のような偏光的な輝きがあり、派手すぎず指先を華やかに彩ってくれます。
色のバリエーションが豊富ですが、定番の白はどのネイルカラーとも相性が良いため、真っ先に揃えるなら白をおすすめします。
リボンやハートなど特殊パーツ
最近人気なのが、リボンやハートなど、特殊な形をしたパーツです。
3Dパーツとも言われ、立体的で大きめのものが多いのが特徴。
トレンド感もあるので、ワンポイントに乗せるだけでもかなり存在感があります。
上手に付けないと取れるリスクが高いのですが、コツさえつかめば簡単なため、シンプルネイル+特殊パーツはセルフネイルでも取り入れやすいデザインといえるでしょう。
ネイルパーツがすぐ取れる時の原因
大きめのストーンをいくつもつける「ビジューネイル」や、お気に入りのパーツをいくつもつけたデコラティブなネイルのデザインは、見た目も華やかでとてもテンションが上がりますよね。
その分、ストーンやパーツが取れてしまった時のショックも比例して大きいものです。
できれば次のデザインチェンジをする時まで、取れることなくしっかりと付いていて欲しいですが、取れやすいという悩みを持つ方も多いものです。
その原因を知り、しっかりと対策していきましょう。
コーティングが足りていない
ストーンやパーツが取れてしまう大きな原因は「最後のジェルコーティング不足」です。
大きなストーンやパーツは想像以上に日常生活で引っかかりやすく、取れやすいものです。
爪の表面とストーンやパーツの底面がくっついていれば、一見取れないように思えてしまいますが、一度引っかかるとすぐに取れてしまいます。
より取れにくい状態にするためには、ストーンやパーツ全体をジェルでしっかりとコーティングすることを意識しましょう。
取れやすい位置にパーツを置いている
平らな面に接着する場合と、自爪のようにカーブのある面に接着する場合は、後者の方が接着面が少なくなり取れやすくなります。
大きめのストーンやパーツを配置する場合は、カーブがあるネイルの端ではなく、できるだけ平らで接着面が大きく取れる中央部分に配置することも重要です。
また、爪の先端ギリギリ、もしくはパーツがはみ出すような配置も引っかかる頻度が上がり、取れやすい原因となります。
自爪からのはみ出しがないストーンやパーツ選び・配置に注意しましょう。
ジェルの強度が弱い
ジェルの強度が弱い場合も、ストーンやパーツが取れやすい原因のひとつです。
ベースジェルとトップジェルを兼ねた柔らかく厚みが出にくいジェルを使用すると、しっかりと全体をコーティングしても強度が不足してすぐにパーツの一部からジェルが剥がれてしまい、そこから全体的にコーティングが剝がれてしまうことがあります。
大きめのストーンやパーツを強力に接着する専用のジェルがあるので、使用用途に合ったジェル選びが重要です。
ネイルパーツの基本の付け方
ネイルパーツは凹凸が出るものが多いため、付け方に少しコツが要ります。
パーツの種類によって変わりますが、ここではストーンやビジュー、リボンなどの特殊パーツの基本的な付け方について解説していきます。
- ベースデザインを仕上げる
ネイルパーツは仕上げの直前に付けることが多いです。
まずはベースのデザインを完成させましょう。
ここでのポイントですが「パーツを乗せる場所の色味は隠れる」ことを頭に入れておいてください。
特に色を混ぜるデザインは、パーツを乗せることで色の見え方が変わります。
「メインの色がパーツに隠れて目立たなくなった」とならないよう、あらかじめ乗せたいパーツの大きさ、位置を考えてデザインをするようにしましょう。 - クリアジェルでパーツを付ける
パーツは基本、クリアジェルで装着します。
(大きめのパーツなどは、流れにくいビジュージェルを使うこともあります)
パーツを付ける箇所にクリアジェルを少量塗り、パーツ類を乗せてライトに入れて固定します。
クリアジェルの塗布量が多いと、パーツ類を乗せた時キューティクルやサイドに流れてしまうので、少なめを意識してください。
パーツ類はピンセットで扱うとしっかり掴めます。 - コーティングする
パーツが固定されたら、さらにしっかり固定できるようコーティングしていきます。
ライン用などの細いブラシを使い、クリアジェルで爪とパーツの段差や隙間を埋めるように塗ってください。
段差や隙間が埋まることで接着面が広くなり、引っ掛かりも減らせます。
この一手間でパーツが取れにくくなるので、できるだけ行いましょう。 - トップジェルで仕上げ
コーティングがしっかりできたなら、最後はトップジェルで仕上げましょう。
パーツの固定でクリアジェルを挟んでいるため、トップジェルの塗布量が多いと分厚いネイルになってしまうので、気持ち薄めに塗るのがポイントです。
