下手なネイリストの特徴とは?良いネイルサロンの探し方をプロが徹底解説 | ネイル女子

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ネイルサロンに行ったのに「なんだか仕上がりが微妙…」と感じたことはありませんか?
近年はSNSでも「ネイル失敗談」が話題になることが増え、ネイリスト選びの重要性が高まっています。

一方でネイリストとしては「下手に見られてしまった…」という経験がある方もいるかもしれません。

この記事では、お客様目線で「下手なネイルと判断されやすい10個のポイント」と「ネイルサロン探しに役立つ上手なネイルのポイント」
ネイリストに向けて「上手に見えるコツ」や「信頼される接客」について解説していきます!

きれいなネイルで満足したい方や信頼されるネイリストになりたい方の両方にとって役立つ内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。

下手なネイリストと思われがちなポイント10選

考えるポーズをする女性

ここ最近、Instagramのスレッズなどに「初めて行ったネイルサロンで、こんなネイルにされました涙」などとお金を払って受けた施術なのにネイルの仕上がりに満足できなかったという旨の投稿をしている方を頻繁に見かけます。

では、一言で「下手なネイリスト」「下手なネイル」と言ってもお客様は、どこを見て「下手」だと判断しているのでしょうか?
下手なネイリスト、ネイルと思われやすい10個のポイントとその対策をご紹介します。

爪先の形が揃っていない

爪先のフォルムが、指ごとに異なってしまうと統一感がなく、仕上がりの見栄えも悪くなります。

人によって元々の爪の特徴やフォルムは異なるため、爪のフォルムを整えることは難しい作業ではありますが、爪によって先端のフォルムが薄かったり、ジェルが先溜まりしていたりすると仕上がりもイマイチに。

お客様は、せっかく綺麗になるためにネイルサロンに来たのだから、爪先は、ジェルが先溜まりしないように尚且つ先端までしっかりと塗布し、全てのフォルムを合わせるように施術をすることが大切です。

甘皮処理がイマイチ

甘皮処理は、ネイルの基本であり、とても大切な工程のひとつです。

甘皮処理不足は、

・ネイルを爪の根元までしっかりと塗布できない
・甘皮にネイルがのってしまうことですぐにリフト(浮き)しやすい

などネイルの見栄えや持ちにも影響が出てしまう原因に。

また、甘皮がしっかりと残っている指先は、ネイルの美しさを半減させてしまいます。マニキュア、ジェルを塗布する前は、しっかりと甘皮処理を行うことが大切です。

キューティクルラインが綺麗に取れていない

ジェルネイルの完成図

キューティクルラインとは、甘皮の手前、爪の根元のネイルが始まるラインのことを言います。
このキューティクルラインが、親指は爪の根元ギリギリまで塗れているが、中指は根元から少し隙間が空いている、薬指はカラー部分がガタガタである・・など仕上がりが不揃いだと、綺麗なネイルの印象とはかけ離れてしまいます。

ネイルの理想的なキューティクルラインは、爪の根元ギリギリまでガタつきのないようにしっかりと塗布し、尚且つ甘皮に付着しないようにすることです。
もし、塗布しているときにネイルの一部が歪んでしまったら、すぐにウッドスティックなどで調整することが大切◎

ジェルがはみ出している

これは、下手なネイルとしてとてもよく見かける原因ですが、ジェルが爪からはみ出していることもNGポイントです。

爪からジェルがはみ出してしまうことで

・はみ出た部分からジェルが浮いてくる原因になる
・見栄えが悪い
・皮膚についたジェルによって、ジェルアレルギーを引き起こす原因になる

ということが考えられます。

ジェルは、爪からはみ出さないように塗布することは、ネイリストの基本です。万が一、ジェルを塗布したときにはみ出してしまった場合は、硬化する前に必ずウッドスティックなどで除去しましょう。

サイドまで塗れていない

爪のサイドまでしっかりとネイルが塗れていないことも、見栄えが悪く下手と思われる原因のひとつ。
また、サイドまでの塗りが足りていないことでネイルが浮く原因にもなります。

ネイルは、爪サイドの皮膚をしっかりと押し下げて塗布しましょう。

表面がデコボコでフォルムが整っていない

赤いジェルを塗布したネイルの手元

指先のフォルムについては既に言及しましたが、爪全体のフォルムの不揃いも下手なネイルと思われる原因になります。

人や指によって、爪自体に凹凸があったりして仕上がりのフォルムがガタついてしまったり、ネイルデザインによって1本だけもったりとした仕上がりになってしまったりすることで、全体のバランスが崩れ、見栄えが悪くなってしまいます。

そのため、凹凸がある爪に対してベースジェルの塗布量や塗布の方法を変える、大きめのパーツを乗せる場合でももったりと厚塗りし過ぎない、など全ての爪を綺麗に仕上げるコツが必要です。
ポイントは、横から見たときに爪の中心が自然な丸みを帯びて、一番高くなるように塗布することです。

