ジェルネイルをする工程の一つに「サンディング」があります。
セルフネイルやサロンに通っている方はよく聞く言葉かもしれませんが、初心者の方へ簡単に説明すると「自爪を爪やすりで傷を付ける」という意味です。
これはジェルネイルをする上でとても重要な工程ですが、なぜサンディングが必要なのか意味を知らない方も多いのではないでしょうか?
今回は、ジェルネイルでサンディングをする意味や、しないとどうなるのかを解説していきますので、今までなんとなくやっていた方もぜひ最後まで読んでみてくださいね(^^)/
ジェルネイルのサンディングとは?
ジェルネイルで行う「サンディング」とは、自爪の表面を軽く削る・傷付ける工程のことを指します。
専用のファイル(爪やすり)やバッファーを使って、爪の表面のツヤを落とし、あえて少しザラつかせることで、ジェルとの密着度を高めるのが目的です。
これによってジェルが密着して浮きにくくなり、ネイルの持ちがよくなります。
ベースジェルを使用する前にとても重要な工程です。
ただし、サンディングのやりすぎは爪を薄くする原因になるため、適度な力加減と正しい方法で行いましょう。
サンディングをしないとどうなるの?
ジェルネイルの施術でサンディングを行わないと、ジェルと自爪の密着力が弱くなり、ネイルが浮きやすくなったり、はがれやすくなったりするリスクが高まります。
油分や水分が残っている爪の表面はツルツルしているため、そのままジェルを塗布しても十分に定着せず、持ちが悪くなることが多いのです。
その結果、数日で端が浮いてしまったり、ジェル全体がペロッとはがれてしまうことがあります。
また、ジェルの浮きは水分や雑菌が入り込む原因にもなり、グリーンネイル(爪のカビ)などのトラブルを招きます。これらを防ぐためにも、サンディングはとても重要な工程なのです。
正しいサンディングのやり方
ここでは、実際にサンディングをする時に必要な道具、正しいやり方を解説していきます。
なんとなくやっていたサンディングも、正しく行うことでジェルネイルが綺麗に密着するようになります。
ぜひ参考にしてくださいね♪
サンディングに使うネイルファイルの種類
グリッド数が180〜240Gのネイルファイルやスポンジバッファーを使用しましょう。
180Gはやや粗いので、表面のデコボコを整えるのに使います。
240Gは細かいので、なめらかな仕上がりになります。
ノンサンディングジェルの場合は軽く表面を整える程度で大丈夫なので、240Gのスポンジバッファーを使ってくださいね(^^)
やり方
ネイルファイルやスポンジバッファーを爪表面に当てて、軽い力でサンディングします
軽く表面を整える程度でOKです。
自爪のツヤが少しなくなるくらいの仕上がりにしていきましょう。
全体的にマット感が出るようなイメージです。
ここでも強く削らないように注意して削りましょう!
サンディングのやり方はこちらの記事でも解説しています♪
ノンサンディングジェルならサンディング不要
最近ではサンディングなしでジェルを塗布できる「ノンサンディングジェル」が流行しています。
ノンサンディングジェルはその名の通り削らないので、爪が薄くなるのを防ぎます。
爪の表面の油分を取ったあと、そのままジェルを塗ることができるので時短にもなりますよ(^^)
では、なぜサンディングをしなくてもジェルが密着するのでしょうか?
ネイルの主成分であるケラチンは、アルカリ性や強い酸性に弱い特性があります。ネイルにとって最適なのは「弱酸性」状態です。
しかし、「強酸性」のジェルネイル製品も存在します。強酸性のジェルは、塗ったときに自爪に細かい溝を作り、サンディングのように爪が傷む可能性があります。
そのため、ジェルネイルを選ぶときは「弱酸性」かを必ず確認することが重要になります!
サンディング不要のジェルも、少なからず爪にダメージを与えていることに変わりはありません。
それらを踏まえたうえで、サンディングをするかノンサンディングジェルを使うかを検討してみましょう!
ノンサンディングジェルは爪を傷つけないように見えますが、実際はそうではありません。
一部のジェルは強酸性で、爪表面に損傷を与える可能性があります。
ノンサンディングジェルを選ぶ場合は「弱酸性」のジェルを選ぶようにしましょう。
ちなみに、ノンサンディングジェルでもサンディングをすることは可能です。
その場合、爪表面のデコボコを整えるときなど軽くなでる程度で構いません。
力を入れると爪が薄くなってしまうので、強く削りすぎないように注意しましょう。
まとめ
この記事では、ジェルネイルのサンディングについて解説してきました。
サンディングはジェルネイルにとても重要な工程で、やるのとやらないのではその後のジェルネイルの持ちが全く違ってきます。
ジェルネイルを塗る前に正しい手順とやり方でサンディングを行い、ジェルの剥がれや浮きを防ぎましょう。
筆者のサロンでは、時短のためにノンサンディングジェルを使用していますが、お客様のジェルの相性によってはサンディングありのジェルを使ったり、ノンサンディングジェルでもサンディングを行ったりと使い分けをしています。
ジェルは、塗ってみないと爪との相性が分からないことが多いです。
セルフジェルネイルでも、サンディングで持ちの悪さを解消できることがあるので、ジェルの持ちが悪いときはぜひサンディングを取り入れてみてくださいね!(^^)/