ジェルネイルを美しく保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせませんよね。
その中でも、サンディング(削る)は重要な工程ですが、爪に負担をかける恐れがあります。
サンディングを行う際は、削るという行為が爪の表面にどのような影響を与えるのかを理解し、注意を払うことが重要です。
不適切なサンディングは、爪を薄くし、割れやすくさせる原因となるため、適切な技術を身につけることが大切です。
今回は、ジェルネイルオフの際におけるサンディングの注意点を詳しく解説し、効果的かつ安全な方法を紹介します。
特に、使用する道具や削り方についてのポイントを押さえることで、爪の健康を保ちながら美しいネイルライフを楽しむことができるので是非参考にしてください♪
- ジェルネイルで行うサンディングとは?
- ・爪やジェルネイルを削ること
- ・サンディングに使用するアイテム
- サンディングをするタイミングと注意すること
- 【タイミング1】ジェルを塗る前の下準備の時
- ・下準備のファイリングで注意すること
- 【タイミング2】ジェルネイルのオフの時
- ・ジェルオフ時のファイリングで注意することと
- 【タイミング3】長さ出しなど、ネイルの形を整えたい時
- ・マシンを使う時は削りすぎと摩擦熱に注意!
- サンディングによる爪のダメージを減らす方法
- ・オフの回数を減らす
- ・サンディング不要の「ノンサンディングジェル」を使う
- ・ネイルチップを使う
- サンディングをするときに意識したいポイント
- ・サンディングする時は少しずつ削っていく
- ・ダストをしっかり取り除く
- まとめ
ジェルネイルで行うサンディングとは?
ジェルネイルのサンディングとは、ネイルケアにおいて欠かせない作業であり、ジェルネイルを美しく仕上げるための大切な土台作りです。
では、以下でサンディングについて詳しく解説していきます。
爪やジェルネイルを削ること
「サンディング」とは、セルフネイルやサロンワークにおいて爪やジェルネイルの表面を“削る”作業のことを指します。
この工程は、ジェルネイルを塗布する前の下準備や、オフの際に欠かせないものであり、ジェルのもちを良くするための重要なステップです。
具体的には、自爪にジェルをしっかり密着させるために、爪表面にごく細かな傷をつけるようにして軽く削ることで、ジェルの定着力をアップさせます。
逆にサンディングをせずにジェルを塗ってしまうと、数日で浮いてしまったり、先端から剥がれてしまうこともあります。
ただし、ジェルメーカーによってはノンサンディングのジェルもあるのでしっかりと確認しましょう。
また、ジェルオフの際には、表面のトップコートやカラージェルを部分的に削っておくことで、リムーバー(アセトン)をしっかり浸透させることが出来、時短になります♪
削りが不十分だとリムーバーの浸透に時間がかかり、結果として爪に負担をかける時間が長くなるという悪循環になってしまう可能性があります。
ただし、削る=“物理的にダメージを与える”という行為なので、やり方を間違えると爪がボロボロになってしまうリスクも。
そこで「削る」というよりも、「軽く傷をつける」「表面を整える」といった意識で、適切な道具と優しい力加減で行うことがとても大切です♪
特に、サンディング初心者や爪が薄くなっている方は、サンディングなしでも使えるノンサンディングジェルやパラジェルなども検討することで、爪を守りながらセルフネイルを楽しむことができますので、自身の爪の状態を観察しながら選びましょう♪。
サンディングに使用するアイテム
ジェルネイルのサンディングには「ネイルファイル」や人によっては「ネイルマシン」を使用して行います。
■ネイルファイル(爪やすり)
ネイルファイル(爪やすり)は、サンディングを行う上で欠かせない基本アイテムです。
サロンでもセルフネイルでも必ず使用されるツールであり、使用するファイルの種類によって爪への負担や仕上がりが大きく変わるため、正しい使い方と選び方を理解しておくことがとても重要です。
ネイルファイルには、粗さや形状などで沢山の種類がありますが、一般的に使われることが多い4種類のネイルファイルについてご紹介します。
・エメリーボード
最も基本的な爪やすりです。
紙やすりのような質感で、両面に異なる粗さの目がついており、主に自爪の長さや形を整えるのに使われます。
利き手で逆手を使う場面も多いため、力を入れすぎず、一定方向に動かすのがコツ。(往復しない)
細かい調整に向いていて、万能なファイルです♪
・スポンジファイル(バッファー)
本体が柔らかく、爪に負担をかけずに微調整ができるのが魅力。
爪の表面を軽く整えたり、ジェル前の傷付け用サンディングに最適です。
爪が薄い方や敏感な方には特におすすめ。
サンディングする際は「削るというより傷を付ける」イメージで使うと爪に優しいですよ。
・シャイナー(ツヤ出し用ファイル)
表面に光沢を出すためのファイルです。
サンディング後の仕上げや、ジェルをしない爪の艶出しに最適。
段階的に粗さが異なる面があり、仕上げに使うとまるでコーティングしたような美しい指先に。
ただし、ジェル前に使うと密着が悪くなる可能性があるため注意!