また、ストーンやビジューは上からトップジェルで覆うとせっかくの輝きが埋もれてしまいます。
コーティングがしっかりできていれば取れるリスクはそれほどないので、埋め込みすぎないよう気をつけてくださいね。
セルフネイルでネイルパーツを取れにくくするポイント
ネイルパーツが取れやすくなる原因をクリアすることで、取れにくい状態をキープすることができます。
せっかくのビジューネイルやお気に入りのネイルパーツをできるだけ長くきれいにキープさせたいですよね。
ここでは、取れないネイルパーツの付け方・ポイントをご紹介します。
どれも難しい技術ではなく、ちょっとしたコツなのでぜひ実践してみてくださいね。
ビジュージェルやアイシングジェルを使う
ネイルパーツをしっかりと接着するために、専用のジェルを使用することをおすすめします。
「ビジュージェル」や「アイシングジェル」など商品名は様々ですが、どれも粘度が高く厚みが出せるジェルです。
通常のジェルだと粘度が低い(柔らかく流れやすい)ため、パーツの接着には不向きですが、専用のジェルを使用することで、ジェルを何度も重ねることなく固定することが可能です。
ライトを照射する際は、ネイルパーツの陰になってジェルにライトが当たりにくい場合があります。
指先をまっすぐにした状態でライトを照射後、角度を変えてまんべんなくライトが当たるようにしましょう。
細筆でパーツの隙間を埋める
複雑な形状のパーツや、ストーンを複数重ねて配置するときは、自爪とパーツやストーンとの間に隙間ができないようジェルで埋めることが重要です。
先述したビジュージェルは粘度が高い分パーツの細かい隙間に流れにくい特性があるのため、一度固定したあとに細筆を使ってジェルで隙間を埋め込む作業をプラスすることで、よりネイルパーツと自爪の密着度を高めることができます。
この時も、埋め込んだジェルにライトがしっかり当たるように角度に気をつけて照射しましょう。
爪の端にパーツを置かない
自爪は端の方ほどカーブがあるため、大きめのネイルパーツは比較的カーブが緩やかな部分を選んで配置するように気をつけましょう。
爪の端すぎるとカーブとネイルパーツが合わず、しっかりと密着させることが難しくなったり引っかかりが起こりやすくなります。
また、小指の爪など小さい面積に大きいパーツを乗せると取れやすくなるので、親指や中指などの比較的面積の大きい爪を選んでパーツを乗せることも、取れにくくする点において重要です。
大きなパーツは爪のカーブに合わせる
パーツが大きくなるほど、爪のカーブと合わずに隙間や引っかかりができやすくなります。
可能であればパーツをジェルで固定する前に、爪のカーブに合わせてパーツにカーブをつけるとより密着度が高まり、取れにくくなります。
パーツによってはカーブがついているものもあるので、そういったものを選ぶのもおすすめです。
カーブがついていないパーツの場合は、自爪から浮いて隙間ができる部分にしっかりとジェルを埋め込んでおきましょう。
ネイルパーツが取れちゃった!すぐにできる対処方法
気をつけていても、ネイルパーツが取れることってありますよね。
ここでは、パーツが取れた時の対処法を紹介していきます。
接着剤で付ける
一番簡単なのは、接着剤で取れたパーツをそのまま付ける方法です。
接着剤はネイル用の「ネイルグルー」がおすすめ。
ネイルグルーは空気に触れると自然に固まっていくので、取れたパーツにグルーを付け、再び付け直してください。
この時、量が多いとはみ出してデザインが汚くなったり、皮膚にも付着する恐れがあるため、たっぷり塗らないよう気をつけてくださいね。
ジェルネイルで付け直す
接着剤で付けるやり方と似ていますが、ジェルネイルでも付け直すことができます。
パーツが元々ついていた位置に再びクリアジェルを塗布し、パーツを乗せ硬化しましょう。
取れた部分が凸凹していて上手く乗らない場合は、ファイルで整えてから乗せると綺麗に付け直すことができますよ。
サンディングしてトップジェルを塗る
もうパーツを乗せなくて良いなら、サンディングしてトップジェルを塗りましょう。
付け替えが近かったりだいぶ伸びていたりすると、わざわざ付け直す必要はありませんよね。
パーツが付いていた部分は凹凸があるので、粗めのファイルでサンディングし、トップジェルで仕上げてください。
まとめ
ネイルパーツは、ネイルデザインの幅を広げてくれるアートには欠かせないアイテムです。
ただし、凹凸がでるものが多く、取れるリスクもあるため、付け方を工夫する必要があります。
トップジェル前のコーティングをしっかり行い、できるだけ取れない付け方をしましょう。
また、取れても応急処置の方法を知っておけば対処できるので、付け直す方法も頭に入れておいてくださいね。