ジェルが分厚すぎる

ジェルがもったりと分厚く塗られていると見栄えがかなり悪くなるため、NGです。

分厚過ぎるジェルは、ジェルの持ちに不安なネイリストや、フォルムの作り方が苦手なネイリストがしがちなジェルの塗り方です。

ジェルを分厚く塗ったからと言ってネイルの持ちが良くなるわけではなく、寧ろ日常生活でネイルが引っかかりやすくなったり、見栄えも悪くなり、綺麗な指先の印象とはかけ離れてしまいます。

ジェルは、爪に合わせて適切な量で塗布し、厚塗りになり過ぎないように調整しましょう。

ダストや気泡が混ざっている

仕上がり後のトップジェルにダスト(細かい埃など)や気泡が入っていることも見栄えの悪さから、下手なネイルと判断されてしまう原因になります。

また、ダストや気泡に気付かず仕上げてしまうことで「施術が雑」な印象を与えてしまいます。

特にジェルは、硬化してしまうと修正ができないため、塗布中や硬化前にダストや気泡が入っていないか確認をすることが大切です。

ツヤがなくなっている

ピンクのグラデーションジェルネイル

ジェルネイルは、ジェルにしか出せないツヤ感が人気のひとつです。
せっかくネイリストにジェルをしてもらったのにツヤのない仕上がりだったら、お客様はがっかりしてしまいます。
また、仕上がりも良くありません。

ジェルを仕上げる際は、必ず使用するジェルの硬化時間と硬化に必要なワット数を守り、未硬化ジェルはしっかりと拭き取り、曇らないように仕上げることが求められます。

アートのラインがガタガタ

ネイルアートのラインがガタガタしているとそれだけで全体の仕上がりが雑に見えてしまい、下手なネイリストだと思われる原因になります。

どんなに凝ったデザインやおしゃれな配色をしていても、ラインがまっすぐ引けていないだけで完成度が一気に下がってしまうのです。

特にフレンチラインやボーダー・囲みラインなどはお客様の目に直接触れやすく、ごまかしが効きにくい部分。
線の太さが一定でなかったり左右でバランスが違っていたりすると「丁寧にやってもらえていないのかも?」と不安に感じられることもあります。

アートはその人の個性やセンスが表れる部分ですが、同時に技術の差もはっきり見える部分です。
丁寧に筆圧をコントロールしながらブレずに線を引けるかどうかは、ネイリストとしての実力が問われるポイントといえるでしょう。

アートのラインを美しく描くには、練習の積み重ねと細部まで妥協しない意識が大切です。
線1本で印象が変わることを意識して、仕上げまで丁寧に取り組みましょう。

プロ直伝!上手なネイルのポイント

ネイリストの施術中の手元

「どこが整っていると上手なネイルに見えるの?」
ネイルの良し悪しを判断するのは難しいようで、実は見るべきポイントがちゃんとあります。

ここでは、お客様が仕上がりの美しさを見極めるヒントとして、またネイリストが技術を磨く指標としても役立つ3つのポイントを解説します。
ひとつひとつがシンプルですが、丁寧に押さえることでネイルの印象が大きく変わりますよ。

フォルムに統一感がある

上手なネイルの大きな特徴のひとつが、10本すべての指のフォルムに統一感があることです。
厚みや長さ・カーブのバランスが揃っていると全体の仕上がりが美しく見え、上品さや清潔感を印象づけることができます。

爪は1本1本形や癖が違うため、すべての指で同じフォルムを再現するのは簡単ではありません。
それでも横から見たときに爪の中央に自然な丸みがあり、先端に向かってなだらかに整っている仕上がりは技術力の高さを感じさせるポイント。

ジェルの塗布量や塗り広げ方を爪の状態にあわせて微調整しながら全体のまとまりを意識して仕上げることで、上手と感じてもらえるクオリティに近づきます。
プロとしては何気なく見えるこの統一感こそが、お客様からの信頼を得るポイントです。

キューティクルラインが美しい

ネイルの仕上がりを美しく見せるために欠かせないのが、キューティクルラインが整っていることです。

キューティクルラインとは、爪の根元部分にあたるネイルの始まりのラインのこと。
このラインが左右で揃っていたり根元ぎりぎりまでムラなくカラーが塗られていると、それだけでネイル全体が洗練された印象になります。

ラインがガタガタだったり指によって塗り位置がバラついていると、それだけで雑な仕上がりと感じられてしまうことも。
特にお客様の目線に入りやすい部分なので、上手か下手かがわかりやすいポイントです。

キューティクルラインを美しく仕上げるためには甘皮処理を丁寧に行い、カラーやジェルを根元ぎりぎりまで均一に塗ることや、はみ出さないように慎重に調整することが大切です。
ここが整っているだけで丁寧で、信頼できるネイリストだなという印象を持ってもらえる部分でしょう。

強度があり、もちがいい

どれだけデザインや仕上がりがきれいでもすぐに浮いてしまったり欠けてしまうようでは、上手なネイルとは言えません。
ネイルのもちの良さは、お客様の満足度に直結する非常に重要なポイントです。