・ウォッシャブルファイル(洗えるタイプ)
耐水性があり、洗って繰り返し使える衛生的なファイルです。
180G〜240G程度のグリットが多く、カラージェルやトップジェルを削る時に使われます。
セルフで何度も使う方や道具を清潔に保ちたい方にぴったり。
ネイルファイルは、グリット(G=粗さ)にも注目して選ぶのがポイントです。
数値が小さいほど目が粗く、大きいほど目が細かいということを覚えておきましょう。
目的に合わせてファイルを使い分けることが、「上手な削り方」や「もちの良いネイル」のカギになります。
最低限、スポンジファイルとエメリーボードの2種は揃えておくと安心です♪
■ネイルマシン
近年、特にネイルサロンではネイルマシンを使ったネイルオフが主流になりつつあります。
その流れでネイルケアからファイリングまで、マシンを使って行うネイリストも増えています。
ただし、ネイルマシンを扱うには正しい知識と経験がないと危険です。
セルフやマシンの扱いに慣れていない人は、ネイルマシンでのファイリングはおすすめしません。
サンディングをするタイミングと注意すること
サンディングは、ただ“削る”だけの作業ではありません。
爪やジェルネイルの状態によってタイミングを見極め、適切な方法で行うことが、美しい仕上がりと爪の健康を守るポイントになります。
まず、最も一般的なタイミングは、ジェルを塗る前の下準備のときです。
この工程では爪表面に軽く傷を付けることで、ベースジェルとの密着力を高め、ネイルの「もち」を良くする役割があります。
ただし、やすりをかけすぎると爪が薄くなり、ボロボロになる原因になるため、力を入れすぎないことが大切です。
このとき使うべきはスポンジバッファーのようなやわらかいタイプで、「削る」というより「傷をつける、表面のツヤをとる」くらいの感覚でOKです。
次のタイミングは、ジェルネイルをオフする時。
リムーバー(アセトン)を浸透させるために、トップジェルやカラージェルの表面を削る必要があります。
このとき使用するファイルは、150〜180G(グリット)のやや粗めのネイルファイルがおすすめ。
あまりにも粗すぎるやすり(100G等)を使ったり、一点に集中して削ると摩擦熱やダメージを与えてしまうので注意しましょう。
そしてもう一つは、長さ出しをした後にネイルの形を整えるタイミングです。
このタイミングでは、爪先の厚みや長さ、角度をなめらかに整え自然なフォルムにする目的でサンディングを行います。
力任せに削るのではなく、やすりの角度や力加減を意識することで、美しい形と滑らかな触り心地が生まれます。
爪はカーブしていますがファイルは直線なので、思っているよりも一点が多く削られてしまうことがあるのでしっかりと確認しながら行いましょう。
このように、サンディングには目的と適切な道具、注意点があります。
ファイリングをする時は「とりあえず削っている状態」になっていないか、都度確認しながら意識して進めることが大切です。
意識を少し変えるだけで、サロン級の仕上がりと健康な爪を両立させることができます♪
タイミング1:ジェルを塗る前の下準備の時
ジェルを塗る前の下準備として、ベースとなる爪の表面をサンディングすることで爪の表面に微細な傷を付けて、ジェルをしっかりと定着させていきます。
サンディングの際は、力を入れずに軽くこすり合わせるようなイメージで削っていきます。
爪が薄くならないように注意して行いましょう。
また、スポンジバッファーなど柔らかい道具を使うことで、爪へのダメージを抑えることができます。
下準備時のサンディングは、注意しながら丁寧に行うことで、美しいネイルの基礎を作り上げることができるため、とても大切な工程です♪。
下準備のファイリングで注意すること
下準備の際にサンディングは必要不可欠な工程ですが、しっかりと注意すべきことがあります。
■スポンジバッファーを使う
あまり削らなくていい場合や、微調整のサンディングの際には、スポンジバッファーを使うのがオススメです。
スポンジバッファーはクッション性があり柔らかい素材でできていて、爪に対する余計な圧力を分散できるため、爪を傷めずに表面を整えることができます。
サンディングの目的は、爪の表面に微細な傷をつけることでジェルの密着性を高めることですが、強く削りすぎると逆に爪が薄くなってしまうリスクがあります。
スポンジバッファーを使うことで、より繊細な作業が可能になり、微調整などで必要な部分だけを重点的に整えることができます。
スポンジバッファーは、爪を守りつつ美しい仕上がりを実現するために非常に重要なアイテムといえます。
■削るというより傷を付けるというイメージ
自爪をサンディングする際は、「削る」というより「傷を付ける」という柔らかいイメージで行うことが大切です。
これは、爪に対するダメージを最小限に抑えつつ、ジェルネイルがしっかりと定着するための表面加工を意識するためです。
サンディングによって爪を削りすぎることは、摩擦で爪が劣化し、割れやすくなったり、剥がれやすくなったりする原因になります。
そのため、あくまで軽い力で優しく動かし、爪の表面に微細な傷を入れる感覚で行うことが望ましいです。
特に敏感な爪の場合、この方法を意識することでトラブルを避けることができます。
これにより、サンディング後も爪の健康を保ちながら、美しい仕上がりを得ることができるのです。
■爪の際はストーンプッシャーを使うと良い
爪の際やキューティクル部分の処理には、ストーンプッシャーの使用が効果的です。
この道具は、爪の根元や側面に対して使いやすい形状をしており、しっかりとしたアプローチが可能です。
通常のサンディングでは、爪の表面を削ることに集中しがちですが、根元部分はとてもデリケートでケアが必要です。
ストーンプッシャーをうまく使うことで、不要な角質を優しく取り除きつ、サンディングに伴う痛みを和らげることができます♪
また、ストーンプッシャーは爪の際を整え、より均一にネイルを仕上げるためにも活躍します。
そのため、特に爪の際の処理や形を整える時には、ストーンプッシャーを使うことがおすすめです♪。
タイミング2:ジェルネイルのオフの時
ジェルネイルをオフする時、サンディングが必要な場合があります。
適切に削らないと爪そのものに負担をかけてしまう恐れがあるので、一般的には150~180Gのネイルファイルを使用し、優しく削ることがおすすめです。
最初は表面のトップコートを削り、次にカラージェルに近づくようにゆっくりと作業を進めます。
この時、あまり深く削りすぎないように力加減に注意が必要です。
特にカラージェルまで達する際は、その厚みや硬さに注意して削る必要があります。
また、削る際の摩擦が爪に熱を加えるため、長時間同じ場所を削らないように心掛けることで、やけど等のダメージを防ぐことができます。
このように、ジェルネイルのオフ時は細心の注意を払うことが大切です。
ジェルオフ時のファイリングで注意すること
ジェルオフの時に行うサンディングにも注意点があります。
■150~180Gのネイルファイルを使う
ジェルオフ時のサンディングでは、150~180Gのネイルファイルを使用することが一般的です。
このグリット(G)は、適度な粗さを持ち、ジェルネイルの表面を効果的に削り取ることができます。
あまりにも粗いファイルを使用してしまうと、爪自体を傷める可能性が高くなるため、目の粗すぎないファイルを選びましょう。