施術から数日でリフトしてしまったりストーンがすぐ取れてしまったりすると「丁寧にやってもらえなかったのかな?」と不信感を抱かれてしまうことも。
特に初めて来店されたお客様にとっては、ネイルの持ち=ネイリストの技術力という印象につながりやすい傾向があります。

強度のあるネイルを仕上げるためには土台となる爪の状態を見極めたうえで、適切なベースジェルの選定や塗布量の調整・フォルムづくりなどを丁寧に行わなければいけません。
爪が薄い・反っている・クセがあるなど、その人の爪の状態に合わせて丁寧に対応ができるかどうかがもちの良さを左右します。

3~4週間後まで美しさを保てるネイルは、それだけで「またお願いしたい」と思ってもらえる理由になりますよ。
見た目だけでなく日常生活に寄り添った仕上がりを目指すことが、信頼されるネイリストへの第一歩です。

技術力だけでなく接客力の高いネイリストの特徴

カウンセリング中のネイリスト

ネイリストとして求められる技術面について触れてきましたが、ネイリストは技術職であると同時に接客業でもあるため、技術だけではなくコミュニケーション力も求められます。

特にネイルの施術は、一人のお客様と至近距離で過ごす時間が長いため、コミュニケーションがうまくいかなければお客様の居心地はとても悪くなってしまい、それだけでリピートは期待できません。

とはいえ、全てのお客様がお話好きなわけではなく、静かに過ごしたい方もいるため、前のめりでコミュニケーションをとろうとするのもNGです。
そのため、ネイリストは、お客様によって、接客の仕方を変える必要がありますよ。

では、ネイルサロンでの理想の接客とはどのようなものでしょうか。2点お伝えします。

ご案内からお会計までの流れがスムーズ

お客様がネイルサロンに来店されたら

・予約の確認
・お席へのご案内
・カウンセリング
・施術
・お会計

という流れで接客をしていきます。

この一連の流れをスムーズに行えることで、お客様は安心して施術を受けることができます。

反対にオドオドしていたり、距離感が近すぎたりすると「この人に任せて大丈夫かな」と不安にさせてしまったり、不快な印象を与えかねないためNGです。

新人の頃は、ご案内だけでも緊張してしまう方もいるかもしれませんが、自分がお客様の立場だとどのような接客をされるのが心地いいのかを考えて接客を意識しましょう。
先輩ネイリストや、美容室に来店した際の受付や美容師さんの様子を参考にするのもアリです。

しっかりカウンセリングできる

ネイルの施術前には、お客様にどのようなイメージやデザインにしたいか、職業柄できないデザインやカラーはあるかなどのカウンセリングが必要です。
このカウンセリングを行うときにお客様に寄り添いつつ、しっかりと提案をすることができるネイリストは、お客様にとっても安心感と好感が持てます。

いつも来るリピーターさんであれば、会話の流れで施術をしながら進めてもOKですが、初めてサロンに来たお客様や初めて担当するお客様には、しっかりとカウンセリングをすることが大切です。

まとめ

カウンセリングで色を合わせている様子

今回は、下手だと思われるネイリストの特徴について解説いたしました。
簡単にまとめます。

①下手なネイリスト、ネイルと思われる原因は、

・フォルムや塗り方の甘さからくる見栄えの悪さ
・甘皮ケア不足によるネイル持ちの悪さと浮きの早さ
・ジェルの塗布量が適切でなく、はみ出していたり分厚いこと
・ダストや気泡などの確認不足

などが挙げられる。

②ネイリストは、接客業でもあるため、技術のみならず接客スキルも磨いてお客様に安心していただくことが大切である。

いかがでしたでしょうか。
ネイリストであれば誰しもが、「下手なネイリスト」とは思われたくないのが本音ですよね。
とはいえ、ネイリストにも得意なデザイン、不得意なデザインがあるのも事実です。

しかし、文中でお伝えした通り、下手だと思われる原因の多くは、甘皮ケアやファイリングなどの下準備の甘さや、ジェルの塗布量、ダストや気泡により仕上がりが汚いなどの「ネイリストとして基礎的なことができていない」ということにあります。

また、自分にはできない、あまりにも難易度の高いアートやデザインを求められた時に断れずに挑戦してみた結果、仕上がりが残念でお客様をがっかりさせてしまうということも耳にします。

持ち込みのデザインなどで明らかに自分にはできないと思ったときは、はっきりとお伝えすることが大切です。

ネイリストとしては、全てのアートをこなせるようになりたいものですが、痛ネイルやリアルフラワーなど自分が習得できていないものは、私自身もお断りをして、代わりのデザインやアートをご提案するようにしており、これも接客スキルのひとつだと考えています。

お客様に安心して、満足してネイルサロンを後にして頂けるように、技術と接客スキルを磨いて、素敵なネイリストを目指しましょう♪

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