一方で、ファイルがあまりにも細かいと、削り進めるのに時間がかかり、疲れてしまうので注意しましょう。
適切なG(グリッド番号)を選ぶことで、効率よく作業を進められるため、爪に優しい方法で行うことができます。
また、作業中はファイルの圧力に気を付け、こまめに確認しながら進めることで、滑らかな仕上がりにすることができます。
このように、ネイルファイルの選択はサンディングにおいて非常に大切なので、しっかりと用途に応じて選びましょう♪
■カラージェルまで削る
ジェルオフ時に注意すべき重要なポイントの一つは、カラージェルまでしっかりと削ることです。
これは、カラージェルが爪に残ってしまっていると、次のネイルでの仕上がりに影響をあたえてしまう可能性があるためです。
しかし、削りすぎには注意が必要で、過度にカラージェルを削ることで、爪の表面まで達してしまうと、爪自体にダメージを与えることになってしまいます。
特に、薄くなった部分は割れやすくなり、痛みを引き起こす場合もあります。
そのため、まずはトップコートをしっかり削り、カラージェルに達するまでの作業を丁寧に行っていきましょう。
細かい部分に手を抜かず、サンディング時には目を凝らして確認しながら、カラージェルが残らないように意識しつつ削ることに気を付けましょう。
ジェルオフのやり方については↓こちら↓の記事をご覧下さい♪
タイミング3:長さ出しなど、ネイルの形を整えたい時
長さ出しを行う場合、サンディングは重要な役割を果たします。
爪の形を整えるには、ネイルの土台がしっかりと固定されていることを確認し、爪の先端に軽い角度をつけることで、より自然な形に仕上げます。
この段階で使用するファイルは「エメリーボード」と書かれているものか、目の細かいもの(180G〜)で、徐々に整えていくのがポイントです。
サンディングを行う時は、力を入れないように優しく動かし、角度を意識しながら行うことで理想の形に仕上げることができます。
また、最後にスポンジバッファーなどを使って細かい仕上げを行うことで、より滑らかな仕上がりになります。
このように、長さ出しを行う際のサンディングは爪の形を美しく保つためのとても大切な工程です♪。
マシンを使う時は削りすぎと摩擦熱に注意!
ここで、ネイルマシンを使ってサンディングをする場合の注意点についてもお伝えしておきますね!
ネイルマシンは、スピーディーかつ効率的に作業を進めることができますが、その代わりさまざまな注意も必要になります。
特に、削りすぎには警戒が必要で、強すぎる圧力で取り扱うと、爪を傷める原因になりかねません。
また、摩擦熱も爪を痛める大きな要因となります。
マシンの回転速度や使用時間が長引くと、爪に熱がこもることがあり、これが原因で爪床を痛めることもあるのです。
そのため、マシンを利用する際には、事前に適切な温度・圧力を把握し、できるだけ短い時間で作業を行うことがおすすめされています。
特に敏感な部位には注意深く扱い、定期的にチェックを行うことで、爪へのダメージを最小限に抑えることが可能です。
このように、マシンを使う際は慎重かつ素早く行うことが、サンディングの成功につながります。
サンディングによる爪のダメージを減らす方法
サンディングは、ネイルのもちや密着性を上げる大切な工程ですが、その分爪にダメージを与えてしまうのも事実です。
そのため、サンディングを繰り返すほど爪が薄くなってしまったり、縦筋・二枚爪・ボロボロなど、セルフネイルの「悩み」として挙がることも多いです。
爪のダメージを減らしてジェルネイルを長く楽しむためには、「必要以上に削らない」「適切な道具選び」「オフの頻度を減らす」「爪の健康状態を把握しておく」これらを意識しましょう!
そんな中でまず意識したいのは、「必要以上に削らない」という前提を持つこと。
たとえば、下準備でのサンディングなら、スポンジバッファーで軽くこする程度に抑えたり、オフの際は150〜180Gの適度なファイルを選ぶことで爪への摩擦を和らげられます。
次におすすめしたいのが、オフの頻度を減らす工夫。
毎週ネイルチェンジをすると、それだけサンディングとアセトン処理の回数も増えていきます。
そこで、伸びても気になりにくいデザイン(グラデーションやクリアベースなど)に変える、もちが良いベースジェルを選ぶといった対策が有効です。
さらに、ノンサンディングジェルの導入も効果的。
名前の通りサンディングが不要で、削らなくても密着する設計のため、負担をかなり軽減できます。
特に、爪が薄い・割れやすい・弱っていると感じる方には、パラジェルやピールオフベースなどがおすすめです。
また、定期的に爪を休ませることも忘れずに。
しばらくの間はネイルチップで過ごしたり、補強ベースだけにしておくなど、“脱ジェル”期間を設けるのも良いリセット方法です。
ネイルオイルや保湿も一緒に取り入れておくことで、爪本来の強さを維持しやすくなりますよ。
ではさらに詳しく解説していきます。
オフの回数を減らす
サンディングによる爪のダメージを減らす方法として、特に意識して欲しいのが、ジェルオフの回数をできるだけ減らすようにすることです。
ジェルネイルのオフは、見た目を整えるための大切な工程ですが、そのたびにサンディングやアセトン処理が必要になるため、どうしても爪に負担がかかります。
実は、爪がボロボロになる原因の一番の理由は、オフの回数が多すぎることだったりします。
例えば、週替わりでデザインを変える方や、イベントごとにこまめに付け替える方は、1ヶ月の間に何度も爪表面を削ることになり、薄くなったり割れやすくなるといったリスクが高まってしまいます。
そのため、サンディングによる爪のダメージを減らすには、できるだけオフの頻度を減らすことが最大の予防策になります。
長持ちするベースジェルを使ったり、ノンサンディングタイプのジェルを選ぶことで、爪への負担を減らしながらネイルのもちもアップしますよ♪
また、デザイン選びも大切なポイントで、ワンカラーやクリア系、グラデーションネイルなど「伸びても気になりにくい」デザインにするのも、オフ頻度を減らすテクニックのひとつです。
ネイルのもちを意識したスタイルを選ぶことで、結果的に爪を守り、健康な状態を保つことができるんでので工夫しながら楽しみましょう♪。
サンディング不要の「ノンサンディングジェル」を使う
サンディングによる爪のダメージを減らす方法としては、サンディング不要の「ノンサンディングジェル」を使うのもおすすめです。
ノンサンディングジェルとは、サンディングを行わずに直接爪の上に塗布できるベースジェルのことです。
このタイプのジェルは、独自の成分により、爪の自然な状態をキープしながらしっかりと密着します。
従来のジェルネイルでは下地としてサンディングが必須でしたが、ノンサンディングジェルを利用することで、より短い時間で手間を省くことができます。
特に、爪に負担をかけたくない方や、爪が弱くて困っている人にとっては魅力的な選択肢になりますね♪
また、ノンサンディングジェルは、削る作業が少ないため、初心者の方にも扱いやすいのが特徴になっています。
とても使いやすく時短にもなりますし、サンディングの苦手な方にもおすすめの製品です。
色々なメーカーから出ているので、ジェルを選ぶ際はノンサンディングかどうか確認しましょう。
■ピールオフできるものもある
ノンサンディングジェルの中には、ピールオフ可能なタイプも存在しています。
ピールオフとは、シールのように剥せるジェルのことで、アセトンを使わずにオフすることが出来ます。
これにより、施術後も容易にオフでき、手軽さがさらに増します。
ピールオフタイプは、一般的に通常のジェルに比べて薄く仕上がり、剥がす際も痛みを感じにくく、爪に優しいつくりがなされています♪
この特性は、日常的にネイルアートを楽しみたいけれども、爪におおくのダメージを与えたくない方々に特に愛用されています。
ピールオフできるジェルを使用する場合も、正確な塗布方法やオフ時の注意点を理解しておくことが大切になってきます。
トラブルを未然に防ぎ、快適におしゃれを楽しむことができますね♪。
ネイルチップを使う
爪へのダメージを減らしたいなら、ネイルチップの活用も非常におすすめです。
特に、サンディングやアセトンなどのオフ作業を繰り返すことに不安を感じている方にとって、ネイルチップは救世主的存在。
「ネイルチップ」と聞くと派手なイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、最近ではセルフネイルでも使いやすいナチュラルなデザインやシンプルな透明タイプのチップもたくさん販売されています。
専用の両面テープや粘着グミで貼るタイプであれば、自爪を傷つけることなく繰り返し使えるうえ、オフも簡単です。
仕事中は外しておいて、休日やイベントのときだけチップをつけるという使い方もできます。
また、制作済みのネイルチップをネットショップやフリマアプリで購入して、自分の好みに合わせて付け替える「着せ替え感覚」で楽しむのも今っぽいスタイル。
こうした柔軟なネイルスタイルは、サンディングによる摩耗や乾燥といった爪トラブルの回避にもつながります。
サンディングをするときに意識したいポイント
サンディングをする時に、爪を傷めないためにも抑えておきたいポイントがあります。
サンディングする時は少しずつ削っていく
サンディング作業で最も大切なのは「一気に削らないこと」です。
爪に限らず、何かを削る作業では、少しずつ削ることが、キレイな仕上がりと安全性の両立に直結します。
急いで削ろうとして、力を入れすぎたり、一箇所に集中してしまうと、爪の厚みが不均一になったり、削りすぎて皮膚に近い部分まで達してしまうこともあります。
これが「ボロボロになってしまった」「痛くなった」などの失敗例につながるのです。
とくにセルフネイル初心者の方は、焦ってしまいやすいので「1回で終わらせようとせず、何回にも分けて全体を調整する」という意識で作業をすると安心です。
また、削るたびに一度ダストを拭って様子を見ることで、削りすぎを防ぐことができます。
鏡や携帯のカメラで爪の角度を確認しながら進めるのも◎
爪は一度削りすぎてしまうと元に戻りません。
「このくらいで十分かな?」と迷った時点で止めて、後で微調整するくらいがちょうどいいです♪
■爪の端から削っていき最後に全体を繋げる
サンディングのやり方にも「順序」があります。
一番安全かつ美しく仕上げる方法は、爪の端から少しずつ削り、最後に中央や全体をつなげるように整える方法です。
いきなり真ん中(ハイポイント)から削ってしまうと、削りすぎて薄くなりすぎたり、表面が凹んでしまう原因になります。
爪の端は強度が弱く、逆手で削ると角度がブレやすい場所でもあります。
そのため、左右それぞれの爪で持ち方を工夫しながら、一定方向にやすりを動かすのが基本です。
また、ファイルを当てる時は角度に注意し、爪のカーブに沿うように削っていくことで、仕上がりがなめらかに。
爪の「下地」を整えるつもりで、やすりの表面を均等に動かすのがポイントです。
最後に全体のラインを繋げるように仕上げることで、形に統一感が出て、セルフでもプロのような完成度に近づけますよ♪。
ダストをしっかり取り除く
サンディングの際に出る「削りカス(ダスト)」をしっかり取り除くことは、爪の健康とネイルのもちを左右する重要なステップです。
爪を削ると粉状になったダストが必ず出ます。
このダストが爪の表面や甘皮部分に残ったままだと、ジェルやベースが密着しづらくなり、浮きやすくなるなど、ネイルのもちが悪くなる原因のひとつです。
細かい調整の際や、削る場所が見えなくなったり、ダストがついている状態のまま表面を削ると爪とファイルの間に挟まっているダストによって思いがけない傷が爪表面につき、ダメージにつながる恐れも・・・。
また、細かな粉が皮膚についたままになると、肌荒れやアレルギー反応を引き起こすケースもあります。
ダスト除去には、ネイル用ダストブラシや、エタノールを含ませたコットン・ワイプなどがおすすめ。
指先の様子をしっかり確認しながら、甘皮や爪の溝に入り込んだカスまで丁寧に取り除くのがポイントです。
ダストがなくなると仕上がりのツヤ感もアップし、ネイル全体の美しさがワンランクアップしますよ♪
まとめ
本記事では、ジェルネイルオフ時のサンディングに関する注意点を詳しく解説しました。
正しいサンディング技術は、爪の健康を維持しながら、美しいネイルライフを楽しむために必要不可欠です。
適切な道具を使用し、削り方に注意しながら進めることで、トラブルを避け、ストレスの少ない施術を行うことができます。
また、ノンサンディングジェルのような優れた選択肢も活用しつつ、定期的なケアを心掛けて行うことで、爪の健康を守ることができます。
これからも、爪を大切にしながら、好きなスタイルを楽しんでいきましょう♪